インフィニット・ストラトス 黒い鳥降臨 作:禿げ眼鏡(三十路)
これの続きは書きません。あしからず。
俺は餓えている。
数々の名声を得ても、数多の報酬を得ても、女達と遊んでも、高価な酒を飲んでも、企業のお偉いさん達から称賛されても
母とも呼べる人から誉められても
何も満たされなかった。
俺の心は何一つ満たされる事はなかった。
何時からだろうか・・・・満たされたと思ったことは一つもないと思ったのは。いやあるいは最初から感じなかったのか
最初のミッション━━━━ラインアーク襲撃は初めてネクストで出撃したときはプレッシャーは感じた・・・・だが、ミッション完了したときはプレッシャーすら感じなかった。
そして俺はラインアーク襲撃を皮切りに数々のミッションを攻略したが、どれも俺の心を満たさない取るに足らないものだった。
しかし俺に転機が訪れた。ORCA旅団の首魁、マクシミリアン・テルミドールから勧誘された。
彼らなら俺の心を満たしてくれると思った・・・だが、彼らも結局企業と同じ程度の連中だった。
クレイドル体制の打倒と宇宙進出の為にアサルト・セルの排除という大義名分を掲げてはいるが、結局はレイレナードという亡霊の妄執に取り憑かれた哀れな連中に過ぎなかった。
勿論俺の心は満たしてくれる訳がなかった。だが、あるミッションの依頼が俺のところに来た。
オールドキングがクレイドル03の襲撃を打診してきた。ミッション概要を聞き終えた俺の心は
とてつもなく高ぶっていた。
クレイドル襲撃━━━早い話がクレイドルに居る民間人の虐殺だ。
それも1機に2000万人、5機編成で1億人の前人未到の大虐殺だ。
初めて抱いたよ、俺を満たしてくれる高揚感を。
セレンは俺に絶縁状を叩きつけ去っていったが、最早関係無かった。
1機墜としたときに俺の心は充足感に満ち溢れていたさ。
2000万、4000万、6000万、8000万
人々は揺りかごと共に怨嗟と絶望の咆哮を上げながら死んでいったと思うと
最高に満ち足りていた。
そして最後のクレイドルを墜としたとき、俺の心は完全に満たされた。安心感と充足感、ありとあらゆる感情が俺を満たしてくれた。
俺が求めていたのは
安心して暮らしている連中の怨嗟の声と血だった。
クレイドル襲撃の後、カーパルスの占拠の依頼が来たが、見え見えの罠なのは知っていたよ。
オッツダルヴァを始めとした企業軍の最精鋭ネクスト部隊が来た。その中にセレン・・・いや霞スミカがいたが関係無かった。
途中でオールドキングは死んだが、奴の犠牲と引き換えにネクスト部隊は全滅したよ。
勿論霞スミカは俺の手で殺したよ。クレイドルのときには及びはしなかったが俺の心は満たしてくれた。
嗚呼、早くクレイドルを墜としたい、早く怨嗟の吠え声を聴きたい、早くその多くの命を奪いたい!早く多くの血が欲しい!
早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く
皆殺しに行こう
━━名無しの傭兵━━
とんだサイコ野郎になってしまったよ。