魔法少女まどか☆マギカ ~The Rebellion~ 作:フルーツジュース
ー 裕樹の家 ガレージ ー
広いガレージに、5人と1匹、それに1体。
「まず…あなたは何者なの?」
ほむらが問う。
「私はプロティオン。 惑星メタロニアからやって来た」
「
「君達からすればそうなるな」
「何故地球に?」
「犯罪組織、ブラックゲートに捕まり、そこから逃げ出して来たのだ」
機械的な受け答えをするプロティオン。
ほむらと裕樹以外のメンバーは、混乱していた。
「じゃあ、何故…」
ほむらが続きを言おうとすると、プロティオンが止める。
「今日はもう遅い…それに、君や裕樹以外は既に混乱で頭がショートしそうになっている。」
それもそうだ、先輩に至っては死にかけたからな…
「ここまで来てくれてすまないが、今日の所はこれでお終いにしてくれ」
「…わかったわ」
ほむらはそう言うと、クルッと振り返り、帰って行く。
そしてその内、ガレージには俺とプロティオンだけになった。
「…なぁ、プロティオン。」
「どうした?」
「アンタはどうして、魔法少女の事を知ってたんだ?」
おそらく、暁美さんが言おうとしていたのはこの事だろう。
俺はさらに聞いた。
「そして…どこまで知ってるんだ?」
考え込むプロティオン。
そして、重々しく口を開く。
「魔法少女に関しては、全て知っている」
「ソウルジェムが黒く濁りきると魔女に変貌し…そして、ソウルジェムが少女の本体であることも」
「さっきそれを言わないで帰したのは?」
「彼女達に今それを言ってどうなる?」
俺は言葉に詰まってしまった。
真実を知っている暁美さんはともかく、先輩は知らない上契約してる…
言ってしまえば、ショックで何をしてもおかしくない。
「…そうだね、確かにどうにもならない」
「さて…」
ガレージを出ようとするプロティオン。
「あ、ちょっと待って」
「何だ」
「ここにいたら? いちいち移動するのもアレだろ?」
フム…と少し考えるプロティオン。
「…お言葉に甘えよう」
「じゃあ…よろしく」
「ああ」
この後、爺ちゃんに説明するのにかなり時間がかかったのは言うまでもない
第7話 あの愚か者め
地球から遥か遠く、宇宙の何処かにある要塞。
ブラックゲートの本拠地だ。
「…オイ、ソーディアスの野郎はどこだ」
「ソーディアス様なら、視察へ向かった」
ソーディアスとは、この組織の長である。
「ほう…じゃあ、今ここにいないって訳だな?」
西洋の鎧のようなシルエットのロボット、突撃攻撃兵ソニックジェットはニヤリと笑い、呟く。
「じゃあ、俺がアイツより先にデカい手柄を手に入れれば…フフフ」
彼の上司である大柄なロボット、戦闘員クラッシャーは彼に言う。
「お前、まさかまた」
「決まってんだろクラッシャー、俺は奴を見返してやる! もう愚か者なんて言わせるかよ!」
そう言うと、ソニックジェットは走りだす。
行き先は、転送装置だ。
「…またか。」
一人残されたクラッシャーは、そう呟いた。
ー 名もない星 ー
辺り一面荒れ地の星に立つ、一体のロボット。
その姿は、日本の鎧武者のようで、腰に二本、刀を差している。
これこそが、ブラックゲートのボス、
ケイド・ソーディアスだ。
「フム…奴隷達を住まわせるには、少し環境が悪いか」
「幸い主な気体の構成物質は酸素だ…植林し、水路を作らんとな」
その時、ソーディアスの元に通信が入る。
「…ワシだ」
声の主は、忍者のような姿をした、工作員シャドウだ。
『ソーディアス様、ソニックジェットの奴がまた』
ハァ、と溜め息をつくソーディアス。
「あの愚か者め…!」
『いかがいたしましょうか』
「ワシも一旦帰還する…それからあの愚か者を追う」
『了解しました』
通信を切ると、ソーディアスはすぐに小型転送装置のスイッチを入れ、その場から消えた。
ー ブラックゲート本部 ー
「帰ったぞ」
「ソーディアス様!」
「クラッシャー、お前がいながら何故止められん!」
「申し訳ございません、ですが奴の勢いに気圧されて…」
「御託はよい! サッサと奴の居所を探すのだ!」
「りょ、了解しましたぁ!」
数分後、シャドウが彼の居所を見つけ出した。
場所は…地球!
「フム…地球か ちょうどよい。」
「全員、転送装置へ急げ! 出撃するぞ!」
こうして、ブラックゲートがついに動き出した…
ブラックゲート、やっと登場。
ソニックジェットのモデルは、某ニューリーダーです