俺の生きる意味   作:ムッティ

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続けて第二話を投稿!

・・・どうでも良い話ですが、鼻詰まりに悩まされてます。


第二話 ~絶剣の疑惑~

 「そういえば、アイズって攻略組四天王の一人だったんでしょ?」

 

 シノンが尋ねてくる。攻略組四天王か・・・

 

 「懐かしいな、その名称」

 

 攻略組四天王とは、攻略組の中でも一際強いとされるプレーヤー4人のことである。

 

 血盟騎士団団長にしてユニークスキル「神聖剣」の使い手ヒースクリフ、ビーターにしてユニークスキル「二刀流」の使い手キリト、血盟騎士団副長・「閃光」のアスナ、そして俺・・・「神速」のアイズ。

 

 ・・・っていうかこんな二つ名誰が付けたんだ?まぁ多分アルゴあたりだろうな。

 

 「私一度、アイズにデュエルを申し込んだことあるけど・・・コテンパンにやられちゃったなぁ」

 

 リーファが苦笑いでそう言う。あー、そういえばデュエルしたっけな。

 

 「いやいや、コテンパンでもなかっただろ。リーファも強かったじゃねぇか」

 

 「・・・HP余裕でグリーンだった人に言われても説得力ないんだけど」

 

 「うっ・・・」

 

 言葉に詰まる俺。HPゲージは基本グリーンで、半分を切るとイエロー、残りわずかになるとレッドになる。つまりリーファは俺のHPを半分も削れなかったということになるのだが・・・

 

 リーファのやつ、よほど悔しかったのか未だに根に持ってるな・・・

 

 「仕方ないよリーファちゃん。攻略組でアイズにデュエルで勝ったことある人なんて、団長とキリトくんぐらいしかいないんだから」

 

 アスナがリーファを慰める。

 

 「え、アスナさんはアイズに勝ったことないんですか?」

 

 シリカが驚いたように尋ねる。

 

 「私?ないない!SAOでもALOでもデュエルしたけど、一回も勝てたことないよー」

 

 「マジで!?あのアスナが!?一回も!?」

 

 リズが驚愕している。そう、俺はアスナと何回か、というか何回もデュエルしている。まぁ大半はSAOにいた時だけどな。SAOじゃホント大変だったなー。何せアスナときたら・・・

 

 「SAOじゃ、会えばデュエルしろデュエルしろってうるさかったもんなアスナは。自分が勝ったら血盟騎士団に入れって、ものすごい剣幕で迫ってきてさー」

 

 「うっ・・・だ、だってアイズ強いから、うちのギルドに入ってほしかったんだもん!」

 

 アスナがバツの悪そうな顔になる。まぁあの時は鬼の副長なんて呼ばれていて、攻略に一際力を注いでたからな。ギルドを強化したかったっていうのもあるんだろう。

 

 面白そうだ、ちょっとからかってやろう。

 

 「ホントにそれだけかぁ?俺が血盟騎士団に入れば、俺と仲の良いキリトも入ってくれるとか期待したんじゃねぇの?」

 

 「そっ、それは・・・ちょ、ちょっと期待したけど!」

 

 「したんかいっ!」

 

 リズがツッコミを入れる。

 

 「しかも負けたら負けたで、負けっぱなしじゃ副長の名折れとか言って何度も挑んでくるし、最後の方はもう完全にただの意地だったよな」

 

 「う、うぅ・・・」

 

 「しかも挙句の果てには、デュエルに勝ったらキリトの家を教えろとか言い出して参ったよ。まぁ結局デュエルには勝ったけど、あんまり落ち込むもんだから教えたけどさ」

 

 「うわぁ・・・アスナ積極的ねぇ・・・」

 

 「押しの強い女性に弱いですからねぇ、お兄ちゃん」

 

 「そうやってキリトの家を見つけたのねぇ。一歩間違えればストーカーの域じゃない」

 

 「流石の私でもそれはひきますよ、アスナさん・・・」

 

 「う、うわあああああああああああああああん!!!!!」

 

 女性陣に総「口」撃され、崩れ落ちるアスナ。ノックアウトだな。うなだれるアスナの頭をなでてやる。

 

 「よしよし。まぁ誰が何と言おうと、それでめでたくキリトと恋人になれたんじゃねぇか。お似合いのカップルだと思うぞ俺は、うん」

 

