ハイスクールD×D√喰種 作:ビギナー
学校に着き、教室に入るとこちらに気付いたのか一誠が駆け寄ってくる。
「カネキっ!?お前学校来て大丈夫なのかよ?まだ休んでいた方が……」
「大丈夫だよ、体調は良いし、あんまり休むと勉強に付いていけなくなるしね。」
「そうか……?ならいいけどよ、具合悪くなったらすぐ言えよな。」
「うん、わかった。」
そんなやりとりをしていると、松田と元浜もこちらに気が付いたのか、如何わしい雑誌から
顔を上げ、会話に参加してくる。
「なんだ、カネキどっか具合でも悪いのか?」
「そう言えば最近見なかったなー。」
「気が付いてなかったのか……」
「まぁ、カネキは本ばっか読んでる本の虫だからなっ!」
「あははは……」
これが友人特有の悪ふざけだという事は分かる。
だが、最近不安になる……僕は本当は必要のない存在なのでは?
僕がいなくても、彼らは……
だからだろうか……こんなことを聞いてしまったのは、
「あはは……僕っていてもいなくても大して関係ないのかな……あっ……」
言ってしまってから気が付いた、本当はこんなこと言おうとしていたんじゃなかったのに
悪ふざけをする、友人を笑いながら嗜め冗談だと言わせ、この話を終わりにしようとして
いたのに……
冗談を冗談と捉えず馬鹿正直に返答してしまい、どうしたら良いか迷っていると、
「ばっかじゃねーの」
ゴツッと、軽く拳骨を一つ
「へっ……?」
突然のことにフリーズしていると、
「ばーかッ」
ゴツンと、拳骨二つ
「えっ……?」
状況が飲み込めないまま
「ばか野郎っ!」
ズドンッ!と、拳骨三つ
「いたッ!?」
三発目は今までとは威力が違い、痛みに頭を押さえてしまう。
「たくっ、くだらねぇこと言ってんじゃねぇよ。」
「確かに。」
「同意。」
「で、でもっ……」
「でもじゃねぇっ!お前が居なかったら、オレはこの学校にだって通えなかった……」
「一誠……」
「そうなると、部長達にだって会えなかった……つまりッ!お前がいたおかげでオレは
部長のおっぱいに出会い、朱乃さん、小猫ちゃん、アーシアといった様々なおっぱい
に出会えたッ!」
「いっ……せい……?」
「最初のには同意するが、後のことはじっくり話合わなければならないようだな……」
「そうだな、じっくりとな……」
「な、なんだよ、お前ら……い、今はカネキの話ッ」
「「それは、それっ!これはこれじゃぁッ!」」
「あ、やめっ!か、カネキたすけっ!」
少しの間呆然としていた僕であったが、事態が飲み込めると、笑いが込みあげてくる
「ふ、くくっ……ははははっ」
自分が真剣に悩んでいたことが馬鹿みたいだった。
「カネキっ!笑ってないでたすけっ!」
自分はここにいてもいいのだと、彼らが……大切な友達が
教えてくれたから。
「カネキィ!ここは俺たちと一緒にイッセーに
「そうだっ!こいつはしてはならないことを、リアス様だけではなく、他の女神すら
毒牙に掛けようとしているのだからっ!」
「「「さぁっ!!」」」
だから、僕は彼等の差し出した手を……
「いい夢は見れたかなー?それじゃあ、これからは楽しい、楽しい現実の始まり始まりッ!」
「え……?」
伸ばそうとした手はじゃらじゃらと、繋がれた手錠を揺らすだけだった。
思考が働き出し、今の現状を理解しようとする、今分かっていることは自分は手足を椅子?に
拘束され、目隠しをされているということ、そして、先程の声の持ち主は過去に、つい最近
聞いたものだった。
「フリード……セルゼン……?」
「おやぁ?オレッちの事知ってるとは……嬉しいねェ……そうッ!俺様こそが最強の
エクソシストッ!フリィィィド!セルゼェン様だ!」
初めて会話をしたが、これは人格が逝ってるとしか思えない。口調はころころと変わり、
テンションの落差が凄まじい。
そんなフリードが、なぜ自分を捉えたか……理由はすぐに分かった。
「僕を掴まえたのは、僕が悪魔に関わっているから……殺すため……ですか?」
「んんぅ?正解ッ!だけど、正解じゃあないッ!」
