HUNTER×HUNTERの世界で動物とじゃれあいたいです   作:唯野歩風呂

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長らくお待たせしました!


2月3日改・・・動物の言葉【】から『』に変更。




 

 

 

 

 『おい、ひと!』

 

 世にも恐ろしい教育的指導を体験し、ぐったりと地面に転がっていると、先に復活した子猫がトコトコと私のもとへやってきた。

 

 「『人』って……種族名じゃなくて名前で呼ぼうよ」

 

 呆れながら身体を起こすと、子猫が首を傾げた。

 

 『なまえってなんだ?』

 

 あぁ、そういえばこの子は生まれたばかり。何も知らないんだった。

 

 「名前っていうのはね、個々を区別するためにあるんだよ」

 『?それってひつようなのか?』

 「え、必要でしょ」

 『我等に人のような個を区別するモノはない』

 「そうなんですか?」

 

 母猫は地面の上に寝そべり、顔をこちらに向けて言った。

 

 『我は母でありその子は我の子。そしてお前は人の子。それ以外何の区別する必要がある?』

 

 確かに、人間ほど数がいれば区別のために名前など特徴が必要になるが、本能で生きる動物には必要ないだろう。

 

 「それもそうかぁ」

 

 まぁ、いいか。

 私たちしかいないわけだし。問題ないだろう。

 

 

 『~~~~っおい!』

 

 子猫がぴょんぴょん飛び上がり、叫んだ。

 

 実はさっきから呼んでいたのだが、母猫と話の最中だったし、あえて無視してたのだ。

 

 「何?」

 

 子猫は無視されたことに怒ったらしい。

 身体がプルプル震えている。

 

 

 

 か、かわいい~~~~~っ。

 

 

 

 思わず飛びつきたくなるのを押さえ、先を促す。

 

 『おまえ、かあさまとちがうのに、なんでここにいる?』

 

 どうやら教えられなくても、本能で私がこの場に異質だと感づいたらしい。

 

 「それは神が…………」

 

 

 あ、そうだ!

 

 神!

 

 

 すっかり忘れてたが、母猫は神のこと知ってるんだった。

 

 「そういえば、何故神のこと知っていたんですか?」

 

 母猫に訊くと、『それは明日父にあってから話そう』と言われた。

 

 

 父。母猫のお父さん。

 

 どうやらここには羽根つき猫が他にもいるようだ。

 早く会ってみたいなぁ。

 

 『それより、人の子よ。お主、腹はすいておらんのか?』

 

 食欲は「ぐ~~っ」あるようです。

 

 頷くと、残された巨大鶏を目の前に置かれた。

 

 『さぁ、食べるといい』

 

 い、いや。食べるといいって……こんなに食べられません。

 

 『あぁ、そういえば人は生で肉は食べないのだったか』

 

 そう言った母猫は鶏を咥え空中に放り投げた。

 

 巨大な鶏の姿がどんどん離れていく。

 

 母猫はのっそりと体を起こすと、口を開け――。

 

 

 ゴオオオオオオオオオッ

 

 

 炎を吐いた!?

 

 

 その炎は天高く伸び、放り投げられた鶏を包み込む。

 

 

 炎がやむと、目の前にはこんがりと焼けた鶏が……。

 

 

 

 羽根つき猫は炎を吐ける種族らしいです。

 

 私の隣では子猫が目を輝かせて母猫を見ていました。

 

 

 この可愛い奴め!

 

 

 

 

 

 ちなみに、焼き鳥はみんなで分けて食べました。

 

 中まで火が通っていて、とても美味しかったです。はい。

 

 





お待たせして申し訳ありません。
暖房といった高価なものが部屋にないので、風呂上りの体があったかいうちに書いている唯野歩風呂です。

寒さで指が動かずなかなか筆が進みませんでした。
お正月休みでいろいろな人が読んでくださってうれしい反面、筆が遅くて申し訳なく思います。
今年は四月から社会人一年目になるので、ストレスで筆が進むか遅くなるかわかりませんが、
なるべく日を空けずに更新……できたらいいなぁ。

なんにせよ、今年もよろしくお願いいたします!


唯野歩風呂


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