俺は菊岡さんに呼び出された。和人と一緒に。なんか頼みがあるとかなんとか。
「おーい二人とも!こっちこっち!」
銀座の店。で、奥の方の席から声が掛かった。
「うーっす」
俺と和人はテキトーに椅子にかけた。
「ここは僕が持つから、好きなだけ頼んでいいよ」
「じゃ、全部で」
「うん。限度はあるけどね」
「はぁ?好きなだけって言っただろ」
「エレナ。黙れ」
和人に怒られたのでとりあえず黙った。
「いやー君は相変わらず最低の英雄だね」
「だってよ和人。彼女が最低って言われてるぞ」
「いや英雄としては最低だろ」
「お前後で体育館裏来い」
で、俺と和人はそれぞれスウィーツを頼む。
「それで、早速本題に入るけど、君達ガンゲイルオンラインは知ってるかな?」
「知ってる」
「知らない」
「あれ?エレナちゃんは知らないのかな?」
「ちゃん付けで呼ぶな。エレナ伯爵と呼べ」
「じゃあ伯爵。このゲームは、早い話が銃ゲーなんだけど…リアルマネーが稼げるんだ。まぁその辺の話は置いといて、そのゲームの中で死銃と呼ばれるプレイヤーがゲーム内のテレビに映っていたゼクシードというキャラを撃ったんだ。その瞬間、ゼクシードはリアルで死んだ」
「なにっ?」
「すいませーん。チョコパフェお代わりぃー」
和人が反応する。
「死因は心不全だったそうだ」
「なら偶然なんじゃないか?」
「と、思うだろう?それが別の場所でもう一度起こった。プレイヤー名は薄塩たらこ。この二人には共通点があってね……」
「すいませーん。チョコパフェお代わりー」
「お前食うの早くね?」
「もっちゃもっちゃ……結構美味いし……もっちゃもっちゃ、お前は食わないのそれ?」
「たった今、お前がハナクソ入れてくれたお陰で食う気失せた」
「彼女のハナクソくらい食ってみせろよ」
「お前にとって彼女ってどんな存在⁉︎」
「あの……話進めていいかな?」
菊岡さんに言われて俺と和人は向き直る。
「それで、そのたらこ氏の死因は?」
「心不全だよ」
「すいませーん。チョコパフェお代わりー!」
「いい加減にしとけよ」
和人が言うが無視してチョコパフェを食べる。
「これは偶然かな?」
「とは、考えにくいな……」
「だから君達にはその死銃と接触して欲しいんだ」
「すいませーん。チョコパフェお代わりー」
「お前まだ食うの⁉︎」
「頼めるかな?」
「報酬次第で……もっちゃもっちゃ……いいよ」
「それは任せてくれ。君達で沖縄まで旅行出来る程度には出してあげよう」
「………マジ?」
「行く?」
「………この時期に?」
「ばっかお前沖縄の価値は海だけじゃねんだよ」
「おーい君達、引き受けてくれるのかな?」
「「はい!」」
そんなわけで、GGOだ。