正解だけど、正解じゃない?僕が悪魔に関わっていることは正解だと思うけど、つまり
「殺すのが目的じゃあない……?」
「Exactly!今回のクライアントにお前を殺したらダメ―ッ!って言われててさぁ、色々溜まって
るんだよねェ……」
クライアント……一つ思い当たるのは気を失う前に見た、堕天使だ……目的はなんだ……
やはり、部長達への人質だろうか?それとも、僕の神器?依頼人の目的を考えていると
「クライアントはチミを殺さず、生かしておけば何をしても良いって言ってくれたんだよねェ。」
一体どういう……
「んん?わっかんないかなァ……つまり、死ななければ足の一、二本、指の10本くらい捥い
じゃってもおっけっーってことなんだよ……んん?指10本捥ぎ取るくらいなら腕二本捥いだ
方が楽かな?いや、でもそれだと楽しめる時間が短くなるしなァ……」
思考が固まる、彼が何を言っているのか理解できない……彼が喋る言語は間違いなく日本語で
あるが、僕には聞いたことのない、未知の言語に聞こえた。
「んー、ん?いち、にー、さん、しー……」
フリードは突如何かに気が付いたのか、何かを数えはじめる。
「じゅうと、じゅうで……にじゅうッ!!あひひ、きーづいちゃったなー、さすがおれっち、
天才ッ!」
嫌な予感がする、
「んん?聞きたい?聞きたいか?聞きたいよなァ!しょうがないッ!教えてあげようッ!
うん、さすがおれ、優しいなァ。」
勝手に返事をする間もなく自己完結したようで、自画自賛したあと、話し始める
「ほらっ!足二本って言ったけど、足にも指があるだろぅ?しかも十本もッ!さらに手の
指十本を足すと……二十本ッ!やったね、これでたくさん楽しめそうだッ!」
話の意味が分からない、頭が理解することを拒む。結局理解する暇もなく、金属が滑る音が鳴る
「それじゃあッ!一本目っ!逝って見よォォ!」
ごちゅり、その音は料理する時、包丁で肉を切る音に似ていた。
「は……?」
最初は何が起こったのか理解できなかった、だが次いでやってきた痛みに僕は悲鳴を上げた。
「いっ、嗚呼アァァァッァぁぁぁっ!!??」
「うひひひひ、いいね、いいねェ……さいっこぉぉぉうの悲鳴だァッ!!その顔ッ!
痛みにのた打ち回り、悲鳴を上げる、その絶望に染まった顔ッ!!その顔を見るためにッ!
生まれて来たんだってッ!最近思うようになってきたんだけどぉ?どう思うぅ?」
痛い、イ”タイ、いたい、痛い、イタイ、痛いッ!
「あァァぁぁッッ!!」
「うんうん、そうだよなァ、カネキ君もぉそう思ってくれるかァ、じゃあ、次。」
「いっ、ギッ!……」
痛みに、足の指が一つ切り落とされたと言う事実を考える間もなく、二本目が斬り
落とされた。
今度は、痛みに耐えるために、歯を食いしばった。
そのため声を上げることがなかった。だが、それがお気に召さなかったのか、
「んん?歯を食いしばっちゃだめ、だめよんッ!」
「ギィッ!!」
三本目が切り落とされる。
「悲鳴を上げろ。」「ぐッ!!」四本目「悲鳴を上げろ……」「いぎっ!?」五本目
「悲鳴を上げろッ!」「あぐっ!?」六本目「悲鳴を聞かせてくだちゃいっ!」「がぐぎッ!?」
七本目「悲鳴を聞かせて見せろッ!」「ぐぅぎッ!?」八本目「鳴けよッ!」「あぎッ!」九本目
「悲鳴ィィ!!」「ぐぎッ!」十本目
足の指を斬られる最中僕は、ただ、痛みに耐えているだけしかできなかった。
「くひひひひ、オレッちとしたことが、熱くなりすぎて、十本もただ、斬っちまった……」
突然冷静に戻ったのか、フリードがぽつりとつぶやく、
「あぁ、勿体ない、勿体ない。勿体無いッ!!」
「ぎッ!?あァァぁぁッぁ!?」
突然太腿を剣?で貫かれる。その痛みは歯を食いしばり、痛みに耐えようとしていたにも関わらず
大きな悲鳴を上げてしまうほどの痛みだった。
フリードは突き刺した剣をぐりぐりと、捻じるたびに悲鳴が上がる。
「知ってたァ?太腿や前腕ってのは、人間が感じる痛点ってのが多いらしいんだってさァ?
