チート過ぎる主人公が幻想入り   作:九流トキオ

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暴走霊夢と裕也

 

迷いの竹林

 

【裕也】

「この先か。ん?あそこにいるのは、妹紅か?」

 

竹林に歩いていたのは妹紅だった。

 

【裕也】

「おーい。妹紅ー。」

 

【妹紅】

「ん?なんだ裕也じゃないか、どうしたこんな所で?」

 

【裕也】

「永遠亭に向かう途中なんだ。そう言うお前はどうしてここにいるんだ?」

 

【妹紅】

「私か?私はこの迷いの竹林の案内係をやっているんだ。」

 

【裕也】

「それは丁度いいな。妹紅、連れて行ってくれ。」

 

【妹紅】

「それはいいが、どうしてだ?みた所怪我をしている訳でも、怪我人を背負っている訳でも無いのになんでだ?」

 

裕也は妹紅にこれまでの経緯を教えた。

 

【妹紅】

「なる程な、あの時に感じたのはお前の仕業か。」

 

【裕也】

「気持ちが安らいだあれだな?だったら多分それは俺だ。俺のスペルカードの、再誕「浄化と再生」は、相手の心を癒し怒りや悲しみ、そして狂気を封印する為に作ったスペルカードだからな。多分、俺の漏れ出した霊力がスペルカードで増幅され、幻想郷中に広がって行き、心を癒したんだろ。」

 

【妹紅】

「あ、相変わらず凄いな。」

 

【裕也】

「そうか?まあ、そう言う訳だから頼む。」

 

【妹紅】

「ああ、分かった。」

 

妹紅は裕也を迷いの竹林に案内した。

 

★

 

迷いの竹林・永遠亭門前

 

【裕也】

「案内ありがとう。」

 

【妹紅】

「いいさ、この位。それじゃあね。」

 

【裕也】

「ああ。」

 

妹紅はそう言うと迷いの竹林にもどって行った。

 

【裕也】

「さて、行くか。」

 

裕也が進もうとしたその瞬間、ズドン!と、大きい音が永遠亭の中から聞こえて来た。

 

【裕也】

「なんだ!向こう側か!」

 

裕也は永遠亭の中に入って行った。

 

★

 

永遠亭・廊下

 

【裕也】

「これは、酷いな。」

 

裕也の目の前に映ったのは、ボロボロになった永遠亭と大量の怪我した兎達だ。その中に紅楼夢がいた。

 

【裕也】

「!? 紅楼夢!どうした!大丈夫か!」

 

裕也は近くにいた兎達を紅楼夢の場所に集めスペルカードを唱えた。

 

治癒「結界治癒力」

 

傷を治す結界が紅楼夢の周りに展開した。暫くすると紅楼夢は目が覚めた。

 

【紅楼夢】

「う、く。あ?」

 

【裕也】

「気が付いたか?」

 

【紅楼夢】

「裕也、さん?」

 

紅楼夢は辛そうに答えた。

 

【裕也】

「久しぶりだな。紅楼夢。」

 

裕也は笑ながら答えた。それに紅楼夢は嬉しそうにこう答えた。

 

【紅楼夢】

「お久しぶりです。裕也さん。」

 

【裕也】

「ああ。早速で悪いが何が合ったんだ?」

 

【紅楼夢】

「実は。」

 

時間は霊夢が運ばれた時に戻る。

 

★

 

永遠亭・診療所

 

【永琳】

「これは酷いわね。優曇華!直ぐに薬を持って来て!」

 

【優曇華】

「は、はい!分かりました!」

 

優曇華は慌てて薬を取りに行った。

 

【永琳】

「く、すごい熱だ!怪我も酷いし、一体何が合ったんだ!霊夢。」

 

【霊夢】

「はあ、はあ、はあ、く!は、あ!はあ、はあ、うっ!はあ、はあ、はあ。」

 

霊夢は苦しそうにしていたが、何かを呟やいたかと思ったら、いきなり立ち上がり永琳に攻撃をして来た。

 

【永琳】

「な!?霊夢!貴女何を!」

 

【霊夢】

「っあ!はあ、はあ、うっく!」

 

霊夢は苦しそうに息を吐いているだけで、答えようとしない。

 

【紅楼夢】

「一体どうしたんですかこれは!?」

 

【永琳】

「!? 紅楼夢!?来ちゃダメ!」

 

【紅楼夢】

「え?」

 

霊符「夢想封印」

 

