あたたかな感じ。
お姉さまやお母さまと一緒に居る時のように何の不安もかんじないですむくうかん。
大きなおふねのなか。
しんぱいそうなかおで私を見るお人形さん?私より小さなこたち。
「しんぱいしないで、もう私はだいじょうぶだよ」
つうじてないのかな?
私にはわからないことばで、はなしかけられる。
「ごめんなさい、あなたたちが言っていることば、良くわからないの」
二人して何かを相談している。
「ここで、まってて?」
何となく、みぶりてぶりで話をするのもなれてきたみたい。
丸いなにか。たべる?これ?
これって食べられるの?
私は、その丸い何かにかぶりつく。
お魚の皮みたい?うすくてパリパリ。おいしい。
中からあふれ出てきた汁をなめとる。こんぶと私のしらないお魚の香りがほのかについた、知らないけど、どこかなつかしいあじ。
中に入っていた。おやさい?は私をむちゅうにさせる。
ポリポリとうすい黄色のそれをかじる私を二人はおどろいたような顔で見ていた。
あれ?私だけで食べたらいけなかったかな?
ちょとざんねんだけど、その二人に半分残ったそれをさしだす。
私のもの?全部たべていいの?うれしい。
お魚のたまごを思わせるモチモチとした、白いたべもの。
こころがうきたつような、ゆたかなにおいの黄色いシチューがそれにかけられたとたんに、まるでべつのたべものになる。
すごくおいしい。
お姉さまやお母さまにもたべさせて上げたいな。
あっ私、まいごになってしまったんだ。どうやったらかえれるんだろう。
なみだがこぼれでようとした時、もじどおり天地がひっくりかえった。
きゃ~。
お姉さまにあそんでもらう時のように、からだが空をまう。
ゆかがおそらになる。かべにおしつけられる。
うひゃ~
私が最初、そらをとんだ時には、しんぱいそうなかおで助けてくれようとしたふたりも、私がよろこんでいることにきづくと、いっしょにあそびだした。
3人でおはなしをして、ごはんをたべて、あそんでもらう。
ようせいさんとじぶんたちの事をいった子たちと、おはなしをしていてわかったこと、このせかいが私の住んでいたせかいとは、まるでちがうせかいであることと。
そして、私をたすけてくれた人のお名前。
じんつう。
かっこ良くて、つよくて、すてきな人。
そして、最後にいちばん大切なこと。
このせかいにダインがいて、このせかいの人たちにめいわくをかけている事。
とってもおおくの人がころされたときいて、しんじられなくて、もうしわけなくて、いっぱい泣いてしまった。
なんでやさしいダインがあんなふうにかわっちゃたのかは、分からないけど、ダインを作ったのが私たちであるいじょう、いっぱいせきにんがある。
それに、お姉さまも、お母さまもここにいないのだから、私がなんとかしないと。
私にだってできることはあるはず。
予定では、後、一話で本編にもどります。