チート過ぎる主人公が幻想入り   作:九流トキオ

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第一部 第最終章・龍脈異変
龍神復活


 

 

宴会の日・・・・・・・・

 

 

妖怪の泉に一人の男がいた。男は粉末状の薬見たいな物を持ってつぶやいていた。

 

【男】

「コレさえあれば彼奴らを。」

 

男が薬を飲もうとした瞬間、白狼天狗の犬走椛が男に向かって怒鳴り上げた。

 

【椛】

「貴様!何をしている!」

 

【男】

「うわ!?」

 

男は驚きその薬ごと泉落ちた。

 

【椛】

「な!?お前大丈夫か!」

 

椛は直ぐに男を引き上げた、そして怒った。

 

【男】

「げほ、ごほ。はあ、はあ。」

 

【椛】

「たく。貴方ここが何処だかわかっているんですか!」

 

【男】

「ち!」

 

男は舌打ちをして去って行った。椛は他の場所に行か無いように男を追っかけて行った。勿論薬は泉に溶けてなくなっていた。泉には誰もいなくなった。その瞬間泉が光り輝いた。そこから一人の少年が現れた。

 

【少年】

「ここが今の幻想郷か。結界も制度が落ちて来ているな。今の巫女は何をしているんだ?・・・・情報が少な過ぎるな。しばらく人間の振りでもして情報を頭に入れるか。」

 

少年はそういいながら消えて行った。

 

 

博麗神社・宴会から12日目

 

【裕也】

「なあ、霊夢。」

 

【霊夢】

「なに?」

 

霊夢はけだるそうに答えた。

 

【裕也】

「幻想郷の雨ってこんなに長いのか?」

 

【霊夢】

「さーねー。きっとどっかの馬鹿天子が天気でも弄っているんでしょ、気にしない方がいいわよ。」

 

やっぱりけだるそうに霊夢は答えた。

 

【裕也】

「天子?ああ、天人の。そいつも能力持ちなのか?」

 

【霊夢】

「ええ、確か何だったっけな?」

 

霊夢が思い出そうとした時にいきなり声が聞こえた。その声は比那名居 天子だった。

 

【天子】

「大地を操る程度の能力よ。でも、非想の剣を手に入れて気質を見極める程度の能力が追加したのよ。忘れ無いでよね。」

 

【霊夢】

「あら、天子じゃないの。どうしたの?」

 

【天子】

「と、そうだ!異変よ霊夢!天界にも雨やら嵐が来てるのよ!五月蝿くて眠れ無いのよ。」

 

霊夢はどうでもいい様な飽きれた顔をした。

 

【霊夢】

「はあ~?何言ってんのよ。あんたが操っているんでしょ?」

 

それに天子は怒りながら答えた。

 

【天子】

「今回は私じゃないわよ!そんなに疑ってんなら後でいくらでも相手になるわよ!だから早く異変を解決しなさいよ!」

 

【霊夢】

「あんたは異変異変って騒いでいるけど被害にあってないんでしょ?なら気にすること無いんじゃないの?」

 

と、霊夢がいい終わった瞬間に神社に雷と嵐が同時に起こり霊夢、裕也、天子の三人は外に吹き飛ばされ地面に叩きつけられた。そして、霊夢が起き上がってみた光景は。

 

【霊夢】

「な、ななな、なんじゃこりゃゃゃゃ!!」

 

外装や内装そして骨組みまで無くなった神社だった。裕也は霊夢を慰めた。

 

【裕也】

「まあ、元気だせ。」

 

すると霊夢はいきなり怒鳴り上げた。

 

【霊夢】

「裕也!この異変の奴を見つけてぶっ飛ばすわよ!」

 

【裕也】

「ちょっと待て霊夢。」

 

霊夢は腕を引っ張ったが裕也はその腕をほどいた。

 

【霊夢】

「あに!何か文句があんの!」

 

【裕也】

「お前は暴力団かなんかか?少し落ち付け。」

 