【紅楼夢】

「かはっ!あぁぁぁぁ!」

 

紅楼夢は霊夢の技を受け吹き飛ばされた。

 

【紅楼夢】

「ぅ、ぁ、霊夢、さん。」

 

紅楼夢は気絶した。

 

★

 

永遠亭・廊下

 

【紅楼夢】

「これで全部です。」

 

【裕也】

「そうか。ありがとう。」

 

裕也は歩き出した。

 

【紅楼夢】

「ど、どこに行くんですか!」

 

【裕也】

「決まってるだろ。霊夢のとこだよ。」

 

紅楼夢は反対した。

 

【紅楼夢】

「だ、駄目です!危険です!それにこの怪我人をほって置くんですか!」

 

裕也は怒り口調で話した。

 

【裕也】

「俺だってな!みてやりてぇよ!でもな!霊夢をほっといたらもっと大変な事になる!だから行かなきゃ行けないんだよ!」

 

その言葉に紅楼夢は怒った。

 

【紅楼夢】

「だったら私が行きます!貴方はここで怪我人を見ていて下さい!」

 

裕也は溜息を吐きながら答えた。

 

【裕也】

「は~。あのな?いいか?俺はお前なら大丈夫と思ってここを任すって言っているんだ。」

 

裕也のその言葉に紅楼夢はポカンとした顔をした。

 

【紅楼夢】

「え?」

 

裕也は笑顔で紅楼夢に話した。

 

【裕也】

「お前はずっと永琳の元で勉強をしていた筈だ、そうだろ?」

 

【紅楼夢】

「はい。」

 

【裕也】

「なら、俺より大量の知識が入っている筈だ。所詮俺は付け焼刃の治療しか出来ない。でも、信用出来ない奴に任せるつもりはない。だが、お前なら信頼出来る。だって、大切な仲間だから。な!紅楼夢。」

 

裕也は今まで無いような笑顔で紅楼夢に向かい笑いかけた。

 

【紅楼夢】

「あ、はい!分かりました!ここは任せて下さい!」

 

【裕也】

「ああ!」

 

裕也は中に進んで行った。爆発がする場所に向かう為に。裕也が言った後、紅楼夢は嬉しそうにしていた。

 

【紅楼夢】

「えへへ。大切な仲間か~。よし!頑張ろう!」

 

紅楼夢は嬉しそうに笑っていた。

 

★

 

永遠亭・中庭

 

【永琳】

「く!一体どうしたの!霊夢!」

 

霊夢は苦しそうに呻いているだけで何も答えない。

 

【輝夜】

「永琳!霊夢を止める事だけに集中して!」

 

【永琳】

「わ、分かりました!」

 

練丹「水銀の海」

 

青緑色の無数の弾が縦横無尽に霊夢に襲いかかる。

 

【霊夢】

「・・・・」

 

宝具「陰陽鬼神玉」

 

陰陽玉の形をした巨大な気弾を発射し永琳の技を相殺して行った。

 

【永琳】

「な!がっは!」

 

永琳は一瞬驚いた。しかし、その為に隙が出来てしまった。霊夢はその隙を見逃さなかった。霊夢は直ぐに永琳の懐に潜り込み重い拳を振るった、永琳はガード出来ずに吹き飛ばされた。

 

【輝夜】

「永琳!く!霊夢!覚悟は出来ているんでしょうね!」

 

霊夢は何も答えない。そんな所に裕也がやって来た。

 

【裕也】

「一体、どうしたんだこれは?」

 

【輝夜】

「裕也君!どうしてここに!?」

 

【裕也】

「説明は後で。下がっていてくれ。霊夢の相手は俺がする。」

 

【輝夜】

「私は永琳の仇を取らないと行けないの。貴方こそ下がりなさい、裕也君。」

 

【裕也】

「その怪我でどう立ち向かうつもりだ?しかも霊力も下がっている。そんな状態じゃあ邪魔になるだけだ。」

 

【輝夜】

「っ!どうして!」

 

【裕也】

「まあ、これでも結構幻想郷にいるからな。それ位は分かるようになる。」

 

輝夜は驚いていたが、自分は確かに邪魔になる。そう感じ、裕也に霊夢の事を任せた。それを見て裕也はありがとう、と言った。輝夜は裕也に全てを任せる事にした。

 

【裕也】

「さて、始めるか。そこにいるんだろ?霊夢を操っている奴は。」

 

