今回は上級ルシフィングが襲来し、初めて一度に複数のルシフィングが襲来します。
果たして複数のルシフィングに舞子は対抗できるのか…
今日は土曜日。
「ふう…今日は土曜日か…今日はコマさんにこの町のことを教えないとな…折角の休みだし…」
「行ってきます!」
「ズラ?今日は何をするズラか?」
「今日はコマさんに色々なことを教えてあげるんだ~!」
「ふう…平和で良いズラね…」
「どういうこと?」
「こうしているうちにも世界中でルシフィングが悪さをしているズラ。他の妖怪勇者を助けようとは思わないんズラか?」
「え?というか、そういうことが出来るの?」
「できるズラ!」
「アプリを起動して、何のボタンを押すの?」
「地図のようなボタンを押すズラ」
「あ…うん」
舞子がボタンを押すと、日本地図が出てきた。しかし、四国の部分がなぜか赤くなっていた。
「ちょっとコマさん。四国が赤くなっているんだけど?」
「もんげー!四国の勇者がピンチズラ!急いで四国をタッチするズラ!」
「え?でもコマさんに色々なことを教えないと…」
「それは後からでも遅くないズラ!」
「わわわ、分かった!」
ポチッ
シュン!
「ぐっあああっ」
ドスッ バタッ
「美樹!大丈夫?」
「もう…動けない…」
「キャアアアアア!」
四国の勇者…鷲尾美樹は、ルシフィングに大苦戦を強いられていた
「コレデオワリダ…」
「美樹!」
「花子さん…ごめんなさい…」
「うおおおおお…ひとだま…乱舞!!」
ドッシャーン!
「アアアアア…」
「あ、あの…ありがとうございます…」
「怪我は…」
「大丈夫です…私は鷲尾美樹。小学3年生の9才です」
「そう…美樹ちゃんっていうの…私、星野舞子。中学2年の14才」
「私…勇者の中で一番弱くて…普通のルシフィングにもやられることもあるし…今もやられた…」
「でも、それでも頑張る美樹ちゃんは凄いよ!私なんて、2週間前に妖怪勇者になったばっかりだし…倒したルシフィングも今回のを入れてもまだ3体だけで…」
「舞子さん、大丈夫ですよ、私もまだ3ヶ月ですし…」
「それじゃあ、私はやらなくちゃいけない事があるから、これで帰るね!」
「さようなら!」
「お互い頑張りましょう!」
「バイバイ!」
「バイズラ!」
「ふう…結構長居しちゃったな…もうお昼の12時だ」
「じゃあ近くのコンビニでお昼を買うズラ」
「ありがとうございました」
「ほむっ、何このパン、美味しい~!」
「やっぱりソフトクリームは美味しいズラ!」
「ここは明美中学校。私が通っている中学だよ」
「知ってるズラ、一昨日行ったズラ」
「で、その隣に川があるの。この川は夏になるとほぼ毎年のように水の事故が起こるの」
「もんげー、例えば、どんな事件ズラか?」
「例えば、去年は8才の女の子が溺れて亡くなったりした」
「その子、本当に可哀想ズラ…」
「まぁ、取り敢えず次いってみよー!」
「ふう…もう夕方の5時かぁ…」
「そろそろ帰るズラ」
その時だった
ウーッ、ウーッ、ウーッ
「なっ、こんな時に!?」
「しかも…今回は2体同時ズラ!」
「ウオオオオオ!」
「キャアアアアア!」
「くっ…でも、逃げるわけにはいかないわ!コマさん!」
「了解ズラ!」
「来たわ!」
一体目のルシフィングが氷のつぶてを放ってきた
「ふっ!」
ジュウ…
舞子は炎で、つぶてを全て溶かす
「!?」
慌てたのかルシフィングは、2体同時につぶてを放った
「数が増えても!」
ジュウ…
「一気に決めるよ!ひとだま乱舞!」
「「ギャアアアアア…」」
「はいっ、大勝利!」
ウーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ
しかし、今までとは違う長いアラームとともに今度は景色が大きく変わり、不気味な場所に変わった
「な、何!?」
「上級…ルシフィングズラ…」
「上級ルシフィング?」
「普通のルシフィングとは強さが段違いのルシフィングズラ」
「ブルァァ!俺はタウラス・ルシフィング!牡牛の力を持った上級ルシフィングだ!
