ミラ・アイリン・クルスのホグワーツ生活   作:伊豆三

6 / 6




ハッフルパフ寮

それから油物を避けて、なるべくヘルシーなものを選んだ。

これからの食生活が不安である。これ太るんじゃないか

クディッチでもしない限り考えないと

 

 

食べ終わり校歌を歌って解散。各寮の監督生についていく。男女別れて女子はミランダ・アーキンについていく

 

ハッフルパフの談話室ってどこだ、こんなこと言うのもなんだが作中では陰が薄いからあんまり言われてなかったような気がする。

 

ハッフルパフ生はぞろぞろと地下方面に向かう

 

 

 

着いたのは厨房だ。まさかこことか言わないでくれよ、お願いだからね。

 

 

監督生は厨房の廊下の右手の陰にある樽の山、二つ目の列の真ん中の樽の底を2回程叩く、寮への扉が現れる。

 

「このノックのリズム忘れちゃダメよ?ヘルガ・ハッフルパフの名前の言うようなリズムよ

合言葉がないからって油断しちゃダメ」

 

 

 

や、ややこしい。樽の場所覚えておかないとな

新入生がぞろぞろと入っていく、少しの道のりを歩くと明かりが見える

 

「わぁ、すご」

 

 

広い空間に黄色と黒のインテリアが施されたソファやテーブルに棚に絨毯、壁には絵画や植物が飾られている暖炉があり温かな雰囲気の部屋で、樽底のような戸が一つ一つの部屋に繋がっている。

 

 

「感動してるとこ申し訳ないが、説明を聞いて欲しい

ハッフルパフへようこそ新入生諸君、改めて紹介しよう。僕は監督生のケイン・コールフィールドだ。こちらの美人はもう一人の監督生のミランダ・アーキンだ。

ちなみにミランダにはボーイフレンドがいるが僕はいない。ガールフレンド募集中だ」

 

 

 

中々のイケメンの監督生が新入生の前に立ち手を広げる。ケイン・コールフィールドの話に笑い声が上がった

 

 

「みんな疲れてるからね手短にいこう。そこらじゅうに穴があるがこれは皆の部屋の談話室だ。左側男、右側が女性だ。今から渡すカードの押し花が部屋の番号みたいなものだ。洞窟の周りに花が飾ってあるのが証拠だよ。ちなみに部屋割りは2〜5人辺りだよ。あと女の子は男の子部屋行けても男の子は女の子に行けないぞ!ほら!カードを取りたまえ!」

 

 

「ケイン!!!!!!!!!」

 

 

コールフィールド監督生は赤と青のカードをそこらじゅうにばら撒く。予想外の出来事にアーキン監督生は怒鳴る。

 

 

 

新入生も突発的な展開に唖然としながらも我に返りカードを取ろうとする。

カードを取った者は親しくなった者を誘ってる。

 

 

「ミラ!ミラ!ミラ!ミラ!もしよかったら私と同室者になってくれないかしら?ママンから聞いたのだけれどここの部屋はとてもいいらしいの!お願い!お願いします!」

 

 

 

「リヴィ?お、落ち着いて、私で良ければよろしくお願いします。」

 

 

 

鼻息を荒らしながら喋るリヴィは可憐な姿ながらも周りは少し引いている。生まれてこのかたこんな熱烈な子は初めてだ。

ジャパンが好きな子は見たことはあるがこれはまた激しい

 

 

「なら行きましょ!」

 

 

リヴィに手を引かれるがまま連れて行かれ紫の花があしらわれた洞窟の中に入る

 

 

 

洞窟は魔法なのか小さい炎がいくつも天井に並んでいる。扉が見えると茶色の丸扉に

ドアノブにぶら下がったカードには

 

 

英語でようこそハッフルパフへ

あなたの名前をあなた自身の声で言ってください。

さすればこの部屋の主と認めましょう

 

 

 

「オリヴィア・ペイン!!」

 

 

 

「…ミラ・クルス」

 

 

 

『ようこそミスペイン、ミスクルス

歓迎致します。あなた達がこのバルーンフラワーのように誠実さを身につけ清楚な心を育て永遠の愛を得るようにこのヘルガ・ハッフルパフはあなたたちを見守り助けましょう

さぁ中に入って今日はもうお休みなさい』

 

 

 

 

「今のヘルガ・ハッフルパフのメッセージだったのね、なんだか少しオカルトだわ」

 

 

 

「…そうですね」

 

 

 

ガチャと自動的に扉が開き、まるで蜂蜜のような甘い匂いが漂う

 

 

黄色と白と茶色の天蓋付きのベッドにふわふわの茶色のカーッペットに勉強机、タンスにドレッサーにランタンが多数。実に落ち着きやすい雰囲気の部屋だ

 

 

「あら、とてもいい雰囲気の部屋だわ!ドレッサーがあるんなんてね

乙女心がわかってるわー」

 

 

 

「そうだね…本当にいいセンスだ」

 

 

 

 

ふおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおなんて柔らかいベッドなんだ!!!これは正に気軽に寝てしまい( ˘ω˘ ) スヤァ…

 

 

 

 

「ミラ?」

 

 

 

「ごめん!どうしたの?」

 

 

 

だめだ気持ちよくてこれは兵器だわ、これはテスト勉強や宿題をやるときにはここでは勉強できないな気を付けたい

 

 

 

「見て!風呂場が猫足のバスタブなのよ!お風呂が共同じゃなくてよかったわ」

 

 

 

「そうだね」

 

 

 

女子力高いなこの部屋、一体おいくら万円するんだろうが

ホグワーツの経済事情がしりたいくらいだわ

 

 

 

「ミラ、これから7年間よろしくね。

もしかしたらこれから迷惑掛けるかもしれないわ、でもね出来ることはなんでもするわ!だからね、こんな私でも仲良くしてくれないかしら?」

 

 

 

え、ええ子や…なんてええ子なんや。

ていうか眩しいくらいの笑顔でなんか胸が痛いわ

 

 

 

「ミラが危険な目にあったら私守るわ!これでもフェンシングは得意なの!フルーレ持ってきたの、魔法で収納できるようにしたの!」

 

 

 

 

ん?

 

 

 

「そこらへんの男の子よりは強いと思うわ!これでもフェンシングの地方のジュニア大会優勝したの、なにかあったら言ってね!」

 

 

 

 

 

やっぱりこの子も普通じゃない!!!かわいいのに!!!

 

 

 

ホグワーツ怖い







遅くなってしまい申し訳ありません。
次からは授業ですが今回と同じオリジナル要素が多いと思います
頑張って一週間に1回くらい更新できるよう頑張ります

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(必須:25文字~500文字)
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10は一言の入力が必須です。また、それぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。