何!? 俺の知っている遊戯王の世界ではないのか!?   作:やーなん

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お久しぶりです。
最近新しいカードが出ましたね。
『餅カエル』『次元障壁』メタルフォーゼ群・・いやぁ香ばしくなってきました。
次の環境はどうなってしまうんでしょうね。
この小説も需要があれば続きます。
それでは本編どうぞ。





第二十四話 本気のぶつかり合い

「亀谷さん、元暴走族とダチになったって本当っすか!?」

「ああ、更生施設で意気投合してよぉ」

 

 B班の作戦とは、亀谷のつるんでいた連中をおびき寄せ、情報を得ることだった。

 

「カメちゃんはもう俺らとマブよ。

 こうして施設抜け出す方法教えてやったしな」

 サングラスを掛けた星井はいかにもガラの悪そうな男を演じ、かつての暴走族仲間はそれをサポートしていた。

 

「カメちゃんのダチなら俺のダチだ。

 奢ってやるからなんか食いなよ」

「あ、ありがとうございやす!!」

「亀谷さんマジパネェッス!!」

 そんな感じで彼らはファミレスの一角を占拠し、周囲を戦々恐々とさせていた。

 

 星井が仲間と共に武勇伝を披露しつつ、軽く食事をしていると、星井はいよいよ話を切り出した。

 

 

「そういや、お宅らカメちゃんと火遊びしてんだって?」

 星井がそういうと、目の前で食べていた二人の箸が止まった。

 

「俺らもちょっとお小遣いが欲しくてよ。

 上の連中を紹介してくんないかな?」

 嫌に軽く、凄みを持たせた言い方だった。

 二人の視線が亀谷に向いた。

 彼は俯いて縮こまるように身を竦める演技をした。

 どうみてもヤバイ相手に目を付けられた相手といった様相だった。

 

「まさか俺のカネで飯食っておいて、嫌なんて言わねぇよな」

 元暴走族仲間たちも、にやにやと下卑た笑みを浮かべた。

 妙に様になっているのが彼らに疑問の余地を与えなかった。

 

 

 そんな感じで現在幹部がいるという場所に向かうことになった。

 作戦はこのまま幹部に接触し、情報を吐かせるという算段だったのだが。

 

 

「見つけたぞ、てめぇら!!」

 間の悪いことに、大雲とその不良仲間が立ちふさがった。

 

「今日こそてめぇら全員ぶっ潰してやる!!」

「ほ、星井さん!?」

 亀谷の元不良仲間がすがる様な視線を星井に向けた。

 

「星井さん、こいつら俺らと敵対してる連中でして……」

「任せな、おい、お前らはこいつらの相手をしてやれ。

 カメちゃん、お前もだ。外井は付いてきやがれ」

「はい、星井さん」

 星井はそういうと、彼らを連れて悠々と大雲たちを通り過ぎた。

 

 大雲達は動こうにも、デュエルディスクを構えた亀谷や元暴走族たちを前にしてデュエリストの本能故に動くことはできない。

 

 

「てめぇ、幹部格だな、ようやく見つけたぜ」

「話は俺の友達の相手を終わったらな」

「すぐにこいつらぶっ飛ばして、追いついてやる」

「できるのならな」

 彼らから離れると星井はデュエルディスクの通信端末にこっそり救急信号を送った。

 

 

 

 

 

 

 

 遊助たちA班がそこにやってきたのは、それからすぐのことだった。

 

 全員がデュエル中ということで状況は聞けなかったが、全員が戦闘状態というのはマズイということで本営から急行の指示が出たのだ。

 

「みんな大丈夫かッ?」

 彼らが目にしたのは、デュエルで疲弊した大雲の仲間たちと、星井の元暴走族仲間たちが道路沿いの塀に背中を預け座り込んでいる姿、そして。

 

「『魔晄を帯びし戦士』でダイレクトアタック!!」

「うぐぅ!?」

 そして大雲に敗北し崩れ落ちる亀谷の姿だった。

 

「くそッ、手こずらせやがって……」

「ねぇ、どういう状況?」

 翔子がそういうのも無理もない状況だった。

 何せ両者の敵は一致しているのに、お互いに戦っているという有様だったのだから。

 

「つーか星井はどこだよ」

「星井さんは敵グループに潜入中っす」

「そこをこいつらに目を付けられて戦う羽目に成っちまいやして」

「ああ、なるほど……」

 遊助は何となく状況を察した。

 

「どうしててめぇがここに居やがるんだ?

