もし、俺がリンクスタートしたら   作:単品っすね

85 / 95
お母さん?

 

 

 

 

 

で、ようやく許してもらい、改めて自己紹介。

 

「ぼくはリーダーのユウキ!アスナ、バカ!よろしくね!」

 

「おい、今バカっつった?いまバカっつったよな?」

 

そのままタイマンを挑んでやろうかと思ったが、ここは耐えた。後で10倍返しにするんだ。……それ耐えられてねーじゃん。

 

「ごめんね、アスナさん。理由もなくこんなとこまで連れてきちゃって」

 

「おい、アスナさんだけか?俺は?俺もいますよ?」

 

「ようやく僕と同じくらい強い人見つけたんで、嬉しくて、つい……」

 

「同じくらいどころか俺は袋叩きにしたはずなんだけど?」

 

「えーと、改めてお願いします。僕に、僕たちに手を貸してください!」

 

「おーい、本当に手を貸して欲しいんだよね?俺に人権はないのかな?」

 

「セレナちゃん静かに」

 

あれ?俺間違ったこと言ったっけ?

 

「あのね、僕たち、この層のボスモンスターを倒したいんだ」

 

「ボス……ボスモンスターって、迷宮区の一番奥にいる奴?」

 

「うん、そう。一回しか倒せない、アレ」

 

「うーん……そっか、ボスかぁー」

 

アスナが考えるように呟いた。代わりに俺が言った。

 

「だったらボスレイドにでも入れてもらえばいいだろ」

 

「僕たち、8人だけで倒したいんだ」

 

「あれ?それ俺も含まれてる?」

 

「だから連れて来たんだよ!実はね、僕たち……これまでも何度か6人だけで挑んでたんだけど……どうしてもMPと回復ポーションがもたなくて……あれこれ工夫してるうちにでっかい集団に倒されちゃった」

 

「馬鹿だろお前ら。俺とキリトとアスナとシノンの四人だけで挑んでも無理だったぞ」

 

「だから、お願い」

 

「いやお願いされてもな……ぶっちゃけこの面子で勝てるかどうか……」

 

「そもそもなんでこのメンツだけで倒したいの?」

 

「えっと……えっとね……」

 

アスナが聞くと、ユウキは困ったように目をそらす。すると、なんだっけ……シウネー?が言った。

 

「あの、私から説明します。その前に、どうぞ、座ってください」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

言われてセレナたちは座った。で、前に全員分の茶菓子が出された。セレナはユウキの分のお菓子を摘んだ。すると、ユウキはセレナのその手を叩いた。セレナはそのユウキを叩いた。ユウキはセレナを叩いてセレナのお菓子を摘んだ。俺はユウキに掴みかかった。

 

「うがああっ!それは俺んだぁぁッッ‼︎」

 

「先に取ったのはセレナだろっ!」

 

と、バトる2人を無視してシウネーは説明した。早い話が、ゲーム外のネットコミュニティーで知り合った6人が仲良くなり、何かしら思い出を残す為にこのメンツだけで倒したいそうだ。このゲームのフロアボスを倒すと、アインクラッドの黒鉄宮の剣士の碑に名を残せる。それをしたいのだスリーピングナイツは。

 

「そ、そっか……なるほど……」

 

アスナが言った時だ。そのアスナの頭に剣の鞘が直撃する。

 

「痛った!」

 

「てめえええ!それ返せえええ!」

 

「やーだよー!取られたセレナが悪っ……あー!それ最後まで取っておいた僕の……!」

 

「ざまぁーwww」

 

その2人の襟をアスナが掴んだ。

 

「いい加減にしなさい!」

 

そんな様子を見ながらスリーピングナイツの皆様はつぶやいた。

 

「お母さん……?」

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。