 「うぅ・・・ありがとう、アイズぅ!やっぱり私の味方はアイズだけだよぉ!」

 

 瞳を潤ませるアスナ。

 

 「いや、そもそもアイズの暴露から全て始まったんじゃ・・・」

 

 リズのツッコミは、アスナの耳には届かなかったようだ。やがてシノンがコホンッ!と咳払いをする。

 

 「ま、まぁ話は逸れちゃったけど!攻略組四天王で、しかもアスナにデュエルで全勝できるほど強いアイズなら、勝てるかもしれないんじゃない?あの絶剣に」

 

 

 

***

 

 

 

 「ゼッケン?」

 

 俺は首を傾げる。

 

 「ゼッケンっていうと・・・あれか?競技とかの時に付ける白い・・・」

 

 「ちっがーう!!!」

 

 リズが盛大にツッコミを入れる。さすがだぜツッコミ担当。

 

 「絶対なる剣と書いて絶剣。そう呼ばれてるプレーヤーがいるんだよ」

 

 シリカが説明してくれる。へー、初めて聞くな。

 

 「ずいぶんとすごい二つ名だな。そんなプレーヤーがいるのか」

 

 「あ、そうか。アイズはここ1週間ログインしてなかったから知らないよね」

 

 リーファが気付く。そう、俺は最近風邪をこじらせてしまい、1週間ほどALOにログインしていなかったのだ。

 

 「あー、そういえば絶剣が現れたのはちょうど1週間前くらいだったっけ。道理で知らないわけだわ」

 

 リズも納得する。

 

 「え、そんな最近現れたプレーヤーなのか?」

 

 1週間前に現れてもう絶剣とか呼ばれてんのか。すげぇな。驚く俺にアスナが説明してくれる。

 

 「1週間前、ALOの掲示板に書き込みがあったのよ。『強いプレーヤーとデュエルがしたい。私を倒せる者は24層の大樹のある浮島まで来い』ってね」

 

 「うわ・・・ずいぶんとまた挑戦的なやつだな。そんな煽ったら相当な数のプレーヤーが挑戦するんじゃないか?」

 

 「えぇ、実際30人近いプレーヤーたちが挑戦しに行ったわ。あらかた新米プレーヤーだろうから、叩き潰してやるって意気込んで行ったんだけど・・・」

 

 「けど?」

 

 「・・・結果から言うと、全員逆に叩きのめされたわ」

 

 「なっ・・・」

 

 絶句してしまう。いくら1対1のデュエルとはいえ、それが30戦だろ?当然ぶっつづけだろうし、HPはポーションで回復できても体力は消耗するはずだ。

 

 にも関わらず全勝って・・・

 

 「それから1週間、毎日のようにプレーヤーたちが挑むんだけど、勝ったやつは一人もいないわ」

 

 シノンの言葉にさらに驚く俺。マジかよ・・・

 

 「勝てるプレーヤーが誰もいない。だから絶剣なんて仰々しい二つ名がついたんだよ」

 

 シリカがそう説明してくれる。なるほど、それなら確かにそんな二つ名も付くわな。

 

 「っていうか、よく毎日挑むプレーヤーがいるな。敵なしなんだろう?」

 

 これは素朴な疑問だった。1週間もあれば、大概のプレーヤーは挑戦しただろう。それで無敗を誇るのだから、挑戦しようというプレーヤーがいなくなるのが自然なはずだ。

 

 「それがねぇ・・・」

 

 リズが説明してくれる。

 

 「絶剣は、オリジナルソードスキルを景品にしてるのよ。それ目当てに挑んでるやつが今ではほとんどだわ」

 

 「へー、オリジナルソードスキルか。どんなやつなんだ?」

 

 「十一連撃よ」

 

 「じゅ、十一!?」

 

 驚愕してしまう。マジか!十一連撃なんて聞いたことないぞ!