 つーかこいつらと知り合いなのか」

「ああー……ひとまずお互いの誤解、解きませんか?

 こいつらは例の不良どもの仲間じゃないんですよ」

 遊助は更なる誤解を生まないように、丁寧に大雲にこちらの事情を説明した。

 途中、木村くんに通信を繋いだりをして、説明を手伝ってもらいもした。

 

「そういうわけなんだよ……ありがとうな、木村くん」

『いえ、大雲先輩もこっち来てくれると心強いですから。』

「というわけだ、理解してくれたか?」

 遊助は通信を切って、大雲に言った。

 

 

「っち、無駄手間だったってことかよ」

「一度こっちの本営に来ないか?

 そちらの情報も生徒会長も欲しがるだろうし」

「……あの見るからに堅物そうな生徒会長も噛んでるとはねぇ……」

 大雲は数秒思案すると。

 

「正直、これは俺たちの問題だ。だがてめぇら同士で勝手にやるべきだってのと、お前らと一緒に一気に始末をつけたいって気持ちもある。

 これは俺達のプライド問題だ」

「そうかい、勝手にすればいいさ」

 不良のつまらない意地に付き合うつもりなど遊助には無かった。

 

「だが、てめぇには借りがある。

 こういうことはデュエルで決めるに限る。そうだろう?」

「なるほどな」

 デュエリストなら、語るのは言葉ではなくデュエルでだろう。

 遊助は先日組んだ60枚デッキを取り出した。

 

「前に戦ったときはお互いに本気じゃなかったな。

 今日は本気で相手してやるよ」

「俺にそんな舐めた口きいたこと後悔させてやるよ」

 それ以上、お互いに言葉は必要なかった。

 

 

 

 

 

       「「デュエル!!!」」

         遊助VS大雲

 

 

 

「俺の先攻!!

 俺はフィールド魔法『魔晄先進都市ミッドガルド』を発動する。

 そして、手札から『炎の魔晄石』を発動する。

 この時、『ミッドガルド』の効果発動。手札から『魔晄』永続魔法カードが発動した場合に発動できる。

 デッキから『魔晄』モンスターを手札に加えることができるぜ。

 俺は『魔晄都市の花売り』を手札に加える。』

 大雲が公開したカードは遊助の予想通り、人気を二分するヒロインの片割れだった。

 

「『炎の魔鉱石』の効果発動。

 相手に600ポイントのダメージを与える」

 

 遊助4000→3400

 

「『魔晄』魔法カードの効果が発動した場合に、『魔晄都市の花売り』は守備表示で特殊召喚できる」

 大雲のフィールドに麗しい花売りが降り立った。

 

『魔晄都市の花売り』 守2000

 

「『魔晄都市の花売り』の効果発動。

 1ターンに一度、『魔晄石』カードを墓地に送り、『魔晄』魔法罠をセットできる。

 俺は『炎の魔鉱石』を墓地に送り、デッキから『大魔晄石』をセットする。

 俺はセットした『大魔晄石』を発動する。

 この効果によりデッキから『魔晄』カードを手札に加える。

 俺は『蘇生の魔晄石』を手札に加える。

『大魔晄石』が存在する限り、他の『魔晄石』カードは破壊されない。

 カードを一枚セットし、ターンエンド。

 ターン終了時、俺は『ミッドガルド』の効果により500ポイントのライフを払う」

 

 大雲 LP4000→3500

 

『魔晄先進都市ミッドガルド』

 フィールド魔法

 このカードの(1)と(2)の効果は1ターンにいずれか一つしか使用できない。

(1)手札から『魔晄』永続魔法が発動した場合に発動できる。

 デッキから『魔晄』モンスター1枚を選んで手札に加える。

(2)『魔晄』モンスターを召喚した場合に発動できる。

 デッキから『魔晄石』カードを1枚選んで手札に加える。

(3)このカードが存在する限り、相手のフィールド魔法の効果は無効になる。

(4)自分のターン終了時に発動する。

 LPを500払うか、500LPを払わずにこのカードを墓地に送る。

 

 

 

 大雲 LP3500

 フィールド『魔晄先進都市ミッドガルド』

 場  『魔晄都市の花売り』

 魔罠 □■■□□ 『大魔晄石』 セット

 手札 □□□

 

 

「俺のターン、ドロー!!

