上空・元天界
霊夢は天界に来ていたのだが目の前の風景に言葉を飲んだ。
【霊夢】
「なに、これ。」
霊夢の前には"天界"だった物があった、と言うのも判断材料が空を飛んだまま立ち尽くしている天人達がいるだけだったからだ。霊夢はその中の一人に話を聞いた。
【霊夢】
「何があったの!」
天人の一人が力無く静かに語り始めた。
★
その話によるといきなり一人の少年がいきなり現れ、破壊して行ったのだと言う事だ。霊夢は少し信じられなかったが今の現状で嘘を付く必要が無いのは明白、なので信じる事にした。
【霊夢】
「成る程ね。」
霊夢はここにいるだけ無駄と思ったので、直ぐに行動に移した。
【霊夢】
「さて、どこに行こうかしら。・・・・とりあえず紅魔館かしら。」
霊夢は怖い顔をしながら紅魔館に向かった。
★
紅魔館・レミリアの部屋
レミリアは何かを悟った様な顔をしながらつぶやいた。
【レミリア】
「時期に来るわね・・・咲夜。」
指を鳴らしながら名前を呼ぶレミリア、すると10秒もしない内に一人の少女が現れた。
【咲夜】
「何で御座いましょうか。」
【レミリア】
「時期に霊夢がここにやって来るわ。霊夢が来たらここに案内をしてね?それから、攻撃して来たら迎撃しなさい。付いでに美鈴も起こしておきなさい。」
【咲夜】
「分かりました、レミリアお嬢様。」
咲夜はそう言うとさっき見たいに消えた。後に残ったのはレミリアだけであった。そのレミリアは紅茶を飲みながらつぶやいた。
【レミリア】
「ふう。今日は荒れそうね。」
そう言うレミリアの顔は少し微笑んでいた。
★
紅魔館・正門前
大きな葉を傘にして門の前には紅美鈴がいた。
【美鈴】
「・・・・・・」
警備?をしている美鈴の所に咲夜がやって来た。
【咲夜】
「美鈴、おきなさい。」
【美鈴】
「・・・・・」
【咲夜】
「美鈴?」
咲夜は返事が無かった美鈴の傘を取った。そして美鈴の顔を見た咲夜は何かに気づいた。
【美鈴】
「・・・・ZZZ」
【咲夜】
「こいつ、寝てやがる。・・・・」
幻符「殺人ドール」
大量のナイフが生産され美鈴に向かって向かって行った。
【美鈴】
「! 」
美鈴は避けようとしたが咲夜はまたスペルカードを使った。
幻世「ザ・ワールド」
時が止まった。世界に静寂が流れ、咲夜しか動く者は無い。
【咲夜】
「さて。」
咲夜は逃げようとしていた美鈴をナイフのある位置に置いた。
【咲夜】
「そして時は動き出す。」
【美鈴】
「え?・・・
ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!」
美鈴は串刺しになった。しかし美鈴は妖怪なので、直ぐに傷が治った。
【美鈴】
「あいたたた。いきなり何するんですか咲夜さん!」
美鈴はそう良いながら立った。
【咲夜】
「! 貴女がもたもたしているから来たじゃない。」
【美鈴】
「え?」
美鈴は咲夜の言葉に目を丸くした。何故なら機嫌が悪い霊夢がいたからだ。
【咲夜】
「この紅魔館に用かしら霊夢?」
霊夢は静かに答えた。
【霊夢】
「レミリアを出しなさい。」
【咲夜】
「理由を言いなさい。理由も無しにお嬢様の所には近づけさせる訳にはいか無いのよ。」
霊夢はめんどくさそうに答えた。
【霊夢】
「はあ~分かったわよ。レミリアに会いたい理由はこの降り続いている雨に関してよ。さあ、答えたわよ?通させて貰うわ。」
霊夢は殺気を立てながらそう答えた。二人は金縛りにあった見たいに動けたかった。そして、一言だけ咲夜がつぶやいた。
【咲夜】
「どうぞ。」
