主人公
セレスティア・エントヴィッスル
身長:173㎝
容姿
銀髪で、黄緑色の瞳。
左目の下に泣きぼくろがある。
バレッタは紫と青の蝶。
色白で、着ているのはブラッド制服の赤。
髪の毛は腰のあたりまで伸びている。
口癖
~だもんね。とか。
呼び方…セレス,ティアなど。
シエルと、ギルはセレス。ジュリウスはティアって呼ぶ。
ロミオとナナもティア。
神器
ロングブレード
フォールクリンゲ
…圧倒的な滅びをもたらす魔剣。
シールド
カラミティシルバ
…災厄を防ぐといわれる大盾。
ブラスト
グロリアアフタマート
…かつて栄光の道を歩いた英雄が使ったとされる。
殆どが銀色で統一されている。
フェンリルの情報は裏から結構仕入れていたり。
神機遣いとかのことにも結構詳しい。
知人(ゴッドイーター)に、情報をもらっているから。
私は今台の上で寝ている。
理由を説明するには長くなるんだけれど。
フェンリルの職員の方が、『アナタは適合候補者になりました。一度、フライアへお越しください。適合試験があります』と言って、私を連れていこうとしたのだ。
いろいろあって、私はここのフライアに来ることにたったのだ。
私の横、手を伸ばすと届く位置には、神機と腕輪がある。
それは、神を喰らうもの、ゴッドイーターになるのに必要なものだ。
艶のある黒い腕輪。
ゴッドイーターの中でも、特殊な部隊として編成されているブラッドだけの腕輪だと、説明を聞いた。
『気を楽になさい。
あまり気負わない方が、楽に終わると思うわ……
貴方はもう既に、選ばれて此処にいるのですから』
スピーカーから声が聞こえてくる。
女の人の声だった。
静かで、波の無い声。
感情がないのではないかというような、落ち着いた声だ。
きっと感情がないなんてことはありえないと思うけれど、私の直感はそれに近しいものを感じていた。
選ばれて此処にいる、ね。
選ばれたのはそうだけど、此処に来たのは私の意志でなんだけどね。
神機に手を伸ばすのを躊躇う必要はない。
だけど、少し怖くて、私は神機に手を伸ばしていなかった。
暫くそのまま寝ていたが、私は大人しく手を伸ばし、神機に触れる。
冷たい鉄の感触。
そして、グッと柄を握りしめた。
すると、上から回転するドリルが降りてきた。
いや、嘘じゃなくて、本当にドリル。
絶対に偽物なんかじゃない。危なそうなものだ。
と言うかなんかさ、回転してないかい?
はは、絶対に痛いよこれ。これで失敗したら大変なことになるんじゃないの?
そして、ドリルが腕輪にふれると、腕に激痛が走った。
片腕が食いちぎられ、持って行かれるような痛み。
これまで経験したことのない痛みだった。
あ、まぁこれを経験した事があったら怖いかな。
でも、経験した事があったら、二回目はこんなに痛くないかもしれないね。
「あぁぁぁぁあああっ!!」
あまりの痛みに身体を捻ったり、よじったりして痛みを軽減させようとするけど、そうは行かず。
台から転げ落ちて、床を転がり身をよじった。でも、全然痛みが引くことはない。
他のことをして紛らわせるのは不可能と感じ、痛みに身を任せることにした。
確かこの痛みは、体内の細胞をオラクル細胞が喰っている事から起こる痛み?だったと思う。
この痛みが自然に引いていくのを待つしかなかった。
暫くすると痛みは引いたので、ガシャン、と音を立てて、神器を杖にして立ち上がる。
さっきは冷たい鉄の感触しかしなかったのに、今はどこか暖かな感じがする。
そんなに変わった感じはしなかったけれど。
神器が以外と軽かったんで、これは予想外だった。
まさに鉄の塊、と言ったような形の武器だったから、私には少し思いかなと思ってたけど。
立ち上がり、少し息が乱れてるけど、試験自体はたいしたことなかった。
……はい、嘘です。大したこと無かったとか言ってるけど、本当にキツかった。
痛いし、長いし。辛かったし。
『おめでとう。
コレで貴方は神を喰らうもの、ゴッドイーターとなりました。
先ずはゆっくりと休むと良いでしょう』
聞こえてくる女の人の声に反応しながら、辺りを見回す。
辺りには、傷の付いた鉄の壁。
出入口は案内された時に通った扉しかない。
ゆっくり休むって、どこで休めばいいのよ!
