なんとかマサラ人   作:コックリ

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 さて、大半の方がお忘れでしょうが、無様にも帰ってきました。

 もうそろそろ出るであろうサン・ムーンにテンションが上がってなんとなく投稿。

 今更どの面下げてきたと言われそうですが、暇つぶしにでもどうぞ。

 ホントすいません。


 そして相変わらずの文章力の無さに絶望した…。


ノーマルマサラ人 23話

 

「使用ポケモンは3体! ポケモンの交代はチャレンジャーのみ認められます! 先に3体のポケモンが戦闘不能になった方が負けとなります!」

 

 いつもの審判のルール説明を聞き流しながら対面に立つ挑戦者をじっと見据える。

 挑戦者は腰のホルダーからモンスターボールを一つ手に取りボタンを押して手の平に収まる大きさに変えて、私の方を見る。

 そして目が合い、少し笑う。私もつられて口元を緩ませる。

 

「いつか対戦するってわかってても、実際に挑戦者としてこの場に立つとなにかおかしいな」

「幼馴染との初めてのバトルがこんな形だからですか?」

「そうかもな。幼い頃からの付き合いなのにジム戦が初バトルってのもな。まぁ、年齢的にしょうがなかったんだけどさ」

「そうですね。ですが、私はずっと楽しみにしていました。この日が来るのを」

「随分と待たせて悪かったね。けど今のオレは挑戦者だから、遠慮する余裕が無いんだ。この初戦でバッジをもらうつもりだよ」

「はい、私も今は挑戦者と合間見れるジムリーダーです。遠慮も、手加減もいたしません」

 

 本音を言うなら、ここで私が勝って再戦しに来て欲しいだけれども。

 ―――そうすれば、また来てくれるから。

 

 

「それでは始めましょう。準備はよろしいですか?」

「いつでもっ!」

「では……タマムシジム、ジムリーダー・エリカ! 参ります!!」

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 ―――タマムシシティ。

 

 

 大きなデパートやカジノ施設などの娯楽があり、多くの人が住めるよう大型マンションを置き、街の外は多い茂る森に囲まれている。

 人が住む環境としては至れり尽くせりである。カントーでもここまで都会なのはヤマブキぐらいだろう。………まぁ、フレンドショップどころかポケモンセンターすら無い地元のマサラタウンが町として異常なのだが。

 なんでいつも歴代の主人公の町にはこういった施設がないのだろうか。タウンじゃなくてヴィレッジの間違えじゃない?

 

 そんなタマムシシティでオレことシゲルはジムバトルを行っています。

 

 

「お行きなさい、モンジャラ!」

「出番だ、マンキー!」

 

 バトルフィールドに投げられる二つのボールから出現するのは、純粋な草タイプのモンジャラ、純粋な格闘タイプのマンキー。出現と同時に互いに敵を確認、トレーナーの指示を実行出来るよう即時戦闘態勢をとる。

 

「それでは、バトル始め!!」

 

「マンキー、『きあいだめ』!」

「モンジャラ、接近なさい。『つるのムチ』です!」

 

 審判の合図を受けて、真っ先に動いたのは素早さで勝るマンキー。その場で深く息を吸い、気合いを込めることにより相手への攻撃が急所に当りやすくなる技。一方、モンジャラは通常の草タイプの攻撃、接近しながら『つるのムチ』で動かないマンキ―を打ちすえで確実なダメージを与える。

 

「近距離戦ならお前の得意分野だ、『からてチョップ』!」

 

 『からてチョップ』は相手の急所に当てやすい格闘タイプの攻撃技。先ほどの『きあいだめ』の効果と重複する。『からてチョップ』の元々のダメージは低くとも、急所により大きなダメージをモンジャラに与えることが出来る。

 

「モンジャラ、『しめつける』攻撃!」

 

 急所により想定外のダメージを受け、動きを止めたモンジャラであったが、エリカの指示を受けてすぐさま行動に移る。体の長いツルを使いマンキ―を締め付けてじわじわとダメージを与える。だが目的はダメージではない。相手の攻撃―――腕を封じることだ。

 

「ッ!―――マンキー、距離を取れ!」

 

「モンジャラ、そのまま『メガドレイン』です!」

 

 ツルが淡く光り、マンキーにダメージを与えると同時に体力を吸収し、体力を回復する。相手を動けないようにして確実に倒す、かつ次のバトルのために体力を温存する戦い方。草タイプ特有の器用さとも言える。

 

「マンキ―、飛び回って『ちきゅうなげ』! 相手を振り回せ!」

 

 最もそんな戦い方はわかっている。シゲルが生まれてから付き合いが長いのはサトシについでエリカなのだ。

 なにをしたか、こんなことがあった、友人のこと、ポケモンこと、チャレンジャーのこと、家族のこと、最近近づいてきた女性はいませんか……。

 そんな会話をしていればエリカの手持ちのポケモンも分かる、使う技も知ることが出来る。

 

 自身に巻きついたツルを体ごと捻り、モンジャラを力づくに振り回す。モンジャラのおもさは35kg、相手のおもさと伸ばしたツルの長さが遠心力を強める。

 

「モンジャラ、『メガドレイン』です!」

「地面にたたきつけろ!」

 

 ツルが淡く光り出し、マンキ―の体力を吸おうとする前に、今までの横回転から縦に、マンキーが飛び跳ね遠心力の勢いのまま地面にたたきつける。

 たたきつけられたモンジャラは衝撃を殺せず地面にめり込む。そしてマンキ―に巻きつかれたツルが解かれる。

 

「マンキー、『からてチョップ』!」

 

