「へ?エレナ、ALOやるの?」
「うん」
「懲りないねぇ〜あんな事があったあとなのに」
「や、俺は元々怖いなんて思ったことなかったしな。でさ、お前この前ALOやってるみたいな事言ってたよな?」
「うん。こう見えて古参だからね」
「なら案内してくれ。普段なら自分でやるんだが……今回は状況が違う」
「え……?な、何か、あったの……?」
「いや、別にそういうわけじゃねぇよ。まぁとにかく色々頼むわ、夜に和人とALOで約束してるしな」
「お兄ちゃんもやるの?」
「あー…まぁな。色々事情があるんだよ」
「気になるんだけど……まぁいっかじゃあリンクスタートしよっか。中で教えてあげるから。種族は色々あるんだけど、まぁ設定の時に特徴とか出るから。あたし的にはシルフがオススメ、サラマンダーだけはやめて」
「了解」
で、俺はナーヴギア、直葉はアミュスフィアを被り、二人でベッドの上で寝転んだ。
「「リンクスタート」」
シルフ領。そこにリーファはいる。
「………あっ、待ち合わせどうしよう……」
忘れてた、と言わんばかりに声が出た。フレンドでもないし、名前も教えてない。一度ログアウトしてエレナを起こそうと思い、ログアウトしようとした時だ。
「リーファちゃん!」
「あ、レコン」
「時間ピッタリだね」
「? なんの?」
「へ?なんのって……今日はシグルド達と狩りに行く約束じゃないか」
「あー…」
(やっば…そういえばシグルド達と狩りに行くんだったっけ……)
あちゃーっと頭に手を当てるリーファ。
「? どうかしたの?」
「いや……」
どうしようか迷った。最近はシグルドは口煩いし、ログアウトしてる時間はない。種族も名前も知らない人を探すのなんて何日掛かるか分からない。
(まぁ狩りしてる間に会うかもしれないし……ごめんねエレナ)
「じゃ、行こっかレコン」
キリトは森の中。ゲームを始めてさっそくバグが起きて、迷ってる所存である。だが、ある事を思い出した。
「頼む……あってくれよ……」
そして、一つのアイテムを使用。すると、黒髪の女の子がでてきた。
「…………ユイ!」
「パパ!」
そのまま抱き合う2人。
「奇跡は、起きるんだ……」
なんて呟いた。
「で、これは一体……どういうことなんだ……?」
「え?」
「ここはSAOの世界じゃないんだよ。アルヴヘイムオンラインっていう、別のゲームの世界なんだ……」
「ちょっと待って下さいね………」
頭に手を当てるユイ。
「この世界は、ソードアートオンライン世界のコピーだと思われます……」
「なるほど……ユイはどういう扱いになってるんだ?」
「えっと……プレイヤーサポートのプライベートピクシーですね」
言いながらユイは小さくなり、小指サイズになった。
「なるほど……実はなユイ、ここに、アスナがいるらしいんだ……」
「え?ママが?どういうことですか?」
「あの、本当にそのママってやめてくれる?俺、嫁にしたい子すでにいるから……」
「浮気はダメですよパパ!」
「いや元々付き合ってないし……」
(ていうか俺とスグ以外がセレナのこと男だと思ってるからなぁ……アスナもその1人で完全に惚れちゃってるし……)
「それで、どういうことなんですかパパ?」
そして、今までのことを説明する。
「そうだったんですか……ん?」
「どうかしたかユイ?」
「近くにプレイヤーがいます。三人」
「本当か?じゃ、ちょっと道案内してもらおうかな……」
「あの……パパ?分かってます?これはPK推奨のゲームで……」
「平気だろ。いきなり斬りかかってくるわけじゃないだろうし……」
「相変わらず能天気ですね〜…」