 ……俺は『スライム・マーブル』を召喚」

 遊助の場に黄色に黒い斑点模様のスライムが現れた。

 

『スライム・マーブル』攻200

 

「俺は手札から魔法カード、『ピュアスライム・フュージョン』を発動。

 このカードは自分フィールドの通常召喚した『スライム』モンスター1体を選択し発動できる。

 手札・デッキ・墓地から同じ属性・種族の『スライム』モンスターを二体まで特殊召喚し、同じ属性・種族の『スライム』融合モンスターを融合召喚する!!

 現れろ、『スライム・マーブル』、『スライム・ビースト』!!」

 獣の手足とたてがみの生えたスライムと二体目の『スライム・マーブル』が現れると、最初に召喚した一体目と三匹は融合の渦に飲み込まれる。

 

「融合召喚!!

 現れろ、獣の力宿りしスライムの王!!

 レベル6!!『マーブルボディ・スライムキング』!!」

 ぼよん、と巨大化した『スライム・マーブル』に犬のような耳と王冠を乗せたようなスライムが降臨した。

 

『マーブルボディ・スライムキング』攻1800

 

「『スライム』カードの効果によって墓地に送られた『スライム・ビースト』の効果発動。

 デッキから『スライム』モンスター1体を手札に加える。

 俺はデッキから『スライムの勇者 スラリーンベル』を手札に加える。

 俺はカードを一枚セットし、ターンエンドする」

 

 

 遊助 LP3400

 場  『マーブルボディ・スライムキング』

 魔罠 □□■□□ セット

 手札 □□□

 

「俺のターン、ドロー!!

 中途半端なモンスター出しやがって」

 だからそれが様子見なのか何か罠を張っているのか、大雲には判断できなかった。

 

「俺は『魔鉱石を狙う女忍び』を召喚」

 巨大な十字手裏剣を手にした少女が大雲の場に現れる。

 

『魔晄石を狙う女忍び』攻1600

 

「『魔晄』モンスターを召喚したことにより、『ミッドガルド』の効果発動。

 デッキから『魔晄石』カードを手札に加える。

 俺は二枚目の『炎の魔晄石』を手札に加え、発動する。600ダメージだ」

 

 遊助 LP3400→2800

 

「『炎の魔晄石』の効果で場の『魔晄』モンスターの攻撃力は600アップする」

 

『女忍び』攻1600→2200

 

「バトルだ、『女忍び』で『マーブルボディ』を攻撃!!」

「リバースカードオープン。

 トラップカード『メタル化!?』を発動する。

 自分フィールドの『スライム』モンスターを墓地に送り、デッキから『メタリック・スライム』を特殊召喚できる。

 俺は『マーブルボディ・スライムキング』を墓地に送る。

 このカードは『キング・オブ・スライム』として扱う為、エクストラデッキから『メタリックボディ・スライムキング』を融合召喚扱いとして特殊召喚する!!」

 ぶち模様の王の代わりに、鋼鉄の肉体を持つスライムの王が降臨した!!

 

『メタリックボディ・スライムキング』守3000

 

「守備力3000……面倒な!!」

「墓地に送られた『マーブルボディ・スライムキング』の効果発動。

 融合召喚したこのカードが墓地に送られた場合、融合素材となったモンスターを三体まで手札に加えることができる。

 俺は『スライム・マーブル』二枚と『スライム・ビースト」を手札に加える」

「手札補充……」

「そして『メタリックボディ・スライムキング』は戦闘・効果では破壊されない。

 俺のスライムの進化系たちは無敵だ。バーンでちまちまダメージを稼いだ方が利口だぜ?」

「はん、そんな挑発にはのらねぇよ。

 メインフェイズ2に移行し、『花売り』の効果で『大魔晄石』を墓地に送り、『離脱の魔晄石』をセットする。

 そしてセットした『離脱の魔鉱石』を発動。

 このカードを墓地に送り、自分と相手のモンスター1体ずつを対象に選択し、発動する。そのカードを手札に戻す。

 俺の『花売り』とその鋼鉄野郎を手札に戻す!!」

「っち……せっかくなかなか出せないのに」

 ぶつくさ文句を言いながら、遊助は『メタリックボディ・スライムキング』をエクストラデッキに戻した。

 

「『魔晄石を狙う女忍び』の効果発動。

 墓地の『魔晄石』カードを三枚を対象として発動する。

 それらをデッキに戻し、自分はデッキから1枚ドローする。

『炎の魔晄石』『大魔晄石』『離脱の魔晄石』をデッキに戻し、ドロー。

 俺は『バリアの魔晄石』を発動してターンエンドする。

 ターン終了時に、『ミッドガルド』の効果でライフを500払う」

 