 自由の身となったマンキ―が飛び、未だ地面にめり込んでいるモンジャラに『からてチョップ』を炸裂させ、さらに深くモンジャラをめり込ませる。

 何か潰れたような音がした気がするが、気にせずマンキ―は後退。次の指示を待つようにシゲルの前に立つ。

 

「モンジャラ、戦闘不能! マンキ―の勝ち!!」

 

「お戻りなさい、モンジャラ」

 

 エリカのモンスターボールに回収される。モンジャラの消えた所にはモンジャラの形をした小さなクレームが出来ていた。

 

 

「格闘タイプで力押しですか…。てっきりリザードかニドリーナをお使いになると思いましたが」

 

「……なんで炎タイプと毒タイプがいるのを知っているのかな」

「電話でナナミさんからお聞きしまして」

 

「……手持ちが……ばれてる……!?」

 

「あ、ご安心ください。流石にどんな技を使ってるか、などという話は聞いてませんので。ただ最近のシゲルさんの近況をお聞きになったらナナミさんが色々とお話してくれまして、その時に」

 

 姉さんのバカ……、イヤ、わざとか…わざとなのか。まさか旅に出てる間もこうして間接的にオレに難問を押しつけているのか…。

 

「ちなみ、その時の姉さんは普通だった? イヤ、普通だったって言う意味がよくわからないかもしれないけど……どうだった?」

 

「とても良い顔で話されていましたよ。それはもう手入れしたばかりと言わんばかりの肌のツヤは同じ女性として憧れ……シゲルさん、どうかなされましたか、急に肌色が悪くなったかのように」

 

「……なんでもないよ。ただ身内の苦労にメシウマな家族がいることを改めて痛感しただけだよ」

 

 離れてても家族と繋がってると本当なんだな。……きっとキラキラしていたであろう姉のイイ顔が容易に想像がつく。

 

「では、私の次のポケモンはこの子です。 お行きなさい、ウツドン!」

 

 

――――――続く

 

 

 

 

 

 

◆◆◆another マスターマサラ人◆◆◆

 

 

 

『ガブリアスはプリズムタワー方面へと向かって行きます! 『はかいこうせん』を辺り構わず発射して…ッ!? わ、我々報道陣にも威嚇してきました!?』

 

「これなんて映画?」

 

「違う違う、緊急生中継ですって。ミアレシティからの」

 

「え? これ生なの? うわぁ、本当に撃ってる。これミアレシティの人たち大丈夫かなぁ」

 

「野生のガブリアスなんて滅多に見ないし、トレーナーから逃げ出したのかしら?」

 

 

◇◇◇

 

 

『一体あのガブリアスに何があったのでしょうか!? 住民のみなさんは急ぎ避難をしてください! 特にプリズムタワー周辺から……え、なに、今生中継なんだから顔を出さないって…後ろから? こっちに向かって?』

 

『もしも~し、そこのヘリコプター、そこでホバーしていると的にされちゃいますよ~。撮影が仕事なのは分かりますけどもう少し動き回ってくださ~い。繰り返しま~す、そこでホバーしていると花火になっちゃいますよ~』

 

『……なにあれ? え、マイクのスイッチ……あ、やば……コホン。 え~後ろからリザードンに乗って、メガホンで我々に声を掛けてくる少年が来ました。彼がガブリアスのトレーナーなのでしょうか? あ、こっちに近づいてきます』

 

『もしもし、何度も声掛けてますけど、ここで停止してると危ないですよ。撮影するならもっと動かないと当たっちゃいますよ』

 

『あの、あなたは、君があのガブリアスのトレーナーなのかな?』

 

『いえ、違います。オレ…私はある人に頼まれてガブリアスを止めるよう来ただけです。 あれ、これテレビ撮ってる? ここチョッキンしてくれます。身内にバレたくないんで』

 

『え~と、生放送なんだけど』

 

『え、マジで。コホン、あのガブリアスはプラターヌ研究所のポケモンです。私のポケモンではありません。抗議とか損害賠償とか責任問題諸々は研究所にお願いします。大事なことなので2回言いますけど、私のポケモンではありません』

 

『……はぁ』

 

『それでは私はこれで失礼します。出来れば録画放送の時にはモザイクと音声編集をお願いします』

 

『……はぁ。 って、ちょっと君!? 危ないから近づいちゃダメよ!!』

 

『ご心配なく、すぐ終わらせますんで。 リザードンGO!』

 

『GYAaaaa!』

 

『……行っちゃった。って、うわ! あの高さから『ちきゅうなげ』!? いや両足を掴んで叩きつけてるから違うのかな?』

 

『アナウンサー! あれはキン○ドライバーですよ! キン○ドライバー! すごい!ポケモンが48のサブミッションを使うなんて!!』

 

『カメラに出てくるなガンマイク!!』

 

 

◇◇◇

 

 

「なんなのかしらね、これ?」

 

「…………」

 

「セレナどうしたの? 豆鉄砲喰らったみたいな顔して?」

 

「………ママ、私旅に出る」

 

「………はい?」

 

 




 バトルばかり話しになってなんかつまらないなぁ。なんかおまけ付けようかなぁ。

 って考えて続きを書くつもりが無かったXYの方をちょこっと追加。会話ばかりで一切補足の文が無いのでわかりづらいと思いますが、アニメの方を見てる方はなんとなく分かってもらえるかと。 相変わらずおかしいですねこのssは。

 さて次回はこの続き……ではなく、また変なanotherを突っ込んでみるつもりです。
 XYではなく、なんとなく書きたくなった物なのであまり期待しないでください。(更新速度的な意味でも)

 サン・ムーン発売までには投稿出来たらいいなぁと思ってます。
 では、またノシ




 
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