空中でしばらく飛ぶ。すると モンスターの大群が来た。
「ねぇリーファ!あれ敵⁉︎」
無邪気に聞くセレナ。
「そうだけど……どうしてそんなテンション高いの?」
答える前にセレナは突進。
「ち、ちょっと一人で……!」
「ほっとけリーファ」
「で、でも……」
「あのバカは絶対負けねーから」
その通りで、セレナは回転しながら剣を振り回して突進。その瞬間、パパパパキキキィィィィン………と、モンスターが全滅する。
「うわっ……あんなことしてよく酔わないね……」
「あいつは弱点なしだから。あいつこそチーターだから」
だが、まだ一匹残っている。その一匹の頭をセレナは掴んで持ち上げた。
「はぁい、セレナちゃんの3分クッキング〜」
「誰が『ちゃん』?」
「キリトてめー黙ってろ。じゃ、まずは胴体と足を切り分けまーす」
言いながらセレナは切断した。全部消え去った。しばらく沈黙。やがて、セレナが口を開いた。
「ちゃんちゃん♪」
「終わらせてんじゃねぇよ!」
なんてやりながら飛んでると、リーファが降りた。それに続くキリトとセレナ。キリトが着地した瞬間、セレナは空中からライダーキック、キリトは見事に湖に落ちた。
「ち、ちょっと、お兄ちゃん⁉︎セレナも何してんの⁉︎」
「いやそこにキリトがいたから……」
「登山家⁉︎」
「てめっ!やりやがったな!」
斬りかかってくるキリト。それをセレナは躱して反撃。そのまましばらく斬り合いになった。が、
「いい加減にしろバカ!」
リーファのゲンコツで二人はとりあえず止まった。
「あんたらねぇ…これからまだ世界樹まで遠いいってのに喧嘩する普通?」
「キリトが俺のこと湖に落とすから……」
「それはお前だお前!」
「いいからやめろ!ほら今からローテアウトするから。仲良くしてよ!」
「ろ、ろーて……?」
キリトが間抜けな声を出した。
「あー…ローテアウトって言うのは代わりばんこでログアウトするの。家のこととかあるでしょ?」
「なるほどな。じゃあ……」
「お前ら先に行けよ」
意外にもセレナは2人を先に行かせた。
「その間、俺はここにいるから」
「お、おう……」
「じゃあ、お言葉に甘えて……」
と、キリトとリーファは落ちた。すると、セレナはマジックペンを取り出す。落書きしようとした時だ。
「ダメですよセレナさん!」
「うぇあっ⁉︎」
思わず変な声を出してしまうセレナ。出てきたのはユイだ。
「そういうイタズラはダメです。2人に怒られますよ」
「怒られても俺の方が強いから問題ないだろ」
「そういう問題ではなくてですね……!」
「うるせーから。お前少し黙ってろ」
「ひゃっ!や、やめて下さい!」
だが、セレナはユイを掴むと、紐で括り付け、木から垂らした。
「ひゃあ〜〜!おーろーしーてー!」
無視してマジックペンで落書きしようとした時だ。パチッとキリトの目が開いた。
「あっ」
「んっ?」
沈黙。やがて、キリトはニッコリ笑う。
「俺、落ちるわ」
「あっ!待て!」
待たずにセレナは落ちた。もちろん、落ちてから和人の顔に落書きした。
俺がリンクスタートすると、キリトの剣が顔の真横に振ってきた。
「……………なに」
「てめぇ、ユイに何した」
ユイは今、リーファに慰められている。
「別に?縛っただけだけど?」
「縛っただけだけど?じゃねぇよ!幼女にまでS行為働かなきゃ気がすまねぇのかお前は!」
「いや流石にそれはないけど……」
「何少し引いてんだよお前は!」
いや引くでしょ……。
「大丈夫?ユイちゃん?」
「私、あの人嫌いです」
俺もガキは好きじゃない。
「いいからさっさと行こうぜ。アスナ助けんだろ?」
「お前、アスナ助けた後覚えとけよ」
で、洞窟の中へと足を踏み入れた。