なんとかマサラ人   作:コックリ

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今回は長めです。
相も変わらず幼年期。冒険に出るのはもう少し。


ノーマルマサラ人 3話

 

「さあ、ポケモンは突っ立ってるわけじゃないんだから、ポケモンに逃げられないように足腰鍛えないと」

 

「・・・・・・姉さん、これ・・・・いつまで・・・走ればいいの」

 

「もちろんポケモンより早く走れるまで。そうねドードーは無理でもドードリオぐらいまで頑張りなさい」

 

 

 

「ドードー」・・・ふたごどりポケモン

とつぜんへんいでみつかったふたつのあたまをもつポケモン。じそく100キロで はしる。

byファイアレッド図鑑

 

 

 

「ドードリオ」・・・みつごどりポケモン

しんかのときにドードーのあたまのどちらかがぶんれつしたちんしゅ。じそく60キロいじょうで はしる。

byブラック・ホワイト図鑑

 

 

 

あれ遅くなってね?・・・そんな突っ込みを入れる余裕もなく、現在、私ことシゲルは走ってます。

 

・・・時速60キロの壁を目指して。

 

 

 

 

 

 

いつか来るだろうなぁと思ってた走り込みの訓練。

この訓練を初めてからどれくらい経つだろ。時速60キロの壁はいまだ越えられず、ただ走り続けております。

 

おかげで姉さんの言ってたとおり足腰がかなり鍛えられております。

正直、この年でここまでふくろはぎが引き締まったら何年後かに来る成長痛がやばいんじゃなかろうか。足の成長痛って骨が出っ張って痛いんだよね、膝とか踵とか。

 

「ほら、とりあえずあと一時間走りなさい。私はお昼御飯の用意をしてくるから。」

 

姉さんがなにか言ってるなぁ。

 

ああ、そういえば今日はまだ休憩を取ってないないなぁ。

 

忘れられてるんだろうなぁ。

 

 

 

(バタッ)

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

目を開けて回りを見ると清々しい晴天だ。

 

ここはどこだろう。

 

俺は今、虹の橋を渡っている。

 

本来ならあり得ないこと。

 

それを当り前のように歩いている。

 

間違いなく夢の中だ。

 

虹の橋を渡り切ると、なぜかカフェが建っていた。

 

とりあえず覗いてみると

 

「8月30日の期間限定のため当店は閉店しました」

 

そんなことが書かれていた。

 

なんの期間だっけ?

 

どっかで見たことがある日だ。

 

他になにも無いので近くの森に入った。

 

森に入るとミノムッチを見かけた。

 

カントーではまず見ないポケモンなので懐かしい気分になれた。

 

次にドーブルに会った。

 

なぜかドリンクを運ぶよう頼まれたのでミノムッチまで渡しに行った。

 

こんなもんいるかと捨てられたのでミノムッチの糸を引きちぎってやった。

 

ドーブルにそのことを伝えるとサムズアップしてきた。

 

サムズアップし返した。

 

お礼にきのみをくれた。

 

ドリンクを運んだお礼なのか、糸を引きちぎったお礼なのかわかりません。

 

また森の中を歩くとイーブイに出会った。

 

こっちに擦り寄ってくる。

 

どうやらきのみが目的みたいだ。

 

きのみをあげると喜んだ。

 

イーブイがなつきました。

 

イーブイと一緒に森を歩くと大量のニョロゾがいた。

 

ニョロゾが一斉にこっちを向いた。

 

おなかのうずまきを見てると睡魔に襲われた。

 

とりあえずこっちもニョロゾに向かってうずまきと逆方向に指を回してみた。

 

ニョロゾがなぜか興奮しだした。

 

ニョロゾが一斉に襲ってきた。

 

イーブイ抱えて逃げた。

 

しかし追いかけてくる。

 

しょうがないので島から飛び降りることにした。

 

どうせ夢だから大丈夫だろ。

 

イーブイごと飛び降りた。

 

アイキャンフラーイ

 

 

 

 

 

(バシャッ)

 

 

 

 

「あら、起きた。もう、ダメじゃない。走ってる最中に寝たら」

 

バケツの水のおかげで目が覚めました。

 

「・・・・・疲労で睡魔に襲われたら(気絶)、さらに睡魔に襲われて、最後に30匹近くのスイマーに襲われました」

 

「頭打った?」

 

これが3日前の出来事であった。

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

いきなりですが、あと来年で10歳になります。

それに伴い姉さんの訓練も種類がどんどん増えてきました。

 

旅に出てから簡単に作れる料理、食べられる野草の区別、野宿するときのコツ、etc

いろいろなことも学びました。

 

 

ところでこの訓練ってほかのトレーナーもやっているのだろうか。

サトシはいつも元気でやつれてるところを見たことがないんだが・・・。

(この一家だけです。)

 

 

さて、来年で10歳になり、旅立つことが出来るのだが、じいちゃんの研究を見たところ、どうやらこの世界ではまだ個体値・努力値は発見されていないようだ。

それと性格についても、特に気にされていない。

 

しかし、ポケモン図鑑でポケモンを確認すると性格が表示されている。・・・なぜだろう?