 大雲 LP3500→3000

 

 

 大雲 LP3000

 フィールド『魔晄先進都市ミッドガルド』

 場  『魔晄石を狙う女忍び』

 魔罠 □■■■□ 『炎の魔晄石』『バリアの魔晄石』 セット

 手札 □□□□

 

 

「俺のターン、ドロー。

 俺は『スラリーンベル』を召喚。

 このカードが召喚に成功した為、デッキから『スライム』カードを手札に加える。

 俺は『トリプルスライム・フュージョン』を手札に加える。

 手札から永続魔法『トリプルスライム・フュージョン』を発動!!

 手札から融合素材を墓地に送り、『スライム』融合モンスターを特殊召喚する。

 俺は『スライム・ブルー』『スライム・マーブル』『スライム・ビースト』を融合素材として墓地に送り、融合召喚!!

 現れろ、レベル8!! 『キング・オブ・スライム』!!」

 でっぷりとした巨体を揺らし、王冠をかぶったスライムが現れた!!

 

『キング・オブ・スライム』攻900

 

「出やがったな……」

 忌々しげに大雲はその巨体を睨みつける。

 

「『スライム・ビースト』が『スライム』カードの効果により墓地に送られた為、デッキから『スライム・マジシャン』を手札に加える。

『スライム・マジシャン』の効果発動。

 自分フィールドに『スライム』融合モンスターが存在する場合に、このカードを手札から捨てて発動できる。

 デッキから『スライム・フュージョン』カードを1枚手札に加える。

 俺が手札に加えるのは『粘体配合(スライム・フュージョン)』だ」

「遊助、そのカードは……」

 翔子は彼が封印していたカードを手にしたことを見て、目を見開いた。

 

「手札から魔法カード、『粘体配合(スライム・フュージョン)』を発動。

 手札・場・デッキから『スライム』二体を融合素材として墓地に送り、融合召喚する。

 俺はデッキから『スライム・ダーク』と『スライムズ・ドール』を墓地に送り、融合召喚!!

 現れろ、レベル5!!『スライムライドナイト』!!」

 スライムに乗った騎士人形が剣を振り上げ登場した。

 

「墓地の『粘体配合(スライム・フュージョン)』の効果発動。

 デッキから『スライム』二体を墓地に送り、このカードを手札に加える。

 俺は『スライム・メイジ』と『スライム・ヒーラー』を墓地に送る。

『スライム』カードの効果により墓地に送られた『スライム・メイジ』の効果発動。

 デッキから『スライム』魔法カードを手札に加える。

 俺は『リヴァイバルスライム・フュージョン』を手札に。

 そして再び『粘体配合(スライム・フュージョン)』を発動。

 デッキから『メタリック・スライム』『スライムズドール』を墓地に送り、融合召喚!!

 現れろ、レベル6!!『メタリックライドナイト』!!」

 今度は鋼のスライムに乗った騎士人形が現れる。

 

「『メタリックライドナイト』は『スライム』モンスターとして扱う。

 そして永続魔法『トリプルスライム・フュージョン』を墓地に送り、更なる効果発動。

 場のカードのみで『スライム』融合モンスターを融合召喚する!!

 心得た騎士よ、鋼に跨る騎士よ、粘体の王よ、今一つとなりて、進化の奇跡を齎す。融合召喚!!!

 

 

 その輝きは練磨されし魂の光!!

 現れ出でよ、レベル10!!『ゴールデンボディ・スライム』!!」

 黄金の輝きを持つカッティングされた体のスライムが降臨した!!

 

『ゴールデンボディ・スライム』攻2800

 

「墓地に送られた『スライムライドナイト』『メタリックライドナイト』『キング・オブ・スライム』の効果発動!!

 チェーン1、『キング』の効果で墓地の『スライム』を可能な限り特殊召喚する!!

 現れろ、『スライム・ヒーラー』『スライム・メイジ』『スライム・ビースト』!!

