HIGH SCHOOL D×D ―――(再)―――   作:ダーク・シリウス

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エピソード61

―――早朝。

 

ルーマニア出発組が駒王学園のグラウンドに集結していた。各自、旅行鞄を持参して

展開している魔方陣の前で見送りしてくれる面々に激励の言葉を送られている。

 

「リーラちゃん、アザゼルちゃん。無茶をせずにね」

 

「あの野郎がいたらさっさととっ捕まえて帰ってくればいいだけだからな」

 

「大丈夫です。心強い味方が勢揃いしておりますので」

 

「まぁ、誠と一香もいるしな。取り敢えず心配する要素は無いと思うがな」

 

話し合う四人にレイヴェルが近づく。手に持つ小包を一つリーラに手渡して。

 

「これは先ほどお兄さまから届いたフェニックスの涙ですわ。中には三つほどあるそうです」

 

回復アイテムを受け取り、感謝とお辞儀をするリーラ。

 

「では、行ってまいります」

 

魔方陣の光がますます強まる最中にその中に一人、また一人と入る一行。次々と光に包まれると弾け、向かう先はルーマニアへジャンプして行く。

 

「俺たちも強くなってるのに・・・・・」

 

「そう焦るな。何も問題は一つだけじゃないんだ。お前たちの力は必ずどこかで使う」

 

そうして離している間に最後の一人が転移用魔方陣に踏み込んでユーストマたちは見届けた―――そのはずだったが。

明後日の方から赤い光が魔方陣が消える間際に飛び込んでいくのを目の当たりにした。

 

「い、いまのはっ!?」

 

「・・・・・まさか、だが、なんでだ・・・・・?」

 

怪訝な色を顔に浮かべ、ルーマニアに向かったリーラたちにますます不安に駆られる。

しかし、魔方陣は消失してしまい、今更どうする事も出来ない事実にリーラたちに任せるしかないと思ったのだった。

 

 

「・・・・・なぜ、あなたまで来ているのですか」

 

光が止んだ先は―――見知らぬ世界の光景だった。リーラたち一行は直ぐ傍にいた誠と一香と合流を果たしたのは良いが、招かざる客の如く対テロ組織混成チームでもない忌み嫌われていると言われても不思議じゃない赤龍帝の兵藤誠輝がいたことにリーラは冷たい眼差しを向けた。イリナろルーラーですら良い感情ではない表情を浮かべているほどだ。

 

「なんだ、誠輝は違うのか?」

 

「ハッキリ言って違います小父さま。誰も赤龍帝を仲間にした覚えは無いですよ」

 

「イリナちゃん、何気に辛辣ね」

 

「イッセーくんに移ったんですよ小母さま」

 

しかし、このままでいるわけにもいかないと誠は指摘し、移動を開始する。建物の裏から出れば直ぐに町中を歩く。

 

「誠さま、どちらにいかれるのですか?」

 

「ああ、お前らが来る前にちょっくらカーミラ派の吸血鬼たちと接触して見たんだ。その中で俺たちと友好的に話ができる吸血鬼を何人かいてその内の一人の吸血鬼の城に一時的な滞在を許してもらった」

 

「その吸血鬼の城に向かってるわ」

 

「行動力が早い事に感嘆の一言です」

 

「「ふっふっふっ、それほどでもない」」

 

ポカーンと開いた口が塞がらないリアス。人間が自ら吸血鬼と接触することですら驚きなのに、他の吸血鬼たちと接触しては協力を得たその腕前に驚きを隠すことすらできなかった。

 

「・・・・・イリナ、イッセーのご両親って何時もあんな感じなの?」

 

「えっと、私も驚いている方だから」

 

幼い頃、ヴァーリと共に一誠と遊んだ事がある者として尋ねられるイリナも誠と一香の行動力に驚かされている余所に、

 

「場所は違うけれど、懐かしい町並みねヴァレリー。ルーラーも久し振りでしょ?」

 

「そうですね。数年間離れていただけなのに懐かしさを感じるなんて・・・・・」

 

「私にとっては複雑です」

 

