番外編 一 姉弟喧嘩。 結果は弟の勝ち
注意。
今回の話は、本編と一切関係ありません。
たぶん。
7月某日。
彼と彼女は自らの自宅にいた。
休日の
そこから爆音が響いた。
「あー!?何で洗濯機壊すんだよ!?まだ洗濯物大量にあるんだぞ!」
「しょ、しょうがないだろう。勝手に壊れたんだ、壊れたものは仕方ない。」
「何がしょうがないだ!勝手に壊れるわけが無いだろ! 説明書を読みやがれ!」
「説明書の通りにやった結果がこれだ!
つまり、私は悪くない。説明書が間違っているんだ!」
「なわけねぇーだろー!!?」
彼が遂にキレた
「あんたはあれか?俺の邪魔をして楽しいか?
あんたの生活も掛かってるんだぞ?
それに、何で毎回家電を壊すんだよ。
やり方教えてるだろ?
どうして破壊しか結果を残さないんだよ。
今まで壊した家電の金額いくらか知ってるか?
50万だよ!
これだけあればどれだけ生活できると思ってる!
数年分の金が数日で消えたんだぞ。
ちったぁ自重しろ。
終いには小遣い無くすぞ。」
小遣いを無くす。
その言葉を聞いた途端、彼女の顔が真っ青になった。
「そ、それだけは止めてくれ!?
私はお小遣いが無いと生きていけないんだ!?」
「その小遣いを酒とつまみにつぎ込んでる奴が何を言う。」
「だ、だが、全て私のお小遣いの中でやり繰りしているんだ!」
「そうだな、最近はな」
そう言って彼は懐から数十枚と纏められた紙束を取り出した。
そこにはこう書かれていた。
クレジットカード。名義人織斑一夏様。
5月分支払い請求書。
小計3万2千800円
「これは、どういう事だ?」
「な、何故それを!!」
「ほう、知っているのか。」
「い、いや。わ、私は知らない。」
「あんたに残念なことを教えてやろう。
あんたは嘘を着くとき、必ず右側を見ながら瞬きを大量にする。
今がそうだ。」
「な、何の事だ?」
「あくまで白を切るつもりか。
まあいい、束さんに頼めば誰がやったかなんて一発でーー」
「御免なさい私が悪かったです。
ほんの出来心だったんです。
その時お金がなくてついやってしまったんです。
すみませんでした!」
即座に土下座をした彼女。
まあ、そのくらいで許して貰えるほど、甘くはない。
何せ金額が金額だからだ。
「うんうん、素直に言うのは良いことだ。」
「な、なら!」
「そんなんで許すと思ったか?馬鹿め。
タダでさえ家計が苦しいのに、それに加えて勝手に俺のクレジットカードで呑気に買い物だと?
ふざけんじゃねぇよ。
最近はストレスが溜まって、タダでさえ苛々してるってのによ。
あんたは何だ?呑気に買い物して浪費だぁ!
しかも3万オーバーってどういう事だよ。
そんなになに買ったんだ?えぇ!!!」
「お、お酒と、お、おつまみです。はい……」
「何時もと変わんねぇじゃねぇかよ!
小遣いの中なら俺もなにも言わねぇよ!
だがな!それ以上の出費に加えてあんたが壊す家電も買わなきゃいけないんだよ。
はぁ。疲れたわもう。
いいか?よく聞け?
これからあんたの小遣いはかなり減らさせてもらう。」
「そ、そんな」
「無くならないだけ有り難く思え。
いいか?次は無いからな?」
「は、はい!」
以上。
とある姉弟の休日でした。
プライバシー保護のため姉の名前は出しません。
こんな姉は私はイヤです。
皆さんはどうですか?
こんな姉。
ほしいですか?