特典貰って転生したのに周りが公式チートなんて聞いてないよぉ〜(泣) 作:ぷにっ
汚染獣、
そのルーツは謎に包まれているが、なんらかの生物が汚染された環境に適応するために進化を遂げた姿と言われている。
荒廃した大地で汚染物質を栄養として取り込むことができ、汚染物質よりも効率的な栄養源として人間を喰らうために都市を襲撃することがある。
都市が汚染獣を回避し切れない時は武芸者が撃退する役割を担う。
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俺は今、都市外装備に身を包み荒野を駆けている。
初陣なのに…初陣なのに…(泣)
都市外戦デビューと言えば聞こえはいいですがイジメです…
どうしてかって…?聞いてくれよ!
普通は
ワケガワカラナイヨ…
都市外戦闘は実力を認められた
その部隊に組まれるの?
えっ?俺の単独先行?
何?
外にいるの
おい!部隊長のデルクさん、アンタ話し聞いてたよな?
何
「コチラは問題ない、外は任せる、君なら問題無い!」
だ!問題大アリだゎ‼︎老成体だぞ?
天剣がわざわざ
俺、今日が初陣なんですけど?
「ねぇねぇレイフォン君、お兄さんキミの
話し掛けた相手は同じ部隊に配属された1コ下のレイフォン・アルセイフ君、5歳にして初陣を果たす将来有望な武芸者だ。部隊長のデルク・サイハーデンさんは彼の
何でも5年前に都市内に汚染獣が入り込んだ大事件、メイファー・シュタット事件の当事者であり、燃え盛る建物の中で助けた子供の1人がレイフォン君で、事件の様子を遠くで観ていた爺様に〈個人戦・集団戦、どちらでもうまく立ち回れる有能な人物〉として高く評価されていたために、今回のレイフォン初陣の後見人をする
5歳とは思えない戦い振りのレイフォン君の言葉は俺を地獄へ叩き落とした。
「メルエムさんなら問題無いですよ、
同じ部隊の武芸者や会話が耳に入った近くの部隊の人達は
自分に味方がいない事、否、心配すら不要と言わんばかりの視線を浴びて凹んでいると
『おいクソガキ、さっさと来い。』
バーメリンさんからだ、都市外装備を持って待っているらしい。これ以上待たせると銃弾がとんでk…リアルタイムでとんで来たので返事をして待機場所へ向かった。
外縁部でバーメリンさんと合流したら装備を投げつけられ、装着し接合部のチェックをするや否や都市外に蹴り飛ばされた。
戦闘状況によっては俺ごと焼き払うみたいなことも言ってたし…ね、イジメでしょ?
文句のひとつも言いたかったがモタモタしてるとまた銃弾が飛…んで来たので走ることにした。
デルボネさんから汚染獣の位置は教わっていたので、
5キルメル程駆けると汚染獣が亀裂の内壁に張り付いているのが見えた。
どうやらこの個体は体内に卵を保有しているようで、都市が近付くと幼生体を
(効率的にどうなんだろう?汚染獣の進化ってイミフ‼︎)
(毎日誰の攻撃受けてると思ってんだ、そんなん食らってたら5歳で人生にピリオド打たれてるゎ‼︎)
あぁ、イライラしてきた!思っきし殺ろう‼︎
内力系活剄全開で汚染獣に突撃する‼︎
「衝撃のォォォォ!
腹部を壁に圧し潰すように、背に拳を叩き込む。
崖が衝撃に耐え切れず崩れるが、汚染獣の
崩れる破片を足場にして頭部へ駆け、2撃目を叩き込む‼︎
「撃滅のォォォォ!
汚染獣は上半身を崖に埋もれた形となっている。
既に生体反応は消えているが、相手が老成体では油断は出来ない、念には念を入れて粉々に吹き飛ばそうと上空へ跳び、重力に任せてトドメを刺す。
「
重力加速度MAXの蹴りは地面に衝突すると、瓦礫を巻き上げ巨大なクレーターを造り、汚染獣の姿を欠片も残さず消し飛ばした。
一息つくと身体のあちこちが灼けるような痛みに襲われる、よく見ると服の所々が細く裂けており汚染物質が入ってきているのだろう。
(あ〜ヤッベェ最後の余計だったかも、飛び散る破片で服がボロボロだ、早く帰ろ!)
都市に向かい駆け出す。
途中で上空から
余計な仕事を増やしちゃって怒られるなぁと考えながら軌道を目で追ってると、自分の進行方向に落ちてきた。
(んだよ面倒臭ぇな!こっち落ちてくんな‼︎)
無視して帰りたいが既に前方で都市に向かい這いずる姿が写る。
(帰る序でだ、殺ってしまえ)
一足跳びで迫り、拳が相手を捉える刹那、辺りが巨大な光に包まれて俺の意識はホワイトアウトした。
「知らない天井だ」