まぁ、オレッちにしてみたら、そんなことどうでもいいんだけど、てかさ、オレッちが拷問好き
だとか、思ってるでしょ?オレッちだって本当はこんなことしたくないんだッ!だけど、
命令されて、無理やりッ!」
「いギッ……!」
「反応しろよ……そうだったんだ。辛かったね、とか、フリード君可哀相ッ!とか、ほら、
ほら……」
そんなことを言いながらも、続けて剣を捻じる。フリードの言葉は嘘ばかりだ。だけど彼が
嬉々として、僕を拷問している、そのことだけは姿が見えずとも伝わってきた真実だった。
暫くの間、何かを話しながら太腿を突き刺したり、捻じったりしていたフリードだったが、
飽きたのか剣を抜き、そして、何かに気が付いたのか、嬉々として僕に話し掛けてくる。
「これは……うひひひ、すげぇっ!すげぇよッ!やっぱ、お前は最高だッ!カネキィ!」
先程までとは違い、本当に心の底から喜んでいるようだった。
一体何が彼をそこまで喜ばせる結果になったのか、その理由を知るのはすぐのことだった。
「まさしくっ!オレッちに拷問されるために生まれてきたような力じゃないかっ!」
「なっ、んのはなし……」
「んん?まさか、知らなかったのかい?まぁ、普通切断とかされたことないかぁ
んん?これは、まさかオレッちがカネキ君の初めてをッ!?いやんっ!」
切断?切断といえば、僕の足だ、それでフリードが喜ぶ……まさか
確証はなかった、僕の神器による回復能力は様々な傷を治してきたが、まさか、
足を、切断された指すらも、さながらヤモリの尻尾の様に再生したというのか……
「ははっ……」
「うひひひひ……」
便利な回復機能程度に思っていた、自分の能力を呪う日が来るとは思っても
みていなかった。
つまり、僕の肉体が再生を続ける限り、僕は死ぬことすら許されず、目的のない、
拷問を延々と受けるという事になる。フリードが喜んでいた理由が分かり、
僕は絶望した。
「さぁ、第二ラウンド始めようか?きひっ……」
「―――――――ッ!!!」
とある地下室では延々と青年の叫び声が続く。
―――――――――
「あら?ケンは今日来ないのかしら?」
「学校にも来てないですしね、一応家には行って見たんですけど、留守なのか、
寝てるのか出てこないんですよね。」
オカルト部の部室では、カネキ以外の全員が集まっており、部室に来ていない
カネキが心配になったのか、リアスがイッセーに尋ねる。
結果はご覧の通り、隣に住んでいるイッセーすらカネキの行方を知らない。
護衛と監視を兼任していた、小猫は部長である、リアスがイッセー宅に住み始めたため
役を解任されていた。
「体調でも崩したのかしら?」
「心配です……」
カネキとは友達である、アーシアはリアスの呟きに不安を募らせる。
「だ、大丈夫だって、アーシア、なんなら帰りにカネキの家、寄っていこうぜ。
カネキもアーシアの顔見たら元気出るってッ!」
「イッセーさん……はいっ、私頑張りますっ!」
「お、おう?」
何を頑張るのかは分からないが、アーシアが元気を出してくれて一安心と、
息を吐くイッセーで、あるが、突如悪寒を感じ、辺りを見渡す。
そして、悪寒の元凶であろう人物を発見し、なぜそのような視線を送って
いるのか、問いただす。
「あ、あのー……小猫ちゃ……」
「…………」
無言の圧に負け、何故か敬語風になってしまうイッセー
「こ、小猫さん……」
「なんですか……」
「あのー、何故そのような、恨み辛みが籠ったかのような視線を、私目に向けていらっしゃる
のでしょうか……?」
「………ます……」
「はい……?」
聞き取れず再度問う。
「わた……し、もいきます……」
「へ……?」
「私も、カネキ先輩のお見舞い……行くと言っているんです。ゴミ虫先輩。」
「なぜにゴミ虫っ!?」
「失礼、ゴミ先輩……」
「虫ですらなくなってただのゴミッ!?」
「いいから、先輩は分かった、と言えばいいんです……」
「は、はひっ……わ、わっかりましたッ!」
なぜか漫才風になり、最終的には威圧して、黙らせると、いった所業を終えた小猫は
要はなくなったとばかりに、和菓子へと手を伸ばす。
とてつもない圧力を掛けられていたイッセーは、あふれ出た汗を拭い、ふぅ、と一息
吐いた。
「(小猫ちゃん、恐るべし……)」
そんな馬鹿なことを考えていると、トントンっ、と扉をノックする音が聞こえてくる。
「入っても構わないわよ。」
リアスが招き入れるが、入ってきた人物を見て、一同はすぐさま戦闘に入れ様に戦闘態勢を
取る。
「教会の手の者が私たちに何の用かしら?」
オカルト研究部、その実態は悪魔の巣窟だ、そんな場所に現れたのは悪魔の敵と言える
教会から派遣されたエクソシストだった。そんな人物達が訪れたら、何も起こらない
なんてことはないだろう。
「(カネキ奴、大丈夫かな……あれ?あの子どっかで……)」
物語は再び動き出す。
――――――――――
ここはどこだろうか?