霊夢は何も言わずに紅魔館の中に入って行った。
【美鈴】
「凄い殺気でしたね、動けませんでしたよ。」
【咲夜】
「美鈴、あの霊夢に戦って勝てていたと思う。」
【美鈴】
「・・・・殺してもいいなら、ですね。私はそんな事したくありませんし、やる気もないですよ、咲夜さん。」
この時の美鈴を見て咲夜はもしかしたら私が一番弱いんじゃないかと感じた。
★
紅魔館・レミリアの部屋
【レミリア】
「時期に来るわね。」
レミリアがそう言った瞬間扉が吹き飛び博麗霊夢が現れた。
【霊夢】
「少しいいかしら?」
【レミリア】
「あら、何か用かしら?」
【霊夢】
「あんた、この雨や天界が無くなった理由、分かる?分からなかったらあんたの能力を使いたいんだけど。」
レミリアは溜息を付いた。
【レミリア】
「私は完璧超人じゃ無いのよ?そんな事出来る訳無いじゃない。それから、雨や天界の事は知らないわよ。」
霊夢は溜息をつきながらレミリアに質問した。
【霊夢】
「それじゃあ、未来は分かる?」
レミリアは霊夢を睨み付けながら霊夢に質問した。
【レミリア】
「・・・・それを、知って如何するの?」
【霊夢】
「それに背く。」
レミリアは笑いながら答えた。
【レミリア】
「ふふ。いいわ、教えてあげる。貴女はもうじき動けないほどの攻撃を受けるわ。そして、この異変を解決するのは、ボロボロになった貴女と貴女よりボロボロな男よ。私から言えるのはここまでよ。」
霊夢はレミリアの話を聞き少し考えながらこう答えた。
【霊夢】
「ふーん。そう。でも、何とかなるでしょう。それじゃあ、失礼するわ。」
霊夢は帰ろうとしたがレミリアが止めた。
【レミリア】
「ちょっと待って。」
【霊夢】
「ん?何?」
【レミリア】
「あの人間。裕也と言ったかしら、あの子をなるべく早く連れて来てくれない?」
霊夢はこう答えた。
【霊夢】
「・・・分かったわ。お礼に連れて来てあげる。直ぐにとは言わないけど。」
【レミリア】
「分かったわ、それで良い。でも、早くお願いね。」
霊夢は手を上げひらひらさせて、去って行った。レミリアは冷えた紅茶を口に付けながらつぶやいた。
【レミリア】
「裕也に会わないと・・・。」
★
霧の湖
【裕也】
「とりあえず来て見たが霧が濃いな。」
裕也は霧の湖に来ていた。と言うのも、衣玖に聞いたからだ。
あの後直ぐに衣玖に話を聞いた。それによると。
初めに天界を壊したのは少年。
そこからトントン拍子に崩れた。
その少年の特徴は金と銀色の髪と白色の服を着ている。
レミリアなら何かを知っているかも知れない。
との事を聞いた。それで裕也は霧の湖にあると言う紅魔館に向かっている所だ。
【裕也】
「前が見え無いか。ヤバイな。」
裕也はとりあえず歩いて見たその時一人の妖精が現れた。
【チルノ】
「この湖に何の様だ。」
そこに現れたのは威圧感とカリスマ性を持った最も青く、そして、冷たい目を持った妖精であった。裕也は気を引き締めながら話した。
【裕也】
「お前の名前は?」
その妖精は静かに答えた。
【チルノ】
「氷妖精のチルノだ。それで?この湖に何の様だ。」
【裕也】
「俺は紅魔館に行きたいだけだ。ここに何かをする為にきた訳じゃない。」
裕也とチルノが話をしていた時に一人の妖精がまた現れた。
【大妖精】
「チルノちゃん!いつものチルノちゃんに戻って!」
その妖精はチルノの青に対して緑色だった。裕也は心の中で急展開過ぎると思った。
【裕也】
「お前は?」
【大妖精】
「私の名前は大妖精と言います。お願いします!チルノちゃんを元に戻して下さい!」
