IS fate extra   作:赤弓

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狂乱の砂浜

SIDE 一夏

 

何故だ・・・何故キャスターがここに・・・

しかもランサーってサーヴァントのクラス名じゃ、てことはあの男はサーヴァント?

いやいや、それはないだろう何でキャスターが敵のサーヴァントとここに来るのかな

千冬姉たちの目からどんどん光が消えてる、そしてキャスター笑顔で手を振るのはやめて

何か色々と嫌な予感するからマジで俺、今度こそ死んじゃうかもしれないから

 

 「ご主人様~!!!!」

 

などという俺の思考もむなしく、一直線にキャスターは俺に飛びついてきた

そしてその瞬間、周りから黄色い声と怒りの声が同時に響く

 

 「誰あれ!?織斑君の彼女!?」

 

 「ちょっと待って、あの人ってこないだ織斑君の部屋にいなかった!?」

 

 「獣耳+ご主人様って織斑君そんな趣味が・・・」

 

 「一夏さん!!誰なんですのその人は!!」

 

 「説明しなさいよ一夏ァ!!!!」

 

・・・ハッ!!現実逃避してる場合じゃなかった

とにかくキャスターを何とかしないと

 

 「何で来るんだよ!!隠れてろって言ったろ!?

  それと離れてくれ、周りからの視線が痛いからァァァァ!!」

 

 「しょうがないじゃないですか!!

  ランサーがこちらに来ている状態でご主人様を一人にしておけません!!」

 

そうだ!ランサーも来てるんだった

マズイ、もしここで戦闘にでもなったりしたらクラスの人たちが・・・

 

ようやく思考が回復してきた俺は辺りを見回しランサーを探す

 

 「ま、待てマスター!!少し落ち着け、話せばわかる!!」

 

 「・・・・・・何で、来た」

 

そこで視界に移ったのは先程の眼鏡の少女がランサーにパラソルを突きつけている姿だった

 

 「いや、男としてナンパをしn「ー ヒュオッ!!」ま、待て待て落ち着け!!」

 

向こうも向こうで大変そうだな・・・

ってか、あの子がランサーのマスターなのか?まさか俺と同じ1年とは・・・

 

 「織斑・・・更識・・・」

 

 「「・・・・ッ!?」」

 

砂浜にウチの姉(閻魔)の声が冷たく響く

俺と眼鏡の少女・・・更識さん(仮)は恐る恐る後ろを振り向いた

・・・するとそこには腕を組んで仁王立ちする千冬姉が

 

 「どういうことか・・・説明してもらおうか・・・?」

 

 「「スイマセンでした!!!!」」

 

とりあえず土下座、ろくな言い訳を思いつかないこの状況ではこれしかない

土下座している俺と更識さん(仮)に千冬姉及びクラスメイトの視線が突き刺さる

ヤバイ、早く何とかして誤魔化さないといろいろとマズイ気がする・・・よし!

 

 「じ、実はこの2人は兄弟で俺と更識さん(仮)の友達なんだ!!

  それで偶然この近くにいるっていうから会えないかって連絡したりしなかったり!?

  そうだよな!?更識さん(仮)!!それにそっちの友達の兄弟二人!!」

 

完全に嘘っぱちである。しかし人間追い詰められるとすらすらと嘘が言えるもんだな

あとは呆然としている三人がこの話にあわせてくれれば・・・

 

 「な、そうだよな!!3人とも!!」

 

 「・・・う、うん。そう!まさかここまで来るとは思わなくて・・・」

 

 「いやぁ、誘われたから思わずここまできちまったぜ!!なぁ、妹よ!!」

 

 「そうですね・・・失敗しましたね・・・オニイチャン・・」← かなり嫌そう

 

 「と、言うわけなんだ千冬n「バガァァァァンッ!!!!」」

 

 「織斑先生だ、馬鹿が」

 

・・・千冬姉、どこから出席簿を・・それと威力が強くなってるような・・

 

 「・・・まぁいい、後でたっぷりと尋問はしてやる」

 

 「教官、その際には私も呼んでください」

 

 「僕もお願いします、織斑先生」

 

尋問て・・・ラウラとシャルも反応して手を上げないでくれ

 

 「ご主人様~、せっかくの海なんですから遊びましょう!!

