チート過ぎる主人公が幻想入り   作:九流トキオ

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妖怪の賢者と人里の守り人

【優曇華】

「もうじき人里に着きます。」

 

【???】

「ちょっと待って下さる?」

 

【裕也】

「お前は?」

 

【紫】

「紫。八雲紫と言います。お見知りおきを。」

 

【裕也】

「・・・それで?その紫さんが何のようだ?」

 

【紫】

「いえいえ、ちょっと危険かもしれない相手の下見ですわ。」

 

【裕也】

「なるほど、それは、ご苦労様で。俺達は急ぎますので。」

 

裕也が紫の脇を通り抜けようとしたら、スキマが現れ裕也を飲み込んだ。

 

【裕也】

「な、に!」

 

裕也は穴の中に落ちた。

 

【ルーミア】

「おい、紫、これは如何言う意味だ?私の友をスキマに落として。訳を説明してもらうぞ。」

 

【紫】

「さっき言いましたわ。危険かもしれない相手の下見って。」

 

【ルーミア】

「如何言う意味だ?ただの人間だろ?何を怖がる必要がある?大妖怪・八雲紫。いや、本当の意味を知らない妖怪。」

 

【紫】

「ふふ、中々ねルーミア。その姿を封印したのは博麗だけど、私もやっておけばよかったかしら?」

 

【ルーミア】

「ふう、私はただのんびりとしていたいだけなんだがな。この意味、お前ならわかるよな?紫。」

 

【紫】

「安心しなさい。直ぐに済むから。」

 

【ルーミア】

「分かった。ここで待ってるから早く戻せよ?紫」

 

【紫】

「勿論。」

 

紫はそう言うとスキマの中に入って行った。

 

 

スキマ内部

 

裕也は沢山の目がある空間にいた。

 

【裕也】

「ここが、スキマ。いや、光と闇と時空の中間か。」

 

【紫】

「勝手に決めないで下さる?人間の身で、神に匹敵する力と能力を持つ裕也君。」

 

【裕也】

「文句なら永琳に行ってくれないか?俺はただ薬を飲んだだけだ。」

 

【紫】

「貴方は勘違いをしているわ。」

 

【裕也】

「勘違い?」

 

【紫】

「そ、貴方は元から持っていたのよ力を。それを薬で表側に出しただけ。」

 

【裕也】

「な、に?如何言う事だ。」

 

【紫】

「貴方、年齢は?」

 

【裕也】

「は?19歳だが、それが如何した。」

 

 

【紫】

「そう。」

 

裕也は何を言ってるんだ?と思った。しかし、紫が話したのは目を疑う話だった。

 

【紫】

「貴方は、ここの、住人よ。」

 

【裕也】

「は?何を言ってるんだ?」

 

【紫】

「20年前にかなり大きな異変があったのよ。稗田阿求が書いてる幻想郷縁起にも載ってない程の異変なのよ。」

 

【裕也】

「その異変他に知ってる人は?」

 

【紫】

「私と先代巫女の博麗琴光喜(はくれい・ことみ)と源雷光(みなもと・らいこう)だけよ。」

 

【裕也】

「それを如何して俺に言う?」

 

【紫】

「言ったでしょ?貴方はここの住人で危険だって。」

 

【裕也】

「俺の何処が危険かを聞く前にその異変の名前は?聞いても良いか?」

 

【紫】

「別に良いわよ?その異変は時空異変って名ずけられたわ。」

 

【裕也】

「時空異変?」

 

【紫】

「ええ、一回だけ博麗大結界が破られ幻と実体の境界もあやふやになり、色々な災害が起こったのよ。時空異変はその時に起こったの。幻と実体の境界が歪み時空の狭間が現れそこに色々な物が現世に落ちて言ったその時に一人の人間が落ちたのよ。・・・・その落ちた人間が琴光喜なのよ。」

 

【裕也】

「その人と俺が危険だって言う意味は?」

 

