もし、俺がリンクスタートしたら   作:単品っすね

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今朝

 

 

 

 

 

47層。アスナはリズベッド武具店へ。

 

「……と、いうわけなんだけど、この武器見てくれる?」

 

「いいわよ。しかし、アスナも大変ねー。しかもパートナーがまさかのいつも愚痴ってる奴なんてね」

 

「そうなのよ…今日もわたしより先に帰っちゃったし……」

 

「ま、お疲れ様とだけ言っとくね」

 

で、リズはその武器を鑑定。

 

「………PCメイドね」

 

「作った人は、分かる?」

 

「グリムロック……私が知らないってことは、一線級の刀匠じゃないわね。まぁ自分用の武器を鍛えるためだけに鍛治スキルあげてるプレイヤーもいないわけじゃないしね」

 

「そっか……ありがとリズ」

 

「ううん。あ、そうだ。今度さ、そのセレナって子連れてきてよ」

 

「? どうして?」

 

「そりゃあれだけ愚痴ってたら気になるよ。いいでしょ?」

 

「別にいいけど…リズと合うかなぁ……」

 

すると、アスナは思い出したように目を見開いた。すると、さっきの抹茶オレを取り出した。

 

「さっき、貰っんだった……」

 

「へぇー、いいとこあるじゃないのその子」

 

「ほんの稀だけどね」

 

言いながらアスナは抹茶オレを飲んだ。瞬間吐き出した。

 

「ゲホッゲホッ!」

 

「ふえ!?ど、どうしたのアスナ……」

 

「あの野郎ぉぉ!中にタバスコブチまけてやがったぁぁぁっっ‼︎‼︎」

 

唇は真っ赤に腫れ上がっていた。悶えるアスナを見ながらリズはため息をつきながら言った。

 

「本当にお疲れ、アスナ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日。待ち合わせした転移門の前で待ち惚けするアスナ。

 

「来ない……」

 

仕方ないのでアスナは宿まで迎えに行った。そして、勝手に部屋に突入。中ではまだセレナは寝ていた。

 

「まったく……早く起きなさ」

 

が、そこで声が止まる。セレナが寝返りを打つと、女性用の下着が見えた。

 

「…………あれ?」

 

目を擦るアスナ。

 

「……………あれ?」

 

「ふわあぁぁぁ……」

 

欠伸が聞こえ、アスナは急いで部屋から出た。

 

(………あれっ⁉︎セレナくんって……いやいやいや!そんなはずない!だってあんなサディストでハナクソほじくって一人称「俺」の人が女⁉︎ありえない!うん!夢よね!)

 

そう決め付けた時だった。

 

「あれ、副団長。なんでこんなとこにいんの」

 

「ひゃあああぁぁぁぁぁッッッ‼︎‼︎‼︎」

 

ビクビクゥッ‼︎と痙攣したように跳ね上がるアスナ。

 

「は、早くない⁉︎」

 

「? 何が?むしろ遅刻じゃね?」

 

「あ、そ、そうよ!遅刻よ!女の子待たせるなんて最低だよ!」

 

「それな」

 

「ごめん。やっぱ男の子だわ」

 

「は?何が?」

 

「ううん。いきましょ」

 

今朝は自分が寝ぼけていたと思い込むことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

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