吸血鬼組のアルトルージュとヴァレリーは久々の里帰りに心を弾ませているが、ルーラーはまた吸血鬼の世界に来る事になるなんてと複雑そうな顔を浮かべた。

 

「へー、ここが吸血鬼たちの・・・・・」

 

「ああ、教会が長年探し求めていた吸血鬼の本拠地だ」

 

「この場所を協会に報告していいのか・・・・・」

 

興味津々に周囲を見渡すユウキ、擦れ違う吸血鬼を横眼で見つつ言うゼノヴィア、念願の敵の本拠地を発見してい的な報告書に記していいのか悩むリーズ。

 

「それで、滞在を許してもらったお城というのは?」

 

「ああ、あれだ」

 

「―――よりによってあの城・・・・・?」

 

リーラの質問に遠く離れた城に差す誠に見覚えがあるのか嫌な顔を浮かべるアルトルージュ。アザゼルは意外そうに訊いた。

 

「なんだ、知ってるのか?」

 

「知ってるも何も・・・・・私の妹が住んでいる城よ」

 

「ああ、やっぱりそうか。同じブリュンスタッドって吸血鬼がいるからもしかしたらと思ってキミの名前を出したら『あれ、まだ生きていたんだ?』って言ってたぞ」

 

確信犯かっ!?アルトルージュは誠に対して恨めしいと睨んだが、誠は爆弾発言をした。

 

「あっ、ツェペシュ王と謁見もしたぞ」

 

「したのかよ!?」

 

リーラたちが準備している間に誠と一香は男尊派と女尊派のトップと接触した。

アポも無しにそんなことが可能かと信じ難い気分となる。

 

「ええ、真正面から堂々。私たちが兵藤と式森の者だと告げたらあっさりツェペシュ王と合わせてくれたわ」

 

「うちの息子がとってもお世話になったなーって言ったらツェペシュ王、顔を青ざめたけどどうしてなんだろうな?」

 

「さぁ、今になっても分からないわね」

 

『・・・・・』

 

派閥のトップが顔を青ざめるのってそれは恐怖感を抱いているからじゃ・・・・・。

その事を誰も口にしなかった。そしてこの二人はどこか天然じゃないだろうかと思わずにはいられなかった。

 

「近々、ここにまた訪問してくるからその時はよろしくなって言っておいたから。まぁ、大丈夫だろう」

 

「・・・・・そこにリゼヴィムはいたか?」

 

これが重要だと前を向きながら歩く速度を変えず進む二人に問うた。顎に手を添えて思い出すように誠が口を開いた。

 

「直接見てないが・・・・・悪魔の気配は感じたな」

 

「そうね。一度覚えのある魔力だったわ。多分、リゼヴィムじゃないかしら」

 

―――それを聞いて、誠輝は鎧を纏ってどこかへ飛翔しだした。

 

「お、おいっ!?」

 

「あー、放っておけ。どうせ行けれないさ」

 

「は・・・・・?どういうことだ」

 

「だって、二つの派閥には国境があるし、特殊なルートじゃなきゃ絶対に行けれないぞ」

 

「諦めて戻ってくるわよきっと」

 

自分の息子に対してまるで家出した子供のような対応だった。この二人がそう言うのならばアザゼルは誠輝の事を考えずアルトルージュの妹の城に歩み続けることにしたその時だった。吸血鬼の世界を包む濃霧に巨大な影が一瞬だけ過ぎった。そのことを誠たちは気付かなかった―――。

 

 

真紅の巨大なドラゴンは濃霧に隠れ紛れるように飛行していて、その身体に曹操たち英雄派が我が物顔で乗っていた。霧は吸血鬼の能力で、霧は結界でもあり、索敵にも有しているのだがツェペシュ派もカーミラ派も英雄派たちの侵入に気付いていない。ゲオルクが何らかの魔法で索敵に探知されないように畏怖を抱かせ、壮大な姿を晒している一誠を施しているのだ。

 

「こんなド派手な移動、ドラゴンの背中に乗るなんてね」

 

「すげー良い気分じゃないか!はははっ!」

 

「真龍の肉体で復活した兵藤一誠は伊達ではないな」

 