大妖精は大分混乱している様で裕也が悪者見たいな言い方をしていた。チルノはそれに対してこう答えた。
【チルノ】
「大妖精。私は普通だ。そんなひどい事は言わ無いでくれ。」
【裕也】
「そう言っているが。」
【大妖精】
「いつものチルノちゃんじゃないもん!この雨が降って来てからだもん!絶対に変だよ!」
【裕也】
「なるほどな。チルノ、俺と戦って見ないか?」
チルノは驚いた顔をした。
【チルノ】
「私と勝負か。・・・・いいだろう。暇潰しにしてやる。」
【裕也】
「大妖精、下がっていてくれ。」
【大妖精】
「わ、分かりました。きっと、チルノちゃんはこの雨にやられただけなんです。だから。」
裕也は大妖精の頭の上に手を乗せなでた。
【裕也】
「安心しろ、少し手荒くなるかも知れないがな。」
裕也は笑顔で答えた。大妖精は裕也の本気の表情を見て、この人なら大丈夫と信頼の表情を見せながらこう答えた。
【大妖精】
「はい!」
大妖精は下がった。
【チルノ】
「言ったからには私を楽しませろよ?」
【裕也】
「こい!」
裕也は身構えた。チルノはスペルカードを使った。
水鏡「水鏡氷河」
裕也の周りに鏡が現れ裕也を囲み鏡の中から大きい氷が裕也に向かって全方位に降り注ぎ周りの空気が急激に下がり始めた。裕也は直ぐ反応しスペルカードを使った。
豪気「鬼神大発山」
裕也は迫ってくる大きい氷を避けながら目を瞑り赤くなった拳と周りに意識を集中させた。すると目を瞑っていた筈なのに、光が見えて来た。裕也は手をその光に当て自身の前まで近付け、その目に向かって赤くなった拳を振り下ろした。すると、パリン!と音がしてチルノの水鏡氷河が崩れ去った。
【チルノ】
「・・・・中々やるな。」
チルノは少し眉を歪ませたが直ぐに表情を引き締めた。
【裕也】
「この程度か。」
裕也はチルノを睨みながら答えた。それにチルノは、笑いながら答えた。
【チルノ】
「はは!いや、すまない。少し舐めていた様だ。今度は本気で行くぞ!」
【裕也】
「! させるか!」
チルノはスペルカードを出そうとしたが、裕也がいち早く気付き先制した。
【裕也】
「こっちも行くぞ!ミックススペル!」
そう言いながら裕也は二つスペルカードを出しそれを合わし使った。すると、そこから新たなスペルが現れた。裕也は二つのスペルをキャンセルし新たに出て来たスペルカードを使った。
風拳「鳳凰襲雷雲」
拳に風が纏わり付きチルノに向かい発射した。チルノはスペルカードを使うのを辞め、裕也の拳から放たれた吹き荒れる風をチルノは必死になって避けた。
【裕也】
「まだだ!」
裕也がそう言うと風が戻り裕也の身体に風が纏わり付き風の鎧を纏っている感じになった。
【チルノ】
「なんだ?止んだのか?なら。」
チルノはニヤッと笑いスペルカードを使った。
霧「惑わす幻想の霧」
裕也の周りに見えない程の霧が立ち込めた。
【チルノ】
「どうだ!これで周りが見え無いだろう!」
【裕也】
「甘い!」
裕也は纏っていた風の鎧を一気に解き放ち霧を吹き飛ばした。
これにはチルノも驚いた。
【裕也】
「驚いている暇は無いぞ!せやあ!」
裕也はチルノとの距離を一気に縮めチルノの腹に手を当て、おもっきり押し付けた。すると、裕也の手から青い炎の龍が現れチルノを包み込み湖の中に落ちて行った。
【裕也】
「やばい。やり過ぎたか?」
【大妖精】
「チ、チルノちゃーん!」
大妖精はチルノの落ちた所に近付いた。湖がブクブクと泡を出していたが大妖精がその場所に
付いた瞬間ザバッ!と大きな水飛沫を上げチルノが現れた。
