インフィニット・ストラトス 黒い鳥降臨   作:禿げ眼鏡(三十路)

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胸糞悪い話です。ご注意下さい。


死をもたらす者

ハインツが撃墜される前の話

 

束は金髪のオールバックの男、財団に対してこう発言した。

 

束「お前を潰しに来たんだよ、ど阿呆。」

 

束は怒り心頭であった。彼女にとってISは自分の子供同然。何よりラウラが偽物に取り込まれた時は犯人を見つけてこの手で始末しようとした程である。そしてその犯人である財団が今目の前にいる。

 

財団「君が私を潰す?冗談はよしたまえ、君は私を殺せない。何故なら

 

 

奴が死ぬのをその眼で目の当たりにするからさ。」

 

 

束「・・・・どういう事だ。はー君を倒して何をしようとする?復讐か?」

 

財団「復讐?ハハハハハハ!それは計画の第一段階に過ぎない。僕にとって奴は僕が描くシナリオ、あるいは喜劇の役者の一人なのさ。」

 

束「・・・・喜劇・・・・ふざけているのか、馬鹿馬鹿しい。」

 

財団「いやいや、ふざけている訳じゃないよ。私の目的は

 

 

腐った世界を壊し、再生する。そして私が選んだ人間がこの世界を管理する。これは地球を守る最大にして最高の茶番劇だよ!」

 

束「茶番劇?」

 

束はその耳を疑った。彼は世界の秩序の破壊と再生の為にこの混乱を起こした。しかも地球を守るというあまりにも壮大な話だ。しかし・・・・

 

束「他にも手段はなかったのか?」

 

財団「よく言うよ、世界を混乱させた君が云うことかね?白騎士事件の元凶が。」

 

束「ぐっ・・・・」

 

束は言葉を詰まらせた。彼女自身が引き起こしたあの事件、所謂マッチポンプで世界を混乱させた。しかし彼女はあくまで世界に認めて欲しかった。認めてもらえればあの事件は起きなかったはずである。

 

その時である。

 

ヘルムート『マイスター!』

 

束「ムーさん・・・・」

 

一度後退したヘルムートが束のいるところに来た。

 

ドォォォォォン!

 

チャキッ!

 

ヘルムート『貴様、財団か・・・・』

 

財団「おやおや、君はUNACのヘルムート君じゃないか・・・・」

 

ヘルムート『汚ならしい口で馴れ馴れしく私の名を呼ぶな、下衆!』

 

機械化された意識を持つ彼が語気を強める。機械であっても彼には感情がある。ヘルムートの怒りの感情は財団に向いていた。

 

財団「ハハハハハハ、私も嫌われたものだ。だけどもう私の用は済んだよ。」

 

束「何っ!」

 

財団「見たまえ、奴は

 

 

もう死んだよ。」

 

 

 

束「まさか・・・・ハー君!」

 

束はハインツが撃墜された瞬間を見ていない。しかし束はすぐに理解した。

 

ヘルムート『貴様ぁぁぁぁぁぁぁぁ!』

 

ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!

 

ヘルムートが怒りを顕にしガトリングの咆哮を財団の身体中に浴びせた。だが・・・・

 

バチッ!バチバチッ!

 

ヘルムート『何ぃ!』

 

財団「ハハハハハハ、これは私のダミーだよ。私の野望は・・・・止まら・・・・ナイ。」

 

ドォォォォォン!

 

ダミーが爆発した。ヘルムートは爆発から束を庇った。

 

ヘルムート『マイスター、ご無事ですか・・・・』

 

束「私は大丈夫・・・・だけど・・・・」

 

ガンッ!

 

束「私は・・・・何も・・・・何も出来なかった。あんな奴に・・・・あんな奴に私は・・・・」

 

束は悔し涙を流していた。財団に虚仮にされた挙げ句ダミーが代弁していた事を見抜けなかったからである。

 

千冬『ヘルムートさん、束はいますか?』

 

ヘルムート『どうしました、千冬さん。』

 

千冬『・・・・ガーランド先生が・・・・ハインツさんが撃墜されました。』

 

ヘルムート『マイスターは此処に居ます。それとマイスターが例の犯人に接触しました。』

 

千冬『ハインツさんの敵か・・・・』

 

ヘルムート『残念ながら奴は精巧に造られたダミーでした。』

 

千冬『わかった、すぐに帰投して下さい。目標の撃破は失敗、全員戦前離脱されたし。』

 

ヘルムート『了解。』

 

千冬『ヘルムートさん、束もこちらに連れて来て下さい。束に話があります。』

 

ヘルムート『・・・・分かりました。』

 

 

 

彼等にとって無念の敗北・・・・

 

そしてハインツの行方は・・・・

 

 

 

 

 

 

 

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