前にも来たことのあるような、そんな場所
白と黒で彩られたビニル式タイル床が敷き詰められた寂しい場所
部屋の中心部には一つの椅子がぽつり、と置いてあり、
そこには顔の見えない誰かが座っていた
手足を手錠で拘束された彼は、どこか今の僕の状況に似ていて、不思議な気持ちになった
僕は彼に向かい歩き出すが、不意に背後に気配を感じ振り向くと、
そこにいたのは白髪でホッケーマスクをしている、身長180を超える大男だった
とっさに距離を取ると、大男は僕など、初めから見えていないかの様に
椅子に腰かける彼へ向かい歩き出す
右手は人差し指を曲げ、親指で押して鳴らし、左手にはペンチ、だろうかあんな物一体何に……
そこから先、起こることを僕はただ、眺めているしか出来なかった
ペンチが唸り、彼の指が、捩じ切れ、悲鳴が起こる、
僕はただ、見てるだけ、声を出そうとしても、音は出ず、口が動くだけ
彼の精神が壊れていくように、見ている僕の精神もおかしくなりそうだった……
それは、終わりを迎えることなく、延々と繰り返される
僕は、あまりにも、非道で、残虐な行為から、目を逸らすことが出来ない
言葉のままに、目を閉じても、目を逸らしてもその光景が視界に入ってくるのだ
目を閉じれば、まるで瞼に焼き付いているかのように、手足が捩じ切れる
目を逸らせば、逸らした先に、初めからそこでしていたかの様に、手足が捩じ切れる
僕は、どうあってもこの光景を見ているしか出来ないのだと、そう思った……
ずっと、見ていると気が付くことも出てくる
彼は、自分の意識を保つためか、1000から7ずつ引いて言っていること、
彼の手足は、まるで僕の様に、切断されたあと、再生していた
違う事といえば彼は手足を切断されると、何かを大男から喰べさせられていた
拷問を受けている彼は、拷問のストレスからか、髪が白くなっていく
僕はただ、見ているだけ、このままずっとこの時間が続くのか、と思っていたが
それは突如終わりを迎える、不意に身体に激痛が走り、視界が移り変わる
「あっ、ぎぃ、あァッッーー!?」
「グゥッドモォーニィーングッ!」
視界に移って来たのは、白髪の神父、フリード・セルゼンだった
「きひひっ、気絶しちゃってもう、だめよんっ」
そうして、僕は今まで見て来たものが夢だと思いだし、再び襲ってくる
「さぁ、続き、しようか……きひっ」
悲鳴を文章にするのって難しい……なんか違う感じがする……
フリードってこんな感じの性格だった気がする(偏見)
拷問好きってのは、完全にカネキ君を白くするためだけですね、
フリードっていう狂人?がいてくれたから、黒状態から始めようと
思った訳ですし。キャラちげーよとか、フリード好きの方居たら申し訳ありません。
ニーアの新作発表に発狂して眠れなかった。PS4買わねば(絶対)新型出たら買う、
ってか、ニーアDエンドまだやってないことに気がついた……
やるとデータ消えるのはまだ、いいんだけど、名前が使えなくなるのが嫌でDやってなかったけど、やろうかな(パソコンぽいっ)ニーア買ったの去年?なんで、
にわかですが、狂喜乱舞した。
今、詳しく見て来たけど、ストーリー前作に関係ないって言ってるの聞いて
少し冷静になった。出来れば、ヨナ、カイネ、エミールとかが
どうなったのか、続きやりたかった気もするけど、安心信頼のハッピーエンド(白目)
見るために買います。
あとがき長くなったのも、ニーア新作発表されたせいで興奮してるから
なのかもしれません。