【チルノ】
「ったいわね!何すんだこの馬鹿!」
【大妖精】
「チルノちゃん!元に戻ったんだね!」
チルノは目を丸くした。
【チルノ】
「あ、あれ?大ちゃん?如何してここに?それより、あれ?確かあたいは森の中にいた筈。」
大妖精はチルノを抱き締めた。
【大妖精】
「そんなのはどうでもいいよ!私はチルノちゃんが元に戻ったんだから。」
裕也は微笑みながらこう答えた。
【裕也】
「大妖精、よかったな。」
【大妖精】
「はい!」
チルノは裕也が近づくと声を上げた。
【チルノ】
「あー!お前はあたいを吹き飛ばした奴だな!さいきょーのあたいに挑む何て命しらすな!」
【裕也】
「しらす?・・・もしかして、命知らずじゃないか?」
チルノは顔を赤くしながら誤魔化した。
【チルノ】
「よ、妖精はこうゆうのよ!」
【裕也】
「ゆうじゃなくて、この場合は、こう言うのよ!だ。」
【チルノ】
「う、うるさい!うるさい!す、少し間違えただけだもん!」
チルノは叫びながら裕也に向かって弾幕を放った。
【裕也】
「・・・ぐ!」
裕也はその弾幕を避けようとはしなかった。裕也の身体は弾幕を浴び、湖に落ちた。
【チルノ】
「へ?」
【大妖精】
「え?」
チルノと大妖精は驚いた、何故ならさっきまでチルノ以上の霊力を出していたからだ。霊力は相手の強さに関わる。霊力が強ければ強い程その相手は強く、弱ければ弱い、さっきまでの裕也は完全にチルノより霊力が上だったから二人は驚いた。湖に落ちた裕也は、湖から上がりチルノ達を呼んだ。チルノ達は裕也の元に向かった。そしてチルノは裕也に質問をした。
【裕也】
「ふう。」
【チルノ】
「あんた、手を抜いたわね。」
【裕也】
「何故、そう思う。」
【チルノ】
「あたいが打った弾幕をあんたが自ら当たりに行った様に思ったから。」
【裕也】
「そうだ。」
【チルノ】
「なんでわざと負けたの?」
裕也はチルノの言葉に真剣な顔をして答えた。
【裕也】
「これは噂だが妖精は頭が弱いらしい。」
【チルノ】
「?」
チルノは裕也の言っている事が分からず首を傾げた。裕也はチルノにも分かる様に説明した。
【裕也】
「つまり、妖精は皆馬鹿って事だ。」
【チルノ】
「馬鹿って言う奴が馬鹿なんだぞ!」
チルノはムキー!と手を上に上げ裕也を威嚇した。裕也はチルノに向かい微笑みながらこう答えた。
【裕也】
「でも、馬鹿って凄い事なんだぞ?」
【チルノ】
「? どういう意味?」
【裕也】
「馬鹿は確かに厄介だ。理解しないし、馬鹿みたいに自分より強い敵に向かっているし、相手の事を理解しない。でも、その汚れの無い瞳と疑わない心。だから皆信用するし、付いてもくる。だから、自信を持って良い。」
チルノはその言葉に心が暖かくなって行く感覚がした。チルノは顔を赤くしながらこう答えた。
【チルノ】
「あ、ありがとう・・・・//////」
【裕也】
「いや、いいさ。それじゃあ、俺は紅魔館に行くから。」
【チルノ】
「またねー!」
【大妖精】
「また来て下さい!」
裕也は二人の妖精に別れを告げ、紅魔館に向かって行った。
★
紅魔館・門前
裕也は門の前に付いた。そこにいたのは一人で何かをつぶやいている中国だった。
【美鈴】
「うう~、居眠りが出来無い。寝たら一年食事を抜かれる~。頑張れ私!今日だけだ!」
裕也は声をかけて見る事にした。
【裕也】
「済まないが、ここにレミリアって奴がいると思うんだが?」
【美鈴】
「! どなたですか?」
美鈴は直ぐに裕也に向かって殺気を放った。
【裕也】
「俺はレミリアに会いに来た。」
