NARUTOうずまき兄妹伝~天の書~   作:ハマT

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No.2ねじれた過去

とある洞窟の中。

「ねぇ大丈夫?」

「クソ・・・あのガキども!!必ずブッ殺してやる!!」

二人の男がいた。一人は全身を包帯で巻いており、もう一人は何かトゲのようなもので体を覆っている。包帯を巻いた男はずっとある人物への恨みごとを言い続けている。

「ソンナニニクイナラコロシタラドウダ」

「あいつらのせいでチャクラがまだ回復し終わっていないせめて後二年はかかる」

 

サスケ達が過去に来て数ヶ月。この日は自分たち下忍の説明会だ。とりあえず何かしらの協力を求めこの時代で信用できる三代目火影に事情を話し(一応信じてくれた)、いろいろと探っていた。その結果この時代ではいくつか違うことがあった。まず日向家はナルトにたして温厚に接している。さすがにネジとナルトはあったことがないらしい。そしてものすごく大きなことが変わってしまっている。この時代のナルトはサクラではなくヒナタのことが好きなのだ。さらに何故かナルトの父親が生きている。詳しくはわからないが生きているのは父だけであり母は死亡している。もちろん四代目火影ではあるが九尾事件の影響で忍としてやっていくことはできず火影の座も降りている。

「これより皆は三人一組で担当上忍のもと任務にあたってもらうこれからそれぞれの班を発表するが今回、人数の関係により四人一組の班が二つある」

イルカは総説明するとそれぞれの班の紹介をはじめる。

「では次うずまきナルト、うちはサスケ、うずまきボルト、日向ヒナタ」

イルカの言葉にサスケは絶句した。確かかつてのサスケの班はナルト、サスケ、サクラのはず。そこにボルトが加わってもなにも問題はない。しかし告げられたのはサクラではなくヒナタの名前。サスケにとってこの班は大切な思い出がある。自分が里抜けしてからは自分を探し続けさらにかつての忍界大戦においてもかぐやを封印するきっかけとなった仲間たちだ。一応アカデミーではサスケ、サクラ、ナルトでよくつるんでイタズラトリオと呼ばれてはいるがそれでもこれだけは納得いかなかった。

「おい何でこの班わけになる?ヒナタとボルトは同じ白眼使いだ班のバランスが崩れるぞ」

未来では崩れているというツッコミはしないでおこう。

「この班分けは学校の成績に合わせている誰がどんな術を使おうと関係ない」

そう告げるイルカだが内心では・・

(ナルトとヒナタを同じ班にしないと後が怖いからな)

と思っていた。実は日向家ではヒナタとナルトの仲を一族を上げて応援している。そのため下手をすれば半殺しにあう可能性がある。あげくのはてにナルトの父親は四代目火影でもちろんナルトの恋の相手も知っている。だからこそ成績に関係なくこの二人を同じ班にする必要がある。

「分かったな?では次油目シノ、犬塚キバ、春野サクラ、うずまきヒマワリ」

どうやらヒマワリは別の班のようだ。

 

それぞれの班の紹介が終わりそれぞれの担当上忍がきたがやはりというべきかサスケ達の班はまだきていない。そして昔のようにナルトは黒板消しをドアに挟む。

「ナルトそれよりもっと面白いイタズラがある」

 

アカデミーの廊下をカカシが歩いていた。かつての親友オビトの墓参りをしていたら予定の時間を二時間ほどオーバーしていた。

「いやーごめんね遅くなって」

ドアを開けて直ぐに謝罪するカカシだが教室には誰もいない。

(遅いから帰った……って訳じゃないなこれ)

「おい隠れてるんだろだったら出てこい」

話を聞くとイタズラトリオの二人がこの班にいる。だからこそこんなイタズラをすると予想はついた。

「・・あれ?」

しばらく待つが誰も出てこない。仕方なく教室を探すカカシ。やはりどこにもいない。

(本当に帰っちゃった?)

仕方なく教室を出て三代目に相談しようとしたカカシ、外に出た瞬間あるものが目に入った。教室の札が302になっていた。

(……やられた)

集合する教室は301、今いるのは302。つまりカカシが来たとき既に教室の札を入れ換えていたのだ。そしてカカシが入ったあと札をもとに戻した。どうりで教室にいないわけだ。直ぐに隣の教室に行くとやはりナルトたちはいた。

 

「じゃあ一人づつ紹介してもらおうか」

カカシを含めた五人はアカデミーの屋上に移動し自己紹介を始めていた。

「俺はうずまきナルト、趣味は植物を育てること好きなものはラーメンと・・・な、何でもないってばよ!!将来の夢は火影を越す!!」

途中で誤魔化したのはヒナタのことが好きだといいかけたのだろう。

「うちはサスケ、趣味は色々あるが特にない好きなものも嫌いなものもだ。夢は俺の大切な存在を守ること」

サスケの夢が兄にたいしての復讐でないことに内心驚くカカシだが直ぐに次の自己紹介が始まる。

「私は・・日向ヒナタです・・趣味は押し花で好きなものはシナモンロールで嫌いの物はカニです」

実はカカシにはミナトとヒアシから二人の恋が上手くいくように応援するように言われている(ミナトに関しては職権乱用)。

「俺はうずまきボルト好きなものは母ちゃんと父ちゃんとヒマワリ嫌いなものは納豆趣味は読書」

ボルトとヒマワリ・・・この二人はカカシは愚かイルカでさえ正体がわからない。二人は兄妹、両親は既に他界しておりナルトとヒナタに面影を感じて父と母と呼んでいる。またボルトは日向ではないのに白眼を開眼している。二人の正体を探るのもカカシにとっては一つの目的だ。

「さて任務を受ける前にお前たちにはやってもらうことがある」

「失格率66%以上の演習だろ?カカシ」

「サスケの言うとうりだ明日忍具一式を持って第三演習場に集合だ朝飯抜いてこいよでないと履くぞ」

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