インフィニット・ストラトス 黒い鳥降臨 作:禿げ眼鏡(三十路)
アリーナ
ギュンター「ギュンター・ベッケンバウアー、ヴィルベルヴィント出るぞ!」
セシリア「セシリア・オルコット、ティアードロップ発進します!」
二人のIS乗り━━━セシリアとギュンターがアリーナのカタパルトから発進、試合はもう間もなく始まる。
ギュンターside
ギュンター(全身装甲型か・・・)
『システム、スキャンモード』
Teardrop
AP 41850
KE 1940
CE 1781
TE 3475
Titania TE 6500
fairy TE 950
Blue blood TE 4570
man hunter KE 4735
ギュンター(タンシーの貫通は期待出来んな・・・にしてもこのマンハンターっていう武装はなんだ・・・)
そう思っていたが試合の開始時間まで30秒前になった為スキャンモードから戦闘モードに切り替えた。
セシリア「全力で参ります。」
ギュンター「片付ける!」
『試合開始!』
ビィィィィィィ!
試合は始まった。
セシリア「お行きなさい
試合開始と同時に二人は上空に飛翔した。それと同時にティアードロップの回りに飛翔していた全長2m近くある4機の大型BT兵器、ティターニアを展開。それがギュンターに目掛けてレーザーを撃ってきた。
ドゥドゥドゥ!
ギュンターは回避しつつ、ライフルとガトリングで牽制していた。
ギュンター(おーおー、やるじゃんかセシリアお嬢。だがこれがお嬢の切り札か?まだ何かあるはずだ・・・)
ギュンターの予感は的中した。
セシリア(二次攻撃開始。フェアリー展開!)
ガコンガコンガコンガコン!
ティターニアから小型のBT兵器が飛び出してきたのだ。
ギュンギュンギュンギュンギュン!
ギュンター「何ぃ!」
ティターニアに格納されていた小型BT兵器、フェアリーが展開された。それは30cmにも満たない大きさだが、ティターニア1機につきフェアリーが12機の計48機。本体のティターニアも合わせれば合計52機だ。
加えてセシリアもティターニア、フェアリーを操りながらレーザーライフル、スターライトMk.Ⅲ改め〈ブルー・ブラッド〉の連続射撃によりギュンターは追い詰められていた。
セシリアの切り札はティターニアやフェアリーその物ではない。桁外れの空間認識能力と情報処理能力である。
大小52機のBT兵器の展開、攻撃パターンを読ませない不規則な機動で攻撃、上下左右の死角はない上にミサイルを撃ってもフェアリーのレーザーで撃墜されてしまう。
既に形勢はセシリアの有利に傾きつつあった。
ギュンター(ええぃ、油断してしまったか!)
『システム、スキャンモード。』
ギュンターはそう思いながらスキャンモードに切り替えた。
Teardrop
AP 38540
ギュンター(ちっ・・・大したダメージはないか・・・バトライは貫通するが、弾速遅いから回避されそうだな・・・攻撃の限界点が来るまで粘るしかないか!)
ギュンターは紙一重で回避しているが、APは35000を下回っている。対してセシリアはギュンターより速く攻撃を展開すると同時に防御体勢も展開していた。
ティアードロップの専用装備、ティターニアとフェアリーの物量とセシリアの桁外れの空間認識能力があるからこそ為せる技なのである。
しかし攻撃は無限に出来る訳ではない。いずれ限界点を迎えるのだ。それが来るまでギュンターは持久戦に持ち込む積もりだ。
sideout
セシリアside
セシリア(なるほど・・・・こちらの限界点を見極めて持久戦に持ち込む肚ですか・・・・良いでしょう、なら敢えてベッケンバウアー先生の思惑に乗らせて頂きますわ。)
セシリアはギュンターの思惑に乗ることにした。自身の攻撃の限界点が間近だというのは既に分かっている。だから乗った。
彼女はハインツにこそ勝てなかったが、セシリア自身は代表候補生の中でもBT兵器の適性はトップクラスである。ブルー・ティアーズ、そしてティアードロップ・・・・
二次移行になって僅か一時間も満たないにも関わらず、それを容易く扱うセシリア・・・恐るべし能力を持った少女である。
セシリア(・・・・とは言え、恐らくこちらが限界点を迎えた瞬間を狙ってくるでしょう。隙を与えれば私が不利になる。その前に仕留めましょうか━━)
ティアードロップの攻撃の限界点。それはティターニアから射出されたフェアリーの稼働時間である。
稼働時間は以て30分以内が限界。活動限界を越える前にすぐに格納しなければならない。
しかし彼女にはもう1つ切り札がある。それは近接用ショートブレード、インターセプターの新しい姿〈マンハンター〉。一見するとアーミーナイフではあるが、このマンハンターの特徴は刀身が飛ぶという所だ。早い話スペツナズ・ナイフなのだ。ただ違うとすれば刀身が自動で再生成される点である。
セシリア(もうすぐ稼働時間の限界ですわね・・・このまま行けば勝利は間違いな━━━━っ!いけないいけない!慢心は禁物・・・ベッケンバウアー先生が何を仕掛けてくるか分からないのに油断できませんわ。私とした事が・・・)
一瞬だが油断しかけた。しかしセシリアは確実に勝利を得る為、己の中の慢心を捨て去る。
だがセシリアが思案している間に動きがあった。
ギュンター「おらおらおらおらおらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ギュインドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!
ドドドドドドドドドド!
セシリア「なっ!━━フェアリーが!」
フェアリーの攻撃に耐えながら構えた状態で拡張領域から取り出したオートキャノン"カルバス"を斉射、48機いたフェアリーがあっという間に10機程度に撃ち落とされていった。
だが集中力攻撃を受けていたヴィルベルヴィントのAPも3万以下に減っていた。
ギュンター(さてさて、こっからどうするかな?一気に間合いを詰めるか!)
戦いはクライマックスに近づいていた。
オリジナル武器登場しました。逆脚屋さん、アイディアありがとうございました。