【紫】

「貴方は先代巫女の子供よ。」

 

【裕也】

「はあ?何言ってるんだ!俺の名前は桐上裕也、確かにお母さんの顔は知らないが、苗字が違うじゃ無いか!」

 

【紫】

「・・・・確信して言ってるのよ。」

 

【裕也】

「証拠はあるのか?俺が琴光喜さんの子供だって言う証拠。」

 

【紫】

「貴方の霊力よ。」

 

【裕也】

「霊力?」

 

【紫】

「そうよ、貴方の霊力が似ているのよ。」

 

【裕也】

「似ている霊力何て幾らでもいるじゃ無いか。」

 

【紫】

「それだけじゃ無いわ。貴方の能力もよ。」

 

【裕也】

「能力?」

 

【紫】

「そう。琴光喜は不思議な能力を持っていたのよ。」

 

【裕也】

「不思議な能力?」

 

【紫】

「そうよ。能力名は、能力を相手に受け継がせる程度の能力よ。」

 

【裕也】

「それが如何した。」

 

【紫】

「貴方の能力に自分の妄想を現実にする程度の能力があるわよね。」

 

【裕也】

「それが如何した。」

 

【紫】

「持っていたのよ。琴光喜も、その能力を。」

 

【裕也】

「な、に。だったら、危険だって言う証拠は?そもそも、如何して俺が危険何だ?」

 

【紫】

「貴方の能力よ。」

 

【裕也】

「能力って自分の妄想を現実にする程度の能力か?」

 

【紫】

「そうよ。その能力は自分の霊力が続く限り物や者を出せるのよ。本当は反動があるから心配無いんだけど。今の貴方は反動が無しで使えるのよ。」

 

【裕也】

「如何言う事だ?それに、何故言ったんだ?言わなきゃ良かったのに。」

 

【紫】

「使った時に困らないようにね。反動が無いって言ったでしょう?貴方は永遠亭の薬師の薬を飲んだでしょ?」

 

【裕也】

「正確には飲まされた、だけどな。」

 

【紫】

「経緯は如何でも良いの。兎に角貴方は向こう側にいて薄れてた力と霊力が戻ったのよ。しかも、貴方の霊力は先代巫女、つまり、単純霊力なら私より格段上よ。」

 

【裕也】

「実感が無いがな。」

 

【紫】

「ここまで言えば分かるわよね?」

 

【裕也】

「・・・・大体は。」

 

【紫】

「ここで質問です、今元いた場所に帰れるとしたら貴方は如何しますか?」

 

【裕也】

「なん、だと?」

 

【紫】

「あら?戻りたく無いのかしら?貴方がいた場所に、貴方が住んでた場所に。」

 

【裕也】

「知っているのか!?俺が如何やって幻想郷に来たかを!」

 

【紫】

「勿論よ。貴方は時空から来たのよ。」

 

【裕也】

「時空?」

 

【紫】

「貴方は死んでいた筈なのよ。車に引かれてね。」

 

【裕也】

「は?え?な、なに?死んでいた?何言ってるんだ。俺の記憶では、学校から帰ってきて、家にいて、それから!そ、れ、か、ら、?くそ、思い出せない。」

 

【紫】

「如何してだか分かる?それはね、貴方が辿った道と違う記憶があるからよ。」

 

【裕也】

「違う記憶?」

 

【紫】

「そうよ。本当の記憶は、貴方は学校が終わって帰る途中に忘れ物をした事を思い出し、学校に戻った。しかしそこで、信号無視の車が来て貴方を引く・・・・筈だった。」

 

【裕也】

「・・・・それで?」

 

【紫】

「だが、そうはならなかった。最初に行ったけど、貴方は先代巫女、琴光喜の子供よ。巫女は何かをする前に死んではならない。そう言う呪いがあるのよ。だから貴方は死ななかった。しかし、元は死んでいた筈なのだから世界は貴方を否定した。そこに時空の狭間が現れ、貴方をこの全てを受け入れる幻想郷に連れて来られたのよ。これが貴方が幻想郷に来た理由よ。」