「はっ!?」
バンッ!
「ぐふっ…」
舞子はいきなり腹部にパンチを食らった
「どうした…その程度か…」
(一撃でこんなに大きなダメージを受けるなんて…普通に戦っていては絶対に勝てない…!)
「うおおおおお!」
舞子はタウラスにパンチを仕掛けたが…
「なっ!?」
何と片手で受け止められた
「全く…ルシファー様も何故このような勇者のために…」
グサッ…
「そ…ん…な…」
バタッ
タウラスは角で舞子の腹部を刺した。舞子はそのままうつ伏せに倒れた…
「ま……まい………こ…」
「舞子!舞子!」
「コマ…さん…」
「ううっ…良かったズラ…このまま死んじゃうのかと思ったズラ…」
「そうよ…丸1週間、意識が戻らなかったんだから」
「はっ…そうだ…タウラスは?」
「今も暴れているズラ…」
「じゃあ…止めないと…」
「ダメズラ!舞子には今物凄いダメージが貯まっているズラ!今行ったら、本当に死ぬズラ!」
「でも、私が止めないと!」
「待ちなさい、星野」
「先生…」
「星野は2年2組のブレーン的存在だ。上級ルシフィングを止めたい気持ちは分かるが、君が命を落とすとなると…」
「お気持ちは分かります。ですが、どんなに三途の川を渡りかけても、それでも諦めないのが、勇者です!」
「…そうだったな。先生は、皆と一緒に応援するぞ!」
「はい!」
ダッ…
皆を守るためなら死んでも構わない。それぐらいの強い覚悟を、舞子は持っていた
「ほほう…また先週のような目に遭いたいのかね?それとも…死にに来たか?」
「どちらでもない…貴方を…倒す!」
「ブルァァ!そんなの無理に決まっている!」
「絶対に負けない!うおおおおお!」
その時、舞子の体が光に包まれ、衣装にリングのようなものが右手首に追加された
「なっ…もう第二段階になったのか…!?ただ、それでも私は倒せない!うおおおおお!」
「はっ!」
「なん…だと…」
タウラスの突きを軽々避ける舞子。
「行けるズラ!」
「コマさん!?」
コマさんがスマホから飛び出し、力をため始めた
「コマさん…成る程、そういうことね!」
「ま、まさか…」
「食らえっ!」
「必殺!」
「「ツインひとだま乱舞!!」」
「ぐわあああ…」
その時、不気味だった景色が元に戻る
「よ…良かった…勝ったんだ…」
先週のダメージが効いたのか、舞子の変身が解け、舞子は倒れる
「舞子!?し、しっかりするズラ!舞子!舞子!」
「…ん」
「良かったズラ…」
「そうか…私…勝った後…倒れたんだ…」
「舞子、暫く学校は休んだ方が良いわ」
「でも、勉強が遅れる…」
「大丈夫。ミカちゃん達がプリントを送ってくれるって」
「ミカ達が…」
そして、3週間後、医者の許可も出て、舞子は今日から学校に行く
「行ってきます!」
「おはよう舞子!」
「おはようごさいます、舞子さん」
「グッドモーニング、舞子」
「ミカ、サクラ、キョウコ…」
「大丈夫?3週間前は本当に大変だったね…」
「別に平気だって」
「「ウフフフ」」
そして四人は、元気に学校に行った
その頃…
「くっ…タウラスがやられたか…あの星野舞子というやつの実力は本物だったみたいだな…だが、勉強はどうかな…?クックックッ…」
ルシファーは不気味な笑いを上げた
というわけで第3話でした。
勇者は段階的に進化をします。
主に強い思いで進化しますが、極限状態にまで追い込まれても進化する事があります。
次回第4話『現れた!舞子より賢い少年』