インフィニット・ストラトス 黒い鳥降臨 作:禿げ眼鏡(三十路)
ハインツside
それはある日のこと。ハインツが職員室でノートPCとにらめっこしていた時である。
ハインツ「・・・・・」カタカタカタカタカタ
1年生の各クラス代表が決まり、来月行われるクラストーナメント戦の段取りの調整をしていた。
ハインツ(・・・・今日中に終わらせんとな~。一回戦の組み合わせはともかく、アリーナの手配や整備班の必要人数、機材調達・・・いろいろと悩みが尽きん・・・はぁ~)イライライライラ
無言で仕事をしているハインツ。今日の仕事を終わらないと各方面に支障をきたす。しかも大会が近い為か職員室の空気は異様にピリピリしている。
大人というのはいろいろ大変なのだ。
とそこへ・・・
ガラッ!
一夏「ハインツさん!」
ハインツ「なんだ一の字」イライラ
一夏「大変なんです!セシリアが・・・」
ハインツ「オルコットがどうした?」
一夏「セシリアが・・・実戦訓練の最中に
セカンドシフトに移行してしまったんです!」
ハインツ「・・・・ふ~ん・・・ん?今何て?」
一夏「だからセカンドシフトに・・・」
ハインツ「束さんと主任達呼んでこぉぉぉぉい!大至急ぅぅぅぅぅぅ!」
一夏「は、はいぃぃぃぃぃぃ!」
ハインツ「ギュンター・・・」
ギュンター「な、何だよ・・・」
ハインツ「俺の代わりに第一アリーナへ行ってきて。つかむしろすぐ行け☆」
ギュンター「お、おう・・・」
ハインツ「俺はこの仕事が終わる迄帰れねぇからな。専用機持ちが挑んできたらギュンター、お前が相手な?」
ギュンター「ま・・・一向に構わんけどよ・・・身体も少々鈍ってきてるし、丁度良いかもな。」
ハインツ「んな事ぁいいから、あkしろよ。」
ギュンター「スンマセン(´・ω・`)」
ギュンターが代わりに行く事になったそうな。
sideout
セシリアside
セシリア「いやまさか・・・ガーランド先生達と同じような機体になってしまうとは思いませんでしたわ。」
主任「いやいや、全身装甲型・・・いっちー君と同じフルフェイスフルプレート何てシュヴァルツェアシリーズ以外じゃお目にかかれないからさ~。」
束「そうそう、いっくんとはまた違うかっこよさがあるからね。いっくんの白式が鎧武者なら、セッシーちゃんのブルー・ティアーズはさながら中世の騎士って所かな?」
インフィニット・ストラトス・・・通称ISは基本的に絶対防御と不可視のシールドに依存している為、装甲は武器保持用の腕部と脚部等の一部のパーツで構成されているが、シュヴァルツェア・アードラーを始めとした15機のシュヴァルツェア・シリーズ、二次移行した白式"鳳凰"の計16機だ。そして今日、セシリアの機体であるブルー・ティアーズが二次移行によって全身装甲の機体に変貌・・・全身装甲の機体は計17機になった。
ギュンター「おぅお前ら。」
セシリア「ベッケンバウアー先生・・・ガーランド先生は?」
ギュンター「あいつは今多忙なんだとよ・・・んで俺が代わりに来たんだ。なんか文句ある?」
セシリア「いえ・・・ベッケンバウアー先生、少し御願いがありますの。」
ギュンター「いいけど、何?」
セシリア「私と・・・
一騎討ちしてくださいませんか?」
ギュンター「・・・・それは、ハインツの代わりって訳かい?」
セシリア「いいえ、私の血が騒いで仕方ありますの。私の沸々と沸き上がる闘争心が・・・強者との戦いを
求めていますの。」ニコリ
セシリアは微笑んだ。しかしその微笑みにギュンターは感じ取った。
こいつは本物だと。
ギュンター「ふふふふふふ、はははははははは!あ━━━━━━━ははははははははははははは!」
途端にギュンターは大笑いした。感じ取ったのだ、彼女の
セシリアの真の本性━━━━━戦いの為に、強者を倒すことに自身に可能性を求める。ハインツやギュンター達と同じ例外に近い少女だと。
ギュンター「お前最高だよ、セシリア・オルコット!お前も俺達と同じ穴のムジナか!良いだろう、受けてやろうじゃんか!」
セシリア「では、宜しくお願いいたしますわ。ブルー・ティアーズの・・・・いえ、
ギュンター「上等!」
こうしてセシリアとギュンターの戦いの幕が切って落とされた。
本当にセシリアの噛ませ犬扱いってどうなの?