 チェーン2『メタリックライドナイト』の効果で、墓地の『スライム』カードを回収する。

 俺は『粘体配合(スライム・フュージョン)』を手札に。

 チェーン3、『スライムライドナイト』の効果で、デッキから『スライム』カードを手札に加える。

『おやッ!?スライム大合体(フュージョン)だ!!』を手札に」

 回りだしたら止まらない『スライム』の大増殖に、誰も口を挟めない。

 60枚もあった遊助のデッキは、最早彼の手札に過ぎない。

 

 

「『ゴールデンボディ・スライム』の効果発動。

 1ターンに一度、場の『スライム』モンスター×300ポイントのダメージを与える。

 俺の場には5体のスライム。よって1500のダメージだ!!」

「ぐッ!!」

 

 大雲 LP3000→1500

 

「そしてこいつは戦闘・効果で破壊されない上、こいつを対象にした効果を受けない。

 バトルだ、『ゴールデンボディ・スライム』で『魔晄石を狙う女忍び』を攻撃!!」

「『女忍び』の効果により、『バリアの魔晄石』を墓地に送り破壊を免れる!!

 そいて『バリアの魔晄石』の効果発動!! このカードが墓地に送られたターン、自分はダメージを受けない!!」

「だが直前の戦闘でのダメージ600は受けてもらう」

 

 大雲 LP1500→900

 

「メインフェイズ2に『スライム・ヒーラー』の効果発動。

『スラリーンベル』をリリースし、『スライムズ・ドール』を特殊召喚する。

『スライム・ヒーラー』の更なる効果。

『スライム』が召喚・特殊召喚された場合に発動する。

 場の『スライム』×300ライフを回復する。

 ライフを1500回復して俺はカードを二枚枚セットし、ターンエンドする」

 

 

 遊助 LP4300

 場  『ゴールデンボディ・スライム』『スライム・ヒーラー』『スライム・メイジ』『スライム・ビースト』『スライムズ・ドール』

 魔罠 □□■■□ セット セット

 手札 □□□□□

 

 

「ははッ、強ぇ……!!

 それがお前の本気か!!」

「そうだ、俺は今、一人のデュエリストとしてお前に本気で向き合っているぞ!!」

「ならば俺もそれに応えるまでだ。

 俺のターン、ドロー!!」

 圧倒的なアドバンテージの差を前にしても、大雲は怯まない。

 

「手札から永続魔法『大魔晄石』を発動。

 発動時の効果処理として、デッキから『魔晄』カードを手札に加える。

 俺は『伝説の魔晄戦士』を手札に。

『魔晄』魔法カードの効果が発動した為、『魔晄都市の花売り』を守備表示で特殊召喚する。

 更にチェーン2、『ミッドガルド』の効果発動。

『治癒の魔晄石』を手札に加え、発動する。

 1ターンに一度、場の魔晄カード×200LPを回復する。

 場の『魔晄』カードは六枚、1200ポイント回復する」

 

 大雲 LP900→2100

 

「『魔晄都市の花売り』の効果発動。

『治癒の魔晄石』を墓地に送り、デッキから『多重魔法の魔晄石』をセットし、発動する。

 このカードの効果は次の相手のエンドフェイズまで他の『魔晄石』永続魔法1枚と同じになる。

 俺は『炎の魔晄石』の効果をコピーする。

 そして『炎の魔晄石』とそれをコピーした『多重魔法の魔晄石』の効果によって600ポイントのダメージを二度だ!!」

 

 遊助 LP4300→3100

 

「当然、攻撃力アップの効果もコピーする」

 

『女忍び』攻2200→2800

 

 

「フィールドに『魔晄石』永続魔法が三枚以上存在する場合に、このカードは手札から特殊召喚出来る。

 現れろ、『伝説の魔晄戦士』!!」

「ついに出てきたか……」

 銀色の長髪をはためかせ、冗談みたいな長さの刀を携えた黒衣の戦士が舞い降りた。

 

「『伝説の魔晄戦士』の攻撃力は3000!!

『炎の魔晄石』と『多重魔法の魔晄石』の効果により、その攻撃力は4200となる!!」

 

『伝説の魔晄戦士』攻3000→4200

 

「さらに手札から『雷の魔晄石』を発動!!

 これで『魔晄』モンスターは貫通効果を得た!!

 バトルだ!! 『伝説の魔晄戦士』で守備表示の『スライムズ・ドール』を攻撃!!」

「リバースカードオープン!!

 トラップカード『おやッ!?スライム大合体(フュージョン)だ!!』を発動する!!

 手札・場から『スライム』融合モンスターを融合召喚する!!

 俺は場の『スライムズ・ドール』『スライム・ヒーラー』『スライム・メイジ』『スライム・ビースト』、そして通常モンスターの数までデッキから融合素材とできる為、デッキから『スライム・ウイング』を融合素材とし、融合召喚!!