 

 「・・・確かALOで一番連撃の多いオリジナルソードスキルって、ユージーンの八連撃じゃなかったっけか?」

 

 「うん、そうだよ。それが十一連撃なんてのが出たもんだから、みんな目の色変えちゃってさー。絶剣が一番最初に演武として披露してたのを見たけど、すごかったよぉ」

 

 リーファが答えてくえる。そりゃあ目の色も変わるわな・・・

 

 ん?演武?っていうことは・・・

 

 「じゃあ絶剣は、デュエルでは使ってないのか?」

 

 「うん。っていうか、使う前に決着が着いてるからね。誰も十一連撃を引き出せてないんだよ」

 

 マジか。そんな必殺技がありながら、それを使わずに全勝かよ・・・化け物か。

 

 「みんなは絶剣とデュエルしたのか?」

 

 気になったので聞いてみる。するとシリカとシノンが苦笑いを浮かべる。

 

 「私は挑んでないよー。デュエルを一目見た瞬間、私の敵う相手じゃないって悟ったからねー」

 

 「私も挑んでないよ。私は弓矢の使い手だから、剣士相手の1対1のデュエルは向かないし」

 

 「私とリーファちゃんとリズは挑戦したよー」

 

 なんてアスナが言ってくる。おいおいマジか・・・

 

 「アスナとリーファはともかく・・・リズは無謀すぎるだろう!」

 

 「いやそこかいっ!」

 

 ナイスツッコミだぜリズ・・・じゃなくて!そうじゃなくて!

 

 「アスナとリーファが負けたのかよ・・・」

 

 「そうなのー、負けちゃったんだよねー」

 

 「HPがお互い6割のところまでは、結構良い勝負だったんだけどねぇ・・・」

 

 「っていうかアタシはスルー?」

 

 最後にリズが何かを言っていたがスルーするとして。

 

 アスナの強さはよく知っているし、リーファもシルフの中で1、2を争う剣の腕前だ。何せリアルでも剣道の全国大会に出場しているほどだしな。

 

 その2人が負けるなんて、どんだけ強いんだよ絶剣・・・

 

 「ちなみにクラインさんも挑んだけど負けちゃったよ。エギルさんは私と同じで、デュエルを一目見て敵わないからって挑んでないよ」

 

 シリカが説明してくれる。クラインも負けたのか・・・

 

 ん?待てよ?

 

 「キリトは挑んでないのか?アイツならすごく食いつきそうな話だけど」

 

 俺がそう言うと、全員苦笑いを浮かべる。おいおい、まさか・・・

 

 「キリトくんも挑戦したけど、負けちゃったんだよねぇ・・・」

 

 アスナの言葉に絶句する俺。嘘だろ?アイツが負けた?

 

 「・・・キリトのやつ、本気だったのか?」

 

 「本気だったと思うよ?まぁ二刀流じゃなかったから、そういう意味では全力じゃなかったのかもしれないけど・・・」

 

 マジかよ・・・アイツが二刀流じゃなきゃ勝てない相手なんて、数えるほどしかいないぞ・・・絶剣もその一人ってことか。

 

 アスナが続ける。

 

 「私もビックリしちゃった。キリトくんがデュエルで負けるところなんて、団長とアイズとのデュエルでしか見たことなかったから」

 

 それを聞いた他のみんなが驚く。

 

 「え、キリトってアイズに負けたの!?」

 

 リズがビックリしながら尋ねると、アスナが懐かしそうな顔をする。

 

 「うん。SAOでよくデュエルしてたよね?」

 

 「あぁ、勝敗数は五分五分ってところだったな」

 

 「五分五分!?あのキリトさんと!?」

 

 シリカが信じられないという顔をしている。その顔を見てアスナが笑う。

 

 「そうだよ。途中からキリトくんは二刀流だったけど、それでも勝敗は五分五分。二刀流をこなすキリトくんもすごかったけど、それをさばくアイズもすごくて、見応えのあるデュエルだったなぁ」

 

 「二刀流のお兄ちゃんと五分五分なんて・・・すごいねアイズ・・・」

 

 リーファは呆然としてしまっていた。

 

 「いや、結構ギリギリの戦いだったぜ?それに上には上がいたしな」

 

 「それって団長のこと?」

 

 アスナが尋ねてくるので頷く。

 

 「あぁ、ヒースクリフには最後まで勝てなかったな・・・」

 

 血盟騎士団団長・ヒースクリフ。その正体がSAOの開発者・茅場晶彦であることが分かったのは後の話だ。

 