【美鈴】
「ほう、そうですか・・・・どの様な用件でいらしたのですか?」
【裕也】
「この降り続けている雨に付いての事を聞きに来た。」
【美鈴】
「・・・・貴方、強いですね。」
【裕也】
「いや弱い。妖精に負ける位の力しかない。」
【美鈴】
「そうですか。」
【裕也】
「!」
美鈴はいきなり裕也の目の前に立ち、拳を振るって来た。裕也はとっさに受け流し、カウンターを美鈴に決めた。美鈴はそれを防ぎ裕也との距離を離した。
【美鈴】
「強いじゃあ、ありませんか。」
【裕也】
「何のつもりだ。」
裕也は殺気を出しながら答えた。
【美鈴】
「いや、この雨で暇をしていましてね。少し、相手をしてもらえませんか?」
【裕也】
「・・・・相手をしたら、レミリアに取り付いで貰えるのか?」
【美鈴】
「いいですよ。私に勝てたら、ですけどね。」
美鈴は静かに中国拳法の構えをした。
【裕也】
「仕方ないか。格闘はありなのか?」
【美鈴】
「どちらでも。」
裕也は少し考え、美鈴に挑戦しに来た。
【裕也】
「なら、格闘も有りで。」
美鈴は笑った。
【美鈴】
「はは。いいですよ。受けて立ちます!」
【裕也】
「こっちから行くぞ!」
裕也は美鈴との距離を縮め弾幕を周りに展開した。すると、美鈴に数発、美鈴の周りの地面に数発当たり土埃が立ち込めた。美鈴は自分にやって来た弾幕を気を纏わせた拳で弾いた。
【美鈴】
「やりますね。」
【裕也】
「まだだ!」
裕也は土埃を利用し美鈴の懐に飛び込みスペルカードを使った。
拳技「青の鳥 -鳳凰襲来拳-」
美鈴はよける事が出来ずに直撃した。裕也から出た青い炎を纏った龍が美鈴を包み込み次に凄い風圧が美鈴を襲い美鈴は後方に吹き飛ばされた。
【美鈴】
「はっ!」
美鈴は霊撃でダメージを最小限にとどめた。
【裕也】
「な!?」
【美鈴】
「今度はこっちから行きます!」
彩符「極彩颱風」
赤、黄色、緑、白と色々な種類の弾幕が風を受け不規則な動きをしながら裕也に向かって行った。
【裕也】
「く!」
裕也は風に煽れながら何とか弾幕を避けていた。
【美鈴】
「まだまだ行きますよ!」
美鈴は弾幕の台風が終わる直前にスペルカードを使った。
幻符「華想夢葛」
美鈴は弾幕でカーテン見たいな物を4つ作り裕也の周りに展開した。すると、いきなりカーテンで出来た弾幕がパリン!と割れ、砕け散った欠片が裕也を襲った。
【裕也】
「な!?く!」
暴風「雷雲」
裕也は台風を自分の周りに出し、攻撃を防いだ。
【美鈴】
「中々。」
【裕也】
「く!」
【美鈴】
「それでは行きます・・・よ!」
美鈴は足に力を込めるとその反動を使い裕也との距離を縮めた。そう、美鈴は肉弾戦を挑んで来たのだ。
【裕也】
「待ってたぜ!この時を。」
【美鈴】
「なに!?」
裕也はスペルカードを取り出し美鈴の胸当たりに押し当てながら唱えた。
幻想「夢想雹炎撃」
炎に包まれた雹が炎の夢想封印見たいな感じになり零距離の美鈴に当たり吹っ飛ばし門を壊し庭に入った辺りでようやく止まった。
【美鈴】
「!?!!?」
美鈴は言葉に鳴らない悲鳴を上げながら気を失った。
【裕也】
「やば、やり過ぎたか?」
裕也は美鈴の元に駆け寄った。美鈴は気絶をしていた。
【裕也】
「ふう。」
治癒「結界治癒力」
三角の結界が美鈴の周りに展開し、美鈴の傷を癒し始めた。しばらくすると美鈴の傷は治り、目を覚ました。
【裕也】
「大丈夫か?」
【美鈴】
「ええ。しかし、強いですね~。何か形でも習っていたんですか?」
【裕也】
