ハイスクールD×D√喰種 作:ビギナー
アーシア登場ッ!
翌日の朝、昨日の残りのハンバーグを温めて、小猫ちゃんと食べてからいつもの様に一誠を迎えに
いく。
「…………」
小猫ちゃんは無言で着いて来ている。
呼び鈴を鳴らし、いつもの様に一誠の返事が聞こえ、少ししてから出てくる。
「おうッ!カネキ、おは……ってなんでッ!お前が小猫ちゃんと一緒にッ!?」
物凄い形相で詰め寄ってくる一誠に少し引きながら
「お、おはよう……一誠……その理由は歩きながらするから」
あまり長い時間拘束されると遅刻してしまうため、そう言って歩き出す。
「ふーん……護衛ねぇ……」
若干怪しみながらもどこか納得したように一誠が言う。
「そ、そうなんだよ……」
「納得はしたが……カネキ……間違っても手を出したり「な、なに言ってるんだよ……!」」
「だってよ、お前がここまで女の子と親しくなった……?のは初めてだしさ……」
「だ、だからって、そんなことする訳ないじゃないかッ……」
僕らは小声で言い争う。そんな馬鹿な会話を繰り広げていると、学園に着く。
「それではここで、失礼します……」
「え、あ、うん。また……ね?」
「はい……」
「またねッ!小猫ちゃんッ!」
「……はい……」
子猫ちゃんは一誠の時だけ若干嫌そうな顔をしたのち、なぜか僕の顔を見ると返事を返す。
子猫ちゃんと別れた僕らは教室にまっすぐ向かう。だが、教室に着いた途端ヘッドロックを掛けら
れる。もちろん、松田と元浜にだ。
「ちょ、ちょっと……な、なにっ?」
「「なにじゃねーよ、さっきのはどういうことだッ……!?カネキィーッ!」」
「ど、どういうことって……」
「しらばっくれんじゃねぇッ!」
「我らがマスコット、塔上 小猫ちゃんと一緒に登校とはどういうことだッ……!?」
そう言った彼らは血涙を流し、下手なホラー映画よりホラーだった。
その後、彼らを適当にあしらいつつ、席に座る。
彼らとこんな風に、馬鹿やっていると、堕天使とか、悪魔なんて夢の中の出来事のように感じられ
る。そんなことなんてありえないのに……
その日の放課後、一誠と一緒に松田と元浜の誘いを、オカルト研究部に入ったことを伝え断った。
そこでまた一悶着あったのだが、それはまた別の話だ。
その後部室に向かい、現在部長の話を聞いているところだ。
「今日は二人に、これを配って貰いたいの」
そう言って部長が見せたのは例のチラシだった。
「本当なら誰かを貴方たちに護衛として、付けたいのだけれど……生憎今日はみんな依頼が来てい
てね、二人だけで行ってもらいたいの……」
二人……一誠と僕だけで大丈夫なのだろうか……?もし襲われたら……
「ただ、この町の範囲内でね?町中であれば一誠を起点にして、転移できるからすぐ向かうことができるの」
「わ、わかりました……」
「了解ですッ!」
返事をし、僕と一誠はビラ配りをしに向かう。
一通り配り終え部室に戻ろうとして、歩き出した時のことだった。
まだ小学生くらいの子だろうか……?その子が走り回っていたためか、転んでしまい、擦りむき泣
き出してしまった。僕は男の子に近づこうとしたが、その前に男の子に近づいた人物がいた。
その人物を一言で表すなら、シスターだろうか……?彼女は男の子に声を掛けると手をかざした。
すると彼女の手から光が出てきて、その光は男の子の傷を治してしまった。
その光はとても綺麗で、とてもやさしかった。
男の子はお礼を言い、そのまま母親らしき人物の元へ走って行ってしまった。
あの光は一体……疑問を抱いたままでいると、彼女のベールが風で飛び素顔が見える。
長い金髪はとても綺麗で、クリッとした瞳は大きく可愛らしかった。
飛ばされたベールは一誠がキャッチしたようで、彼女に手渡しに言った。
見るからに外国人だったし、一誠が英語を話せるとは思ってないのであまり自信もないが僕が話し
てみようと思い近づいたら、不思議なことに一誠と彼女は普通に会話しているではないか。
それは異様な光景だった。一誠は日本語を話しているのに、彼女は英語を話しているのだ。
言語が違うのに笑い合う二人……その光景をみてそういえば悪魔になると、翻訳能力が付くという
ことを聞いたような気がした。
「あ、こいつはカネキっていって俺の友達で……」
そう言い、一誠が僕を紹介してくるので英語で自己紹介をし、彼女も自己紹介を返してくる。
「アーシア・アルジェントといいます。よろしくお願いします」
といったところだろうか……?
