で、海の洞窟の中。キリト、セレナ、クライン、エギル、リズ、シリカ、リーファ、アスナの順に歩いている。が、セレナがキリトを追い抜いた。と、思ったらキリトがセレナを追い抜く。気が付けば競争していた。
「やっぱりアレだねリーファちゃん」
「? なんですか?」
アスナが唐突にリーファに声を掛ける。
「セレナちゃんってキリトくんのこと大好きだねって」
「それはもう……なんだかんだ隣にいますし、毎朝登校中に必ずお兄ちゃんにちょっかい出しますし」
「あの2人のことを全く知らない人が見たらどう思うんだろうね……」
「案外カップルに見られ……」
と、リーファは言いかけたが、キリトに本気の浣腸をするセレナの姿を見て訂正した。
「多分中のいい男友達にしか……」
「いや普段、制服だから女の子よ?」
「あー……どう見えるんだろ……」
その頃一番前。ピタッとキリトが止まった。
「どうかしたのかキリト?」
エギルが聞く。
「みんな、落とし穴だ。飛び越えるか引き返すか……」
と、言いかけたキリトの背中をセレナが蹴り飛ばした。当然落ちるキリト。
ぁぁぁあああああぁぁぁぁぁ………っと、断末魔が響いてキリトは落ちていった。しばらく沈黙。すると、セレナがボソッと呟いた。
「しめたぜ。これでリーダーの座は……」
「セレナ危ねえ!」
クラインが声を出すが遅かった。モンスターがドカッとセレナに突進、後ろの連中は全員避けていた。
覚えてやがれぇぇぇぇぇぇ…………っと、セレナは下に落ちていった。またしばらく沈黙。やがて、シリカがシャウトする。
「ど、どーするんですかぁ⁉︎最強の2人が逝っちゃいましたよ⁉︎」
「お、落ち着いて!任せて!」
リズはロープを取り出して穴に放ったが、反応なんてあるわけがない。
「って足りるわけねぇだろ!お前が落ち着け!」
エギルのツッコミ。だが、アスナが冷静に言った。
「まぁあの二人はユイちゃんがいるからなんとかするとしましょう。先に行くわよ」
「スゲェ…割り切ったよ……」
「流石、攻略の鬼ね……」
クラインとリズがドン引きしていた。まぁそんなわけで一同は先へ進んだ。
その頃、キリトとセレナ。
「えーっと、ここどこ?」
「どこ?じゃねぇーよ!なにすんだよお前!」
「いやそこにキリトがいたから……」
「登山家⁉︎」
「で、これからどうすんの?」
「道があるんだし、進んでみるしかないだろ。もしかしたらこっちが近道かもしんないし」
「キリトー。おんぶー」
「はいはい……」
そのままキリトにセレナはおぶられて進む。
「おい、首締めるのやめろ」
「ねぇ、キリト……」
「なんだよ」
「俺のどこに惚れた?」
「ブフッ!」
と、水の中で噴き出すキリト。
「き、急に何……?」
「いや気になって。せっかく二人きりだし」
「どこって、言われても……」
キリトは考え込んだ。
「タイタンズハンドの時、覚えてるか?」
「えーっと……」
「覚えてないの?」
「あーはいはい覚えてるよ。タイタンズハンドレットね。うん。覚えてる。あれをあれしてあれしてた連中だよな」
「覚えてないのね……まぁいいや。で、そいつらを解体した日の朝にさ、お前が寝返りをうったときにパンツが見えて……」
「ヘンタイ」
「男と一緒にいるのに下半身に何も履かないで寝てるやつの台詞か!………と、とにかく、その時は女装癖だと思ってたけど、甘いものが好きだったりと色々女の子っぽい所に気づいたんだよ。笑うと…そ、その……可愛い、とか」
「………今更思ったけどさ、俺って可愛いの?」
「少なくとも顔はな」
「顔だけ?」
「性格は…なんつーのかな、どっちかっつーと、カッコいい?………あとサド、屑、下衆、何考えてるか分からん」
「………お前本当に俺のどこに惚れたの?」
「と、とにかく!分からんけど好きになってたんだよ!」
「そう」
「………なんかどうでも良さそうだな」
「いや…そんなこと、ないけど……」
「………照れてんの?」
「なんか一気にどうでも良くなってきた」
「腹立つなーお前」
そんな事を話しながら歩いてると、二人はいつの間にかでっかい球が置いてある場所に到着した。
「おい、あれ……」
「本当に近道だったか……あ、降ろして」
「はいはい」
で、そのまましばらく二人で全員を待つ。
「にしてもさぁ……」
「あ?」
キリトが口を開いた。
「お前、着痩せし過ぎじゃね?」
廻し蹴りが炸裂した。
あの後、でっかい真珠持ってオッさんがでっかいいかになってそしたら深海からオッさんが出てきてクジラに乗って帰った。
早くGGOに行きたいがために最後だけテキトーになってしまった……次はもうしない。