チート過ぎる主人公が幻想入り   作:九流トキオ

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運命と裕也

 

紅魔館・レミリアの部屋

 

【裕也】

「行くぞ。」

 

裕也が手を翳すと炎が現れ、それを丸めフランに投げた。

 

【フラン】

「無駄だよ♪」

 

フランは片手を炎の前に出し、こう言った。

 

【フラン】

「きゅっとしてドカーン♪」

 

フランがそう言いながら片手を握った。すると炎が消滅した。裕也はその隙を見て近くに近寄りフランの頭を持ち、床に強く叩き付けた。すると床が抜け、裕也達は下に落ちていった。

 

【レミリア】

「裕也、フラン、無事で。」

 

 

紅魔館・フランの地下部屋

 

レミリアの部屋からフランの地下部屋までフランの頭を床に叩き付けながら付いた。裕也はフランの地下部屋の天上に穴を開け、床に着く前にフランを蹴り飛ばした。フランはそれだけの攻撃を受けながら無傷だった。

 

【フラン】

「へ~、中々やるね。これは楽しめそう♪」

 

【裕也】

「やっぱり無傷だったか。だが、これで良い。まずは、レミリアからフランを離すのが先決だっ

たからな。」

 

裕也は気を引き締めた。

 

【フラン】

「今度は私から行くよ♪」

 

禁忌「クランベリートラップ」

 

大量の赤みがかった青色の弾幕が裕也を襲う。

 

【裕也】

「よし。」

 

裕也は赤い目で全ての弾幕を見た。すると弾幕は近くの弾幕に当たって行き消滅した。

 

【フラン】

「凄い凄い。如何やったかは知らないけど凄いね、裕也お兄ちゃんは。じゃあ、これはどうかな?」

 

禁弾「スターボウブレイク」

 

上が赤、下が紫、周りが青色の濃い弾幕が裕也に向かって放たれた。

 

【裕也】

「ふう。行くぞ!」

 

裕也はそう言うと全身に炎を纏わせ、フランのスペルを正面から向かっていった。

 

【裕也】

「やぁ!」

 

裕也は弾幕が当たるか当たらないかの所で、纏っていた炎を片腕に集中し、一気に解き放った。フランの弾幕は裕也の炎の塊が飲み込んで行き、消えた。

 

【フラン】

「へー凄い。これで二つ目だよ。じゃあ、次に行くよ♪」

 

禁弾「カタディオプトリック」

 

黄色の弾幕が大量に放たれ、床や壁に当たりその弾幕が反射し不規則な動きをしながら裕也を取り囲むようにして、反射した。

 

【裕也】

「く!」

 

裕也はもう一回自分の体を炎に包ませて、弾幕を防いでいた。

 

【フラン】

「あはは♪頑張る頑張るね♪いつまでタエレルカシラ」

 

【裕也】

「ぐ!」

 

裕也は耐えていた。

 

【フラン】

「へー。まだ耐えるんだ。なら、これはドオ?」

 

禁忌「恋の迷路」

 

濃い密度の弾幕が囲いのようになり裕也を囲んで行った。しかし裕也はさっきの弾幕。禁弾「カタディオプトリック」を避けていてそれどころでは、無かった。

 

【裕也】

「これは、ヤバイか!くそ!仕方ないか。」

 

裕也は自ら弾幕に当たりに行った。

 

【裕也】

「がぁぁぁぁぁ!!!!」

 

裕也はその弾幕に当たり吹き飛ばされ、壁に体を叩き付けられた。

 

【裕也】

「かはっ!」

 

裕也はその場に倒れこんだ。

 

【フラン】

「アハハハ♪ここまで良くやったね。褒めてあげるよ♪でも、もうお終い見たいだね。それじゃあ、死んじゃえ♪」

 

フランは止めの弾幕を裕也に向かって放った。

 

【裕也】

「!? ごほ!かっ、は」

 

裕也はその弾幕を受け、崩れた瓦礫の下敷きになった。フランは少し悲しい表情をした。

 

【フラン】

「貴方も、駄目だった。私の狂気を治した人はいたけど、皆、帰っちゃった。その度にまた、蝕まれる。無理なのかな?外に出て見たい。力を操りたい。皆と、遊びたいよ。」

 

フランは泣いていた。フラン自身、狂いたくて狂った訳じゃない。皆がそう望んだから、皆がそう決め付けたから、フランは狂気に蝕まれていた。フランはそれを認めるしか無かった。嫌われたく無いから、邪魔者になりたく無かったから。しかし、皆が決め付け、望んだ事になってもやっぱり邪魔者扱いを受けている。

