今回はシャル好きは注意。
いや、私もシャル好きだけどねww
昼休み、屋上にて。
訓練が終わり、三者三様の反応を示していたお馴染みのメンバー。
箒や鈴、シャルルは疲れきって、椅子の上でへたりこんでいた。
ラウラやセシリア、一夏は逆に良い運動程度の反応を示している。
だが当初の目的である、皆でご飯を達成するため、気を引き締め直していた。
「さて一夏さん、お昼ご飯を作ってきたので食べてください。」
そう言って差し出してきたのは、中サイズのランチボックス。
中には4つのBLTサンド。
「貰いっと。」
横から鈴の手がBLTサンドを掠め取る。
口に運んだ途端、顔を青くする。
「ね、ねぇセシリア……これ、不味いんだけど……」
「あら、やっぱりですか……」
「やっぱり!?分かってたの!?」
「ええ。ですが、昔よりは上達したのですが……」
まったく詫び入れる事無く話し出すセシリア。
「昔は食べた途端、死にかけましたから。」
「マジで?」
「おおマジです。」
二人が意気消沈しているなか、ラウラが手を伸ばしBLTサンドを口に運ぶ。
「お兄ちゃん、これは不思議な味がするぞ。」
「そうだな、ほろ苦いのが特に。」
いつの間にか一夏も食べており、その反応に回りが固まる。
「えっと……どうして食べれるの?」
「なんだ?鈴。こんな旨いもの、食うに決まっているだろう。」
その答えに、セシリアですら固まる。
一夏は修業の時の習慣から、どんなものでも食べることをしていた。
そんな一夏に鍛えられたラウラもまた、同じような事を経験した。
というか強制的に一夏がやらせた。
そんな二人の味覚は、少しばかり問題がある。
「ほら、お前らも早く食えよ。午後も実習だ、遅れたら厳しくなるぞ。」
「ちょっと一夏……思い出させないでよ……」
「時間を守らない奴に、優しくするわけがないだろう。」
と言ったとき、ラウラが青ざめる。
「時間は必ず守らねば……まだ死にたくない……」
そんなラウラに一夏以外皆、首を傾げるのであった。
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「織斑君、いますかー。」
午後の訓練が終わり、一夏の部屋の前で山田先生が転入生、シャルル・デュノアと居た。
「呼んだか?」
廊下から一夏がやって来た。
タオルと途中で買ったであろうスポーツ飲料を手に。
「あ、織斑君。 今日から同居人が増えます!」
「改めて、宜しくね。」
「事後承諾というのもどうかと思うが、まあ了承した。」
「で、では。先生はこれで。あ、仲良くしてくださいね。」
山田先生が去り、二人は部屋へと入っていく。
「えっと……」
「デュノア、お前は窓際のベッドを使え。」
「う、うん。」
「それとシャワーだが、お前が先で良い。」
「え、僕が後でも良いけど……」
「俺は何時もこの時間まで居ないから先に入っておけ。」
「なら、有り難く使わせてもらうよ。 そういえば、一夏は放課後に特訓しているって聞いたけど……そうなの?」
「ああ、と言っても最近は俺自身の特訓ではないがな。」
「僕も参加して良いかな?何か学び取れる物があると思うんだ。」
「問題ないが、着いてこれるのか?」
「うん、大丈夫。」
この選択が、セシリアによって後悔に変わる事は少し先の話。
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「えっと……一夏って本当に初心者なの?」
「何だ藪から棒に……ISに乗り始めてから二ヶ月程度の初心者だが、何故今聞く?」
シャルルは突然叫びだした。
「だって、初心者が
シャルルの指摘する場面は、多段瞬時加速を使い目視出来ない速度で翻弄されたからである。
見えない速度で動く敵に此方の攻撃は当たらず、彼方の攻撃は必中。
終盤は、自棄になり銃を乱射するシャルルだったが、一夏に落とされた。
が……
「
一夏は知らなかったようだ。
「え……知らないで使ってたの!?」
「いや、とある傭兵が使っててな。あまりに魅力的だったから、使おうと練習してものにした。」
「えっと……因みに名前は?」
「ああ、瞬間的にブースターを吹かして移動する高等技術、
唖然とするシャルル。
世の中にはそんな技術を持つ人間が居るのかと。
「因みにゲームの中の技術な。」
ずっこけた。
「あらデュノアさん、慣れないとこれから大変ですわよ?」
シャルルが振り向くと臨戦態勢のセシリアが居た。
「えっと……セシリア、その、何を?」
「あら、言ってませんでしたか。 私と模擬戦ををしましょう。」
「セシリア?疲れてるから休憩してからでも良いかな?」
「デュノアさん。私と模擬戦をしましょう。」
この時点では、シャルルは気付かなかった。
セシリアは一度目を付けると、止まらないと。
「えっと……話聞いてるかな?」
「ええ、聞いてますわ。ですが、それと何の関係が?」