 

【裕也】

「・・・・いや、ちょっと待て、紫、それはおかしい。」

 

【紫】

「何がかしら?」

 

【裕也】

「お前はこう言った筈、「貴方を元いた場所に帰れる」と言った筈だ、だが、お前の話を聞いていると少し変だ。」

 

【紫】

「あら?何処がかしら?」

 

【裕也】

「まず始めに、元いた場所に帰れるって言う事だ。お前の話だと俺は世界に拒まれている筈なのに、どんなに強いと言っても一妖怪のお前にできる訳が無い。それともお前は世界、つまりは、因果から外れている人間を因果に戻す能力でも持っているのか?次に二つ目、俺が琴光喜さんの子供だって言う事だ。聞いた話だと博麗の巫女は代々妖怪退治を家業としている筈だ、琴光喜さんがあっち側に行ったら、幻想郷の元あった因果が崩れる。だから、あり得ない。今の巫女、博麗霊夢だっけ?が今の巫女らしいがだとしたら、合わない事がある。それは、年齢だ。」

 

【紫】

「年齢?」

 

【裕也】

「そうだ、お前の話した時空異変は今から20年前。だったら、それまでは?」

 

【紫】

「え?」

 

【裕也】

「霊夢が巫女家業に付くとしても4~5年かかる筈だったらその間は?しかも、自覚をしたとしても戦い方が分からないと意味はない。それともお前は、霊夢は小さい頃からカンを頼りに戦って来たとでも?確かに出来なくは無い。だが、自分より強い敵と合ったら?不慮の事故で死んだら?そんな不特定要素がある中でお前が確実性が無い中でやらせる訳が無い。よって、俺が琴光喜さんの子供だって言う事はあり得ない。」

 

【紫】

「それじゃあ、貴方の記憶があやふやなのは?」

 

【裕也】

「99%の嘘と1%の本当。」

 

【紫】

「なんですって?」

 

【裕也】

「思考を持つ生き物は不思議な者でね、殆どの嘘に少しの本当を混ぜるとそれが本当に見えて来るんだよ?また、逆も叱り。本当の事に嘘を混ぜると胡散臭くなるんだ。だから、多分前者が正解だろ?つまりは、本当に合ったのは時空異変だけだ!どうだ、間違っているか?」

 

【紫】

「ふーん。だったら、貴方の記憶が無い事は?」

 

【裕也】

「言ったろ?本当の嘘つまり、俺が幻想郷に来た経緯はお前の言ったとうり。正しい、"偶然"だけどな。」

 

【紫】

「ふう、おめでとう、と言っておこうかしら。案外頭が切れるのね。」

 

【裕也】

「どうも。それで?俺をここに連れて来た本当の目的は?」

 

【紫】

「いや、人間が神クラスの霊力を手にいれたから、どんな人間か気になったから呼んだだけよ。」

 

【裕也】

「だったら、もう良いだろ?」

 

【紫】

「いや、まだよ。言った筈よ?貴方は危険だって。見極めなきゃいけないのよ、幻想郷を守る者としてね。」

 

【裕也】

「だったら如何する。」

 

【紫】

「ある武人が言ったわ。拳を交えれば相手がどんなのかわかると。」

 

【裕也】

「と、言う訳は?」

 

【紫】

「私と戦いなさいって意味よ。ま、私を殺さない限り出れないから良いんじゃ無いかしら?」

 

【裕也】

「如何言う意味だ?」

 

【紫】

「言葉どうりの意味よ。それじゃあ、行くわよ。」

 

【裕也】

「ま、待て!」

 

【紫】

「待てと言われて待つ奴は馬鹿よ。」

 

幻巣「飛光虫ネスト」

 

紫は手から弾幕を出した。

 

【裕也】

「く、だから、待てって言っているだろうが!」

 