裕也がそう言うといきなり霊夢が笑だした。

 

【霊夢】

「はっはっはっは!よく分かったな?人間!」

 

【裕也】

「・・・・」

 

霊夢が笑ったかと思ったら霊夢の中から鬼と妖精を合わした感じの奴が現れた。そいつが霊夢の体からでると、霊夢は力なく倒れた。裕也は倒れた霊夢を安全な場所に連れて行って、相手の前に出た。

 

【裕也】

「お前は誰だ。」

 

裕也は相手を睨みながら答えた。

 

【星矢】

「俺の名前は鬼神星矢。鬼と妖精のハーフさ。」

 

【裕也】

「その鬼神がどうして霊夢に取り次いていたんだ。」

 

【星矢】

「貴様に会う為だよ。桐上裕也。」

 

裕也は眉を上げた。

 

【裕也】

「なに?どう言う意見だ。」

 

星矢は裕也を睨みながら答えた。

 

【星矢】

「龍神様がお前に興味を持ってな、だから貴様を連れて行く。」

 

【裕也】

「勝手に決めるな。俺はお前に付いて行く理由が無い。行くとしても自分で出向く。場所を教えてくれ。」

 

裕也がそう言うと星矢はあらか様に怒った。

 

【星矢】

「ふざけるな!この俺様が来てやったんだぞ!しかも、龍神様の命令で!貴様はそれを何だと思っている!」

 

【裕也】

「ただの馬鹿。」

 

裕也は星矢を挑発した。星矢は怒りで顔が真っ赤になっていた。

 

【星矢】

「貴様!俺だけではなく龍神様まで馬鹿にしていると言う事が分からないのか!」

 

怒りながら言っている星矢に対して平然としていた。

 

【裕也】

「ああ、分からないな。」

 

【星矢】

「もー怒ったぞ!」

 

星矢はそう言うと裕也に向かって飛び付いたが、裕也はそれを軽く避けた。すると星矢は笑っていた。

 

【星矢】

「ははは!避けたな!そこのお前!体を借りるぞ!」

 

星矢が言った先にいたのは優曇華だった。星矢は体が液体見たいな形になり優曇華に向かって飛び付いた。

 

【優曇華】

「え?や!ちょ!」

 

【裕也】

「な!?優曇華!どうしてここに!?」

 

裕也は全力で優曇華の元に急いだが、間に合わなかった。星矢は液体のまま優曇華の口から優曇華の中に入った。優曇華は抵抗をしたが暫くすると動かなくなった。

 

【裕也】

「星矢!優曇華をどうした!」

 

優曇華(星矢)は笑ながら説明した。

 

【優曇華(星矢)】

「はっははは!俺の能力はな?相手の体を乗っ取り自分の力として使う程度の能力なんだよ!つまりもうこいつは俺なんだよ!」

 

優曇華(星矢)はまだ笑っていた。裕也は笑っていた優曇華(星矢)に弾幕を当てた。

 

【優曇華(星矢)】

「あが!き、貴様!こいつはお前の仲間だろ!攻撃なんかしていいのか!」

 

【裕也】

「黙れ下衆め。」

 

裕也は今まで無い程の殺気を放ち低い声で喋った。優曇華(星矢)は背筋に寒気を感じ数歩下がった。

 

【裕也】

「優曇華の体で下衆な笑いを辞めろ。」

 

【優曇華(星矢)】

「ひ、ひひ。だがどうする?俺は優曇華の体の中に入っているんだぞ?どう取り出す。」

 

【裕也】

「確かに俺一人の力じゃ無理だが、仲間の力を使えば貴様を優曇華から出す事が出来る。」

 

【優曇華(星矢)】

「なに?」

 

【裕也】

「優曇華!フラン!力を貸してもらうよ!」

 

友情「信頼の力」

 

裕也がスペルカードを使った。すると裕也の体が変わっていった。目は赤くなり背は縮んで背中に羽が生えた。その羽は黄色、赤、黒、白の綺麗な宝石が付いている美しい羽だった。因みに何故か仲間の力を借りるとカリスマになる。

 

【裕也】

「さあ、行くぞ。」

 

【優曇華(星矢)】

「く!舐めるな!」

 

優曇華(星矢)は弾幕を放った。しかし弾幕は裕也とは反対方向に飛んでいった。

 

【裕也】

「どうした?そんな程度か?なら、こっちから行くぞ!」

 