裕也は霊夢をなだめた。しかし霊夢は頭に血が上っているらしく、裕也の言葉を無視して何処かに行ってしまった。

 

【裕也】

「あ、はあ。天子、少しいいか?」

 

ボーッとしていた天子だったが裕也が言葉をかけると反応した。

 

【天子】

「あ、な、何かしら!」

 

天子は立ち上がり恥ずかしそうに答えた。裕也は疑問言おうとしたら、一人の女性が降りて来た。

 

【衣玖】

「総督妹様!大変です!博麗の巫女はいますか!」

 

怒鳴りながら天子のもとに近づいた。

 

【天子】

「あら、衣玖じゃない。どうしたのよ?霊夢なら出て行ったけど。」

 

【衣玖】

「なんて事だ。私がもう少し早く来ていれば!」

 

衣玖はかなり慌てているようだった。

 

【天子】

「一体如何したのよ?貴女がそんなに焦るなんて珍しい。私にも分かるように説明しなさい。」

 

【衣玖】

「は、はい。実は、天界が無くなりました。」

 

天子は信じられ無い顔をした。

 

【天子】

「な、んで、すって?衣玖!詳しく説明しなさい!今すぐ!」

 

天子は衣玖の胸ぐらを掴み上げた。

 

【衣玖】

「ぐ、が。そ、総督、妹、さ、ま。」

 

衣玖は苦しそうに呟いた。しかし天子は手を離さなかった。天子は泣いていた。

 

【天子】

「あんたを信じてたのに!私より凄くて!私を大切に思っていたあんたを信じてたのに!あんたなら天界を守れると信じてたのに!なんで!如何してだ!答えろ!衣玖!」

 

衣玖はうなだれて・・・・苦しそうに、涙を流して、小さな声で・・・・謝っていた。

 

【衣玖】

「すみ、ませ、ん。天、子、さ、ま。」

 

衣玖が謝っていたが天子は頭に血が上っているらしく、聞こえて無い様子だった。静かに聞いていた裕也であったが、衣玖のその言葉を聞いても何も感じようとしない天子の肩を掴み、おもっきり殴った。その衝撃により、天子が掴んでいた衣玖の胸ぐらにある手が解き衣玖はその場に苦しそうに倒れ、天子は数m吹き飛ばされた。

 

【天子】

「ったいわね!何すんのよ!」

 

天子は怒鳴り上げながら答えた。それに裕也は静かに、そして、確かし聞こえる声で喋ってた。

 

【裕也】

「衣玖を見てみろ。」

 

【天子】

「あによ!一体!! あ。」

 

【衣玖】

「げぼ、ごほ、はあ、はあ。」

 

天子は自分を慕ってくれていた大事な友達を怒りで我を忘れ傷付けてしまった事に後悔をした。だが、素直に謝れなかった。自分の中にあるちっぽけなプライドが邪魔をしたのだ。

 

【天子】

「ふ、ふん。守れなかった奴がいけないのよ!」

 

天子はそっぽを向きながらそう答えた。これには裕也も切れたらしく裕也は怒鳴り上げた。

 

【裕也】

「ふざけるのも大概にしろよ!!クソ天子!!!守れなかった奴が悪いだ!?何だその言い方は!こいつは一生懸命に戦ったんだぞ!!見てなくても分かる!あいつを見ていれだな!貴様はずっと一緒にいるのにそんだ事も分からないのか!あいつをよく見てみろ!」

 

天子は裕也の霊力に少し恐怖を覚え震えたが、裕也が言った様に衣玖を見てみた。そしたら傷だらけで服もボロボロだった。・・・・見てて痛々しい程に。それを見て心が痛み出したが、それでも、やっぱりプライドが邪魔をした。

 

【天子】

「そ、それがどうしたのよ。守れなかった負け犬にはお似合いの格好よ。」

 

裕也はギリリと歯ぎしりをした。その時に声が聞こえた。

 

(崩して。)

 

【裕也】

「あ、な、何だ?どっから。」

 

裕也は神経を集中させた。そうしたら天子の方から声が聞こえた。

 

(誰か打ち砕いて。私のプライドを。そして謝れる勇気を。誰か!)