目指すはツェペシュ派の領地。進むドラゴン、一誠はのんびりと飛行をしていると小さい極粒の赤い物体が見えた。金色の瞳をジッとその物体に向けていると何やら蛇行していて彷徨っているようにも見える。

何をしているんだろうと眺めていれば頭部に乗っている曹操とリース、モルドレッド、セカンド・オーフィスが一誠の視線を追って赤い物体を見つけ出した。

 

「あれは・・・・・そうか。彼女たちも来たようだね」

 

「なんか、変な動きをしているな。迷っているのか?」

 

「こっちには気づいていない?」

 

「ん、気付いていない」

 

その赤い物体は何なのか曹操は察し、モルドレッドたちも興味を示す。

 

「気付いていないなら放っておこう。一誠、構わず進んでくれ」

 

分かったとばかり下に向けていた鎌首を真っ直ぐ前に戻して進みだす。

 

「しかし、曹操。吸血鬼の世界に来たのは良いがどこで潜伏するんだ?」

 

「個人的にはどこかの吸血鬼の城の中にしたいところだ」

 

「奇襲して乗っ取るってこと?」

 

「今は朝だ。純血の吸血鬼なら一人ぐらい寝ていると思う。文字通り、言葉通り寝込みを襲うってね」

 

完全に犯罪者だ。いや、そもそもテロリストだから犯罪の云々以前の問題かとリースは心中悟った。

 

「でも、それって―――」

 

リースが曹操に尋ね言い掛けたその時。一誠の身体が震えだした。

 

「どうした・・・・・?」

 

一誠に声を掛けた曹操。一誠は下に金色の瞳を向けていた。その瞳には敵意が孕んでいる。

セカンド・オーフィスは気付いているようでポツリと漏らした。

 

「赤龍帝。気付いた」

 

 

 

「あのバカでかいドラゴンは何だっ!?」

 

『アレが真龍、真なる赤龍神帝(アポカリュプス・ドラゴン)グレートレッドだ。最強のドラゴンたる無限の龍神(ウロボロス・ドラゴン)オーフィスを超えるD×D(ドラゴンオブドラゴン)

 

「あれがドラゴンの中で一番強いドラゴンだってのか・・・・・っ!」

 

『厳密には不動の存在故に神をも超えるドラゴンだ。相棒なぞ羽虫に等しいさ』

 

上空に飛ぶ一誠に気付き、攻撃を仕掛けた誠輝。ドライグの説明を聞き鎧の中で奥歯を噛みしめ苦虫を噛み潰したような表情となる。

 

「俺がどうやっても勝てないってのかよドライグッ!」

 

『ああ、絶対に無理だ。魔王と神より一時的な力を上回る能力でもあのドラゴンには届かんよ。白龍皇も然り』

 

本当は違うが、敢えて目の前のドラゴンはそれだと教える。

 

『―――グレンデルに怯えていた相棒のお前に、あのドラゴンに立ち向かう勇気なぞないだろう?』

 

「っ!!!!!」

 

屈辱的な事を言われ、酷くプライドを傷つけられ、憤怒の表情を浮かべる。

 

『相棒、いい加減にリアス・グレモリーたちのところに戻れ。ここは吸血鬼の世界。いわば相棒にとっては敵地のど真ん中だ。吸血鬼たちが何時来ようと不思議ではないぞ』

 

「ふざけんなっ!じゃあ、アレはなんだっ!?悠々と移動しているじゃねえかよ!」

 

『グレートレッドは無害に等しい。だからこそ万国共通にドラゴンであるにも拘らず討伐対象にならない例外のドラゴンだ。自由に好きなようにさせれば―――』

 

「くそったれがぁっ!」

 

誠輝が真紅のドラゴンに向かって飛翔する。その間に倍加の能力を発動して限界まで力を蓄積し―――。

 

『transfer!』

 

「くらいやがれぇっ!」

 

無防備な腹部に拳を突き刺し、赤い魔力を砲撃として放った。轟く轟音。渾身の一撃。

誠輝が断続に荒い息を零し、自分の攻撃の効果を確認した。―――腹部の表面、皮膚にコゲたような黒ずみがあるだけで大したダメージではなかった。

 