  私、一度でいいからご主人様とビーチバレーをやってみたかったんです」

 

 「あ、わたしもやりたい~」

 

・・・うん、キャスター。頼むから大人しくしててくれ

それとのほほんさんもキャスターを煽らないでくれないか、頼むから

 

 「えっと・・・お名前らんさーだっけ~?

  じゃあ、らんさーもびーちばれーやろうよ~」

 

 「ビーチバレー?面白そうだな・・・

  いよぅし、俺とマスターも参加してやろうじゃねぇか!!」

 

 「ランサー!?」

 

いつの間にかランサーまで入ってるし・・・

それと更識さん(仮)俺は君とはいい友達になれると思う。いや、確実になれるだろう

 

 「ほう、まだ話は終わっていないのに遊ぶ気か・・・いい度胸だな・・・」

 

ぎゃぁぁぁぁ!!!!閻魔が覚醒したぁぁぁぁ!?

やばいよ、何かもう女の人が出しちゃいけないようなオーラがでてるよ千冬姉!!

 

 「あ、おりむらせんせいも~いっしょにやりませんか~」

 

のほほんさああああん!?待って!!これ以上怒らせないでぇぇぇ!?

 

 「いいだろう、相手になってやる・・・

  おい専用機持ち4人、私のチームに入れ!!」

 

あれ・・・案外普通に了承した?

 

 「ああ、それとな一夏

  スポーツに怪我は付き物だからな。覚悟しておけよ?

  さて今からやる事と殺る対象はわかったか、理解したな貴様ら!!」

 

 「「「「了解!!」」」」

 

 「千冬姉待って!!なんか字が違った気がするよ!?

  それに皆も了承するな!!対称って誰!?もしかして俺!?」

 

俺の叫びも虚しく、すぐに砂浜に試合開始のホイッスルが鳴り響く

ちなみにチームは千冬姉+専用機持ち4名

俺、更識さん(仮)、のほほんさん、サーヴァント2名。試合形式は5VS5の25点先取だ

 

 

そしてまずは千冬姉チームからのサーブ

 

 「これは夫からの制裁だ!!受け取れ、嫁ぇぇぇぇ!!!!」

 

 「いきなりすぎるだろぉぉぉぉ!?」

 

ラウラから発射された弾丸サーブは真っ直ぐに俺の顔面へと向かってくる

だが、その人間には取れないであろうスピードのボールは俺に当たることは無かった

なぜなら俺の前でキャスターがボールを間一髪、上に弾いていたからだ

 

 「大丈夫ですか?ご主人様」

 

 「あ、ありがとう・・・」

 

俺はキャスターにお礼を言うと、ボールの行方を追う

そしてボールはのほほんさんがトスすると同時にランサーが相手陣地に叩きつけた

 

俺は今、単純に叩きつけたといったが、実際はそんなレベルじゃない

その音速ともいえるボールは着弾した周囲の砂を吹き飛ばし、その中に埋もれている

 

唖然・・・そういう言葉が今の状況に当てはまるのだろう

クラスの皆や相手チーム・・・千冬姉ですら目を見開いている

 

 「ん?何だよ今のは得点に何ねぇのか?」

 

 「ランサー・・・ちょっとは加減して・・・」

 

更識(仮)さんはため息を吐きながら額を押さえている

そして、その後も試合は続いたのだが・・・結論からいってしまうとウチの圧勝だった

 

終始、向こうのチームから放たれる殺人サーブをキャスターがレシーブし

それを俺達3人でネット近くにトス、最後はランサーが叩きつけるといった感じだ

 

終盤なんか、俺と更識さんとのほほんさんでローテーションを組み

1人がトスする間、残り2人は雑談してたしな。後はサーヴァント勢にまかせっきりだ

 

それで更識さん(本人から名前を聞いたので(仮)は無)と話をしたのだが

俺の予想通り、やはりランサーのマスターは更識さんだった

 

俺は聖杯戦争について話がしたい・・・と小声で提案したのだが

 

 「今は人が多いから・・・今日の夜に・・・」

 

 「わかった。じゃあ、夜に連絡する

  だから旅館の部屋番号だけ聞いておいてもいいか?」

 

 「わかった・・・」

 

今日の夜は忙しくなりそうだな・・・

そう思考した俺は苦笑いしながら頭をかくのだった

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