チート過ぎる主人公が幻想入り   作:九流トキオ

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第一部 第1章・幻想入り
始まり


 

 

「う、うん?ここは何処だ。」

 

俺は深い竹林の中で目が覚めた。

 

「確か俺は、自分の部屋でパソコンを、して?」

 

おかしい、この竹林に目が覚る前の記憶がない。

 

「どういう事だ。」

 

俺はゆっくり思い出してみた。俺の名前は、桐上裕也(きりじょうゆうや)普通の高校生だ。たしか、学校に帰って、パソコンで東方ゲームをして・・・あ、れ、どういう事だ?ここから先が思い出せない。たしか、女の人?が何かを言って、・・・駄目だやっぱり思い出せない。どうしてだ?

 

「えーい、考えても仕方が無い、あれ、このパターンは、幻想入りをしたパターンに似ている。まさか、本当に幻想入り?このおれが?・・・ま、まさか、そんなこと。」

 

そんな事を考えていると突然声が聞こえてきて、何かがでて来た。それは、よく、幻想入りで見かけたりする妖怪に似ていた。

 

「~~~~~~」

 

なんて言ってるかわからない。ただ、なにかを言っている事がわかった。何故なら、叫んでいるから。

 

「うわ~凄い本物か、なんて言っている場合じゃない!もしここが幻想郷ならば、襲って来る前に逃げないとく、喰われる。」

 

ここで叫んだのがいけなかった。冷静に考えて見れば相手はまだ気がついないんだ、このまま静かに去ってしまえばよかったんだ。その証拠に妖怪は物凄い勢いで追って来る。

 

「うわー、やっぱりこっちに来た」

 

俺は、そう言って逃げようとしたら。

 

「待ってくれ、話しを聞いてくれ。」

 

俺は、その声に驚いて止まった。

 

「だ、誰だ」

 

「待ってくれ話しを聞いてくれ頼む。」

 

俺は驚いた。何故なら背後を走っていた妖怪が言ったのだから。俺はそんな馬鹿な、と思った。だってさっきは妖怪の叫び声しか聴こえなかったのに、突然声が聞こえてきて、それが今追われている妖怪から聞こえたのだから。

 

「お前がはなしたのか?」

 

「そうです。話を聞いて下さい」

 

「妖怪はしゃべるのか?」

 

俺はいつでも逃げられる方法を考えながら話した。

 

 

「ふふ、面白い人間が入ってきたものね。」

 

「如何なさいますか?」

 

「まあ、今の所は様子見って所かしらね。」

 

「しかし、最近は増えてきましたね。」

 

「そうね。何かの異変の前触れかしらね。」

 

「幻想郷、忘れ去られたものたちの楽園。」

 

「でも、最近は忘れ去られていない物も入ってきてる。」

 

「だから、前触れ、ですか?」

 

「そうよ、あの人間がどんな事をするかも気になるしね。」

 

「珍しいですね、あなた様が気になるなんて。」

 

「そうかしら?ふふ、そうかもね。さあ、楽しませて頂戴?人間よ。」

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