避けていた裕也だったが、裕也の後ろからスキマが現れそこから緑色の弾幕が現れ裕也に当たった。

 

【裕也】

「が、な、に?後ろ、から、だと?」

 

【紫】

「まだまだ行くわよ!」

 

符の弐「八雲卍傘」

 

紫は持っていた傘を横に投げた。その傘が卍状になって裕也に飛んで行った。

 

【裕也】

「く!」

 

暴風「雷雲」

 

風と雷が吹き卍傘を紫に吹き戻した。

 

【紫】

「やっぱり威力はあっち側が上か。」

 

紫は素早く避け次のスペルカードを使った。

 

 

境符「色と空の境界」

 

スキマの中がいきなり空の色見たいに青くなった。

 

【裕也】

「な、何だ?いきなり周りが。」

 

【紫】

「行け。」

 

紫がそう言うと青と白の世界に一筋の光が裕也に向かって行った。

 

【裕也】

「! ぐう!」

 

一筋の光が裕也の右腕を貫いた。

 

【裕也】

「っう!いってーって!またか。」

 

裕也は7~8本の光の筋が裕也を襲ったが裕也は感一発の所で避けた。

 

【裕也】

「あっぶな!」

 

【紫】

「油断大敵よ。」

 

【裕也】

「! ぐあ、あぐ!づう。」

 

左右からきた光、レーザーが左腕と左足を撃ち抜いた。裕也は立つ事が出来なくなり倒れた。

 

【紫】

「別に良いわよね、死んでも。だって死んでいた筈だったのだから。」

 

【裕也】

「よく、ねえよ。」

 

裕也は足をガクガクさせながら立った。

 

【紫】

「何がかしら?貴方はここに来てまだ間もない筈。」

 

【裕也】

「それが、どう、した。」

 

【紫】

「なんですって?」

 

【裕也】

「永琳は、俺、の傷を、な、治して、くれた。紅楼夢、は、俺をしん、じて、くれた。そして、優曇華は!俺を友達だって言ってくれた!優曇華と、約束した!」

 

【紫】

「約束って何かしら?」

 

【裕也】

「世界中の誰とでも友達になってやるって!無理かもしれないが絶対に諦めないって言ったんだ!だから、諦めない絶対に!」

 

【紫】

「なら私を倒さなきゃね。まあ、倒せたら、だけどね。でも、その体で如何するの?」

 

【裕也】

「手はまだある!俺の新たな力を見せてやる!」

 

銃砲「赤銃花火(レッドジュウカスターマイン)」

 

赤く光る弾丸が不規則な動きをし、爆発しながら紫を襲った。

 

【紫】

「な!これは!あの兎の技!?いや、違う。でも、如何して!?」

 

【裕也】

「俺の、能力に、あったろ?仲間の力を借りる程度の能力がな。俺はただそれを使っただけだ。」

 

【紫】

「でもあれは!」

 

【裕也】

「そう、嘘偽りの無い信頼が必要だ。」

 

【紫】

「・・・・見た所余り信頼はしてない感じだったけど?」

 

【裕也】

「何を見ていたんだ?」

 

【紫】

「なんですって?」

 

【裕也】

「絆は時を通り越し時間を超え結ばれる。時間や、時は関係ない。絆は築いたらそこにある物だよ。」

 

【紫】

「理由になってないわよ?」

 

【裕也】

「だったら簡単に。この能力が使えるから信じて貰ってる。これで良いか?」

 

【紫】

「綺麗事ね。! っあ!あぐ!」

 

今まで避けていた紫だったが油断をし当たってしまった。

 

【裕也】

「まだ行くぞ!」

 

豪気「鬼神大発山」

 

裕也の腕が赤く染まった。

 

【紫】

「何をするつもりかしら?」

 

【裕也】

「こうするんだ、よ!」

 

裕也は赤く染まった手でいきなりスキマを叩きつけた。そうしたらヒビが入った。

 