裕也は弾幕を放ちながら優曇華(星矢)に近づいた。

 

【優曇華(星矢)】

「う、うわぁぁ!来るな!来るなぁぁ!」

 

優曇華(星矢)はデタラメに弾幕を放った。しかし当たる筈はなく全て外れた。

 

【裕也】

「かなり痛いだろうが我慢してくれよ!はぁぁぁぁ!」

 

裕也は弾幕を片手に溜めて優曇華(星矢)の目の前で放った。普通なら吹き飛ばされているだろうが、裕也は放ったすぐ後に手を持ち吹き飛ばされ無いようにした。

 

【優曇華(星矢)】

「がは!」

 

【裕也】

「俺の目を見ろ!」

 

優曇華(星矢)は油断をし目を見てしまった。その目は赤く、全てが赤い世界になり、目の前がぐるぐる回っていて立っているのがやっとの状況だった。だが、それだけではなく。吐き気と神経がちぎれたんじゃ無いかと思う位の痛みが優曇華(星矢)に走った。

 

【優曇華(星矢)】

「がぁぁぁぁぁ!ぐっがぁぁ!あああ。あがぁぁぁぁ!ががが、ぐがぁぁぁぁ!」

 

【裕也】

「どうする?出て行かないと苦しみがまして行くぞ?」

 

優曇華から液体が出て行き、その液体が形を作って行き星矢が現れた。

 

【星矢】

「な、なんて奴だ、仲間に向かってあんな事をするなんて。」

 

驚いている星矢に対して裕也はあっけらかんとしていた。

 

【裕也】

「なに行ってんだ?」

 

【星矢】

「なに?」

 

【裕也】

「大丈夫か?優曇華。」

 

優曇華は頭を軽く降りながら立ち上がった。

 

【優曇華】

「くーう。あー大丈夫です。」

 

【星矢】

「な!?何故だ!何故平気なんだ!俺は確かに激痛を感じたんだぞ!それなのに何故!」

 

【裕也】

「説明をしてやるよ。まず始めに優曇華の能力、狂気を操る程度の能力でお前を見つけて、そして次にフランの能力、ありとあらゆるものを破壊する程度の能力でお前の能力の相手の体を乗っ取り自分の力として使う程度の能力を破壊しただけだ。だから中に入っていただけで激痛が感じたんだ。」

 

【星矢】

「だがそれだとおかしい!なんで狂気を操るなのに俺を見つけられたんだ!」

 

【裕也】

「俺は優曇華の能力。狂気を操る程度の能力は、狂気の波長を見つけそれを操るって意味だと感じている。つまり、狂気だけしか操れないはおかしいんだよ。だから、俺は優曇華の本当の能力は波長を操る程度の能力だと思っている。しかし、波長と言ってもなんの波長を操るのか分からない。だから、一番分かりやすい能力。狂気を操る程度の能力になったんだと思う。つまり、能力は考え方で応用が出来るって事だ。後は簡単。妖怪って言っても根本的な所は人間と似ているんだよ。だから、優曇華の波長に余計な波長を見つけたら星矢の能力をフランの能力で消せばお前にだけ苦しみが渡るって訳だ。」

 

【星矢】

「くそ!他!他にはいないのか!」

 

星矢は他に乗り移れる相手がいないが探したが裕也と優曇華以外に誰もいなかった。

 

【裕也】

「お前なぁ、借りにも鬼だろ?鬼は正々堂々を好み人を試す。それが鬼な筈だ。それなのに、貴様は卑怯な手ばっかし使いやがって。ふざけるな!」

 

裕也が怒鳴り上げた。すると裕也の姿が元に戻った。

 

【星矢】

「はは!貴様も霊力が切れた見たいだな!これなら俺でも勝てる!」

 

裕也は星矢に気づかれないように笑い。こう答えた。

 

【裕也】

「な!く!しまった!」

 

優曇華は裕也の元に近寄った。

 

【優曇華】

「大丈夫ですか!」

 

近寄って来た優曇華に裕也は小声で話した。

 

【裕也】

《優曇華。小声で話せ。》

 

【優曇華】

《え、あ、はい。》

 

【裕也】

《よし。あいつが油断をしているうちに優曇華、お前があいつを倒すんだ。》

 

【優曇華】

《何言っているんですか。なんで私が。》

 

【裕也】

《永琳も輝夜も今は動けない。霊夢は怪我と霊力の消費が半端ない。俺は殆ど使い果たした。後はお前しかいないんだよ。優曇華。ここはお前の家だろ?だったらやってやれ。》

 