固まるシャルル。
「疲れてる?だからなんですの?さあ、早く準備をなさい。 模擬戦は待ってくれないのですから。 さあ、特訓の開始です。」
「何で僕が……」
「生徒の強さが分からなければメニューは作れないのです。強さを測るためですわ。それに……」
ゴクリと、生唾を飲む。
「ここに来た時点で、私との模擬戦は確定ですわ。」
一夏の特訓は、全主導権がセシリアにある。
シャルルがそう知り、後悔したのは、終わってからであった。
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シャルルが部屋に戻る頃には寮の門限ギリギリだった。
同居人である一夏はまだいなく、シャルル一人である。
ふと、一夏の机に視線を向けると、整理中であろうISのデータが記載されているPCが置いてあった。
シャルルが学園に来たのは男性操縦者である織斑一夏の専用機の強奪、又はデータ収集が目的である。
好機と見たシャルルは早速PCを弄りだす。
だがPCが動かない。
「まさかもう行動に移すとはな、その勇気は称賛に値する。 だが、無意味だぞ。
振り向けば、狂気の笑みを浮かべる一夏が立っていた。
「何を言って……」
「何を? 本気で言っているんなら病院に行くことをお薦めするぜ。」
首に突き付けられた手刀に畏縮するシャルル。
「それとも? まだ男装を続けるつもりか?」
「僕は……」
戸惑いを見せ、動揺を隠せない。
「まだ男気取りか、それとも強情なだけか。
まあ、男だって言うなら証拠があるだろ?」
「……証拠?」
「男だ、っていう確たる証拠があるなら……………脱げ。」
「っ!!」
「何を驚く。確実かつ手っ取り早いだろう。
裸体を見たい訳じゃねぇ。だが一番簡単な方法だからな。」
「それでも……」
米神に青筋を浮かべた一夏が更に手刀を首に押し付ける。
「生憎とお前に付き合っている時間は無いんだよ。」
「御願い待って!」
「……五秒だ。それ以上なら服を切り裂く。」
「五……四……三……」
「ダメ!! 出来ないよ……」
「黒……女だな。」
首に押し付けていた手刀が退けられる。
「ど、どうして分かったの?」
「どうしてだ?馬鹿か、あんなもの男装していますって言っているようなもんだろうが。
で? 本人にバレた訳だがどうする?自分の過去でも語って同情を誘うか?」
「そんなことっ!!」
「無いってか? 馬鹿馬鹿しい。 それにお前の身の上なんて全て知ってる。今更言われて何を思えと?」
唖然、その表現しかなく。ただただ一夏を見つめるのみ。
「で? お前はこれからどうする。」
「良くて退学、悪くて刑務所だろうね。」
シャルル(偽)の回答に再び青筋を浮かべる。
「誰が事実を述べろと? 俺はどうしたいか聞いた筈だ。 ただそこで立ち止まるってなら選択肢は二つ。 Dead or Deadだがな。」
「そんなのっ!!」
再び首に突き付けらる手刀。
「だから選べと言っているだろう。立ち止まり一生人形になるのか?駒のまま使い潰され豚箱に詰め込まれるか? 希望を目指し意思を持って自由を勝ち取るか?」
「……たい」
「あ?」
「生きたい!! 僕だって!自由に!普通に暮らしたいんだよ!! こんな所で死にたくないんだよ!!」
胸の内をぶちまけるかの如く叫ぶ。
「そうだ、それで良い。だが、お前個人では無理だがな。 だがお前は運が良い。」
「えっ?」
「少し待ってろ。」
暫くして一夏は戻ってきた。
「取り敢えずOK貰ってきた、暫くはその格好で良い。」
「えっ?……なんで?」
「脅してきた。」
「はっ?……え? なんて?」
「シャルル・デュノアに手を出した場合、ドイツ軍、及びその教官である織斑姉弟が牙を向くってな。」
政府と企業を脅したと言うことである。
「ど、どうしてそんなことを……」
その問いに一夏は笑みを浮かべる、狂気の笑みを。
「これでお前が取れる選択肢が一つに絞られた。」
そう言いながら手を伸ばす一夏。
「お前は俺に逆らえない。
どうする?」
取ってはいけないその手を。
シャルロットは取ったのだ。
「これから宜しく一夏。」
「宜しくシャルロット。」
狂気の手を
さて設定を少々。
一夏が使ったらQBについて。(アーマード・コア4より)
瞬時加速と違う点はエネルギーを放出して吸収、そして放出ではなく 放出という過程だけで行えること。
瞬時加速より消費エネルギーが少ない事が特徴。
瞬時加速とは違い、直進以外でも使用可能。
Q シャルルェェ
A 今作では一番の苦労人です。主にセシリアによって。
Q PCが動かなかった理由は?
A 偽物だから。つまりダミー。
Q 何故脅せたの?
A ドイツ軍とのパイプや不正について話したら、
速攻で承諾。フランス呆気ないね。
Q 性格違う気がする。
A 感情が昂ったりキレたりすると変わりますね。
狂気を孕んだ戦闘狂ですし。