1話 IS学園
IS学園。
それはIS操縦者を目指すなら必ず通う学園である。
そんな学園に元・破壊神ゴジラもとい火旗狂介はいた。
何故いるか。単純である。試験会場を間違えてはいった場所がIS学園の試験会場だったのだ。そしてその会場に置いてあったISに何気なくさわったら、起動したのである。
そしてそれを見かけた教師にいろいろ言われた上にIS学園への強制入学である。
正直ウザかった。元・破壊神というだけあり、彼は命令されるのは嫌いだ。そして煩いのも。世界で二人だけのIS操縦者と言う事もあってか、報道された翌日から記者たちが家に押しかけて来た。最初は無視していたが男だうざくなった俺は目の前の記者を殴り「次は誰だ?」と言ったら慌てて出て行った。あの時は面白かった。久しぶりに殴ったせいか暫く興奮していたが。
そんなわけで現在に至る。先ほどから女子どもの視線がうざい。俺の前に座って居る織斑一夏も身を致死込ませているよ。因みに言っとくが俺は織斑一夏とは赤の他人だ。
そんな事を思っていたら寝不足な事もあって(必死に連日徹夜で受験勉強していたからとそれが無駄になったためのストレスとウザくてしつこいマスコミが連日押しかけて来たからだ)うとうとし始めてすぐに意識を手放した。
次に目が覚めたのは急に周りが煩くなったからである。目の前には目付きの鋭い女性がいた。誰だっけ?というか隣にやたらとデカい胸を垂らしている子供がいるんだが。
「で、山田先生。自己紹介の続きをしてくれ」
「(あれで先生なんだ)」
隣にいる子供もとい山田先生に目付きの鋭い先生が言う姿を見ながら思った。
「は、はい!え、えと次は火旗狂介君お願いします」
ん?俺か?
俺はめんどくさいと内心思いながら立ち上がり応える。
「ん~と名前は火旗狂介だ。趣味は武術と剣術かな。好きなものは刀と単純なもの。嫌いなのは煩いのとしつこい奴。それとめんどくさい事は嫌いなのでそこんとこ宜しく。以上」
そう言って俺は席に座る。クラスメイト達は呆然としていたが、興味がないので気にしなかった。
その後も自己紹介は滞りなく終わり授業に入って行った。
正直に言うと授業中俺は寝てた。途中頭に痛みが走ったが気にせず寝続けた。というよりほとんど気付かなかった。破壊神だったころの強靭な肉体はこの体に備わっているのでチョットした事じゃいた痛みを感じない。
因みに俺が起きた時にはなんか織斑一夏がもめてたな。
「ん?火旗ようやく起きたか」
「・・・質問です。目の前の奴は何で頭を抑えているんですか?」
特に気になった訳ではない。目の前でそんな事をされると無性に腹がつのだ。
一瞬先生は『ヤツ』の所で眉を顰めたが、すぐに直していった。
「このバカがISについて書かれた参考書を電話帳と間違えて捨てたんだ。まさか火旗も捨ててはいないだろうな?」
参考書?・・・ああ、あの分厚い本か。
「捨ててはいませんよ。読んでも居ませんけど」
だってあんなの読む気力がなくなんだもん。
「はあ、全くふざけているのか?」
別にふざけてはいない。やる気がないだけだ。しかしそれを俺は言わない。言うのがめんどくさいからだ。そこに一校時目を終えるチャイムが鳴った。俺は再び机に突っ伏して静かに寝息を出して寝た。その行動に誰も咎める事はなかった。