『相棒・・・・・これが現実だ』

 

「・・・・・っ」

 

最大の一撃がこの結果―――。絶望し、ショックを受け、呆然としている誠輝に五つの光線が襲った。

避けて光線が来た先に顔を向ける。

 

「誰だっ!」

 

誠輝の前にドラゴンの翼を生やして降下する片手にブリューナクを持っているリース。

 

「無駄な攻撃をせず帰ってください。あなたの攻撃は通用しません」

 

「ふざけんな。こんな結末を俺は認めねぇっ」

 

攻撃の矛先をリースに変え、攻撃態勢になった次の瞬間。ブンッ!と空気を、大気を鳴らす程の何かが迫って誠輝の身体に叩きつけてどこかへ吹っ飛ばした。その一撃は全身の鎧を粉砕するほどである。

 

「リース、戻って来い」

 

「・・・・・わかったわ」

 

上から聞こえる呼び掛けにリースは吹っ飛んだ誠輝を一瞥してドラゴンの頭部に戻った。

 

―――○●○―――

 

「あれあれぇ?なんか久し振りに顔を見る吸血鬼がいるわねぇー?」

 

とある吸血鬼の根城。洋風の石造りの城から金色のロングストレート、血のように真っ赤な瞳、純白のドレスを身に包む女性がいた。憮然とした態度でその女性を見詰めるアルトルージュ。

 

「久し振りねアルクウェイド。何百年振りかしら?」

 

「んー、男が純血の吸血鬼を統括するだのー、女が純血の吸血鬼を纏めるだのーって言い始めた時からじゃない?」

 

「ああ、もうそんなに経つのね」

 

姉妹の吸血鬼の会話にアルトルージュとアルクウェイドの容姿を見ても似ていないと思うものの、こうして会話の花を自然と咲かせている様子に誰も邪魔などしなかった。

 

「にしてもさーアルトルージュ?見ない間にすっかり変わってるわね。力も雰囲気も前と比べ物にならないぐらいにさ」

 

「ええ、自分でも自覚してるわ。外の世界に出て、この目で色んな物を見て、この足で色んな場所に行ったからね」

 

「へぇー。そうなんだ。それによく平気だったわね。日に強くなったの?」

 

「吸血鬼としての弱点の一つ、太陽の光を克服したって言うわ」

 

アルクウェイドはアルトルージュの言葉に疑念を抱いた。

 

「克服したって、無理でしょ?」

 

「そうね。克服というより弱点を無くしたって言うべきだったわ。それよりも悪いけれど中に入らせてくれる?」

 

「・・・・・いいわ。その話、後で聞かせてもらうから」

 

催促に応じて誠たちを城の中に招き入れ、案内役として導く。

 

「ところで、そこの吸血鬼って誰よ?」

 

「ツェペシュ派の吸血鬼たちよ」

 

「ああ、そう。私はアルクウェイド・ブリュンスタッド、アルトルージュ・ブリュンスタッドの妹よ。よろしくねー」

 

「よ、よろしくお願いしますっ。ギャスパー・ヴラディですっ」

 

「ヴァレリー・ツェペシュです。よろしくお願いします」

 

二人の自己紹介に尻目でヴァレリーに「あら、ツェペシュの王族の娘だったのね?」と意外そうに口から漏らした。

 

「一時、噂になってたわ。王族の姫がいなくなったって。大した騒動は起きはしなかったけれど」

 

「そうですか・・・・・。ところでこの城にいるのはあなた一人ですか」

 

「侍従が大勢いるぐらいよ。ああ、アルトルージュ。あなたのところの侍従も引き取ってあげているわよ」

 

「・・・・・よくそんなことできたわね。頼んだ覚えもないのだけれど」

 

「姉に貸し一つ作れるのなら安いもんよ」

 

それかっ、可愛くない妹だとアルトルージュは愚痴を漏らす。しかし、どこか喉に刺さった骨が取れたように安堵した表情が浮かべた。

 

「・・・・・ありがとう」

 

「・・・・・」

 