【優曇華】

《・・・・はい!》

 

【裕也】

「よし、やるぞ!」

 

【優曇華】

「はい!」

 

裕也と優曇華は二人がけで星矢に弾幕を放った。

 

【星矢】

「舐めるな!」

 

星矢は避けながら裕也達に向かって弾幕を放った。裕也達はそれを避けた。

 

【裕也】

「優曇華!力を溜めておけよ!弾幕は全部俺が引き受ける!」

 

【優曇華】

「はい!」

 

【星矢】

「は!弱った人間とひ弱な兎が俺様に叶う訳無いんだっよ!」

 

【裕也】

「な!ぐう!」

 

星矢は裕也の弾幕を避けながら近付き、裕也の腹をおもっきり殴った。裕也は小さく呻いた。しかし裕也は笑っていた。

 

【星矢】

「何がおかしい!」

 

【裕也】

「全然聞かないな。お前は本当に鬼の血が流れているのか?」

 

【星矢】

「何だと!」

 

星矢は明らかに怒っていた。

 

【裕也】

「拳って言うのは、腹を締め腰を落とし、拳を前に出す事だ!」

 

裕也の拳が星矢の腹におもっきり直撃をし星矢は吹っ飛んだ。

 

【裕也】

「追い討ちだ!食らっとけ!」

 

拳技「青の鳥 -鳳凰襲来拳-」

 

裕也の拳が青い龍のようになり吹っ飛んだ星矢の背後に回り込み背中から放った。星矢は青い龍に包み込まれながら優曇華の元に飛んでいった。

 

【優曇華】

「あ、凄い。私が終わった所によし!私は、出来る!行きます!」

 

優曇華はそう言うと目の赤みがまし赤より紅くなった。その上で優曇華はスペルカードを唱えた。

 

「幻朧月睨(ルナティックレッドアイズ)」

 

優曇華は星矢の目を見た。星矢は優曇華の目を見てしまった。優曇華は星矢を避けた。

 

【優曇華】

「さあ、狂いなさい。幻の狂気(ルナティック)の中で。

 

★

 

【星矢】

「ぐ!こ、ここは、どこだ!」

 

星矢は気が付いたら赤い月が照らされているだけの何も無い場所にいた。

 

【星矢】

「裕也!裕也!何処にいやがる!出て来い!」

 

星矢は叫ぶも出てこなかった。

星矢は怖くなり叫びまくった。

【星矢】

「おい!誰かいないのか!おい!龍神様!龍神様!この際裕也でも構わない!誰か!誰か!いないのか!」

 

星矢の叫びは木霊したが誰も答えなかった。その代わり月が近付いて来た。

 

【星矢】

「な!?月が!く!消えろ消えろ消えろ消えろぉぉぉぉ!」

 

星矢は月に向かい弾幕を何回も放ったが、月は消えも壊れもせずに星矢に向かって行った。

 

【星矢】

「うわぁぁぁぁ!来るなぁぁぁ!がぁはっ!」

 

星矢は強い衝撃を受け吹っ飛んで行った。

 

★

 

星矢が優曇華のスペルカードを食らった辺り。

 

【星矢】

「ぐ!こ、ここは、どこだ!」

 

【星矢】

「裕也!裕也!何処にいやがる!出て来い!」

 

裕也は優曇華に星矢はどうしたか聞いた。優曇華はこう答えた。

 

【優曇華】

「星矢は幻覚を見ています。」

 

【裕也】

「幻覚?」

 

【優曇華】

「そうです。さっきのスペルカードは、相手に強い幻覚を見せ自身で見つけない限りは何をしても絶対に幻覚から目覚めません。」

 

【裕也】

「そうなのか。」

 

裕也は少し寂しそうに呟やいた。

 

 

【星矢】

「おい!誰かいないのか!おい!龍神様!龍神様!この際裕也でも構わない!誰か!誰か!いないのか!」

 

星矢はなおも叫んでいた。

 

【優曇華】

「ふん!いい気味だわ。今まで私や霊夢さんを利用した罰が当たったのよ。」

 

優曇華の言葉を聞いた裕也は何かを決心した感じに優曇華に向かって喋った。

 

【裕也】

「なあ、あいつを許さないか。」

 

裕也の言葉に優曇華はかなり驚いた。

 