 

【裕也】

「そう、か。これは天子の思いか。なら、叶えてやる。」

 

天子は馬鹿にした言葉を並べた。

 

【天子】

「如何したのかしら?私の霊力に怖さでも感じた?人間の分際で私に楯突くなんて早いのよ。」

 

裕也は覚悟を決めた。天人と戦う覚悟を。そして謝らせる方法を。

 

【裕也】

「天子、俺と勝負しろ!」

 

【天子】

「はあ~?何であんたと勝負しなくちゃいけないのよ!」

 

【裕也】

「本当はありがとうって言いたいんだろ?謝りたいんだろ?でも、プライドが邪魔をして出来ないんだろ?だったら勝負でお前のプライドを打ち砕いてやるよ!」

 

天子は心でありがとうと言いながらこう答えた。

 

【天子】

「ふん!できる物ならやって見なさいよ。人間!」

 

【裕也】

「だが少しだけ待ってくれ。」

 

天子は飽きれた顔をした。

 

【天子】

「はあ~?」

 

【裕也】

「衣玖を安全な場所に連れて行かないと駄目だろ。」

 

そう言うと衣玖を抱きかかえ天子に後ろを向け近くにある木々に衣玖をおいた。衣玖は弱々しくこう言った。

 

【衣玖】

「天子、様を、よろ、しく、お願い、します。」

 

衣玖はそれだけを言うと気絶した。

 

 

【天子】

「もういいかしら?」

 

衣玖を木々に休ました裕也は天子の元に行った。

 

【裕也】

「行くぞ。」

 

【天子】

「ふ、きな。え?きゃ!」

 

裕也がそう言った瞬間天子は地面に倒れていた。

 

【天子】

「な、何しなの!?」

 

天子は驚きながら裕也に聞いた。

 

【裕也】

「簡単な話だ。霊力を足と手に纏わせ高速で移動をしただけだ。次、行くぞ?」

 

【天子】

「く!舐めないで!」

 

要石「天地開闢プレス」

 

天子は非想の剣を付きながらスペルを唱えた。すると、地面が浮かび上がり要石の形になり裕也を襲った。因みにここまでの時間5秒。

 

【裕也】

「甘い!」

 

拳技「青の鳥 -鳳凰襲来拳-」

 

裕也の拳に青い炎が纏いそれが火の鳥となって天子の技もろとも天子を吹き飛ばした。

 

【天子】

「が!ぐ!」

 

天子は直ぐに立ち上がろうとするが裕也の追い討ちが襲った。

 

【裕也】

「まだだ!」

 

血付「針棘の山」

 

針と棘で出来た山が動けない天子に襲いかかった。勿論天子はよける事が出来ずに全て食らった。

 

【天子】

「かっは!」

 

天子は一瞬意識が飛びそうになったが気合で意識をとどめた。天子は苦しみながら立ち上がった。

 

【天子】

「天人を、舐め、ないでよね!」

 

乾坤「荒々しくも母なる大地よ」

 

天子がそのスペルを使うと裕也の周りの地面が形を変え、四角い箱のような物になり裕也はその中に閉じ込められた。そしてそのすぐ後に天子は非想の剣を四角い箱の真ん中に突き立てた。

 

【裕也】

「がぁぁぁ!」

 

裕也は大きい悲鳴を上げた。

 

【天子】

「は、はは、あっははははは!人間が私に敵う訳がないのよ!」

 

天子は少し涙を流しながら答えた。しかし裕也を閉じ込めている剣が刺さった四角い箱がいきなり揺れ始めた。

 

【天子】

「? なに?」

 

【裕也】

「少しは、素直になったんじゃないか?」

 

裕也の声が聞こえたと思ったら四角い箱の上に立っていた。

 

【天子】

「な!どうして!」

 

【裕也】

「スペルカードのおかげだよ。」

 

