特典貰って転生したのに周りが公式チートなんて聞いてないよぉ〜(泣) 作:ぷにっ
続きです。
お付き合いください。
メルエムside in
日課になりつつある
白いロン毛を後ろの毛先で結んだニヤけ顔の兄さんがそこに立っていた。
何でも数日前に見かけて興味を持ったようで、何故俺の様なチビッコが毎日都市の外縁部を走ってるのか聞いてきた。
武芸者になる為の体力造りと剄息乱さないようにするための訓練だと教えたら、鼻で笑われ返された、
「一定の動きで剄息を安定させても戦場では役に立たないよ、何時どんな攻撃が来るかも分からないのに急な回避で剄息乱れて反撃できずに死にました。な〜んて事になりかねない」
ムッとしていたがその通りだ、何かいい練習法がないか思案しているとお兄さんは手伝ってくれると言う。
適当に
何て面倒見の良いお兄さん何だろう、早速明日からお願いし今日はそのまま別れた。
お兄さんの名前はサヴァリス・ルッケンス、グレンダン創設時から在る名門ルッケンスの次期当主予定の人だ。サヴァリスさんは継ぐ気ないから弟に押し付けるって言ってた。
今なら言える
メルエムside out
サヴァリスside in
ここ数日、奇妙な光景を目にする。
弟よりも小さい子が都市の外縁部を走っているのだ。
最初はイタズラした罰なのかと思っていたが、毎日走っている所を見るとそうではないのだろう。
(武芸者みたいだけど剄の流れが妙だし…探ってみるか!)
そう思った時には既に子どもの近くに跳んでいた。
「やぁ、キミは何時も外縁を走ってるけど何がしたいんだぃ?」
声を掛けたら、少し驚いただけで普通に答えてくれた。
「武芸を学ぶ為の体力造りと剄息の修得のための日課なんです。」
なるほど、よく観れば剄息の乱れは少ないし
「一定の動きで剄息を安定させても戦場では役に立たないよ、何時どんな攻撃が来るかも分からないのに急な回避で剄息乱れて反撃できずに死にました。な〜んて事になりかねない」
(何故か無駄に剄を内に向けてる、無意識なのかな?)
しばらく観ていると〈この子は絶対強くなる〉と、僕の直感が確信した。
(最近は汚染獣との戦闘もつまらないし、門弟の相手は楽しくないし、この子を強くして僕の死合い相手になってもらうことにしよう!)
「ねぇ、僕でよかったら修行手伝ってあげるよ、」
訓練内容を軽く説明しているとさっきまでムスっとしてたかおが笑顔になりお礼を言われた。まぁ僕の為でもあるからお礼は要らないんだけどね、名前はメルエムっていうのね、どっかで聞いたなぁ…
サヴァリスside out
△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
4歳になった時からは…記憶が
修行を手伝ってくれたサヴァリスさんがなんと天剣になるようです。
空位だったクォルラフィンに就くようで、しかも13歳での授受は天剣歴代最年少記録を更新の快挙だ‼︎
正直授受式で姿を見るまで疑ってたよ…メンゴ
式典の後は大部屋でクララと爺様を待っていた。
「めぅえるにぃちゃま、おぅまちゃんちて〜」
ケーキを食べ終わったクララは退屈なのだろう、
天使の頼みをお兄ちゃんが断わるわけ無いじゃな〜い❤︎
喜んで四つん這いになりますとも‼︎
使用人の皆さんも微笑ましく見m…具合でも悪いのかな?皆さんの顔が青くなってるけどどうしたの?
クララを背中に乗せるときに執事さんが
「病院の予約はしておきますので、」
何て言ってたけどギックリ腰にゃまだならないので
‼︎
さぁ来いクララ、お前の為なら一日で千里を駆ける赤い馬にでもなろう!
「おぅまちゃんいけ〜」
右手に持ったフォークで戟を入れる!
気付いた時には手遅れだった…
振り下ろされたソレは…
深々と
俺は
アルシェイラside in
授受式が終わって公務から開放された私は部屋で
式典中に視界に入った従弟の顔は面白かった。アレはサヴァリスを知っていたが天剣だとは思わなかったのだろう、しかしそれ以上にメルエムの剄には驚いた。
剄息が随分マシになったと観ていたら身体の成長を止める程の
(メルのヤツ、今から成長止めて何がしたいのか、
(でもあれは自分自身やってる事に気付いてなさそうなのよねぇ、黙ってたほうが面白いけど、見て見ぬ振りしてティグ爺にバレたら後でウルサイから今の内に注意しとこ)
思い立ち自室を出てメルエムの所へ向かう途中、今日の主役が帰るところだった。
「サヴァリス、今日はご苦労だったな、式は退屈だっただろう?」
「どうも、陛下。陛下こそ退屈でいらしたのではないですか?私は知った顔が居ましたのでそれ程退屈はしませんでしたよ。」
「ふっ、退屈だったがこの都市最強の守護者を御披露目する大事な式だ、ガマンぐらいするさ。それにお前とメルが知り合いなのが少し気になってな…」
「そうでしたか、メルエム様とは半年程前にお会いしまして、それから修行のお手伝いをさせてもらっています。」
「メルのあの剄については何か話したのか?」
「えぇ、つい最近の事ですけど、身体に無駄な負荷をかけるだけだと教えてあげたんですけどね、何でも『この都市で1番綺麗に剄が流れている人の真似』をしているんだそうですよ。」
「へ、へぇ〜///、他には?」
「他ですか?そうですね〜、『それは膨大な剄で肉体を全盛期のまま
「…それで、メルはどうした?」
「やはり無意識の内にやっていましたね、少し落ち込ませたと思いまして少しずつ減圧出来ればちゃんと成長するとフォローしたのですが耳に入ってはいないでしょうね、ブツブツ何か呟いていましたし…」
「私が聞き取れたのは『オバさんだった…』って言葉だけですね、まぁ見た目全盛期で止まれば年r「なぁ、サヴァリス!」い…なんでしょう?」
「前に強い相手と
「えぇ、メルエム様の修行を手伝っているのもそれが目的の一つでもありますので、」
「そうか、
「おぉ、それは光栄ですね、陛下自ら御相手くださるなんて」
「時間は明日午後1時、場所は空中庭園だ、いいな?」
「承知しました、では私はこれで…」
「あぁ
そう言い、サヴァリスとそこで別れた。
くそっ、サヴァリスのヤツめ余計な事を、メルの
つい最近の事って言ってたからまだ間に合うはずよね?
メルの記憶改変(物理)しに行かなきゃ!
あら?噂をすれはなんとやら、
廊下の向こうから四つん這いで
これは好機と見た私はメルエムに向かって駆け出した。
そして互いの距離が1メルトル程になった時、左足で踏み込み、右膝を
アルシェイラside out
メルエムside in
目がさめると従姉の腕に抱かれてベットに寝てたぜ、何でこんな事になっているのか分からない…
でもどうせならオバさんじゃなくてクララと一緒に寝て、天使の寝顔を拝みたかっt痛ダダダダダダっ
体をしっかりホールドされ、鯖折りされながら薄れ行く意識は夢ではない何処かへ飛んでいった…
あれ?
長ったらしい割には進んでねぇ
単行本1巻までの道のりが遠いよ、
次回、逸般人はこうして出来上がる【究】