そうなると、やはり実際に3匹の性格を確認してから選んだほうがいいだろう。

最初にもらうポケモンなのだから長く付き合いたい。

性格さえ合えばなんとか育てたいように育てられるだろう。

 

個体値などのほかにも、この世界はまだまだポケモンについて発見されていないことが多いのだ。

例えば、ゲームの初代カントーはでは無かったこと。

金銀のジョウトで発見された出来事。

厳選という形で当たり前のようにあるゲームシステム。

廃人ならば一体のポケモンに4,5日かけて厳選したりもする。

 

それは、「タマゴ」だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・「タマゴ」拾いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「姉さんめ、失神した相手に脂っこい肉料理を食わせるなんて。・・・あれ?」

 

今日も今日とてトレーナー必須訓練(と言われた)を終え、日課であるポケモン観察をしに、研究所に向かってる途中珍しい人にあった。

 

「・・・ナナカマド博士ですか?」

 

「ム? おお、シゲル君か」

 

ナナカマド博士、何でもじいちゃんの通っていたタマムシ大学での先輩らしい。

シンオウ地方のマサゴタウンに研究所を構え、主にポケモンの進化について研究してるのだとか。

 

「お久しぶりです、ナナカマド博士。珍しいですね、わざわざマサラタウンに来るなんて」

 

「うむ、実はオーキド君にポケモンが新種の細菌に感染されていると聞いてな」

 

「ああ、ポケルスのことでしたか」

 

「ポケルス?」

 

「じいちゃんがそう呼んでいましたよ。仮名として名づけたらしいですが」

 

・・・ポケルスについてはググってください。

 

「送られた資料を見たが、確かに新種のようでな。私も自分の目で確認したいと思って来たのだ」

 

「そういうことですか。今はじいちゃんも居ますのでどうぞ」

 

「うむ」

 

年を考えずにトキワシティまで自転車で行ってるからな、あのじいちゃん。

 

 

 

 

 

 

 

「ところで気になっていたんだが?」

 

「なんでしょう?」

 

「そのタマゴはなにかね?」

 

「川から流れてきたので拾ったんです」

 

「・・・タマゴをかね?」

 

「タマゴをです」

 

「・・・なんのタマゴかね?」

 

「さぁ?」

 

「・・・随分と大きいようだが」

 

「はい、けっこう重いです」

 

「・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・なにか?」

 

「・・・なぜダンボールに入れて持ち歩いているのかね?」

 

「・・・姉が狙ってるからです」

 

夕食的な意味で。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

所変わって研究所。

 

「ほう、これが新種のウイルスか。やはり珍しい色をしているな」

 

「ナナカマド博士、やはり新種のウイルスですかな?」

 

「うむ、少なくとも私は初めてみるウイルスだな」

 

「おお、そうですか。これでまたポケモンの研究が進みますな!」

 

「うむ!」

 

 

 

 

楽しそうだなぁ、じいちゃんたち。

傍から見ると子供がはしゃいでるように見える。

けど、懐かしいなぁ。ポケルスって言葉。

 

この世界に生を受けて早9年。

流石にゲーム内での言葉を久々に聞くと懐かしい気分になる。

 

 

 

 

 

 

「このウイルスを解析し、特許が取れれば、ワシはがっぽがっぽですな!」

 

「くっ!なんとうらやましい。私の研究所の機材も買い替えたいというのに!」

 

「HAHAHA、これで念願のマッハ自転車を手に入れることが出来る!」

 

「なん・・・だと・・・。くっ、私はランニングシューズで隣の町に通っているというのに!」

 

 

 

 

 

 

楽しそうだなぁ、じいちゃんたち。

傍から見ると狸の皮算用に必死なジジイ共にしか見えない。

内容のレベル低いし。

 

 

「ブイ」

 

というか見たところ、ナナカマド博士ってポケモン持ち歩いていないような?

 

「ブイ」

 

ということは、このマサラタウンまで『そらをとぶ』で来てない。

 

「ブイブイ?」

 

シンオウ地方からカントー地方は船で行き来する。

 

「ブイ」

 

カントー地方の港はハナダシティしかない。

 

「ブイブイ」

 

自転車もなく、『そらをとぶ』を使ってない。

 

「ブイブイ?」

 

つまり、あの人は徒歩でハナダシティからマサラタウンまで来たということだ。

 

「ブイブイ!」

 

けっこう年食ってるはずなのに、アグレッシブだな。

 

「ブイ!」

 

自転車で移動するうちのじいちゃんもだが、トレーナーってすごいな。

 

「ブイブイ」

 

俺もいつかああなるんだろうか。いやだなぁ。

 

「ブイ」

 

 

 

 

 ・・・・・・

 

「・・・・ブイ」

 

 

 

 

 

 

 

「・・・どちらさまで?」

 

「ブイ!」

 

 

 

タマゴの破片が散らばっていました。

 

 




ようやくタグをアニメ準拠?からオリジナル展開に変えたほうがいいか迷ってる作者でした。
アニメではブラッキーに進化してたなぁ・・・。
このイーブイはどうしようかなぁ。
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