「いや、特には。でも、ここに来てから戦う事が多くなったからその時に覚えたから、形は無いな。」
【美鈴】
「そうですか。」
【裕也】
「案内はしてくれるな?」
【美鈴】
「わかりました。しばらくお待ち下さい。」
美鈴が咲夜を探しに行こうとした瞬間。
【咲夜】
「その必要は無いわ。」
その言葉と共に咲夜が姿を表した。
【裕也】
「あんたは?」
【咲夜】
「始めまして、私の名前は十六夜咲夜と申します。レミリアお嬢様の命令で貴方をお迎えに参りました。」
裕也は咲夜の言葉に答えず美鈴に声をかけた。
【裕也】
「美鈴、もう大丈夫か?」
【美鈴】
「え、あ、は、はい。大丈夫です。」
【裕也】
「そうか、それじゃあ。」
歴史「自己像幻視(ドッペルゲンガー」
裕也が二人に分裂した。美鈴はそれに驚いた。
【美鈴】
「な!これは一体。」
【裕也】
「もう一人の自分を出した。」
【美鈴】
「と、言いますと?」
【裕也】
「分かりやすく言うと、数分前の自分を出した。因みに、力から霊力まで数分前の俺と同じだ。」
【美鈴】
「す、すごいですね。」
【裕也】
「どんな事でも頼めよ?門の整備とかな。」
【美鈴】
「え?あ!」
美鈴の目の前にはボロボロになった庭と門があった。
【美鈴】
「あははは。はあ~。それではお借りしますね。」
裕也が返事をしようとしたら、咲夜が少し怒り口調で話して来た。
【咲夜】
「あなた!失礼でしょう!人が案内をすると言っているのに無視をするなんて。」
裕也は咲夜の言葉にこう答えた。
【裕也】
「ナイフを隠し持っている人には言われたく無いな。」
【咲夜】
「な!」
咲夜は驚いた。何故なら少し見ただけでナイフを持っていた事が分かったからだ。
【裕也】
「まあ、用心に持っているって言うなら別にいいが、数百本持っているのは用心じゃなくて、いつでも殺る事が出来るから従えとの意味とも取れる。俺は臆病者でね。怖くて一緒に行け無い。だから、ナイフを減らしてくれ無いか?」
【咲夜】
「はあ~、わかりました。しばらくお待ちを。」
咲夜はそう言うと直ぐに消え、裕也が瞬きをした瞬間にまた現れた。
【咲夜】
「これで良いですか?」
【裕也】
「ありがとう。」
裕也達は中に入って行った。
★
紅魔館・地下部屋
【フラン】
「か~ごーめ、か~ごーめ、か~ごのな~かのと~りいわ~、い~つーい~つーで~あーう、よ~あ~け~の~ばんに、つ~るとか~めが、す~べった、後ろのしょ~めんだ~れ?」
フランは歌を歌っていた。
一人で静かに。
誰かを待つみたいに。
【フラン】
「面白そうな人間が来たわね。ふふ、あいつはどうするのかな?いや、私が奪おう。そっちの方が面白そうだからね♪」
フランは扉の前にあった結界を破り外に出た。
【フラン】
「パチュが来るかしら?まあ関係無いわね。もし、邪魔をするなら、ふふ。楽しみ♪」
フランは胸を踊らせながら外に出た。
★
紅魔館・ヴワル魔法図書館
【パチュリー】
「むきゅ?これは。」
パチュリーはいつもの通りに本を読んでいた。そんなパチュリーは結界が破られた事を地下部屋にある魔方陣で、知った。
【パチュリー】
「はあ~。またなの?」
パチュリーは溜息を付いたと思ったら直ぐにキリッとし、小悪魔に命令をした。
【パチュリー】
「私がある程度防ぐからこあは、レミィに伝えて。」
【こあ】
「わ、わかりました!」
小悪魔はパタパタと羽をバタつかせ、ヴワル魔法図書館を後にした。その時丁度フランがパチュリーの前にやって来た。
【フラン】
「あは♪パチュリー、そこを通させて貰うよ☆」
【パチュリー】