…誰かに聞けばいいのか
うん、誰もいない。
周りは何かの機材だけ。人っ子1人いません。
どうしよう。
まぁ取り敢えず、この部屋から出よう。
『ああ、ロビーへは入ってきた扉を左に行くと行けるわ。
私が直接案内出来れば良かったのだけど……予定が立て込んでいるの。
ごめんなさいね』
キョロキョロしている私にアドバイスをくれる女の人。
取り敢えずここから出てロビーに行けばいいんですね。
わかりました。
私は、アドバイスをしてくれた人が見ているであろうカメラの方に一礼をして、くるりと踵を返して扉へ向かった。
─○●○─
しばらく歩いて、やっとロビーにたどり着けた。
何人に道を聞いたことやら……(遠い目)
「ああ、貴方がブラッドに入隊された、新人のセレスティアさんですね。
私はオペレーターの、フラン=フランソワ=フランチェスカ・ド・ブルゴーニュです。
宜しく御願いします」
私の目の前、カウンターを挟んで礼をした、金髪の女性。
フランさんというらしいこの人は、フェンリルの移動要塞であるフライアのオペレーターらしい。
「はい、私、新人のセレスティア・エントヴィッスルです。
こちらこそよろしくお願いします、フランさん」
こちらもペコッとお辞儀をして。
おじぎをするのだ
……変な電波を受信したみたいです。ごめんなさい。
こちらもペコッとお辞儀をして、フランさんに挨拶をした。
と言うか彼女、フランって名前の中に多すぎません?
「本日1日はセレスティアさんに任務がありませんので、庭園などでゆっくりしてはいかがでしょうか。
庭園へはあそこのエレベーターでいけますよ」
庭園か……。
なんかあるんだろうか。
「庭園って、どんな場所なんですか?」
「今はあまり見られない花や木がみられますよ。
とても落ち着いた空間なので、私は本を持ち込んだりしますが。
言ってみればわかりますよ、セレスティアさん」
フランさんにそう言われたので私は、庭園に行ってみることにした。
ありがとうございましたとフランさんに伝えて、エレベーターに向かっていく。
私が無事に庭園につけて。
あたりを見回してみると其処は、もはや自然に咲くことが無くなった花たちが咲き乱れていた。
暖かな日差しが降り注ぎ、花たちを優しく照らしていた。
……こらそこ!どうせ人工の光だとか言わない!
明るい光の中で、水に花が映って綺麗だった。
「へぇ、綺麗…」
コツコツと靴の音を響かせて奥の方に向かうと、木の下に金髪の男の人が居た。
腕輪をしていることから、同じゴッドイーターである事がわかった。
髪型がちょっと特徴のあるひとだ。
「綺麗で素敵なところですね」
「ああ、そうだろう?俺はとてもここを気に入っているんだ。
それよりも。適合試験、お疲れ様。無事終わって何よりだ」
男の人は、そう言って私に話しかけた。
笑いかけてくれても良かったんでは?とも思う。
表情が変わらないって意外に怖いよ?
しかも、無事終わった、と言っても私、すごい苦しんだんですけど。
あたりのたうちまわってたんですけど。
「私は、この度ゴッドイーターになりました、セレスティア・エントヴィッスルです。
名前、名字と共に長いので、ティアとでも呼んで下さい」
「俺は、ブラッド隊長ジュリウス・ヴィスコンティだ。
そう畏まらなくてもいい。
畏まられるのは嫌いだからな。ジュリウスと呼んでくれ」
いや、隊長でしょ?!
畏まるに決まってますよね?!
「いや、ですがジュリウスさん」
「良いんだ、俺が言ったんだから。ジュリウスで良い。
それとも、ジュリウスと呼ぶのが嫌なのか?」
そう言われると私は弱い。
折れるしかないじゃないか。
「わかりました、ジュリウス」
「よかった。俺はそろそろ行くが、ティアはもう少しゆっくりしていくといい。」
にっこりと笑って、さっそうと去っていってしまったジュリウス。
全く、無駄にかっこいいが……。
「あっ…」
私に言いたいことを言うだけ言って、行ってしまったジュリウス。
去り際だけかっこいい。
なんて人だ。全く
老いて枯れた…すまない。
置いて行かれた私は、ジュリウスが居たところに座り直して、花を眺めていた
しばらくボーッとしていたら、フランさんが来て一緒にボーッとしたのは余談である。