【優曇華】

「何言ってるんですか!裕也!あいつは私や霊夢さん、そして師匠や姫様を傷つけたんですよ!?そんな人を許せる訳無いです!」

 

【裕也】

「それでもだ。じゃあ聞くが、人や妖怪を裁けるのは閻魔か聖人か妖怪の賢者辺りだろ?人には裁く事は出来ない。でも、怒りや悲しみ、苦しみはある。殺したくも、憎みたくもある。だけど、それだけじゃ駄目なんだ。生き物は罪を犯す。しかし、その罪を許す気持ちも大切なんだよ。またやったら戦い分からせればいい。俺はどんなに悪人でも、悪者でも、罪を犯した人間でも、許す事が大切なんだ。」

 

【優曇華】

「矛盾してます!」

 

【裕也】

「矛盾だと?」

 

【優曇華】

「そうです!魔理沙さんから聞きました。異変で大切な人が殺されて全てをめちゃくちゃにした奴を巫女が倒すとする。その過程で、大切な物や人を殺されても、そいつが楽しそうにしていて、憎しみが湧かないのか?そんな奴がいても仕方がない、しょうがない。これもルール何だと決める事が出来るのか?って言っていたそうじゃないですか!これは今言った事と矛盾していませんか!」

 

裕也は溜息を尽きながらこう答えた。

 

【裕也】

「確かに矛盾しているな。でも、俺は矛盾してても言いと思っているんだ。」

 

【優曇華】

「どう言う意味ですか。」

 

【裕也】

「矛盾があると言う事はそれだけの考え方があると言う訳だ。つまり、答えは一つじゃないと言う訳だ。だから、矛盾があるんだ。だからあいつを許せ。」

 

【優曇華】

「・・・・分かりました。納得はしませんが、許します。」

 

【裕也】

「サンキュー。じゃあ最後に殴り飛ばすぞ。」

 

優曇華はポカンとしていたが嬉しそうに笑った。

 

【優曇華】

「はい!」

 

優曇華と裕也は殴る為に星矢に近付いた。それが星矢には月が近付いて来たように感じた。

 

【星矢】

「な!?月が!く!消えろ消えろ消えろ消えろぉぉぉぉ!」

 

星矢は二人に向かって弾幕を何回も放ったが、二人はそれを避けながら星矢に向かって行った。

 

【二人】

「吹っ飛んでけ!」

 

【星矢】

「うわぁぁぁぁ!来るなぁぁぁ!がっは!」

 

星矢は二人の拳しを食らい吹っ飛んだ。

 

【優曇華】

「やりましたね。」

 

永遠亭は壊滅状態と言っても過言じゃない状態になっていた。裕也も優曇華もボロボロだった。

 

【裕也】

「・・・・ああ、そうだな。そして、そこでずっと見ていた紫。用があるんだろ?出て来いよ。」

 

【紫】

「よく、分かったわね。裕也君。」

 

【裕也】

「お前はかなり霊力が強いからな、直ぐに分かる。まあ、隠しても紫の胡散臭い気があるから直ぐに分かるがな。」

 

【紫】

「あら?いい女の気、と、言って欲しい物だわ。」

 

【裕也】

「・・・・優曇華、皆の治療を頼む。」

 

優曇華はきょとんとした表情をしたが裕也に従う事にした。

 

【優曇華】

「分かりました。」

 

優曇華はそう言うと霊夢達が横になっている場所に行った。

 

【裕也】

「で?俺に何の用だ。もしかして、異変の主犯格が誰だか分かったとか?」

 

【紫】

「ええ、そうよ。」

 

裕也は冗談で言ったつもりなのに本当に当たったので少し驚いた。

 

【紫】

「それだけじゃないけどね。裕也君。貴方、妖怪になるつもりない?」

 

【裕也】

「は?それはどう言う意味だ紫。」

 

【紫】

「貴方の能力、力、霊力、思考、どれを取っても人間を凌駕しているのよ。」

 

【裕也】

「だから人間を辞めて妖怪になれって意味か?」

 

【紫】

「ええ、そうよ。貴方は既に人間でありながら人間を辞めているのよ。つまり貴方は人間でありながら既に神の領域にいるのよ。」

 

【裕也】

「関係ないな。」

 

【紫】

「え?」

 

【裕也】

「俺は妖怪になるつもりも神になるつもりも無い。俺は最後まで人間として生きて、人間として死ぬ。だから妖怪になるつもりはない。」

 

