高校入学からわずか1ヶ月で万琴は引きこもりになった。
毎日ネットやゲームをして過ごす毎日。
そんな生活が始まってから1年も経ったある日、万琴に転機が訪れる。
「ふぁ〜あ」
県内でも有数の進学校である私立桜欄高校に通う(正確には籍を置いている)花崎万琴は、大きな欠伸をかきながら布団から起き上がる。
時計を見るともう12時、お昼だ。
引きこもりになってからの1年間で生活リズムはとうに崩れているため、こんな時間に起きることもよくある。
歳は17で学年は高2だが高1の5月から引きこもりになった。
ちなみに桜欄高校では留年はなく、高3時の成績で卒業が決まる。
引きこもりになった理由は…またの機会に書くとしよう。
外はどんより曇っていて今にも雨が降りそうだ。
「もう5月か…中学の時は大会の練習やら中間テスト勉強やらで忙しかったな。あの頃はキツい練習ばっかで辞めたいって毎日思ってたけど、今考えりゃ充実してたんだな…」
この1年間、ほぼ毎日中学時代のことを思い出す。
あの輝いていた日々を、時間を、そして自分を…。
そして虚しくなる。
今自分は何をしてるんだろう…、なんでこんな風になったのだろう…。
中学時代を振り返った後は決まってこう思うのだ。
そんな考えを断ち切ろうと万琴はテレビをつける。
話題はこの時期だからか5月病についてだった。
「いいよな、5月病って…。6月になりゃ何事もなかったかのようにケロっと治るんだろ?俺はこの1年間毎日5月病なんだよっ!!」
キャスターが5月病の内容について話しているのを横目に誰もいない部屋の中で万琴は叫んだ。
引きこもっていると人と関わる機会がなくなるからなのか、どうしてもネガティブな思考になる。
「くっそ、イライラすんなぁ…。やっぱテレビつけるんじゃなかったわ」
そう言いながらパソコンからTwitterを開く。
人と会話することもなくなった万琴の唯一人と会話?するための手段がこのTwitterなのだ。
LINEは?と思った方もいるかもしれないができる限りリア友(現実での友達、例えばクラスメイト)との接触は避けたいので利用してない。
引きこもりになって間もない頃はクラスメイトや中学時代の友人が家を訪ねてくることもあったが、その度に突き返していたので今では訪ねる者は愚かメールやLINEを送る者もいない。
「ちくしょう、ちくしょう…」
そうつぶやきながらTwitterでも呟く。
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名前 まこっちゃん
本文 テレビが5月病5月病うるさいなう>_<
俺は毎日5月病だよ!!
毎日毎日もう不幸だわ泣
俺の右手にも上○さんみたいに幻○殺しでもついてるんでせうかwww
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前はアニメなんか興味なかったのにこの1年で随分詳しくなった。
ちなみにお気に入りのキャラは、はが○いの柏○星奈様だ!!
「あ、腹減った…」
そう言って万琴は一階の台所へ向かう。
すると万琴の部屋の扉が閉まると同時にパソコンが光った。
Twitterからコメントが来た時の通知だ。
ちなみに万琴のフォローもフォロワーも10人を超えるかどうかの人数のため、フォロワー1000人を楽に超える(アニメ系では特に多い)Twitter民しかフォローしてない万琴に対してコメントが付くことはほぼない。
そんな中コメントが付いたのだ。
このコメントが万琴の人生を大きく変えることを、この時は万琴は気づいていない…。
みなさん初めまして「るうと」です!!
今回初めて小説書かさせていただきました(*^^*)
初心者なので駄文になっているかもしれませんが、ご指導ご鞭撻の上お付き合いくださればと思います。
よろしくお願いします!