IS -エセヘタレと生徒会と兎耳と飯屋の娘と……って多いっ!!- 作:惰猫
生徒達は集まってるんですか……。
ハァ……。
前回から三日後、つまり、決闘(笑)の日なんだが……。
こんな状態じゃ、嫌でも目立つじゃねぇの……。
たかが一クラスの代表決定戦でこんなに人が集まるとかねぇよ。
因みに、コッチのピットには楯無姉ちゃん、簪ちゃん、本音ちゃん、虚姉ちゃんがいる。
途中から全員で訓練してくれて、伸び率が上がったんだよな……。
で、皆、応援してくれるんだって。ウレシイナー、アハハハハ。
これのお陰で酷い戦いを演出して負ける。ということが出来なくなりました。
コンチクショー!!
本来なら、だ。
何も行動せずにパニクった演技して、蒼い雫……だっけか?に集中放火されて負ける。
というシナリオだったのに……。
ま、過ぎてしまったコトはしょうがない。……しょうがないと割り切ろう。
こうなったら、目立つこと覚悟で本気でいくしかねぇな。
え?お前何様のつもりだ。って?
コレを言って良かったのかは解らないけど、
半分くらい手を抜いている楯無姉ちゃんに勝つことが出来るようになりました。因みに勝率は8割。
オレ頑張った。超頑張った。
オレが見た感じ、オルコットさんは楯無姉ちゃんの2~3割くらいしかねぇと思う。故に勝てる筈だ。
更に言わせて貰うと、調子に乗ったりせずに、冷静にコッチのペースに巻き込めれば絶対に勝てる。
あの時のオルコットさんの反応を見ていると、とても熱しやすく冷めにくい感じであった。
これはつまり、ある程度挑発して頭に血を登らせることができるのだ。
こんなに扱いやすい相手は居ない。
正直織斑君も熱しやすく冷めにくいタイプの筈なので、やりやすいと思う。
「ま、取り敢えず行ってくるぜぃ!」
「頑張りなさい。勝ったら私が直々に手料理を作ってあげるわ」
……楯無姉ちゃんの手料理……来たァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!
「そうですね、私も作ってあげましょうか」
!?!?虚姉ちゃんの手料理だとぅ!?
「……マッサージしてあげる」
うん、普通に嬉しいです。
何というか、コメントしずらいです。
「じゃあ、お菓子上げる~」
ズコッ
そこに居た本音ちゃん以外の全員が転けた。
えー、そこは嘘でも良いから自分が苦労すること言おうよ……。
「じゃ、改めて……勝ってくる」
オレは気を静め、心を落ち着け空を翔る。
「……吉澤海斗、出るッ!」
そういって、オレはピットを出た。
すると、オルコットさんも出てきて、なんか言い始めた。
つぅか、今となっては聞く気はねぇんですがね……。
聞く気のない話だけど、ただ、この一言だけは許せなかった。
「どうせ、貴方を教えた教官もそれほどではないんでしょう?」
「……もう良い」
オレは頭を絶対零度であるかのようなレベルまで冷やした。
そうでもしなければオレは多分キレているだろうから。
「……さぁ、始めよう」
「フンッ!勝つのはこの私、セシリア・オルコットですわ!」
「言ってろ、噛ませが」
瞬時加速でこの女の目の前に行き、棒でたたきつける。
「テメェはオレの唯一の地雷を踏んだ。
さぁ、一分間で、テメェを沈めてやろう!!」
「ック……、そんな戯れ言を!!」
「何が戯れ言なんだ?」
瞬時加速を行い、背後に立ち更に右から左に横に振る。
「グッ!」
棒で殴られ怯んだ隙に、ビットを出し、撃ち出す。
「キャアアア!?」
そこから背中の装甲を蹴り、ビームライフルを呼び出し直ぐに撃ち出す。
「カハッ……」
さらに瞬時加速を行い、頭を掴んでから急上昇し急落下する。
「ガッ……」
未だ、SEが残っているので、急上昇し棒を投げつける。
「……」
「ッハ、一分も保ってねぇぞ?
ま、今日のオレは紳士的だからな。これぐらいで許してやる」
そう言い残し、オレはピットに戻った……。
戻って最初に言った一言は……。
「やりすぎたぁああああああああああああああああ!!」
「……何言われたの?」
「え?あぁ、オレを教えていた奴はどうせそれほどでもないんだろうってさ。ついキレちゃったよ」
はぁ、オルコットさんには悪いことをしたなぁ……。
何というか、もう反省も後悔もマッハでヤバイですの……。
「オレがバカにされてるだけなら何にも感じないんだけどな……。
姉ちゃん達がバカにされるのは本気で許せないんだよなぁ……」
「ま、まぁ、そんなに思ってくれてるなら嬉しい限りね」
「そ、そうですね」
「……ねぇ、かんちゃん。カーくんのああ言うセリフってわざとなのかな?」
「……天然だから責められないんだよね」
……なんか、バカにされている気がする。
なんというか、微妙にバカにされている気がする……。
大切なことなので二度言いました。
で、引き続いて織斑くん戦。
どうやら一次移行は終わっているようだ。
しかも、なにやら怒っている様子。
「お前ッ!何もあんなにしなくても良いだろうがッ!」
正義感強そうですね。
しかも、バカにしていた相手を心配出来るなんて人が出来ていらっしゃる……。
オレにはそんなことムリです。
生憎、命より大切な物をバカにされたままでいるなら死んだ方がマシなんだよね~。
「生憎勝てば官軍という考えなんでね」
もう、オレ早く部屋に帰って姉ちゃん達の飯食って、風呂入って、スカ○プして、寝たい。
つか、コレで一日授業受けなくてすむんだから楽だよな……。
あ、そう言えばクトゥ○フTRPGとかなら先ず一番に死ぬのは織斑君みたいな奴だよね。
なんか、無駄に正義感があるって言うかぁ?
ま、戯れ言なんだけど。
「早く来なよ」
「言われなくても!!」
うわぁ、超真っ直ぐ。
なんで何も考えなしに突っ込んでくるの?バカなの?死ぬの?
ま、それは置いておいて。
「隙が多い、背後がガラガラ」
先ず背中にかかと落とし。
「ガハッ!?」
「狙う位置を目で見すぎ」
更に棒を投げつける。
「グフッ……」
「そして何より」
そういってオレはビットを全部出して織斑君に向け、ビームライフルを構える。
「テメェは考えが甘い」
全部撃ち出した。
ピットに戻る際に篠ノ乃さんに睨み付けられた。
いやいや、知るかよ。コレ決闘なんだぜ?
「だからオレは悪くない」
だぁあああ!!イライラするぅ!!
なんなの?なんなんですの!?なんなんですかぁ!?
「まぁまぁ、そんなにイライラしないの」
そう、楯無姉ちゃんに宥められるもイライラが収まらない。
なんか無性にイライラする。
そんな風になっていると急に口に甘い感じのものが……。
どうやらチョコレートだったようです……。
ふぃ、落ち着いた……。
全く糖分は最高だぜ。
「カーくん、そんなにイライラしてると禿るよー?」
「グフゥ!」
禿げたくない、禿げたくないよ……。
オレの一家の男全員禿げてるから洒落になんないよ……。
「……イライラをとめるにしても、傷の抉り方グロイね」
「……と、取り敢えず約束通りご飯作りますから戻りましょう」
「あ、戻る前に織斑先生に織斑君を代表にしてくれるように頼んでくるよ」
敗者に断る権限はねぇかんな。
と、いうわけで頼むだけ頼んで逃げ帰ってきた。
さて、明日怖いなぁ……。