紫は少し唖然としていたが頬を緩め笑っていた。

 

【紫】

「ふふ。貴方らしいわね。まあ、いいわ。それで場所だけど、妖怪の山にある滝に行って見なさい。そこにいる筈だから。」

 

【裕也】

「分かった。ありがとうな。」

 

【紫】

「ま!今回は手伝う事は出来ないけど、呼んでくれれば私が起きている時限定だけどね☆」

 

紫はそう言うとスキマの中に入って行った。

 

【裕也】

「さて、優曇華の元に行くか。」

 

裕也は治療をしている優曇華の元に向かった。

 

★

 

優曇華は少しでも綺麗な布や絹、水やお湯、台などをかき集め霊夢達をそこに乗せた。勿論星矢もだ。そんな治療をしている優曇華の元に別の場所で治療をしていた紅楼夢が現れた。

 

【紅楼夢】

「鈴仙さん!大丈夫でしたか!」

 

【優曇華】

「紅楼夢さん!?どうしてここにいるんですか?確か逃げた筈。」

 

【紅楼夢】

「目が覚めて逃げようと思いましたが、爆風に煽られ気絶してしまったんです。その所に裕也さんが来て私を助けてくれたんです。それで裕也さんに医者とは何かを再確認しましてね。今まで兎や色々な人を治療していたんです。」

 

【優曇華】

「そうだったの。」

 

優曇華と紅楼夢が話していると、裕也がやって来た。

 

【裕也】

「そっちは大丈夫か?」

 

【優曇華】

「あ、はい。大丈夫です。」

 

【紅楼夢】

「こっちも大丈夫です。」

 

【裕也】

「そうか。」

 

裕也は安堵をした。

 

【裕也】

「早速だが、異変の主犯格の場所を掴んだ。だからちょっと言ってくる。だから、紅楼夢、優曇華、皆を頼む。」

 

紅楼夢と優曇華は心配そうな顔をしたが、裕也を信じる事にした。

 

【紅楼夢】

「分かりました。」

 

【優曇華】

「こっちは任せて。」

 

【裕也】

「ああ、頼む。」

 

裕也は妖怪の山に行こうとしたその時。

 

【霊夢】

「待ちなさい。」

 

ボロボロの霊夢が裕也を止めた。

 

【裕也】

「霊夢。大丈夫なのか?」

 

【霊夢】

「こん位屁でも無いわ。」

 

そう言う霊夢で合ったが、辛そうに喋っていたから全然平気そうに見えなかった。

 

【裕也】

「・・・・そんな体でどうするつもりだ。」

 

【霊夢】

「決まってるじゃない。あいつを、異変の主犯格に私に怪我をさせた落とし前をつけなきゃいけないし、なにより・・・・異変解決は巫女の仕事よ。一般人が出しゃばら無いで。」

 

【裕也】

「一般人か。」

 

【霊夢】

「ええそうよ。ただの人間。巫女でも無いのに、何であんたが異変を解決するの?」

 

裕也は呆れ顔をしながら答えた。これには霊夢も怒りが増した。

 

【裕也】

「じゃあ聞くがその怪我でどうする。ただ犬死にするだけだぞ?」

 

【霊夢】

「なんですって!」

 

【裕也】

「異変解決は巫女の仕事。だからいいのか?」

 

霊夢はきょとんとした顔をした。

 

【霊夢】

「え?」

 

【裕也】

「あのな?お前は博麗の巫女である前に人間なんだ。ちっぽけな人間なんだ。その人間の強みはなんだと思う。」

 

【霊夢】

「決まっているじゃない!誰にも負けない強さよ。」

 

【裕也】

「違う。自分が弱いと認める心とその弱さを補える仲間が必要なんだ。いくら強くても必ず連戦や自分と同じ位の強さの奴と戦っていると霊力や体力が落ちる。その状況で増援が来たらどうする。」

 

 

【霊夢】

「そ、それは。」

 

【裕也】

「一人で行け無いだろ?だから、一緒に行かないか?霊夢。」

 

裕也は手を出して来た。霊夢は少し考えたが、裕也が言った事は全部事実なので霊夢は裕也に付いて行く事にした。自分の弱さを認めて。

 

【霊夢】

「はー。あんたといると自分がちっぽけな人間なんだって思っちゃうわ。よろしくね。」

 

霊夢は裕也の手を握り握手をした。

 

【裕也】

「ああ。さあ!行こうか!最終決戦だ!」

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