なんとかマサラ人   作:コックリ

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更新がすこぶる鈍くてすいません。
クリスマス、年末と続くとどうしても忙しくなります。(言い訳)
おまけに話はそこまで進んでないという・・・。

もうちょっと更新スペースを早めるよう努力します。

とりあえず、暇つぶしにでもどうぞ。

それとこのssを読まれる読者様方、

あけおめ!!ことよろ!! です。


ノーマルマサラ人 12話

 

 

 

「アンタってポケモンの手入れ以外に料理も出来たのね。けっこうおいしかったわよ」

「・・・それはどうも。というか、カバンの中が缶詰だらけって女の子としてどうよ」

「なによ、いいでしょ。料理は男の仕事なんだから」

「・・・流石にそれは偏見すぎる」

 

 

現在お昼過ぎ、ランチタイム後。

途中に作った昼飯を胃に収め、ハナダシティに向かって足を進めている。

俺が昼飯作っている最中、自分の分も要求していた彼女と共に。

 

 

・・・一緒に旅をすると誘った覚えもなければ、誘われた覚えもないんだけど。

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

今日の朝方のニビジム戦勝利後、ジムリーダーからバッジをもらい、ポケモンセンターで

手持ちのポケモンを回復させ次のジムのある「ハナダシティ」へ向かおうとしていた。

 

 

これ以上ニビシティに留まる理由もなく、あらかじめ必要な食糧や道具を

「フレンドリィショップ」で買っていたのですぐさま次の町へ出発する・・・はずだった。

 

 

『じゃあ、俺はこれからハナダシティに行くから。これで・・・』

『待ちなさいよ! アタシまだ買い物してないんだから!』

『・・・?』

『ちょっと買い物するから待って・・・ううん、やっぱり付いてきなさい』

『・・・なんで?』

『アタシはまだなのよ! いいから付いてきなさい!』

『いや、だからなんで・・・ってこら! 服引っ張るな!』

『い・い・か・ら! 黙って付いてくる!!』

 

 

 その後、大量の缶詰を買い込み、カバンに押し込み、『さぁ、行くわよ!』と、なぜか

そのまま、ここまで同伴しながら旅をしていた。

 

 

「・・・まぁ、別に嫌ってわけじゃなんだけどさ・・・」

「なにか言った?」

「前に『おてんば』人魚って自称してたけど、

自覚しているなら直せばいいのにって・・・・・ブッ!?」

 

 

鮮やかな『メガトンパンチ』が決まったとさ。

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

――ここまで来たのに今さら「何で付いてきたのか」と聞くのも引けるし。

――下手な事言って不機嫌になられるのもめんどくさい事になりそうだし。

 

 

 痛む頬をさすりながらそう自分を納得させ、

話題を変えるために前から聞きたかった疑問を投げてみた。

 

 

「カスミはハナダジムってどんな所か知ってる?」

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

『カスミはハナダジムってどんな所か知ってる?』

 

 

 その言葉を耳にした時、グッと眉根が釣り上がるの自覚した。

聞いてきたコイツに悪気もなければ含むものもないと思う。

ジムに挑戦するのだから単に『どんな所』かを聞きたかっただけだろう。

・・・それでも、あまり聞きたくない話題だった。

 

 

「・・・なんで私に聞くのよ」

 

 

 声音は無意識に低くなっていた。

強張った顔を見られたくないから、少しアイツから顔を背ける。

 

 

「え!? ・・・いや・・・え~と、偶然腹だs・・・ゴホン! カスミらしき女の子が

『3番道路』から来たって聞いてさ。もしかしたらハナダジムの事知ってるのかな~と」

 

 

 途中まで聞こえてきた単語に再び握りコブシを作っていたがなんとか踏み留まる。

妙に言いづらそうに答えたアイツ。今度はアイツの方が顔を見えないように背けていた。

 

 

「・・・知ってるわよ。ハナダシティじゃ有名だもの・・・」

 

 

 少し目を背けながら愚痴るようにつぶやいていた。

そんなつぶやきも近くにいたコイツには聞こえたのだろう。

興味深そうというか好奇心が刺激されたような、明るい表情をアタシに向けてくる。

 

 