【紫】

「な!?何をしたの!」

 

【裕也】

「見たら、分かるだろ?スキマを、ぶち破ったんだよ。」

 

【紫】

「な!?そんな事が!?」

 

【裕也】

「どんな物にも必ず"目"があるよな?」

 

【紫】

「そうね。」

 

【裕也】

「だったら、その"目"を壊せば良い。」

 

【紫】

「だとしても、如何やって見つけたのかしら?」

 

【裕也】

「いや、見つけてはいない。」

 

【紫】

「だったら如何して。」

 

【裕也】

「向こうからやって来させただけだ。」

 

【紫】

「なんですって!」

 

【裕也】

「さっきのスペルは"目"を見つけ自分の元に持って来てそれを壊すスペルだ。」

 

【紫】

「そんな事が!?」

 

【裕也】

「出来無いとでも?しかも誰が決めた?誰も決めてい無いし、決められてい無い。なら、出来なくは無い、だろ?」

 

【紫】

「だからって、無茶苦茶ねえ。でも良いのかしら?」

 

【裕也】

「え?」

 

【紫】

「だって、スキマと行ったってあっちとこっちの狭間よ?スキマは向こう側と幻想郷の間にあるんだから。」

 

【裕也】

「つまり?」

 

【紫】

「つまり、このままだと何処に行くか分から無いわよ?」

 

【裕也】

「あ、や、ヤバイ!紫!早く元の場所に!」

 

【紫】

「・・・・」

 

【裕也】

「紫!!」

 

【紫】

「やーよ。」

 

【裕也】

「なん、だと?ふざけるな!お前の暇に付き合っている暇は無い!」

 

【紫】

「なら、如何する?裕也君。私を殺す?」

 

【裕也】

「いや、お前がそのつもりなら一緒に行ってやるよ。」

 

【紫】

「あら?かっこ良いわね。でも、良いのかしら?あの二人を頬っておいて?」

 

【裕也】

「お前を見つけて連れて行って貰うからな。」

 

【紫】

「あらあら、凄いかっこ良いわね。でも、時間は戻せ無いわよ?」

 

【裕也】

「お前に弁償して貰うから。」

 

裕也は二カッ!と笑った。

 

【紫】

「あ・・・・ふ。はあ、私の負けよ。」

 

【裕也】

「は、え?」

 

【紫】

「ここも後数分と行った所ね。」

 

紫はそう言うと、スキマを開けた。

 

【裕也】

「これは?」

 

【紫】

「これに入れば戻れるわよ?」

 

【裕也】

「お前は如何するんだよ?」

 

【紫】

「私は境界の妖怪よ?しかも、ここは私が作った場所。安心しなさい。貴方を信じてあげる。さ、行きなさい。」

 

【裕也】

「でも。」

 

【紫】

「はあ、仕方が無いわね。これをあげるわよ。」

 

【裕也】

「これは?」

 

【紫】

「スペルカードよ。」

 

紫はそう言うとスペルカード3枚を裕也に渡した。

 

【裕也】

「そんな物はいらない。それより早くお前も!」

 

裕也は紫に手を差し出した。

 

【紫】

「何のつもりかしら?」

 

【裕也】

「言った筈だろ!俺はどんな奴でも友達になってやるって!戦いが終わったら、どんな奴でも友達だ!友達だったら俺は絶対に諦めない!」

 

【紫】

「自分で作ったから大丈夫だって言っているでしょう?」

 

【裕也】

「だとしてもだ。友達になったからには、一緒に行こうぜ。」

 

【紫】

「はあ~分かったわ、行きましょう。」

 

【裕也】

「おう。」

 

裕也達は中に入った。

 

 

 

 

【優曇華】

「大丈夫でしょうか?」

 

【ルーミア】

「大丈夫じゃ無かったら、あいつに痛い目見せてやるから安心しろ。」

 

【紫】

「あらあら、怖いわね。」

 

【裕也】

「心配してくれてありがとな。」

 