 

【フラン】

「やっぱり、私は生きていちゃ駄目なのかな?でも、何でだろ?今まではそんなに考え無かったのに、裕也お兄ちゃんと戦って見てもしかしたら、ひょっとしたらって、期待しちゃった。でも、それは、私の勘違い。」

 

「違う。」

 

【フラン】

「え?今、誰が。」

 

「狂気は治せる。絶対に!」

 

【フラン】

「!? まさか!」

 

フランは瓦礫に埋まっている場所を見た。

 

【裕也】

「うおぉぉぉぉぉぉ!!」

 

「フェニックス再誕」

 

その声が聞こえた時、瓦礫からフェニックスのような形をした炎の真ん中に裕也がいた。その姿は本当に不死鳥なんじゃ無いかって思える程、綺麗だった。

 

【フラン】

「うわー綺麗。」

 

フランは余りにも美し過ぎて見惚れていた。

 

【裕也】

「フラン!今度は、こっちから行くぞ!」

 

再誕「浄化と再生」

 

裕也はスペルカードを使った。するとフェニックスの形をした炎が太陽のように暖かく、そして神々しく光輝いた。

 

【フラン】

「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ。」

 

フランは狂ったかのように笑った。

 

【フラン】

「凄い!凄いや!ワタシモ本気でイカナキャシツレイダ!こっちも!全力でイクヨ!」

 

QED「495年の波紋」

 

全ての終わりと495年の思いを波紋と言う広がって行く輪っかに込めそれらを一ヶ所に纏めそして、解き放った。フランの全ての力と想いを最後の弾幕に乗せて。

 

【裕也】

「だぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

【フラン】

「アハハハハ!!シネェ!」

 

二人の弾幕、いや、想いがぶつかり合った。その瞬間紅魔館に地震見たいな振動が鳴り響いた。

 

 

紅魔館・門

 

【美鈴】

「うわ、うわ、な、何だこの霊力と地震。」

 

【裕也】

「大丈夫ですか!美鈴さん。」

 

【美鈴】

「あ、はい!(妹様。)」

 

 

紅魔館・廊下

 

【咲夜】

「な!これは!?早くお嬢様の所に行かないと!」

 

咲夜は掃除を辞めレミリアの元に向かった。

 

 

紅魔館・レミリアの部屋

 

【レミリア】

「!? この霊力は!フラン。」

 

レミリアはフランと裕也の無事を祈っていた。

 

 

紅魔館・フランの地下部屋

 

【裕也】

「どうした!フラン!お前の狂気はそんな物か!」

 

【フラン】

「アハハハハ!アッハハハハは、げぼ、げえぇ!」

 

フランは血を吐き出した。

 

【フラン】

「な”に”ごれ、げほ、ごぼ!」

 

【裕也】

「な、何だ!一体!」

 

裕也は混乱していた。フランがいきなり吐いたからだ。弾幕はまだ続いている。だから霊力の問題じゃ無い。裕也は考えた。

 

【裕也】

「!? まさか!」

 

裕也は一つの可能性を考えた。それは、フラン自身が皆が、つまり幻想郷が決めたフランは"気に触れている"をはね返そうとしている可能性!

 

【裕也】

「それなら、納得だ!」

 

幻想郷は全てを受け入れる人の想いも、どんな殺人鬼でも、そして、人が決めた事も。いつかは知ら無いがフランは狂気が当たり前。それが皆の、幻想郷当然になってしまった。だから幻想郷はその決まりを受け入れた。当たり前だ、皆がそう"決めた"からだ。だからフランは狂気、気に触れていなければならない。でも、フランは自らその決まりを跳ね除けようとしている。だからそれが体に負担をかけている。裕也はそう確信していた。

 

【裕也】

「やばい!早くフランを何とかしないと!フランが死ぬ!くそ!どうする。・・・・! そうだ!一か八かだ!」

 

【フラン】

「がぁぁぁ!頭がぁぁぁぁ!痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か助けて助けて助けて助けてもうやだ普通が良い褒められたい狂気を治したい外に遊びたい頭を撫でて貰いたいあぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

フランは苦しみの余り、うずくまった。

 

【裕也】

「フラン!!こっちを見ろ!!」

 

フランは顔が上げる事が出来なかったから、首を裕也の方に向けた。

 

【裕也】

「痛いが我慢しろよ!づあぁぁぁ!」

 

裕也は495年の波紋を破り、フェニックスの姿のままフランの腹をおもっきり殴りそのまま上に上がった。

 

