最強の流派を継ぎし青年   作:猫パン

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最初に言っておく。

ここのセシリアはかなり原作と違うし、かなり強い。

そして、多分このままいくとヒロインがセシリアになることは確実。


三話  専用機 製作先

 

 

 

 

時刻は六時半。

彼、織斑一夏が起きた。

 

 

彼は仕度をし、食堂へと向かった。

 

 

 

 

 

時は進み、七時四十分

 

彼の同居人、更識楯無も起きた。

 

食堂の閉鎖時間は八時。

 

仕度に十分かかる彼女にとってギリギリだった。

 

「もぉー!?何で起こしてくれなかったのよ!?」

 

朝早くに、こんな叫び声がこだました。

 

 

 

 

 

因みに間に合ったそうな。

 

 

 

 

        ーーーー△ーーーー

 

 

 

 

 

 

教卓に立ち、山田先生が教鞭を振るっている。

科目はISの基本知識だ。

 

IS自体を纏って動かしたことが一度しかない一夏。

授業は真面目に受けている。

 

 

「というわけで、ISは宇宙での作業を想定して作られていて、操縦者の全身を特殊なエネルギーバリアーで包み込み、また、生体機能も補助する役割があり、ISは常に操縦者の肉体を安定した状態へと...」

 

そんな感じで、難しい単語を並べて説明する山田先生。

そんな中一人、手を挙げた。

 

「先生、それって大丈夫なんですか?なんか、体を弄られているみたいで少し怖いんですけど...」

 

疑問に思うのも無理はないだろう。

装着している間ずっと使用者の体を常に最高の状態で保つ、そう言っているのだから。

 

「そこまで難しく考える事はありませんよ。

皆さん、サポーターを一度くらいはしたことがあるでしょう。それで人体に悪影響が出るわけではありませんが、人それぞれ合ったもの着けないといけない事と同じです。」

チラチラと一夏の方を見て、所々詰まったところがあった。

言う台詞を変えたのだろう。

 

「あっそれと、もう一つ大事なことは、ISにも意識に似たような物があり、お互いの対話ーーつまり長く一緒に過ごすことで分かり合う様に搭乗時間に比例して、IS側も操縦者の特性を理解しようとします。」

信頼できるパートナーの様なものだろう。

 

「それによって相互的に理解し、より性能を引き出せることになるのです。ISは道具ではなくあくまでパートナーとして認識してください。」

 

キーンコーンカーンコーン。

 

「では、次の時間では空中におけるIS基本制御をやりますからね」

この学園では実技と特別科目以外は全て担任が受け持つらしい。

 

大変そうだな。

 

「ねぇねぇ、織斑君。質問いいかな?」

 

「あっ、私も私も!」

 

「今日のお昼暇?放課後暇?夜暇?」

 

織斑先生と山田先生が教室を出た途端質問の嵐が起きた。

 

「いや、ちょっと……」

待ってくれと言おうとした言葉は出さなかった。

 

どう答えても面倒な結果になることは明白だからだ

 

 

「千冬御姉様って自宅ではどんな感じなの!?」

 

「おっと、その質問にはタダでは答えられないな。」

その時、一夏は飛来してきた物体を弾き返した。

 

「人の情報で商売をしようとするとは、言い度胸だな。 そして、休み時間は終わりだ席に着け!」

織斑先生の怒声で一斉に席に着く生徒たち。

蜘蛛の子を散らすように。

 

 

「そうだ、織斑」

 

「何か?」

 

「お前のISだが、準備まで時間がかかる。

学園側で用意させるつもりだったが、駄兎()が創るそうだ。」

 

「何だと!」

一夏が驚愕していると教室中がざわめきだした。

 

「せ、専用機!?一年の、しかもこの時期に!?」

 

「つまりそれって政府からの支援が出るってこと?」

 

「でも、駄兎ってどういう意味なんだろう。」

こんな大勢いるところで言うことではないだろう普通。

 

 

「あぁ、それと織斑」

 

「何か。」

織斑先生は一夏の耳元で耳打ちする。

 

「(もし何かあれば容赦なく潰して構わん)いいか?」

言われた一夏もニヤリと笑い。

 

「了解」

 

「宜しい。さて、授業を始める。

山田先生、号令を。」

 

「は、はい! それでは皆さんーーーー」

 

 

 

 

        ーーーー△ーーーー

 

 

 

「よかったですわね、ミスター。」

 

「何がだ」

休み時間、早々に俺の席にやって来たセシリア。

 

「これで漸く貴方と私。同じ土俵で戦えますわ」

 