裕也がそう言うと四角い箱のような物は崩れ去った。天子は疑問をそのまま裕也に聞いた。

 

【天子】

「スペルカード?」

 

裕也は説明がしずらそうに頭を掻きながら答えた。

 

【裕也】

「見せた方が早いな。」

 

裕也はそう言うとスペルカードを取り出し唱えた。

 

歴史「自己像幻視(ドッペルゲンガー)」

 

そう言うと裕也が二人になったその一人が答えた。

 

【裕也】

「こう言う事さ、分かったか?」

 

天子は笑っていた。今度は嬉しそうに。

 

【天子】

「あははは!あんたは面白いね。」

 

【裕也】

「約束は忘れるなよ?」

 

【天子】

「約束?何だっけ?」

 

裕也はニヤリと笑いながら答えた。

 

【裕也】

「おいおい忘れたのか?衣玖に謝るって言ってたじゃないか。」

 

【天子】

「ああ!言ってたわね。すっかり忘れてたわ。」

 

天子は笑いながら答えた。

 

【裕也】

「それじゃあ本気で行くぜ?」

 

【天子】

「来なさい!」

 

二人の裕也はスペルカードを使った。

 

歴史「自己像幻視(ドッペルゲンガー)」

 

すると二人だった裕也が四人になった。それに天子は凄く驚いた。

 

【天子】

「な、何よそれ。反則じゃない。」

 

裕也は笑った。

 

【裕也】

「行ったじゃないか。本気で行くって。」

 

その言葉に天子も笑った。

 

【天子】

「ははははは!そうだな!私も本気で行くよ!」

 

【裕也×4】

「行くぜ!」

 

血付「針棘の山」

 

暴風「雷雲」

 

銃砲「赤銃花火(レッドジュウカスターマイン)」

 

冰心「針棘の暴風雷雲」

 

【天子】

「天人を!舐めるなよ!」

 

全人類の非想天

 

裕也と天子は最大の霊力でぶつけあい七色の大爆発がおこった。裕也は踏ん張ったが天子は耐え切れず吹き飛ばされ木にぶつかり止まった。

 

【裕也】

「づうっ。があ。」

 

【天子】

「っ・・・・ぁ・・・・」

 

裕也は少しふらつきながら天子の元に言ってスペルカードを唱えた。

 

治癒「結界治癒力」

 

そう言うとオレンジ色の三角結界が現れその中にいる天子は傷が治っていった。しばらく結界が張ってあったが、天子の傷が治ると同時にパリンッ!と、消えて無くなった。そしてそのすぐ後に天子は目が覚めた。

 

【天子】

「う、あ。くう。あー負けた負けた。」

 

天子は笑いながら答えた。

 

【裕也】

「どうだ今の気持ちは。」

 

【天子】

「清々しいわね。」

 

【裕也】

「それじゃあ俺が勝ったからしっかりやれよ?いつでも相手をしてやるかな。」

 

天子は恥ずかしそうにしていた。天子は衣玖のところに歩いて行った。そこには傷がまだあったが、さっきより元気になっていた。

 

【衣玖】

「総督妹様、あの、す」

 

衣玖が謝ろうとした瞬間先に天子が謝った。

 

【天子】

「衣玖!ごめん!」

 

【衣玖】

「そ、総督妹様!?」

 

衣玖は驚いた。いつもは謝らなくワガママで自己中の天子が自分で謝ったのだ。だから衣玖は驚いた。

 

【天子】

「こ、こんな私だけど付いて来てくれるかしら。衣玖。」

 

衣玖は感動しながら涙を流しながら答えていた。

 

【衣玖】

「ええ、私、は、一生付いて行きますよ。総督妹様。」

 

【天子】

「ありがとうね衣玖。これからもよろしく。」

 

天子はそう言いながら手を差し出した。衣玖はその手を握り返した。言葉をくわれながら。

 

【衣玖】

「こちらこそよろしくお願いします。」

 

衣玖の見せたその顔は笑顔だった。

 

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