スキマが現れ、紫と裕也が現れた。裕也は二カッ!と笑ながら言った。

 

【優曇華】

「はあ、それで?紫、裕也に何の話だったの?」

 

【ルーミア】

「大方、力が危険だから私が確かめるー。とか、そんな感じだろ?紫。」

 

【紫】

「あら?エスパールーミア、かしら?」

 

【ルーミア】

「ふざけんな、用が済んだならさっさと帰れ。」

 

【紫】

「おーこわ。それじゃあね、裕也君。闇の妖怪に噛まれる前に帰るとしますか。それじゃーねー。」

 

紫はそう言うとスキマに消えて行った。

 

【優曇華】

「本当に大丈夫なの?」

 

【裕也】

「ああ、大丈夫だったよ。さ!行こうか。長くなったが人里へ。」

 

【ルーミア】

「そうだな。」

 

【裕也】

「でも、本当に行くのか?ルーミア?」

 

【ルーミア】

「ああ、その点なら大丈夫だ。人間がいるからな。」

 

【裕也】

「・・・・そうだな。」

 

裕也達は優曇華の案内で歩いていてしばらくたったら、大きな門が見えて来てそこに人がたっていた。

 

【裕也】

「あそこ?」

 

【優曇華】

「そうです。でも、いつもより厳重になっていますね。」

 

【ルーミア】

「きっと、さっきの女が何かを言ったんだろ。気にせずに行くぞ。」

 

【裕也】

「待って、ルーミア。」

 

【ルーミア】

「何だ、裕也。」

 

【裕也】

「ルーミアは闇の妖怪だよな?」

 

【ルーミア】

「? ああそうだが、それが如何した?」

 

【裕也】

「だったらしばらく俺の闇として影になってくれ無いか?」

 

【ルーミア】

「如何してだ?」

 

【裕也】

「念のためだよ。お願いできるか?」

 

【ルーミア】

「わかった。友の願いだからな。」

 

【裕也】

「ありがとう。」

 

【ルーミア】

「それじゃあ。」

 

ルーミアはそう言うと裕也の後ろに立ち、裕也の影に溶ける様に消えて行った。

 

【優曇華】

「ルーミア!?」

 

【ルーミア】

「ここにいる、静かにしろ。」

 

ルーミアの声は裕也の影から聞こえて来た。

 

【裕也】

「すごいな。」

 

【ルーミア】

「良いから行くぞ。」

 

【裕也】

「ああ。」

 

裕也達は門前にやって来た。そうしたら門の前にいた人が話しかけて来た。

 

【???】

「ちょっと待て。」

 

【裕也】

「はい?何でしょうか?」

 

【???】

「お前は?」

 

【裕也】

「あ、始めまして。俺の名前は裕也って言います。永遠亭にお世話になっている者です。貴方の名前は?」

 

【妹紅】

「あん?私か?私の名前は、藤原妹紅だ。」

 

【優曇華】

「久しぶりですね。妹紅さん。」

 

【妹紅】

「おー!永遠亭んとこの、兎じゃないか。今日は薬か?」

 

【優曇華】

「ええ。でも、私の名前は優曇華です。きちんと名前で言ってください。」

 

【妹紅】

「ああ、すまない。所でここいらでルーミアを見なかったかい?」

 

【優曇華】

「ルーミアをですか?いいえ、見ていませんが、如何かしたんですか?」

 

【妹紅】

「実は、ルーミアが女を襲ったらしいんだ。しかもいきなり。」

 

【優曇華】

「そうなんですか?それでその女の人は?」

 

【妹紅】

「ああ、こっちに。」

 

妹紅が女の方向に指をやると女はこちらに気づき、悲鳴を上げながら叫んだ。

 

【女】

「な!何でここにいるの!?いやー!!わ、私を殺しに来たのね!!は、早くそいつらを殺してよー!!」

 

【妹紅】

「お、おい、落ち付けよ。な?」

 

