「俺になんのようだ。」
「話を聞いてくれるんですか!」
「聞くだけだからな。」
「はい!ありがとうございます。」
「あのですね。子供が怪我をして居るんですよ。」
「怪我?」
「ええ、こっちです。」
「あ、ちょっと待てよ!」
そう言って俺はついて行った。
「そうだお前の名前は何だ?俺は桐上裕也ってんだ、よろしくな!」
「私の名前は紅楼夢と言います。」
「ああ、よろしくな!」
~数分後~
「うえ~ん痛いよー!」
「もう大丈夫だよ。薬師を連れて来たから。」
「?!如何して!」
「薬の匂いがしたからです。」
「そ、そうか。」
「そんな事より速く見て下さい。」
「あ、ああ、わかった。」
「お兄ちゃんだれ?」
「俺は桐上裕也。この・・・妖怪の友達だ。もう大丈夫だから傷口見せてくれないかな?」
「うん、わかった。はい。」
「これは!おい!紅楼夢!」
「は、はい!な、なんですか!」
「今から言う薬草を取って来てくれ!」
「え?」
「いいから早く取ってこい!」
「は、はいー!」
「これは酷い、右腕が骨折してる、その傷からばい菌が入って炎症を起こして居る。ねえ、この傷は如何したの?」
「妖怪から逃げている時に木にぶつけて。」
「妖怪って、今居たやつ?」
「ううん、違う、別の妖怪。」
「そっか~、でも怖くないのか。」
「え?」
「だって、お前をこんなにした妖怪だぞ?」
「だって、あの妖怪さん、私を襲って来た妖怪とは何か違うもの。」
「ふーん、そっか。それは良かった。」
「なんで?」
「ん、俺の友達を怖がらなくて、ありがとう。」
「お兄ちゃんは怖くないの?」
「そうだなー?だってあいつ初対面の俺に頭を下げたんだぞ、女の子を助けてくれ~って可笑しいだろ、ようかいなのに、頼んだんだぜ?」
「うん!確かに可笑しい!」
「だろ?」
でもなんであいつは人間の言葉を喋ったんだ?
所変わって、何処かの竹林。
「~~~」
「なんて言って居るかわかりませんよ?」
少女が札のような物を取り出すと。その妖怪に向かって投げた。すると、ぐしゃり、っと頭が潰れた。
「さて、帰りますかね。」
少女は、帰ろうとしたら。
「うえ~ん痛いよー!」
「ん、何でしょうかね?気になります言って見ましょう。」
戻って。
「遅いな?何してるんだ?」
「す、すいませ、げほ、げぼ、お、遅く成りました」
「!?如何した!その傷!」
紅楼夢は傷だらけだった。腕は折れて居て、足も骨折してる。何より心配なのは、腹部の傷、ざっと見ただけだが、肋骨が2~3本折れてる。
「げほ、げほ、こ、これでい、いいですか?」
「ああ、間違いない。」
「そ、それは良かった。」
「待ってろ!こいつを手当したらそっちに行く」
「は、はい、げほげほ。」
ヤバイ早く手当しないと。
「これでよし!どうだ!」
「う、うん、もう痛くないよ。」
「よし!次だ!今ある薬草で足りるか?」
「い、いや、逃げて下さい。」
「なにいっている!紅楼夢を俺の友達をおいて行けるわけないだろ!」
「ゆ、裕也さん。」
「お嬢ちゃん一人で帰れるか?」
「う、うん。」
「ここは危ないようだから早く行きな。」
「で、でも。」
「五月蝿い!早くいけ!死んでも知らないぞ!」
「わ、わかった。人里にきてね!絶対だよ!」
「ああ、わかった。」
少女はここから帰って行った。
「・・・よし!一先ずこれでいい!しゃべれるか?」
「は、はい、何とか。」
「よし!如何してこうなったのか話してくれ!」