「カネキ俺はアーシアちゃんを教会まで連れて行ってくるけど……どうする?」
一誠がそう聞いてくるので、少し疑問を抱いたが
「僕も着いていくよ……部長には二人で行動するよういわれてるしね」
「そっか、じゃあいこうぜッ!」
そう言い僕らは歩きだす。
道中話をしながら僕らは歩く。どうやらさっきの光は神器のようだ。神からの贈り物と言っていた
し、それならさっきの現象も説明がつく。軽く話をしていると、目的地に着いた。
やはり疑問に思った通り、教会はボロボロでとても誰かいるとは思えなかった。
「一誠……本当にここでいいの……?」
僕は小声でそう聞く。だが……一誠の様子がおかしいことに気が付いた。
「一誠……?」
「あ、あぁ……大丈夫だよ……」
「そうじゃなくて……教会ってここでいいの?」
「アーシアもここで合ってるって言ってるし大丈夫だろ……」
一誠の顔色は悪く、今すぐにでもここから離れたそうだ。
そのあと僕らは教会をあとにした。アーシアさんは何度も、何度も最後まで頭を下げて感謝してい
た。そのことを部長に報告すると……
パチンッ!と何かを叩く音が鳴り響き、次いでやってきた痛みに現状を理解した。
部長にビンタされていた。もちろん一誠も……
どうやら教会とは悪魔にとって毒であり、堕天使などもいるかもしれないなど、とても怒られ
た……今回は出くわすことがなかったが、運が悪かったら堕天使と鉢合わせていたかもしれないと
思うと、ゾっとした……
その後、つまり現在、はぐれ悪魔の討伐依頼がきたとかで、僕らは廃工場に来ていた。
はっきり言って僕は、はぐれ悪魔と言っても悪魔と大差ないのだろうと思っていた。
だが、それは裏切られる、バイサーという、はぐれ悪魔は上半身は綺麗な女性だったが、下半身は
化け物のそれだった……初め、上半身だけ見えたときは一誠がおっぱい、おっぱい叫んでいたが、
下半身を見た瞬間黙ってしまった。それくらいやばいのだ……
部長が悪魔の駒の説明をしながら、眷属である、朱乃さんや木場君や小猫ちゃんが、バイサーを蹂
躙していく。僕はその光景を見ながら、悪魔は秩序があると思っていた事が間違いだったと気付い
た。いや、秩序はあるのだろう……けれどその秩序を抜け出すものがいる。破るものがいる。
それがはぐれ悪魔なのだと……はぐれ悪魔の存在を知り、僕はまた、悪魔になりたいという気持ち
がなくなっていくことに気が付いた。
そんな存在に一誠をしてしまったと言うのに……
「消えなさい……」
廃工場に赤い閃光が走る。直後、バイサーというはぐれ悪魔はこの場所から、この世から消え去っ
た。文字通り、かけらも残さず、存在そのものが消え去った。
「こんなところね……何か質問はあるかしら?」
先程命を奪ったことなどなかったように彼女はそう、笑顔で聞いてくる。
そうして僕は気が付いた。
あぁ……彼女は確かにやさしいのだろう。けれど……彼女は……部長は悪魔なのだと。
僕はその日、再認識した……
登場するとは言ったが大して話してないですね……
カネキ君が人間なので翻訳機能ないんですよねー……一応頭はいいと思うので、少し話しましたが……
あとバイザーってバイサーだったんですねーずっとバイザーだと思ってました。
では、また気が向いたらー
Wikiみたら、アーシアって日本語不慣れだけど話せるんですね。
追記;改行修正しました。