 俺は何度かヒースクリフにデュエルを申し込まれたことがあった。ヒースクリフ曰く「たまには息抜きがしたいから」だそうだ。現に俺とデュエルしている時のアイツは実に楽しそうだった。

 

 まぁ結果はアイツの全勝で、俺は一度も勝てなかったけどな。デュエルが終わる度にアイツは「また相手してくれたまえ」とか言ってたっけ。

 

 「そういや俺もキリトが負けるところなんて、俺とのデュエルの時以外はヒースクリフとのデュエルでしか見たことないな」

 

 そう、キリトは一度ヒースクリフとデュエルをしている。キリトが勝てばアスナを連れて行っても良いが、負ければキリトが血盟騎士団に入らなければならないというデュエルだった。

 

 結果はヒースクリフが勝ち、キリトは血盟騎士団に入ったのだが・・・

 

 「あのデュエル、ヒースクリフ・・・茅場晶彦が卑怯な手を使ってたんでしょ?あんなの反則よ」

 

 リズの不満タラタラな顔を見て、思わず苦笑いしてしまう。

 

 茅場はSAO開発者だ。ということはシステムを自由にいじることができる。茅場はシステムをいじることで、、キリトとのデュエルに勝利したのだった。

 

 「よほどキリトを自分の配下に置きたかったんだろうな。まぁキリトがユニークスキルを得たことで、興味を持ったんだろうけど」

 

 俺がそう言うと、リズがフンッ!と鼻を鳴らす。茅場への怒りが収まらないようだ。

 

 「アイズとのデュエルでも、システムいじって勝ってたんじゃないの?」

 

 「いや、別に勝ったら何があるとかなかったし、そこまでして勝とうとは思ってなかっただろうぜ?システムうんぬんを抜きにしても、アイツは強かったよ。俺やキリトよりな」

 

 「当然でしょ。だってSAOの開発者よ?ゲームを熟知してるに決まってるじゃない」

 

 あー・・・リズが完全にご立腹だ・・・これ以上茅場の話題は止めたほうがいいな。

 

 「それにしても、そんな強いプレーヤーがいるのか。キリトまで負けるとはな・・・」

 

 「あ、そういえば・・・」

 

 リーファが思い出したように言う。

 

 「勝負が決まる少し前にお兄ちゃん、絶剣と何か話してたんだよねぇ。その後すぐ決着が着いて、お兄ちゃんに何を話してたのか聞いたんだけど、教えてくれなくて・・・」

 

 「話、ねぇ・・・」

 

 引っかかるな。もしかしたらキリトは、何かに気付いたのかもしれない。

 

 「よし、俺もその絶剣とやらに挑戦してみようかな」

 

 「おっ、挑むの?」

 

 シノンがすでにワクワクしている。

 

 「あぁ。キリトやアスナが負けるほどの相手が、どんなやつなのか気になるしな」

 

 「よし!応援に行こう!」

 

 「シノンさん、はりきってますねー」

 

 「ま、確かに見てみたいわよね」

 

 「アイズなら、キリトさんばりに良いデュエルしてくれそうですね!」

 

 シノン、リーファ、リズ、シリカが盛り上がっている。おいおい・・・

 

 「アイズ」

 

 アスナが側に寄ってきて耳打ちしてくる。

 

 「・・・みんながログアウトしたあと、話したいことがあるの。ちょっと残ってもらっても良いかな?」

 

 「・・・分かった」

 

 みんなの前ではしにくい話か・・・まぁ何となく予想はついてるけどな・・・

 

 

 

***

 

 

 

 「お茶どうぞ」

 

 「おぉ、サンキュー」

 

 アスナが淹れてくれたお茶を飲む。バーチャルワールドでお茶を飲むなんて、普通の人からすればおかしな話かもしれないが、2年もの間バーチャルワールドで過ごした俺たちにとってはごく当たり前なことだった。

 

 「・・・それで、話っていうのはね・・・」

 

 アスナが真剣な眼差しで俺を見る。血盟騎士団副長時代のアスナを思い出すな。

 

 「絶剣についての話を聞いて、どう思った?」

 

 やっぱりか。何となく予想はついていた。アスナが聞きたいのは恐らく・・・

 

 「・・・絶剣が俺たちと同じSAO生還者じゃないか、アスナはそう思ってるのか?」

 