【フラン】

「ごげえ!」

 

フランはさっきよりも酷い嗚咽を吐きながら裕也の目を見た。

 

【フラン】

「裕也、お兄ちゃん。有難う。」

 

【裕也】

「いいさ。」

 

裕也はぐんぐん上に上がって行き紅魔館を過ぎてもまだ上に上がっていった。

 

その様子は幻想郷に住む全ての人間、妖怪、地下にいる妖怪全てがその姿、霊力を感じ取っていた。

 

 

紅魔館・レミリアの部屋

 

【レミリア】

「あれは!裕也なの!フラン。」

 

レミリアは嬉しそうな顔をしていた。

 

【レミリア】

「狂気なんてどうでもいいわよね。」

 

 

紅魔館・門

 

【美鈴】

「これは、凄い。それに、何だろう。妹様の狂気何て屁でも無い感じがして来ますね。そう。誰だってあるんですから。」

 

 

紅魔館・レミリアの部屋前

 

咲夜は窓を見ていた。

 

【咲夜】

「これ、は?あれを見ていると心が静まって行く。狂気何てどうでも良くなって行く。」

 

 

魔法の森・魔理沙の家

 

【魔理沙】

「なんだぜこの霊力は!」

 

魔理沙はそう感じ外に出で見た。すると大きい綺麗な炎の鳥が上に上がって行く様子が見えた。

 

【魔理沙】

「何だぜあれは。何か気持ちが安らぐ。狂気何てどうだって良い。」

 

 

魔法の森・アリスの家

 

アリスは少し荒れていた。良いアイデアと人形が思いつかなかったからだ。そんなアリスは、尋常じゃ無い霊力を感じ外に出た。

 

【アリス】

「綺麗。・・・・少し休みますか。」

 

アリスは思い付かなくたってゆっくりして行けば良いと、その姿を見ているとそう感じた。

 

 

地霊殿・繁華街

 

【勇儀】

「・・・・へー。あたしより強いかな?いや、本気を出して互角か、押し負ける位かな?兎に角、地上には面白そうな人間がいるじゃ無いか。ここに来てくれないかな~。」

 

勇儀は杯をクイっと口に運びながらつぶやいた。

 

 

マヨヒガ・庭

 

【橙】

「藍しゃま!藍しゃま!見て下さい!」

 

【藍】

「ああ、凄いな橙。紫様。」

 

【紫】

「ええ、確かに凄いわね。幻想郷の常識を変えるなんて。そんな事私だって出来ないのにね。」

 

【藍】

「そうですね。」

 

【紫】

「これで、あの子から狂気は無くなったし、思いもしないでしょうね。」

 

紫は素直に驚いていた。何故なら常識を覆したからだ。

 

【紫】

「一回合わなくてはならなくなったわ。裕也君。」

 

 

???・???

 

【少年】

「ほう。私と同等の力かな?ふふ。面白い。情報も揃って来た。会いに行くかな。でも、その前に、ようこそ、博麗の巫女よ。」

 

【霊夢】

「あんたが、この異変の主犯格ね。探したわよ?」

 

【少年】

「よく、ここが分かったな。」

 

【霊夢】

「感よ。」

 

【少年】

「感、ね。青いな。され、博麗の巫女よ。お前はまだ私と戦うのは早い。私に勝ちたいならせめて神に近し人間を連れて来い。それなら、いい勝負が出来るだろう。」

 

【霊夢】

「なに?その言い方だと私じゃ貴方に勝てないって言ってる見たいじゃない。」

 

【少年】

「そう言っている。博麗の巫女よ。」

 

【霊夢】

「博麗の巫女博麗の巫女って!私の名前は博麗霊夢よ!」

 

【少年】

「ふん。やると言うのか?よかろう。相手をしてやる。」

 

【霊夢】

「舐めるな!」

 

【少年】

「ふっ!」

 

【霊夢】

「!?」

 

ズドン!と大きな音が鳴り響いた。

 

 

上空・大空

 

【裕也】

「フラン。フラン。」

 

【フラン】

「んむ?ここわ~。」

 

【裕也】

「下を見て見ろ。」

 

【フラン】

「ん~?わは~!綺麗。」

 

フランが見た風景は幻想郷を上空から見た姿だった。その風景は幻想郷の姿をそのまま表して行き、とても綺麗だった。

 

【裕也】

「下におりるぞ。」

 

【フラン】

「え~まだ見ていたいよ~。」

 

【裕也】

「また今度見せてやるから、それで良いだろ?」

 

