もし、俺がリンクスタートしたら   作:単品っすね

63 / 95
ミサイル

 

 

 

 

 

キリトはシノンと合流し、都市廃墟を目指していた。スティーブンと銃士X、そしてくたばれ総隊長がいるからだ。そのまま進むことしばらく、スタジアムに銃士Xをみつけた。

 

「…………もしかしたら、あいつが死銃か?」

 

「そんなの分からないわよ」

 

「よし、あいつをやるぞ。銃士Xだって死銃である可能性はあるんだ」

 

「分かった」

 

「俺は回り込むから、シノンはここで狙ってくれ」

 

そのままキリトはスタジアムの中に入る。そのまましばらく歩いてると、音がした。グォーグォー……っと。まだ銃士Xは移動してない。つまり、もう一人いたのだ。しかも、誰だか分からない。

 

「行くか………」

 

キリトはスタジアムの中から音のする方に移動。どこかの部屋だろうか。グゥー……ッ、グゥー……ッとそこから音がしている。光剣を出して、キリトは突入した。中にいたのは、

 

「ぐぅー…ぐぅー………」

 

セレナが寝ていた。ジャンプを開いて顔の上にのせて。

 

「何してんだお前はァァァァッッッ‼︎‼︎‼︎」

 

キリトの踵落としがセレナの溝に直撃。

 

「…………んだよ、いってぇな……」

 

「お前何ィィィィッッ‼︎⁉︎この緊迫した中で寝てたの⁉︎今まで⁉︎ずっと⁉︎いつまでも⁉︎何度でも⁉︎」

 

「いや意味わかんねーから。って、キリトか……ふわあぁぁ……」

 

「欠伸してる場合かぁーっ!なんでそんなに呑気になれるの⁉︎なんでそんなに自由奔放でいられるの⁉︎お前に恐怖っていう感情はあるの⁉︎」

 

「いや…死銃と出会したからタイマン張ってたんだけど…逃げられちゃって……そしたら、スタジアムの保健室のベッドが気持ち良さそうだったから……」

 

「それでよく眠れるなお前は!……てか!お前死銃と戦ったのか?」

 

「え?あぁ。まぁ大したことなかったけど……あれ?なんか大事なこと忘れてるような……」

 

あーもうっ!と頭を掻き毟るキリト。

 

「今、シノンと協力して銃士Xを追ってるんだよ。分かったら協力しろ」

 

「仕方ねぇなぁ……きぃりとちゃ〜ん……」

 

「やめてくんない⁉︎ルパン風で呼ぶのやめてくんない⁉︎」

 

で、そのまま二人は移動する。キリトはシノンと打ち合わせしたポイント、セレナはシノンの所へ向かった。

 

「ったく……気持ち良く寝てたってのに……」

 

(にしてもなんか大切なこと忘れてたな……なんだっけ?)

 

とか思いながらセレナはもっさりもっさりと移動。で、シノンがいるというポイントに向かうと、シノンが倒れていて、ボロマントに銃を向けられている。

その瞬間、セレナは眠たげな表情のまま、バズーカを取り出して躊躇なく発砲した。

 

「だーいじょーぶー?」

 

のそのそとシノンの元へ歩くセレナ。そして、シノンの前にしゃがんだ。

 

「あんたねぇ!助ける時にバズーカぶっ放すバカがどこにいんのよ⁉︎」

 

「ここにいるけど」

 

「このっ……!って、後ろ!」

 

「あ?」

 

振り向くと、ボロマントがセレナに銃を向けていた。

 

「死ね」

 

「お前がな」

 

セレナは腰についてる光剣のボタンを押した。すると、後ろにヴォンッと光剣が出る。だが、躱された。

 

「っ!」

 

そのままさらに発砲してきたので、シノンをおんぶして逃走。すると、シノンがギュッと自分を強く抱いて来たのに気づいた。

 

(こいつ……)

 

「セレナ!」

 

キリトの声がして振り返ると、バイクに乗っていた。そのまま後ろに跨る。

 

「逃げるぞ!」

 

「おう」

 

そのまま発進。バイクの三人乗りは危険です。だが、追いかけてきた。馬に乗って。

 

「シノン、キリトに掴まってろよ」

 

「え?」

 

セレナはシノンを自分の前に置くと、後ろを向いて立ち上がった。

 

「キリト!安全運転でよろしく!」

 

「わーってるよ!」

 

撃ってくる死銃。その銃弾を弾くセレナ。

 

「なぁおい!誰かルパンのテーマ曲かけて!」

 

「だまってろ!言ってる場合じゃねーから!マジやベーから!」

 

なんてやりながら走る。今のところセレナのお陰で被弾なし。これなら俺、完全に五右衛門だなとか思ってるセレナだった。だが、

 

「セレナしゃがめ!」

 

「へ?」

 

ゴッと橋に後頭部が直撃。落ちそうになるが、なんとかバイクの後ろの部分に掴まるが、引き摺られる。

 

「いだだだだっ!」

 

「何してんだお前はァァッッ‼︎」

 

「ちょっ…止めて!お願いだから止めてぇー!」

 

「無理だから!追い付かれるから!てかしゃがめっつったろ!」

 

「おせーよ!言われればなんでも従えると思うなよ!」

 

死銃はセレナをロックオンする。

 

「ギャアァァァァッッッ‼︎‼︎‼︎狙ってる!完全に狙われちゃってるよぉー‼︎‼︎」

 

ど、どうすれば……と、汗ばむキリト。すると、バイクがガッ!と、止まった。セレナが思いっきり足を地面に突き刺し、止めたのだ。

 

「おまっ……!何して……!」

 

「おんどりゃあぁぁぁぁッッ‼︎‼︎」

 

そのまま、シノンだけ助けて思いっきりバイクを死銃に投げ付けた。

 

「嘘おおおおおおおッッッ‼︎‼︎‼︎」

 

絶叫しながらキリトはバイクごと死銃に突っ込んだ。で、爆発、炎上。

 

「ふぅ……一件落着だな」

 

「ねぇ、あんたら恋人同士じゃなかったの?」

 

「そだよ?」

 

「うん。もう何も言わないわ」

 

そのまましばらく二人は立ち止まる。だが、炎の中から影が見える。思わず身構えるセレナとシノン。その影はものっそい全力疾走をして来た。

 

「セレナァァァァッッッ‼︎てめっなにしやがんだァァァァッッッ‼︎‼︎」

 

そのまま斬りかかるキリト。それをガードするセレナ。

 

「いや?ミサイルにしただけだけど?」

 

「何澄まし顔で言ってんだてめぇ!」

 

そのまま別の戦いが始まりそうになったが、シノンが止めて三人は砂漠に逃げた。

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。