 集いし癒しの力は、全ての傷を消し去る奇跡となる!!

 現れろ、レベル7!!『スライム・ヒールマスター』!!!」

 緑色の色違いの『キング・オブ・スライム』の如き巨体のスライムが現れた!!

 

『スライム・ヒールマスター』守2500

 

「このカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。

 自分のライフが4000以下なら自分のライフを4000にする。

 そして『スライム』の効果で墓地に送られた『スライム・ビースト』と『スライム・メイジ』の効果発動。

 デッキから『スライム・エンジェル』と『ウルトラスライム・フュージョン』を手札に加える」

 

 遊助 LP3100→4000

 

「戦闘の巻き戻しが発生した為、攻撃対象を変更する。

 攻撃対象はその金ぴか野郎だ!!」

「言って無かったか?『ゴールデンボディ・スライム』は戦闘・効果では破壊されない」

「馬鹿め、『伝説の魔晄戦士』が戦闘するダメージステップ終了時までカードの効果の発動ず、相手モンスターの効果を無効にする!!

 そしてこのカードが存在する限り、『魔晄』モンスターの戦闘ダメージは倍になる!!」

「んなッ!?」

 数多の勇者たちが倒すのに苦労する黄金の塊を、最強と謳われた戦士は一刀のもとに切り伏せた。

 

 遊助 LP4000→1600

 

「苦労して出したのに……」

「続けて『女忍び』でもう一体の『ヒールマスター』を攻撃!!」

 今度は彼女の十字手裏剣にスライムの巨体が真っ二つに切り裂かれた。

 

「手札から『スライム・エンジェル』の効果発動。

 このカードを特殊召喚し、戦闘で受けたダメージを回復する」

 結果的に遊助のライフに最終的な変動はない。

 

 

「仕留めそこなったか、ターンエンドだ!!

『ミッドガルド』のライフコストを払う」

 

 大雲 LP2100→1600

 

「危ねぇ、『キング』呼んでたら負けてた」

「もう勝った気で居やがるのか?」

「もう勝ったんだよ。俺のターン、ドロー!!

 墓地の『トリプルスライム・フュージョン』を除外して効果発動!!

 墓地のカードのみを融合素材としてゲームから除外し、『スライム』融合モンスターを融合召喚する!!

 俺は『マーブルボディ・スライムキング』『スライムライドナイト』『メタリックライドナイト』『スライム・ヒールマスター』『ゴールデンボディ・スライム』を融合素材として、融合召喚!!!

 

 現れ出でよ、全てを眩ます至高の輝き!!

 全ての力を一つに集結し、極限の進化を遂げよ!!

 レベル12!!『プラチナボディ・スライムキング』ッ!!!」

 眩い白銀の輝きが、フィールドのすべてを照らし現れた。

 

 

「レベル12の融合モンスターだと!!」

「『プラチナボディ・スライムキング』は融合素材となった『スライム』融合モンスターの合計によってそれぞれの効果を適用できる!!

 融合素材のレベルの合計は35!! よってすべての効果を適用可能!!

 まずはレベル20以上の効果。

 このカードが融合召喚に成功した場合、相手の場のカードを全て墓地に送る!!」

「『伝説の魔晄戦士』は『魔晄石』カードを墓地に送り 相手モンスターの効果を無効にして破壊できる!!」

「残念だが、レベル25以上の効果。

 このカードの発動と効果は無効に出来ず、またこのカードの効果に対して相手の効果は発動できない!!

 そしてレベル30以上の効果。デッキからカードを選んで手札に加えることができる。

 俺はデッキから『究極呪文 全魔力解放』を手札に。

 そしてバトルだ。

『プラチナボディ・スライムキング』でダイレクトアタック!!」

 

 大雲 LP1600→0

 

 白銀の巨体の突進攻撃によって勝敗は決した。

 

 

「……負けた、か。

 いや、いい勝負だった。終始圧倒されっぱなしだったが」

「こっちも一手間違えれば負けていた。

 良いデュエルだったよ」

 遊助は大雲と硬く握手を交わした。

 

「お前たちの拠点に連れてけ。

 お前らの付いてこい」

 すぐに大雲は仲間たちに声を掛ける。

 こうして遊助たちに頼もしい仲間が増えたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




最近はADSやってませんが、もし自分と当たった方が居たのなら『UA』デッキの可能性が高いと思います。
事故率も高いですが楽しくて好きなテーマです。

本家閉鎖されたって聞いたけど、どうなるんですかねぇ。

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