「少し付き合って貰うわよ?」
パチュリーはそう言うと戦闘体制に付いた。
【フラン】
「ふーん。やるんだ♪別に良いけど・・・・・・タノシマセテヨ?」
【パチュリー】
「こあ、早く来てね。」
ズドン!と、大きい音がヴワル魔法図書館に鳴り響いた。
★
紅魔館・レミリアの部屋
こんこん、とドアを叩く音がレミリアの耳に伝わった。次に聞こえて来たのは、咲夜の声だった。
【咲夜】
「お嬢様、裕也様をお連れしました。」
レミリアはようやく来たかと安堵の表情を浮かべたが直ぐにカリスマ満点の顔に戻り、こう答えた。
【咲夜】
「失礼します。」
【裕也】
「お前がレミリアか?」
【咲夜】
「こら!失礼でしょう!」
【レミリア】
「ふふ。別に良いわよ。咲夜、しばらく二人にしてくれ無い?」
咲夜は少し不服な顔をしたが自分の主の命令だから渋々従った。
【裕也】
「さて、俺に何の用だ?」
【レミリア】
「実は。」
レミリアが説明をしようととしたら壁が崩れそこからフランが姿を現した。
【フラン】
「みーつけた♪」
【レミリア】
「な!?どうして貴女がここに!」
【裕也】
「? お前は。 !?」
裕也はいきなり蹲った。フランの感情、心の声が急に聞こえて来たのだ。
(みつけたみつけたみつけたみつけた強い人間面白そうな人間みつけた、ミツケタ。)
【裕也】
「ぐ、いきなりかよっ!」
【レミリア】
「ど、どうしたの!?大丈夫!」
レミリアは心配そうに裕也の元に向かった。
【裕也】
「だ、大丈夫だ。」
裕也は汗だくで全然大丈夫そうに見えなかった。レミリアはどうしてここにいるかをフランに聞く事にした。
【レミリア】
「フラン。貴女、何でここにいるのかしら?早く自分の元に戻りなさい。」
その言葉にフランは邪魔そうな顔をしながらこう答えた。
【フラン】
「五月蝿いな、邪魔するなら・・・・・コロスヨ?オ姉様」
レミリアは辛そうな顔を一瞬だけ見せたが、直ぐに凜とした表情に戻しフランにこう言った。
【レミリア】
「戻ら無いなら・・・・痛い目にあってから戻るかしら?」
レミリアがフランに立ち向かおうとした時、裕也によって止められた。
【レミリア】
「な、何を。」
【裕也】
「お前が俺を読んだ理由、分かったぜ。」
【レミリア】
「え?」
【裕也】
「フランの狂気をどうにかして欲しい、だろ?」
【レミリア】
「!!? どうしてその事を!」
【裕也】
「俺の能力に色々な声が聞ける程度の能力があってな。フランの心の声とお前の悲しそうな顔を見れば分かる。これでもに戦場を生き抜いた身な者だからな、そんぐらい分かる。ここは、俺に任せてくれ無いか?」
レミリアは一瞬考えたが裕也の真剣な表情に折れた。
【レミリア】
「分かった。宜しく頼むわ。」
裕也は二カッと笑いながら答えた。
【裕也】
「おう。勿論だ!・・・・さて。」
裕也は気合いを引き締めフランの元に行った。
【フラン】
「始めまして♪私はフランドール!貴方は?」
【裕也】
「裕也だ。」
【フラン】
「じゃあ裕也お兄ちゃんだね♪」
【裕也】
「(ふむ。)フラン。御託は良いからかかって来い。」
【フラン】
「あははは♪良いの?本気を出して。」
【裕也】
「ああ、こい。(優曇華、妹紅、力、貸して貰うぞ!」
裕也は目を瞑り一つのスペルカードを取り出し唱えた。
友情「信頼の力」
裕也がそう唱え目を開けると裕也の髪が白色になり目が赤く光輝いた。まるで女性の様な気品とカリスマが溢れていた。
【裕也】
「さあ、始めようか。お前の狂気を封印してやる。」
裕也はフランの狂気を治す戦いが始まった。