IS -エセヘタレと生徒会と兎耳と飯屋の娘と……って多いっ!!-   作:惰猫

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第十九話 オレはオルコットさんを応援しようかニャ

「どうも、皆さん初めまして。シャルル・デュノアです」

 

その日は随分と平凡であった訳なんだけど。

まさかの転校生の一人が男の娘だった件について。

いや、蘭ちゃんの話を聞いたことと骨格から推測すると、だ。

彼は彼ではなく彼女であるんじゃないか……?

 

「面倒だなぁ……」

 

「ど~したの?」

 

「いや、また面倒事が起こるんじゃないかと……」

 

どうしてこうもオレは巻き込まれそうになるんだろうか……?

ISに乗れてしまったこと然り、オルコットさんの時然り、篠ノ乃に木刀で殴られたこと然り。

正直面倒臭いし、怠いし、オレを巻き込むのは本気で止めて欲しい。

 

そう思ってるとはつゆ知らず。

彼?彼女?……もう彼女で統一しよう。

彼女はオレに向かって笑顔を向けてきやがった。

 

もう一人の銀髪はただただ黙っている。

 

「おい、ボーデヴィッヒ挨拶をしろ」

 

「はい、教官」

 

……織斑先生って何処か軍隊っぽいって思ってたけど、まさかだったとは。

 

「今の私は教官ではない、先生と呼べ」

 

オレは知らん。

嫌な予感がするんだもの。

 

「はい。ラウラ・ボーデヴィッヒだ」

 

「……それだけですか?」

 

山田先生汗ダラダラかいてらぁ。

ま、オレも山田先生の立ち位置なら困って冷や汗もんだろうけどニャ。

つか、織斑君のデジャビュが……。

 

「以上だ」

 

……本当に同じネタとは。

残念極まりないですニャ、ボーデヴィッヒさんよぅ。

もういっそのコト

 

『ドイツ軍出身、ラウラ・ボーデヴィッヒ!教官以外に興味はない!

 この中に、実力のある物、実戦経験のあるものが居たら私の所に来い!以上!』

 

ぐらい言ってくれたら良かったのに……。

 

「……ッ!?貴様ァ!!」

 

ほら、厄介事キタコレ。

もう、やだわー。

 

「うわっ!?」

 

「私は認めない……。貴様があの人の弟であるなど……ッ!」

 

「いや、アンタに認めて貰わなくてもいいじゃねぇか」

 

……あ。

 

「……貴様ッ!!」

 

「……口を滑らせるって怖いよね?本音ちゃん」

 

「自業自得だと思うよ~。結構ハッキリ言ってたし~」

 

そう言って振るわれた右手を左手で止めつつ、部分展開した状態でナナシを右手で構える。

 

「はぁ、不幸だ……」

 

閑話休題

 

なんか織斑君の特訓を手伝うことになった。

オルコットさんがオレに頼んできたモンだから吃驚だよね。

オレの頭の中ではプライドが高くい人だってなってたんだけどニャ。

 

「じゃ、何でか解らないけど教えるぞ?」

 

「あぁ、頼む」

 

「……っと、その前に質問聞いて良いか?」

 

「ん?あぁ、良いぞ」

 

と、言うわけで正直に気持ちをぶつけてみる。

 

「何故にアイツ達に聞かないんだ?」

 

「……それがさ」

 

織斑君の話を要約するとこうだ。

篠ノ乃は“こう!スバーッ!という感じでやってからガキン!ドカーン!という感じだ!”と擬音。

鳳さんは“なんとなく分かるでしょう感覚よ感覚。はぁ!?なんで分かんないのよバカ!”と意味不。

オルコットさんは自分の感覚だから初心者の織斑君には解りづらいと判断したらしく、

故にオレを連れてきたらしい。

 

「……お前さん大変な思いしてんだな」

 

「……あぁ、セシリアだけだよ。オレのことを考えてくれているのはよ」

 

織斑君の中でオルコットさん株が急上昇してるニャ。

オレとしても、オルコットさんは結構好意的に見れるからな。

応援していこうかニャ。

 

「ま、兎にも角にもさ。お前さんは確か瞬時加速を使って接近してぶった切る戦術だろ?」

 

「あぁ」

 

「なら……」

 

閑話休題

 

さて、と。

オレは一体何故戦いを吹っ掛けられたんだ?

今、目の前にいるのはボーデヴィッヒさんだ。

 

つか、ボーデヴィッヒさんって軍人なのに一般人に喧嘩吹っ掛けるのってどうなんだ?

 

「さぁ、戦え」

 

「嫌だね。オレは帰って寝たいんだよ」

 

そう言ってオレはその場を離脱した。

え?どうやったのかって?

スモグレを八個程足下に投げ込みましたけど、なにか?

 

「……はぁ、海斗さんは疲れましたよ」

 

と、歩いていると目の前に虚姉ちゃんが。

 

「あ、虚姉ちゃん!」

 

「海斗じゃないですか」

 

「今から食堂行くつもりなんだけど、一緒に行かない?」

 

「えぇ、良いですよ」

 

うし!

なんか解らないけど、うし!

 

ま、それはそれとして。

織斑君の部屋にも、オレの部屋にもデュノアさんは入らずに個人部屋が用意されたらしい。

つぅか、織斑君ならラッキースケベしてデュノアさんの裸を見そうだニャ。

なんかそんな気がするよ。

 

さて、だ。

取り敢えず虚姉ちゃんと食事してから部屋に戻って、

風呂に入って、楯無姉ちゃん用に食事作って、そこから寝よう。

今日はスカ○プもせずに寝よう。

 

閑話休題

 

さて、だ。

飯はビビンバっぽいのを作った。

風呂にももう入ったから、後は楯無姉ちゃんが帰ってくるのを待つだけだニャ。

……スカ○プしたら多分二、三時間は止められないだろうからねぃ。

 

それにしてもおそいでごわす。

どうしたんだろうかニャ?

 

「……ただいま~」

 

「おかえり~。最近疲れてるね」

 

「……最近挑戦者が多くてね」

 

「オレ通して楯無姉ちゃんってコトにはできぬぇの?」

 

「……迷惑かかるもの」

 

「かからぬぇよ!つか、もっとオレを頼ってくれっての!」

 

はぁ、何でもかんでも背負いたがるニャ……。

 

その後なんとかして、オレ→楯無姉ちゃんという風にすることが出来た。

コレでちったぁ楯無姉ちゃんの負担は減らせるかニャ?

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