【フラン】

「分かった。」

 

【裕也】

「うし!それじゃあ一気に行くから捕まってろ。」

 

【フラン】

「うん♪」

 

フランは裕也を抱きしめるように捕まった。裕也はそれを見ると一気に下に降りた。その途中で、周りの炎が途切れた。裕也はフランが雨に当たらないように庇い、紅魔館に戻った。

 

 

紅魔館・レミリアの部屋

 

【レミリア】

「フラン。」

 

【フラン】

「・・・・」

 

フランは裕也の後ろに隠れた。

 

【裕也】

「フラン。レミリアはフランと向き合おうとしている。お前も自分自身とレミリアに向き合え。」

 

フランは裕也の言葉を聞き、前に出て来た。

 

【フラン】

「あの、お姉様。その。」

 

レミリアはフランを抱き締めた。フランは戸惑っていた。

 

【フラン】

「え!あっと!え?お姉様?」

 

レミリアは優しくフランに話しかけた。

 

【レミリア】

「ごめんね。貴女の事を考えないで自分が怖いから、守りたいからって閉じ込めて。それを貴女に説明しなくて、ごめんね。これからは、自由で良いから分からなかったら私が教えるから、外には無理だけどそれ意外なら何とかするから、私を、許してくれる?フラン。」

 

そう言うレミリアの言葉は震えていた。

 

【フラン】

「これ、からは、自由で良いんだね?」

 

【レミリア】

「うん。」

 

【フラン】

「じゃあさ、一つ約束して?」

 

【レミリア】

「なに?」

 

【フラン】

「何十年、何百年、かかっても能力を自由に操れるようにするから、そうしたら、外に出て良い。」

 

【レミリア】

「フラン。」

 

【フラン】

「私、頑張るから。それで、迷惑をかけるかもしれないけど、でも!頑張るから!」

 

フランはレミリアの目を真っ直ぐ見つめた。それは、何があっても頑張ると言う覚悟と勇気が宿っていた。

 

【レミリア】

「分かったわ。」

 

【フラン】

「ほ、本当!」

 

【レミリア】

「ただし!私からも条件を出すわ。」

 

【フラン】

「う、うん!」

 

フランは少し緊張をした様子だった。

 

【レミリア】

「能力を自由に操れる練習をする時は私を必ず呼ぶこと。これが条件よ。」

 

【フラン】

「え?どう言う意味?」

 

レミリアは恥ずかしそうに話した。

 

【レミリア】

「だから、私も手伝うわよ。」

 

フランはその言葉を聞いた瞬間レミリアを強く抱き締めた。

 

【フラン】

「ありがとう!お姉様!」

 

【レミリア】

「ちょ!フラン!首!首しまってるから!」

 

【フラン】

「あ!ごめんごめん!えへへ。」

 

【裕也】

「フラン、レミリア、よかったな。」

 

【フラン】

「うん!」

 

【レミリア】

「ありがとう。裕也。」

 

【裕也】

「いいさ。それで、話していいか?」

 

【レミリア】

「そうだったわね。それでなにかしら。」

 

【裕也】

「この異変に付いて何かレミリアなら分かるかもしれないと聞いてな?それで、話に来たんだ。」

 

【レミリア】

「悪いけど分からないわ。」

 

【裕也】

「そうか。」

 

【レミリア】

「永遠亭。」

 

【裕也】

「え?」

 

【レミリア】

「永遠亭に行って見て。そこから動き出すから。」

 

裕也は悩んだが直ぐに決めた。

 

【裕也】

「分かった。ありがとうな。」

 

裕也は紅魔館を出ようとした。

 

【フラン】

「またね。」

 

【裕也】

「ああ。」

 

裕也は門に向かって歩いた。裕也が見えなくなってからレミリアはフランに話しかけた。

 

【レミリア】

「行かなくてよかったの、フラン。」

 

【フラン】

「うん。約束したもん。」

 

【レミリア】

「そう。」

 

レミリアは裕也に感謝した。狂気をなくしてくれてありがとうと。

 

 

紅魔館・門

 

【美鈴】

「ふう。ようやく終わった。ありがとうございます。」

 

【裕也】

「いや、別にいい。それじゃあな。」

 

裕也(分身)は消えた。その時紅魔館の中から本物が現れた。

 

【美鈴】

「あれ?帰るんですか?」

 

【裕也】

「ああ。またな。」

 

【美鈴】

「はい。気を付けて。」

 

【裕也】

「ああ。」

 

裕也は紅魔館を後にし永遠亭に向かった。

 

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