アリシゼーションをやろうかやらないか迷ってて、その間の繋ぎで番外編入れてます。アリシゼーションをどうするか決めた時にマザーズロザリオを開始する予定です。
お前の番外編なんか興味ねーよ、と、思ってる方、我慢してください。それと、すみません。
夏の夜中。ホラー映画をみんなで見て、今はベッドの中。和人は寝ていた。だが、何かの気配を感じ取り、薄眼を開ける。
「…………………」
だが、部屋には何もない。何となく起き上がる。ちょっと水でも飲むかと自室の扉の方を向くと、エレナが立っていた。
「うおっ⁉︎」
そのままエレナは微動だにしない。しばらく、沈黙。
「………何?どした?」
とりあえず和人は聞いた。エレナは虚ろな目で答えた。
「眠れない」
「…………あっそ」
和人はため息をつくと、布団の中に潜った。気配の正体が分かり、バカらしくなって寝ようと思ったのだ。しばらく布団の中に潜る。だが、気配はまだ消えない。布団の中からドアの方を見た。そこにはエレナがまだ立っている。
「眠れない」
「………だからなんだよ」
「寝かせろよ」
「なんで命令形なんだよ」
「いいから寝かせろよ。ぶっ殺すぞ」
「絶対寝かさない。むしろお前が永眠しろ」
そのままキ和人は布団の中に再び潜って目を閉じた。その数秒後、体がなぜか重く感じて、またまた薄く目を開けた。すると、目の前にエレナの顔があり、自分の布団の上に乗っていた。
「何してんだてめー」
「眠れないってば」
「だから知らねーっつってんだろ!勘弁してくれよ!明日期末試験なんだよ!お前も一緒だろうが!」
「だから寝かせろよ」
「寝かせるって何すりゃいいんだよ!子守唄でも歌って欲しいのか⁉︎」
「ガキ扱いすんなよぶっ殺すぞ」
「おーい寝かせてやろうか⁉︎レクイエム聞かせてマジ永眠させてやろうか⁉︎」
で、和人はため息をついた。それと共に思い出した。エレナが怖いのダメなこと。そして、直葉がテスト期間中にも関わらず剣道の選抜合宿に行っていることを。
「分かった分かった。布団なら俺の隣に敷いていいから。それなら眠れるだろ?」
「はぁ?何甘えたこと言ってんの」
「眠れないからって熟睡してる人を起こしにくるやつに言われたくねぇよ!」
「同じベッドで寝ればいいだろ。SAOで何回寝てたと思ってんだ」
「ば、バカ言ってんじゃねぇよ!ていうかそれはお前を男だと思ってたからだろ!」
「いいだろ別に。いいからさっさと半分寄越せ」
「ふざけんな!そんな事したら俺が眠れなくなっ……!」
「お邪魔しまーす」
無理矢理、エレナは押し切った。で、二人で目を閉じる。
「…………」
「…………ねぇ」
「なんだよ……」
「眠れない」
「結局同じじゃねぇか!」
「腕に抱きついていい?」
「はぁ⁉︎ふざけんな!だから俺が眠れなくなっ……!」
が、エレナはぎゅっと抱き着く。
(ふおおおおおっ!う、腕にむ、胸がっ……!)
「な、なぁ……エレナやっぱり……」
「zzz……」
「はやっ⁉︎」
次の日のテストは和人は集中出来ず、点数取れなかった。
ついでにエレナは学年トップだった。