 「えぇ。可能性はあると思うわ。あの動き・・・バーチャルワールドに相当慣れている。私たちSAO生還者並みにね」

 

 そこまでか・・・まぁそうだよな。それぐらい動けなきゃ、キリトやアスナが負けるはずがない。だが・・・

 

 「俺の考えとしては、絶剣は恐らくSAO生還者じゃない」

 

 「どうしてそう思うの?」

 

 アスナが不思議そうに尋ねる。

 

 「ヒースクリフ、キリト、アスナ、俺の4人は攻略組四天王なんて呼ばれていた。大げさだとは思うが、少なくとも俺たち4人に四天王以外でデュエルに勝てたやつはいない。そんな強いやつがいたら、デュエルはしてなくても噂ぐらいにはなるだろう?だがそんな噂をSAOで聞いたことはない。何より攻略組にそんなやつはいなかったし、それほど強いやつが攻略に参加していないのはおかしい。・・・ラフコフを除けばな」

 

 そう、絶剣がラフコフの元メンバーだというのなら話は別だ。だが・・・

 

 「ラフコフにいたやつが、ALOでこんな真っ当なデュエルするはずないわよね・・・」

 

 「あぁ。目的があるなら話は別だが・・・戦った感じはどうだった?」

 

 「すごく純粋なプレーヤーだったわ。ラフコフみたいに危険な感じはしなかった」

 

 「なら、ラフコフの線はほぼないと言って良い。・・・というか、キリトの意見はどうなんだ?アイツにも聞いたんだろう?」

 

 「えぇ、聞いたわ。そしたらキリトくん、こう言ったの・・・」

 

 アスナが一呼吸置いて告げる。

 

 「『絶剣がSAOにいた可能性は限りなく低い。なぜなら、もしアイツがSAOにいたのなら、二刀流スキルはアイツに与えられていたはずだからだ』って」

 

 「・・・ッ!」

 

 ・・・おいおいマジか。キリトにそこまで言わせるほどの相手ってことかよ。

 

 「・・・でも、アスナは絶剣がSAO生還者じゃないかって疑ってるわけか」

 

 「えぇ。だってあの動き、バーチャルワールドに慣れすぎてるもの。私やキリトくんより速いのよ?バーチャルワールドに二年もログインしっぱなしだった私たちよりもよ?私たちと同じかそれ以上にログインしてなきゃ説明がつかないじゃない!」

 

 「落ち着けアスナ」

 

 アスナをなだめる。コイツ、熱くなると周りが見えなくなるからな・・・危なっかしいったらありゃしない。鬼の副長時代のアスナは、見ているこっちがヒヤヒヤしたもんだ。

 

 「・・・ごめんなさい。ちょっと熱くなりすぎたわ・・・」

 

 どうやら落ち着いたようだ。やれやれ・・・

 

 「・・・絶剣がすごいのはよく分かった。恐らくキリトも、アスナと同じ疑問を抱いたはずだ。そしてアイツはデュエル中に何かに気付いたんだ」

 

 アスナがハッとする。

 

 「もしかして、リーファちゃんが言ってた話のこと?」

 

 「あぁ、恐らくな。キリトは絶剣の何かに気付き、それを絶剣本人にぶつけてみたんだろう。まぁそれで答えが返ってきたのかは分からないが、その直後に決着が着いたということは・・・」

 

 「絶剣にとって、キリトくんの言葉が図星だった・・・だから一気に決着を着けた・・・?」

 

 「そういうことじゃないかと俺は思ってる。つまりキリトは絶剣が何者なのかを知っているということだ」

 

 「・・・じゃあどうしてキリトくんは、それを私たちに言わないの?」

 

 「さぁな。それについては本人に聞くしかない。ま、何はともあれ・・・」

 

 ポンッとアスナの頭に手を置き、そのままなでてやる。

 

 「俺は全力で絶剣に挑む。応援してくれよな、アスナ」

 

 「・・・うんっ!頑張ってね、アイズ!」

 

 アスナは気持ちを切り替えたのか、俺に笑顔を向けてくれるのだった。

 

 

 




どうも~、ムッティです!

この物語の主人公はアイズくんですが・・・

本来の主人公であるキリトくんは未だに出番なし・・・

きっと次の話には出てきます!・・・多分ww

第三話もよろしくお願いします!

以上、ムッティでした!
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