「というと、あんたも…」

 

「はい、私も専用機持ちですわ。」

そう言いながらイヤーカフスを触るセシリア。

 

「ところでミスター?この後お暇ですか?」

 

「予定は無いが、何故だ?」

 

「いえ、その…お昼をご一緒にと思いまして……」

一瞬言葉に詰まった。

 

「あ、あぁ。良いぞ、特に予定もないしな。」

 

「有り難う御座います。さあ行きましょうミスター」

 

「あー、どうせなら苗字か名前で読んでくれ。」

 

「はい、なら私は一夏さんと、お呼び致しましょう」

 

「なら、俺もセシリアと呼ぼう。」

 

「はい、では行きましょう。」

 

 

 

 

 

        ーーーー△ーーーー

 

 

 

「ねぇ君って噂の子でしょ?」

突如隣から話し掛けられる一夏。

見れば三年のようだ。リボンの色が違う。

一年は青 二年は黄 三年は赤だ。

一夏の同居人の痴女も黄色、つまり二年だ。

 

「代表候補生の子と勝負するって聞いたけど本当?」

 

「あぁ、本当だ。」

隣にいるセシリアは気を遣ってか、タダ聞いているだけである。

 

「でも、君素人だよね?IS稼働時間幾つ位?」

 

「確か、2~3時間だと」

 

「それじゃあ無理よ。ISって稼働時間が物を言うの。その対戦相手、代表候補生なんでしょ?だったら軽く三百時間はやっているわよ。」

隣に代表候補生が居ることなど知らないのであろう。

 

「でさ、私が教えてあげようか?ISについて。」

見ず知らずの人間にホイホイ教わりに行くなどと思考を巡らし、断る為に最善の方法を探る。

 

「結構です。彼女に教えて貰いますので。」

そう言いながらセシリアを指す。

流石に驚いたようで目を見開いていたが。

 

「彼女、一年でしょ?私の方が上手く教えられると思うけど。」

 

「彼女は代表候補生。教わるのには申し分ない相手です。」

三年の彼女は驚いたものの

 

「そ、そう。なら仕方ないわね」

そう言い残し去っていった。

 

消え去ると同時にセシリアが口を開く。

 

「私は貴方に教えると言った覚えは無いのですけれど。」

想像通りの答えが返ってくる。

 

「ああ。だからこれは個人的なお願いだ。

生憎と俺はことISについては全くの素人だからな。」

 

「ですが、私には何のメリットもーーーー」

 

「引き受けてくれたら、一つだけ願いを聴いてーーーー」

 

「これからお願いしますね、一夏さん。」

ここまで早く掌を返す人間が他に居るだろうか。

 

「あ、あぁ。よろしく頼む。」

 

 

 

 

 

 

        ーーーー△ーーーー

 

 

 

 

翌日。

一夏とセシリアはアリーナに居た。

 

セシリアは専用IS『ブルー・ティアーズ』を、

一夏は訓練用IS『ラファール・リヴァイヴ』を纏っていた。

 

何故ラファールかと言うと、

もう一つの訓練用IS『打鉄』より速そう。

そんな理由で選んでいた。

 

 

「さて、一夏さん。先ずは空中での姿勢制御のやり方から行きましょう。」

 

「ああ、始めてくれ。」

 

「では、ISはPIC(パッシブ・イナーシャル・キャンセラー)と言うもので飛んでいるのはご存知ですか。」

 

「あぁ、その辺は大丈夫だ。PICを使って、浮遊や加減速をしているんだろう?」

 

「ええ、なら話は早いですわ。

このPICは思考制御装置、いわばイメージで操作するのです。自分に合ったイメージで浮遊、加速や減速をすると上手くいきます。」

 

(イメージ……飛び上がるイメージ。)

ふと、頭の中に流れたイメージを掴み取り、飛び上がった。

 

浮かび上がったのは虚刀流七の奥義『落下狼藉』

で飛び上がるイメージ。

 

「凄いですわね、一夏さん。

たった一回で出来てしまうなんて。」

 

「そうでもない、強いて言うなれば教官が優秀だからだな。」

 

「いえ、そんなことは。 では、次へ行きますわよ?」

この日は日が沈むまで訓練をしていた二人であった。

 

 

 

             

 

 

 

                        終話

 

 





一夏君、一期で部屋代えして、この話の設定だと二期で久々にちじxy……楯無さんに合う。

そのときの会話

「あら、久しぶりね一夏君♪」

「久し振りだな、痴女」

「だから、それはもう忘れてよ!?」


こうなる未来しか見えない。

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