「ん、ここは?」
裕也は見知らね部屋で目が覚めた。
「俺は、如何して。・・・・・そ、そうだ!紅楼夢は!早苗は!ぐう!」
「まだ起きては駄目よ傷が開くわ。」
「お前は?」
「あら?お前何て酷いわね。折角助けてあげたのに。」
「そうか、有難う。所で、紅・・・あの妖怪は如何なった?他の三人もだ。」
「まず、早苗はさっき気がついたわ。」
「そうか。」
「まあ、一日様子見と言う訳で永遠亭に泊まってるけどね。」
「あの兎達は?」
「数時間したら目が覚めたわ。まあ、余り酷くなかったしね。」
「それじゃあ、妖怪は?」
「・・・傷も治って目もさましたわ。今薬を取り行ってもらってる。」
「薬?」
訳を聞こうとした時、襖があいた。
「あ、目が覚めたんですね。裕也さん。」
「紅楼夢!」
「ご苦労様。」
「いえいえ、このぐらい。」
「あら?妖怪にしてはやさしいのね。」
「お前!わかるのか!?」
「私を誰だと思ってるの?月の煩悩、八意永琳に、できない事なんて無いのよ。」
「ふーん。」
「リアクション薄いわね。」
「所で紅楼夢何でお前が働いている?」
「あ!それはですね。ここで働く事になったんですよ。」
「良いのか、言っちゃあ悪いがこいつは妖怪だぞ。」
「良いのよ、優曇華やてゐも妖怪みたいな物だから。」
「そうか、よかったな紅楼夢。これでお前は一人じゃ無いぞ。」
「ええ、そうですね。」
「は?何言ってるの?」
「え?」
「裕也と言ったかしら?貴方も此処に住むのよ。」
「は?おい!そんな事聞いていないぞ!」
「当たり前よ、今行った事なんだから。」
(こんな美味しい実験体、もとい、試験体を見逃してたまる物ですか!)
「その顔!絶対何かよからぬ事を考えているな!」
「あら?そんな事無いわよ。」
(ち、鋭い。さて、如何しましょうか。ふむ。)
「・・・貴方の身体はボロボロなのよ。」
「え?」
「はあ~、いい?貴方は普通の人間の癖に優曇華、てゐ、そして、あの傷を見ると、早苗とも戦っている。それで、身体に何の異常も起きないと思って居た訳?実際、貴方の神経細胞はボロボロなのよ。しかも、両腕両足その他の所もボロボロ、実際貴方の腕とれたんなからね。」
「そ、そんな事!だって腕はあるし!」
「当たり前よ。だって私が新しく腕を付けたんだもの。」
「・・・それで?」
「え?」
「だから、それが如何した。」
「だ、だから貴方の腕。」
「だったら定期的にくれば良い。違うか。」
「・・・貴方、止まる場所あるの?無いでしょ、人の好意は素直に受け取るべきよ。」
「・・・それは、本当に好意か?」
「え?」
「お前八意とか言ったな。」
「そうよ。それが何か?」
「八意お前は、自分の事を、月の煩悩と言ったな。」
「だから、それが何。」
「自分でそう言う奴は少なからず、こいつで調べて見たい。普通の人間なのに如何して持ったのか調べたい。見たいな事を少なからず考えている。違うか?お前は・・・俺のカンだが、罪を犯しているな。」
「・・・如何して。」
「そう思うか、か?簡単だ。お前の目が言っている。」
「目?」
「そう、俺は外の世界で医者をやって居たからな、何百人と見て来たよ。」
「でも、貴方、見た所16~7歳に見えるわよ?」
「小さい頃から見て来たからな。小さい頃は、天狗になってた。何故?当たり前だ、自分に治せない病気は無かった。必ず治せた。」
「まあ、それは、天狗にもなるわよ。」
「そう、そして、その思い上がりが罪を犯してしまった。その時、俺は悔やんだ、自分の思い上がりで大勢の人を殺してしまったんだ。」
「それは、如何して?」
「言ったろ天狗になってたって、俺は偶然にも、不老不死の薬を作ってしまったんです。」
「不老不死の薬如何やって!」
「・・・兎に角、俺は実験がしたかった。そして・・・死刑囚にその薬を使った。」
「そして、如何なったの?」
「死ななくなった。どんなに死ぬような事をされても、その死刑囚は死ななかった。そして、戦争が起こった。」
「戦争。」
「そう。そして、関係ない人が・・・死んだ。自分を呪ったよ。如何して普通にしなかったのか。普通の薬を作っていれば、あんな事にはならなかったのに。」
「それで?貴方は如何したの」
「勿論、逃げたさ。でも、逃げても、逃げても、駄目だった。だから、強く天に祈ったんだ。この忌々しい薬と一緒に自分もどっか遠くに、誰も知らない世界にって、祈った。・・・そして気がついたらここ、幻想卿にいた。」
「そうだったの。」
「ああ、だから、済まない。」
「ううん、良いの。所でその薬持っているの?」
「・・・ああ、だが如何するつもりだ。」
「確かめたくて、お願い。」
「・ ・・わかった。」
そう言うと、何処から出したか、大きいバックが出できた。
「貴方何処から出したのよ。」
「これだ。」
それは、光り輝く美しい羽であった。
「これなの?」
「ああ。そうだ。」
「これを食べれば良いの。」
「いいや、潰してある物を使わないといけない。そのままだと食べたらすぐ死ぬ」
「ある物って?」
「・・・言えない。」
「何故?」
「また、起こるかもしれないから。」
「そう。話が脱線したわね。それで如何する?」
「・・・紅楼夢お前はここにいたいか?」
「え!私ですか!?」
「ああ、答えてくれ。」
「私は、ここにいたい、そして薬をもっと学んで人を助けたい!だからここに残る。」
「そうか。なあ、八意。」
「なに。」
「どれくらいで治る?」
「ざっと見て二週間は必要よ。」
「じゃあ、その後も宜しく頼む。」
「それは如何言う意味かしら?」
「此処に住まわせてくれって意味だよ。」
「・・・いいのかしら?」
「ああ、だってお前はもう間違いなんて侵さないそうだろ?話してて分かったからな。それと、きっと八意は、俺を実験体にしようと思っていたな。」
「如何して。」
「顔がそう言ってる。」
「あらやだ。」
「でも、此処に住まわせてくれるのなら、実験体になってやってもいい。どうだ。」
「・・・貴方はそれでいいのね。」
「ただし、紅楼夢を立派な薬師にしてくれ。」
「わかった。これから宜しくね裕也。」
「ああ、宜しく八意。」
「永琳。」
「え?」
「私の事、そう呼んで。」
「・・・わかった、永琳。」
「じゃあ、早速だけどこれを飲んでくれないかしら?」
「なあ、永琳。」
「何かしら?」
「何かが蠢いているんだが。」
「ふふふ、安心して。多分死なないから。」
「ちょ!多分!多分って!や、やめ。」
「観念しなさい。大丈夫だから。」
「や、や、ぎゃゃゃゃー!」
「え、あの、シリアスは?」
こうして、永遠亭に住む事になった裕也て紅楼夢。さて、はて、これから如何なる事やら。