ハイスクールD×D√喰種   作:ビギナー

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どうぞ!


第6話 悪魔

「落ち着いたかしら……?」

 

「は、はい……すいません……取り乱してしまって……」

 

あれから数分後落ち着いた僕は謝罪を入れる。

「そう……どうする……?話は明日でも構わないわよ?」

 

リアス先輩がそう提案するが

 

「だ、大丈夫です……」

 

「そう……?それじゃあ話を始めるわね。」

 

頷き肯定する。

 

「まず、対価についてね」

 

「ま、まってくださいッ……!」

 

リアス先輩の話を遮り一誠が叫ぶ。

 

「対価については俺のことですし……俺が払いますッ……!だからッ……!」

 

「一誠ッ……!なにをッ「お前は黙ってろッ……!」ッ……!」

 

「お願いしますッ……!今回の対価については、俺がッ……俺が払いますッ……だからッ……どう

か……どうかッ……!」

 

そういって一誠が頭を地面にこすり付ける。

 

「お願いしますッ……!お願いしますッ……!」

 

何度も、何度も、頭を下げ懇願する。

 

「一誠ッ……!もういいからッ……!」

 

僕が止めるのも構わず、何度も、何度も……

 

「はぁ……かわいい下僕にここまでお願いされて断れるわけないじゃない……」

 

そう言いリアス先輩は一誠の頬を両手で抑えて顔を上げさせる。

 

「り、リアス先輩……ってことは……?」

 

一誠がそう聞く。

 

「今回の件は、もういいわ、対価ならもう手に入ったしね……」

 

「そ、それって……いったい……?」

 

「こんなにも友達想いで、かわいい眷属が手に入ったのよ……?これ以上は割に合わないわ」

 

そう言ってリアス先輩は微笑む。

 

「り、リアス先輩ッ……!」

 

「あ、二つだけ対価を貰ってもいいかしら……?」

 

割に合わないと自分で言ったのにも、関わらず対価を要求してくるところに悪魔らしさを感じてし

まった。

 

「そ、それって……」

 

「なに……大したことじゃないわ」

 

一体何を要求してくるのだろうか……?思わず身構える。

 

「まず二人に……私のことは部長と呼ぶこと。いいかしら……?」

 

は……?あまりにも拍子抜けな要求だったため、一瞬固まってしまう……

 

「ふふ、大したことじゃないって言ったでしょ……?」

 

たしかに言ったが呼び方を要求されるなんて思いもしなかった。

 

「さて、どうかしら……?」

 

「「は、はいッ……部長ッ……!」」

 

思わず、はもってしまった。

 

「ふふ、それじゃあもう一つはケンに……」

 

一体何を要求されるのか……?今度こそ何か……

 

「あなたには、私達……オカルト研究部の一員になって貰うわ」

 

今度の要求はさっきとは違いノーとは言わせないと言った気迫があった……が内容自体は特に気に

するようなことではないのに……なぜ……?

 

「なぜかと言ったら……そうね、まずあなたは堕天使に目を付けられている」

 

ッ……!ふとレイナーレの言葉が浮かぶ。

 

「必ずあなたを殺すわッ……!」

 

そう彼女は言った。さらに昨日のドーナシークという堕天使のこともある。

 

「そう……昨日のドーナシーク……さらに……レイナーレ……」

 

部長がそう言うと一誠の表情が硬くなる。

 

「最低でも二人……さらに他の堕天使も目撃されていることから、あなたは今……とても大変な状

況なのよ……?」

 

そう言われると途端に恐怖が襲ってくる。

最初のレイナーレの時は、運よく神器が発動して、不意を付けたから追い払えた。

昨日のドーナシークは、あと少し部長が来るのが遅かったらどうなるか分からなかった。

あの、人が消える謎の結界のようなものをされたら……。つまりいつどこから襲われるかも分から

ず、自衛の手段もない……僕はいつ殺されてもおかしくない……

 

「大丈夫よ……?ケン」

 

考えて伏せていた顔を上げる。

 

「この学校は私の……グレモリ―の領地なの……向こうも迂闊に近付けないわ」

 

そう安心させるように言った部長の言葉は、すーっと……頭の中に入ってくる。

 

「だけど学校の外……たとえば帰り道やあなたの家……そこまでいくとすぐには私達も駆けつけら

れないわ……だから私達の部活に入ってほしいの……そこで自衛の方法や、神器の使い方とか、勿

論私達も全力であなたを守るわ……どうかしら……?」

 

それは確かに良い事ばかりだ……けれど、どうしてもいい話を聞くと、裏があるのでは……?と、

勘ぐってしまうのが人間だ。

 

「けれど、それじゃあ僕ばかり利益があって部長たちには利益がないのでは……?」

 

「ふふ、そうね……もちろんあなたにもやって貰うことがあるわ」 

 

やはり……

 

「そ、それって……どんなことなんですか……?」

 

「そうね……まずはあなたも使ったから知っていると思うけど、これの配達とか」

 

そういって部長が取り出したのは、一誠を助けてほしいと願ったチラシだ。

 

「あとは、そうね……私達と協力関係になってもらうこと。それに、監視下に置くという意味もあ

るわね。神器は持っているだけでも狙われることがあるの、だから監視下に置くことによって未然

に事を抑えることができるの。そんなところかしら」

 

「なるほど……わかりました……」

 

一通り説明を聞いて、僕に自衛する手段はないのだから答えは決まっていた。

 

「その要求……受けます、僕をオカルト研究部に入れてください……」

 

「ええ、私達オカルト研究部は、あなたを歓迎するわ。金木 研君」

 

「私は姫島 朱乃と申します。よろしくおねがいしますわ、カネキ君」 

 

「僕は木場 祐斗、改めてよろしくね。カネキ君。」

 

「塔上 小猫です……よろしくお願いします……カネキ先輩……」

 

「よ、よろしくお願いしますッ……」

 

こうして僕たちはオカルト研究部の一員となった。

 

 




今思ったけど、部長「そう」って言い過ぎじゃ……

追記;改行修正しました。
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