アブソリュート・デュオ~万物の意思~   作:Y・MOOT

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前回、次回は遅れると言っていましたが、頑張って書いたら出来ました。

なんかすいません。 

タグを少し変えました。

第1話のシャビの字は正しくはシャヴィなので修正しときました。

またしてもオリジナル《焔牙》が出てきません。ごめんなさい。

うさ先生は、イジりやすいかもしれません。

時系列的には、透流達が入学式を終えて教室にいるあたりまでとなります。

それでは、第2話をどうぞ↓


第2話~「文字通り<消失>させる事も出来るわね」~

『えぇ、そうね。私が残っているわ』

 

 と綺麗で透き通った女性の声が理事長室内に響く――

 

「まぁ、とりあえず皆座ろうぜ」

 

 そう言って刃が座ると、一つのテーブルを囲むように全員が座る。

 

「じゃあ、紹介するとしますか。と言っても推薦入試試験をした段階で、ある程度は紹介したんだけどな。まぁ、もう少し詳しい事とさっきのおさらいを兼ねてという事で…よろ」

 

『よろ…って、少し酷くないかしら?まぁ気にはしないのだけどね』

 

 また、女性の声が聞こえる。この声のした方へ璃兎が顔を向けると、そこに居るのは奏なのだが――

 

『ここよ、ここ』

 

 又しても声が聞こえる。奏の少しだけ隣――正確に言うと、璃兎から見て右。奏が口の高さと同じ位置ぐらいの、前髪にしている5センチ幅の白いヘアピン?にくっついている車の側面が描かれた平たいマグネット――から。

 

「おいおい…そんな物にもなるのかよ。アタシらと最初会った時は、普通の車だったじゃねーか」

 

『あら、あれも一種の正装ですから。そして、この姿もね』

 

「ホント…何でもアリだな、お前ら…」

 

 ちなみに、璃兎が普通の車と言っていたが実際は相当すごいスポーツカーである。なぜなら、本物の車とは色々と仕組みが違いその一例として、燃料となる物が一切いらなかったりする。(スポーツカーの外見は後々挿絵付きでオリキャラ紹介編でしようと思います。)

 

『では…この姿のままというのもなんですし、違う姿になりますね』

 

 そう言い終えると、マグネットが光だしその光がテーブルの上に移動すると――

 

『これでいいかしら?』

 

 その言葉と同時に、さっき璃兎が言っていた車のラジコンサイズ(まあまあ大きめ)になる。ちなみにこのラジコン、本来の車のサイズをただ縮小しただけである。つまり、言葉どおりの意味で小さい車なのである。

 

「あー…もうそれでいいわ…」

 

 またも考える事を放棄しかける璃兎だが――

 

『はい、そこ。思考放棄しないでね?そういう事だから、くうちゃん私の《意真名[マインズネーム]》言ってみなさい』

 

 そうはさせないシャヴィである。うさ先生ドンマイwww(うるせー…(疲))

 

「……《変身[トランスフォーメーション]》・《隠密[ハイド]》・《次元[ディメンション]》だろ…」

 

『えぇ、それで正解よ。それじゃあ、刃達みたいに例を挙げながら詳しく説明するわね。私が色々なものになれるのは、《変身[トランスフォーメーション]》の能力によるものよ。だけど例外として、まず地球や他の惑星・衛星にはなれない。そして、私の仮の人間の姿と刃達四人以外の人間の姿になるには、変身対象となる人間の血が5mlだけ必要になるわ。ちなみに、最初の一回のみよ。当たり前だけど、《次元[ディメンション]》の能力も使っているわ。主に、変身したものの強度に関係する事等でね。だから私には、核ミサイルを直接当てようが太陽の中心に居ようが関係なく、傷一つ付かない全くの無傷でいれるのよ。最後に《隠密[ハイド]》の能力、これは名前通りに考えない方がいいわね。何しろこの能力で隠したものは、能力の調節次第で様々な状態で隠せるからよ。勿論、能力の対象は私が任意で決める事が出来るわ。例えば、相手側からは接触出来ないけど、此方側は意識すれば接触出来たり、《次元[ディメンション]》の能力と併用して応用すれば文字通り<消失>させる事も出来るわね。他にも色々あるのだけれど、《隠密[ハイド]》の能力は説明しきれないぐらい多いからこの辺までにしておくわ』

 

 かなりの事を言ってのけるシャヴィ。そして、璃兎は――

 

「な…なぁ、もしかしなくても地球を丸ごと<消失>出来るってことかそれ……?」

 

 勇気を出してシャヴィにその確認をする。

 

『勿論出来るわ。でもそうなると、刃達の様な破壊では無くなってしまうのだけれどね』

 

 本当に末恐ろしい能力である。

 

「ハ…ハハ…もう…本当に…グスッ…刃達の事敵に…ヒック…回さなくて良かった…グスン…本当に…ウウッ…うぇ~ん」

 

 璃兎は想像したくも無い事で頭が一杯一杯になったのと、刃達が味方である事への感謝の気持ちが入り混じってガチ泣きし始める。すると奏が――

 

「な、泣かないでくうちゃん。奏達が今まで言ったことを、本当にする事は無いんだから。だ、だから泣き止んでくうちゃん…ほら、これで涙拭いて。ね?」

 

 言いながら、ティッシュを2~3枚渡す。

 

「あ…ありがとね、奏…」

 

 ヒャッハー。うさ先生のレアな表情ゲッ(ナレーションさん…奏、おこるよ?(笑顔))ヤメテクダサイシンデシマイマス(ガクブル)……コホンッ。すると璃兎は涙を拭いて――

 

 ――チーン

 

 鼻をかむ。普通ならこの展開では、誰かのハンカチにしてしまうという王道展開なのだが、なにげにこの展開を回避する奏は策士かも知れない。そして数分後――

 

「あっ…アタシはそろそろクラスに行かねーといけねーから、自己紹介の内容適当に考えとけよな。んで、三國が時間になったら迎えに来るっつーから。また後でな。じゃ、行ってくるわ」

 

 そう言いながら理事長室を出て行く璃兎に、刃達は軽く手を振りながら――

 

「おう。いってらー」

 

「がんばって、くうちゃん」

 

「また後で」

 

「じゃあねー」

 

『行ってらっしゃい』

 

 声をかけると璃兎は――

 

「おーう☆頑張ってくるよー♪」

 

 うーちゃんモードで返事をしながら、振り向いて左手を腰に当て右手を前に突き出しながら笑顔でピースをし――教室へと向かって行った。

 

「意外と、年相応な所があるんだなーくうちゃんでも」

 

「そーだね、お兄ちゃん」

 

「まぁ、あれでもまだ18歳ですから。くうちゃんは、すごいと思いますよ私は」

 

「そーだよ。いくらイクシードだとしても結局、人間には変わりないんだから。くうちゃんは」

 

『仕方ないじゃないの。私達、見た目と年齢が合ってないのだからね。元々私達が居た世界では、年齢というものは意味をなさない唯の飾り物ですものね』

 

 そんな事を言い合う刃達であった――

 






こんな感じになりました。いかがでしたか。

今回はシャヴィについてある程度触れました。能力もなかなかエゲツナイですねー書いてる私が言うのもナンですが・・・・

シャヴィの名前の由来はグルジア語で黒という意味です。私が黒好きなのと車に変身した時のボディーカラーが黒に紫のファイアーパターンだからです。更に詳しくは、キャラ紹介で。

[予告]次回投稿は3月20日以降です。これは確定事項ですのでご了承を~

ではまた次回お会いしましょう。




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