インフィニット・ストラトス 黒い鳥降臨   作:禿げ眼鏡(三十路)

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章編集をしました。




第二十八話

シャルロット達が学園に来たその日、彼女達はハインツ達の待機室にいた。フリッツ達もいる。

 

シャルロット「初めまして、シャルロット・デュノアです。父からガーランド先生のことは伺っています。今日からよろしくおねがいします。」

 

ハインツ「おう、アレクサンドルのおやっさんから聞いているぜ。よろしくな。」

 

シャルロット「・・・・ガーランド先生に聞きたいのですが、いいですか?」

 

ハインツ「どした?」

 

シャルロット「ガーランド先生・・・・ロマン武器って好きですか?」

 

まさかお嬢ちゃんからロマンという単語が出るとは思わなかった・・・・

 

ハインツ「大好きに決まってるじゃん。扱いづらい?ロマンは扱いづらくてナンボだろ。」

 

シャルロット「ですよね!扱いづらいなんて関係ないですよね!」

 

ハインツ「もしやと思うがお嬢ちゃんの機体におもしろい武器積んでいるのか?」

 

シャルロット「パイルありますよパイル。とっつきは至高ですよ❗」

 

ハインツ「お、おう。それよか話が長くなるから一度やめようか。」

 

シャルロット「はい。」

 

 

ハインツ「次は篠ノ之ラウラだな。」

 

ラウラ「母さんからガーランド先生達のことは聞いています。姉さんを助けて下さってありがとうございます。」

 

いつぞやの一件のことか・・・・

 

ハインツ「まぁアレは奴等のやり方が気にくわなかっただけさ、気にするな。」

 

ラウラ「それだけではありません。そこにおられる先輩方は母さんが助けてくれました。母さんやガーランド先生には感謝しきれません。」

 

ハインツ「フリッツ、ラウラ嬢ちゃんの知り合いか?」

 

フリッツ「知り合いも何も、ボーデヴィッヒ・・・・いや篠ノ之ラウラは我々の後輩ですよ。」

 

ゲルトルート「私達が空軍にいたのは知ってますよね?」

 

ハインツ「・・・・ああ。確かフリッツとウルリッヒがネルフェニッヒ航空基地、ゲルトルート達がシュトレースヴィヒに所属していたんだったよな。」

 

ウルリッヒ「・・・・我々が空軍にいた頃に研修で来ていたんですよ。あの頃のボーデヴィッヒは少々とっつきにくい性格だったが・・・・」

 

ラウラ「ミュラー先輩!」

 

ウルリッヒ「・・・・だれも嫌な奴とは言っていない。むしろ努力家で負けず嫌いな少女だと俺達は知っている。」

 

エーリカ「見た目以上に根性あったからね~」

 

エルフリーデ「・・・・あの事件がなければ短期間の栄達も夢ではなかった筈だがな・・・・」

 

マギー「どうゆうこと?」

 

マギーの疑問を抱いた。ラウラの身に何があったのか・・・・

 

フリッツ「篠ノ之・・・・すまんが眼帯を外してもらってもいいかな?」

 

ラウラ「・・・・わかりました。」

 

ラウラは眼帯を外した。マギーの疑問は確信に変わった。

 

マギー「・・・・っ!」

 

シャルロット「・・・・っ!」

 

ハインツ「・・・・」

 

マギーとシャルロットは驚愕した。ラウラの左眼が普通の人間では有り得ない色・・・・金色に輝いていたから。

 

ラウラ「私の左眼は越界の瞳(ヴォーダン・オージェ)が移植されています・・・・私と姉さんは未だに制御出来ませんが。」

 

ヴォーダン・オージェ

 

超高速戦闘での動体反射の強化、及び視覚信号伝達の超高速処理能力の向上を目指した肉眼のナノマシン処置であり処置された眼のことである。相手の二手三手先を行く故に越界という名を持つ。

 

理論上危険性はない。ただし理論上(・・・)だけだが。

 

実際目の前に実例がいるからだ。

 

ラウラ「私は移植した後すぐに制御が出来なくなりました。黒兎隊(シュヴァルツェ・ハーゼ)の隊員の中で唯一の失敗例です。」

 

ハインツ「・・・・」

 

ラウラ「私は悔しさのあまりに気が狂いそうになりました。ですが暴れたところで何も変わる訳がなかった。私は死ぬ程の訓練を乗り越え任務をこなし現在の少佐の地位を手に入れました。」

 

マギー&シャルロット「「・・・・」」

 

ラウラ「ですが、その後あの事件が起きました・・・・」

 

ハインツ「・・・・織斑一夏の誘拐事件だな。」

 

マギー「確か第2回モンドグロッソの決勝に起きた事件よね。」

 

ラウラ「当時の私は織斑先生に心酔していました。彼が誘拐された際彼を恨みました。今思えば情けない話ですが。その時私の部下のハルフォーフ大尉が私に喝を入れてくれました。

『彼を恨むのは筋違いです。力のない人間を恨んで何が軍人ですか!』と。彼女の諫言がなかったらあのまま織斑一夏を恨んだままでした。」

 

 

ラウラ「私は・・・・軍人として恥ずかしい・・・・恨むのは誘拐犯であって織斑一夏ではないのに・・・・私は・・・・」

 

スッ

 

ゲルトルートはラウラを抱きしめた。

 

ゲルトルート「もういいのよ、ラウラ。」

 

ラウラ「えっ?」

 

フリッツ「お前は十分辛い思いをしたんだ。もう抱え込む必要はない。」

 

ウルリッヒ「・・・・今ここにいるのは軍人のラウラではなく学園の一生徒のラウラだ。悩みがあるなら俺達やクラスメイトを頼れ。」

 

エーリカ「クラスの皆はラウラとクロエを受け入れた、だからあなたも皆を受け入れてね?」

 

エルフリーデ「今は泣いていい。君は一人じゃない。」

 

フリッツ達がラウラに声をかける。大人としてラウラを励ましていた。

 

ラウラ「う・・・・うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!」

 

ゲルトルート「いっぱい笑って、泣いて、悩んで、学園生活を楽しんでねラウラ。」

 

 

 

シャルロット「ガーランド先生・・・・」

 

ハインツ「ん?」

 

シャルロット「僕もあの子の友達になっていいですか?」

 

ハインツ「・・・・ラウラって呼んでやれ。」

 

シャルロット「・・・・はい!」

 

 

 

ハインツ「さて、クロエよ。」

 

クロエ「はい。」

 

ハインツ「何故ラウラが束さんの養子になったか説明してくれるか?」

 

クロエ「わかりました。」

 

いつもの天真爛漫なクロエでなく口調が冷静なクロエであった。

 

クロエ「何故ラウラが私たちの家族になったのか説明いたします。」

 

ラウラが篠ノ之束の養子になった経緯の説明が始まる。

 

 

 

 

 

 

 




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