「やっぱり知ってるのか。それでどんな所なんだ? あとジムリーダーも気になってる」

 

 

・・・ジムリーダー。

その単語を耳にして気分がさらに悪くなる。

コイツもハナダジムのジムリーダーがそんなに気になるのか・・・と。

 

 

「・・・アンタも気になってるんだ。ハナダジムのジムリーダー」

「そりゃそうだろう、ジム戦を挑むんだ。相手の事は出来るだけ知っときたいさ」

「・・・本当にそれだけ」

「? ・・・それだけって、なにが?」

「・・・ジム戦のためだけに知りたいの?」

「他になにかあるのか?」

 

 

 目を細めて疑いの眼差しを向けてみる。

瞳に映ったアイツはアタシが何を言わんとするかわかってないようだ。

アタシの苦悩を知らないアイツの呆けた顔を見てると段々と腹が立ってきた。

 

 

「そう、それじゃ教えてあげる!

                ・・

ハナダジムのジムリーダーって凄い美人らしい女の人よ!」

 

 

 脳裏に浮かぶのは『美人三姉妹』とか『出涸らし』とか言ってくる姉さんたち。

いつもいつもいつもアタシを馬鹿にして面倒な事ばっか押しつけてくる。

おかげでアタシは、いっつも貧乏くじ引かされて苦労していた。

 

 そしてジムに来る男たちも、みんな姉さんばかりを見てる。

大抵の男はいっつもそうだった。

 

 

「へぇ、ジムリーダーは女なんだ。やっぱり水タイプのポケモンがメインなのか?」

               ・・

「・・・そうね、ジムリーダーの美人三姉妹は水タイプのポケモンを使うわね・・・」

「つまり誰と当たるのかわからないってことか。そうなると相手の手持ちが定まらないな」

       ・・

「・・・それと美人三姉妹は大きなプールでジム戦をするわ・・・」

「ニビジムみたいにフィールドが変わったりするってこと? それは面倒だな」

              ・・

「・・・・・ジムリーダーの美人三姉妹は街の男の人からすごい人気があるのよ・・・」

「そうか男の人に・・・・・それってジム戦に何の関係があるんだ?」

 

 

――大抵の男はいっつもそうだった。

 

 

「・・・・・・・・・・・ねぇ」

「なに?」

       ・・  

「ハナダジムの美人三姉妹なのよ?」

「さっきからそう聞いてるけど?」

「・・・興味ないの?」

「あるよ、相手の手持ちのポケモン。三姉妹ってことはそれぞれ手持ちが違うんだろ?」

 

 

――大抵の男はいっつもそうだった・・・はず。

 

 

「・・・・・・・・・・・ねぇ」

「なに?」

 

「・・・ポケモンに興味があるだけ?」

「さっきからその話をしてたんじゃないのか?」

 

 

―――なら、例外の男だって居てもおかしくない・・・はず。

 

 

「・・・そっか興味ないんだ。美人三姉妹に」

「いや、だから興味はあるって。・・・・・なに笑ってんの?」

 

「別に。アンタは『ポケモンバカ』なんだなぁって思ったのよ」

「・・・初めて聞いたよ、その名称・・・」

 

 

 さっきと似たような呆けた顔をするアイツ。けどさっきみたいに腹は立ったりしない。

むしろ、おかしくなってアタシの顔が少し緩んでくる。口元には笑みが浮かんでくる。

 

 

「どうしたんだ? さっきからこっち向いてニヤけて」

「べっつに、なんでもないわよ! ほら、歩いてないで走るわよ!

あんまり遅かったら野宿する羽目になるんだから。ポケモンセンターまでダッシュよ!」

「日没まで十分余裕あるって。別に急がなくても・・・コラ! 服引っ張るなって!」

 

 

――やっぱり旅をするのは楽しい。




今回はおてんば人魚さんの話。
前回までのギャグ係を払拭させるために少しシリアスに・・・!

・・・払拭されてない気がする。


まぁ原作アニメでもこの人魚さんはツッコミ+バイオレンスの役回りだった気がしますので。
大体こんなキャラかなと。


・・・それと今回の原作崩壊部分。
・・・タケシさん・・・いません・・・。


それでは更新速度は期待できませんが次回もよろしくお願いします。 ノシ
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