【女】

「落ち付いて言われ無いわよ!!私を殺しに来たのよ!?貴方は何で落ち付いていられるのよ!?あんたは人里の守り人でしょ!?人間の敵を殺しなさいよ!」

 

【妹紅】

「だーもー!私は臨時だから、ちがうわ!はあ、だから落ち付けよ、な?」

 

【女】

「いやー!いやー!殺して!あいつらを殺しなさいよー!」

 

【妹紅】

「だーかーらー!落ち付けって言っているだろうが!少し黙ってろ!」

 

【女】

「何でそんな事を言うの!?あんたは仮にも人里を守る為にいるんでしょ!?なら私を守りなさいよ!」

 

【妹紅】

「はあ、あのな~、私は人里を"守る"のであって、お前個人は如何だって良いんだ。しかも、そんなに心配だったら、人里の中に入っていれば良い。人里で妖怪が人を殺したら八雲紫が何とかするんだろ?だったら人里の中にいれば安心じゃ無いのか?それならお前も殺せ殺せーって言わなくて済むだろ?なのに何でだ?」

 

【女】

「うっ!そ、それは・・・・! そ、そうだ!こいつらは私を傷つけたのよ!?」

 

【妹紅】

「なら、逆に聞くが如何して外に出たんだ?中にいれば良い物を?」

 

【女】

「そ、それは!」

 

【裕也】

「何か、いけない事をしていたからじゃないか?例えば、そこの女は借金をしていて、外で何かを取って来たら許してやるって、脅しか何かが合ったから外に出たんじゃ無いのか?」

 

【優曇華】

「裕也さん?無茶はし無いでくださいよ。まだ傷は治っていないんですから。」

 

【裕也】

「分かってるって。」

 

【妹紅】

「傷って何だ?」

 

【裕也】

「ああ、こっちの話だ!気にしなくて良い。それよりおい、お前。」

 

【女】

「何よ。」

 

【裕也】

「何で喚き散らしてる?」

 

【女】

「は?な、何言って。」

 

【裕也】

「おまえ、人間じゃないな。」

 

【女】

「な!何言ってるのよ!私は人間よ!」

 

【裕也】

「だったら何で人里に入らない?何で俺らを殺したがる?そして、何で優曇華を知らない?他にもあるぞ?何で外に出た?まだまだあるぞ?さあ、これを如何説明する?偽物さん。」

 

【女】

「く、は、はは、よく、分かったな人間よ。我の名は コトリア魔界を占める女だ。」

 

コトリアと言った女は人の皮がはげ、青白い皮膚に覆われた堕天使見たいなカッコをしていた。

 

【裕也】

「ま、魔界?幻想郷にはそんなのもあるのか。」

 

【コトリア】

「だが、安心しろまだ時じゃない。時がくれば私は、ふふ、はは、はっはは!だがその前にやる事があるからな。そっちを先にしないと行け無いから。厄介になりそうだったお前を片付けて置きたかったが仕方がない。ここは引こう。だが!次に会う時は最後と思え!はっはっはっはー!」

 

コトリアはそう言いながら消えて行った。

 

【妹紅】

「な、何て霊力だよ。私が一歩も動けなかった。・・・・は!と、兎に角この事を慧音に言わ無いと!」

 

【裕也】

「俺たちも連れて行ってくれ!」

 

【妹紅】

「だ、だが。」

 

【裕也】

「俺たちも無関係じゃないんだぞ!」

 

【妹紅】

「わ、わかった。付いて来てくれ。」

 

【裕也】

「ああ!ありがとう!よし!行くぞ、優曇華。」

 

【優曇華】

「え?は、はい。」

 

こうして裕也達は人里に入って行った。

 

【裕也】

「コトリアは何の為におれ達を殺そうとしたか。何を片付けようとしたか、分からない事だらけだが、仲間の為ならやってや

る!」

 

裕也はそう心に刻み走り出した。

 

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