小咲
私は夢を見た。10年前に私はお母さんの配達についていったとき猫を見つけ遊んでいたら迷子になってしまった。一緒に遊んでいた猫もどこかに行ってしまいどうすればいいのかわからなくなり泣いていた。そこに1人の男の子が声をかけてきた。
「どうかしたの?」
「ひっく・・・・ひっく・・・お母さんが・・・ひっく・・い・・いなくなっちゃた・・・・ひっく・・・」
私は何も出来ずにただ泣いていた。そんな時男の子は私の手を優しく握り、
「じゃあ。一緒に捜してあげる」
「ほんと?」
「ホントだよ」
私は嬉しかった。不安だった私の手を握っくれた時の彼の手はとても温かかった。そして、私の不安を取り除いてくれた。しかし、彼といた時間はあっという間に過ぎてしまった。
「小咲ーーー小咲ーーー」
「あ、お母さん!!」
私は嬉しさのあまり彼の手を放しお母さんに飛びついた。
「小咲!!バカ‼心配かけんじゃないわよ」
「ご、ごめんなさい」
「でも、無事でよかった」
お母さんは優しく抱きしめてくれた。彼が握ってくれた手と同じくらい温かかった。視線を彼の方に向けると立ち去って行く彼の姿が見えた。私とっさに声をかけた。
「待って」
彼は私の呼び掛けに止まってくれた。私と彼はお互いを見つめ合う。呼び止めた私から出た一言は、
「また会える?」
彼との再会を願うものだった。そんな彼からは、
「また会えるよ」
嬉しかった。彼とまた会うことができると思うと・・・・。でも、彼の目はどこか遠いものでも見ているようなものだった。私は不安になり彼を見つめてると、
「わかったよ。再会の印にこれあげるよ」
彼がブレスレットを渡してくれた。
「いいの?」
「いいよ」
私は彼とまた再会できるのだと思うと嬉しさでいっぱいだった。そして、彼は立ち去って行った。私は今日助けてくれたお礼言ってなかったので彼に伝わるような声で、
「ありがとー」
と声をかけ手を振った。そして、彼は手を振り返してくれた。それから私はお母さんと一緒に帰った。家に帰ってから私は彼のことで頭がいっぱいであった。彼のことを考えると体が温かくなったり彼の顔を思い浮かべると胸がドキドキしていた。これが恋だということはわからなかった。
彼と会ってから次の休みの日私は彼のいた公園に向かった。まだ彼に会えると思うと楽しみであった。
───いなかった──
あれから何度も彼のいた公園に行ってみたけど彼の姿は見えなかった。
悲しかった。寂しかった。もう彼に会えないのだと思うととても胸が苦しかった・・・・。私は彼からもらったブレスレットを握りしめていた。
──10年後──
「・・・夢・・だよね・・・」
私は今日10年前初めて彼に会った時のの夢を見た。彼のことが忘れらない私は今日彼からもらったブレスレットをつけることにしよう思い私は彼からもらったブレスレットを腕につけて凡矢理高校に向かい歩き始めた。いつものように親友のるりちゃんと登校してクラスで仲のいい一条君、桐崎さん、舞子君、るりちゃんといつものようにお話している。
「なあー。楽ー聞いたかー。今日転校生が来るらしよー」
「転校生?」
「らしーよ。しかも男なんだと。マジテンション下がるわー」
(・・・わかりやすいなコイツ・・・・)
「へぇー転校生が来るんだ」
「そうなんだよ桐崎さん。しかも超美男子らしいよ」
転校生・・・・。どんな子だろう。
「ま、いいんじゃない。このクラスのイケメン度平均低いから少しでも上がれば」
「おい、宮本そんなこと言うなよ」
「じゃあ周りを見てみれば」
「え?」キョロキョロ
一条君は周りを見始めた。
「・・・否定・・・できん・・・」
「ね」
「あはは・・・・」
「?そういえば小野寺」
「なに?」
「小野寺ってブレスレットなんてつけていたっけ?」
「あ」
いつもなら鞄の中にしまっているブレスレットをしまうのを忘れていた。
「え?小咲そんなブレスレット持っていたっけ?」
「え、えーと「おーしお前ら席につけー」あ、席につかないと」
ジィー
るりちゃんが私のことを見ていた気がしたが私は気にしないて席についた。
「・・・・よーしお前ら今日は転校生を紹介するぞー」
さっき皆が言っていた転校生の紹介が始まる。
「入って藤崎」
「はい」
返事ともに転校生が中に入ってきた。どんな子だろうと少し楽しみに見ていると、
───え?───
「始めまして僕の名前は藤崎透と言います。本当はもう少し早く来ることになっていましたが事情があって遅くなりました。皆さんこれからよろしくお願いします」
私は驚いた。10年前私を助けてくれた彼にそっくりな転校生が現れたことに。
透
僕は10年前にあの公園で出会った女の子にそっくりな子がいることに驚いた。
「じゃあ空いている席に座って」
「あ、はい」
僕は空いている席を探すと空いている席は一つだけあった。あの子の隣の席だった。なのでその席に向かって歩いた。
小咲
彼がこっち向かってきた。私は彼のことを見つめた。彼は私の隣の席に座った。
近くで見ると10年前の彼をそのまま大きくなったかのようにそっくりである。
「あの?」
彼が声をかけてきて私は驚いた。
「え!」
「僕の顔に何かついていますか?」
恥ずかしかった。思えば彼が教室に入ってきてからずっと見つめいたのだから。
「い、いえ。なんでもありません」
「そうですか」
私はあまりの恥ずかしさに顔を下げて体を前に向ける。
これが10年間捜していた彼との最初の会話だと私は気づかなかった。
ヒロイン目線で書くのは難しいですね。そのせいで誤字などがあるかもしれません。
これからどんどん原作キャラたちと交流させていきます。
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