アーマードコア ーIrregulars memoryー   作:ティーチャ

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各アーマードコアの主人公達が、その物語の結末に何を思ったのかを想像して書いたものです。自己解釈入りますのでご注意を。
マルチエンドの場合はは私が正しいと選んだものを書きます。
因みに順番はあえてバラバラにしてます。


黒い鳥/ナインブレイカー/Artificial sky

燃え盛る二機の機体があった。

並ならぬ強さを誇った彼らだったが、その傭兵の前ではなんら障害にならなかった。

燃えて黒ずんでいく機体を見ながら、傭兵は思いを巡らす。

レジスタンスに雇われてから、あらゆる破壊の限りを尽くした。

警備隊、企業、巨大兵器、異形の機体。

どれも自分を満たすには物足りない。

屠った彼らには期待していたが、この二人で打ち止めの様だ。

仕方ない。

もっと壊すしかないんだな。

退屈そうに溜息を零す傭兵の口元は、しかし裂けんばかりに吊りあがっていた。

 

後に、黒い鳥と呼ばれる伝説が生まれる。

何もかもを黒く焼き尽くす、死を告げる鳥。

後世の者たちはこの伝説を笑った。伝言ゲームの様に怪物化していっただけだ、と。

その伝説が誇張ではなく、真実だと知る者はもういない。

それを知る者は例外なく灰になったからだ。

 

 

---

 

 

焦るオペレータの声を尻目に、死にかけている男の声に耳を傾ける。

『レイヴン、お前は何を望む?』

その言葉を最後に、通信は切れた。

かつて、アリーナで名を馳せ、地球の治安維持部隊のリーダーだった男。

彼がその安寧を蹴ってまで、望んだ事は遂にわからなかった。

ただ、彼が過去に大きな過ちを起こしてしまったという事だけは理解出来た。それまでの価値観を変えるような、想像を絶する出来事。しかし、それも、今となっては知る由もない。

機体を通して施設の揺れを感じた。もう時間は少ない。

何を望む。

それはここを脱出してから考えるとしよう。

機体から溢れ出るオーバードブーストの輝きは、傭兵の約束された人生を映している様であった。

 

世界広しといえど、自由と独立を認められた傭兵は後にも先にもただ一人であった。

傭兵はどこへ行き、何を目指したのか。

この先の記録は、見つけ出す事が出来ない。

 

 

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傭兵はその日、初めて本当の日の光を見た。

コックピットを開き、陽光の中に身を委ねる。

長年も都市を管理していたAIは消滅した。自分が終わらせた。あのAIはこの空を見せるために自ら狂ったのだろうか?

その行為が正しかったのかはわからない。管理者は、このパンドラの箱を開けたのだ。きっと又、人は地上を汚すだろう。これまで以上に。

きっと自分も追われる。この先永遠に安息は訪れないかもしれない。

それでも。

傭兵は太陽に手をかざした。感じた事のない温かみが掌に沁みた。

今は少し、この光に当たっていたい。

傭兵の頬に流れる涙は、仰いだ空によく似ていた。

 

管理者の操っていたMT、AC、巨大兵器は完全に機能を停止した。自分らを脅かした兵器達はもう動かない。

しかし、それ喜ぶ者は皆無だった。

皆、ただ閉口して空を見上げた。

ある者は避難所の強化ガラスから。

ある者は機動兵器のコックピットから。

ある者は企業のオフィスから。

誰もが、その一点の曇りもない、どこまでも、どこまでも果てのない青い空を見つめるばかりだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




別のss進行中に気晴らしで書いたもので、まだやってない作品もあります。ですので、執筆ペースは絶望的になるとは思います。なので暇つぶし程度に見てくださると助かります。
あと、三人称視点て難しいですね。
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