これもまた意外そうにアルトルージュを見ては面白い物を見たとばかり笑みを浮かべた。姉に一度も感謝されたことが無い身としては本当に姉の代わり様に興味を持つものである。アルクウェイドは一行をとある一室に案内した。豪華絢爛とは言えないが大勢の者が座れる席や晩餐に使用される物が設置されている。

案内したアルクウェイドは振り返って尋ねた。

 

「ここでいいー?私、物に対して興味なんてないし、食事は何時も一人だし、侍従以外お客さん用の部屋なんてないんだよねー」

 

「こ、ここで雑魚寝をしろと・・・・・?」

 

「嫌なら野宿して良いよ?他の吸血鬼に血を吸われちゃうけど」

 

ぞんざいな扱いにリアスは愕然とする。

 

「・・・・・吸血鬼って面倒くさがりだったか?」

 

「この子だけよ。必要な事、興味ある事、趣味以外どうでもいいって考えなのよ」

 

アザゼルの呟きを拾ってアルトルージュは答えた。アルクウェイドはリーラたちに言い続ける。

 

「お腹空いたりお風呂に入りたかったり、トイレに行きたかったら侍従のヒトに言ったりして聞いてね?んじゃ、アルトルージュ。色々と下界にいたあなたに聞きたいことが山ほどあるから全部教えてもらうわよ?」

 

子猫のようにひょいっとアルトルージュの服の襟を掴んでどこかへ連れ去っていった。

 

「あの吸血鬼は純血・・・・・だよな?」

 

「はい、ブリュンスタッドと言えば一応立場としては王の次に偉い純血の吸血鬼の名家です。私もお会いするのは初めてですが」

 

ヴァレリーの説明にそれでもあの態度と言動は高貴な吸血鬼とは思えない。協力するがそれ以上のことは自分たちでやれとばかりな感じであった。

 

「まぁ・・・・・こちらから頼んでいる身だ。これ以上要求すれば欲張りってもんだろう」

 

「そういうことだ。それに俺たちは吸血鬼たちからすれば他所者だ。大人しくしていれば何も問題は無いだろう」

 

「赤龍帝はどっかに行ったがな」

 

未だ戻ってこない誠輝の事を指摘するとリーラの手の甲に金色の宝玉が音声と共に点滅する。

 

『その事について少し伝えたいと思います』

 

「なんだ?」

 

『先ほどドライグにこの場所を伝えたところ、グレートレッドと出くわしたと興味深い事を教えてくれました』

 

「グレートレッド・・・・・一誠かっ!」

 

思い当たるドラゴンにアザゼルは舌を巻く。肯定とメリアは言い続ける。

 

『主によってドライグは破れ、どこかに意識を失って倒れているそうです』

 

「あんのバカ・・・・・何やってんだか。それで、ここに一誠がいるとなれば曹操ちゃんもいるだろうな。一誠はどこに行ったか分かるか?」

 

『詳しくは・・・・・ですが、ツェペシュの領土に向かったかと』

 

「間違いなく、リゼヴィムに接触する気でいるな。英雄派は同じテロリストであるリゼヴィムに敵対する意志を持っている・・・・・?」

 

どうしてなのか不明だが、一誠を抱えていることでリゼヴィムに敵対しなければいけない状況となる。

曹操たちは一誠の離反を恐れて・・・・・?そう考えているアザゼルの耳に呆れの声を発する誠。

 

「しゃーない。あのバカ息子を迎えに行ってくる。その間、アザゼルたちは今後の行動でも考えてくれ」

 

「わかった。連れ換えるまでには考えておく」

 

 

 

 

 

 

 

 

「おやおや・・・・・そうですか」

 

「んー?どーしたの?」

 

「英雄派、対テロ組織混成チームが同時にこの世界に現れたそうですよ」

 

「うひゃひゃひゃっ!意外と早く来たねー!まっ、やることはやったし、いいんじゃねー?」

 

「では、歓迎でもしますか?」

 

「だねー。あ、そういえば坊ちゃんのところにさ、面白い神器(セイクリッド・ギア)の能力を持っている人間いたよね。そいつ、攫ってこようぜぇ?」

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